監査論②回目9/19 ●前回欠席の方は、配布した資料をどうぞ。 【前回の振返り】 【プリントの訂正の確認】・・・・評価の変更でし た。大事。 監査論②回目9/19 ●前回欠席の方は、配布した資料をどうぞ。 【前回の振返り】 【プリントの訂正の確認】・・・・評価の変更でし た。大事。 ●授業開始時に10回、10分の小テスト(各1点満 点) ●5回の課題は、各2点満点となります。 ●ガイダンスを兼ねた授業を行いました。 監査、特に会計監査の意味をいろいろな観点から 説明 しました。プリントを読み直してください。
●小テスト(復習)を行います。(毎回1点満点) 10分程度で取り組み、直後に答合わせします。 監査論②回目 次回3回目から、授業開始時に ●小テスト(復習)を行います。(毎回1点満点) 10分程度で取り組み、直後に答合わせします。 赤ボールペンを用意し、違っていれば訂正しま す。 中間試験前にまとめて返却します。
監査論②回目 【前回の復習】 今回だけ。次回からは小テス トで。 会計監査とは、経営者の作成した□□諸表が、一般に □□妥当と認められる企業会計の□□に準拠して企業の □□□□、経営成績および□□□□□・フローの状況をすべての 重要な点において□□に表示しているかどうかについて、 監査□が自ら入手した□□□□に基づいて判断した結果を □□として表明することである。
監査論②回目 【前回の復習】 次回からは小テストで。 監査は、その対象により業務監査と□□監査に分類さ れ、誰が監査するかにより、国の□□機関による監査、 地方公共団体による監査、公認会計士による監査、 □□ 法上の監査役等による監査、企業の□部監査人による監 査などに分類される。主な監査は、法律によって実施 が強制される□定監査であり、 □□法監査、金融商品□□ 法監査、 □立学校振興□□法による私立学校の監査、政 党□□法による政党の監査などがある。
前回のアバウトな理解を、より厳密にするため、 今回は「現代における会計監査」を(第1~2 章) 監査論②回目 【本日のテーマ】 前回のアバウトな理解を、より厳密にするため、 今回は「現代における会計監査」を(第1~2 章)
第1章 会計監査とその基本的役割 P2 1.監査という言葉 「監察審査」・・・・面と向って調べること。 監査論②回目 第1章 会計監査とその基本的役割 P2 1.監査という言葉 「監察審査」・・・・面と向って調べること。 Accountability(釈明 する) 財産の委託者・・・・・(会計責任の遂 行)・・・・・受託者 <支援・保証・信用付与> Audit(聴く) 第三者(専門家)
【監査が不可欠(当然)であることを示す逸話】 教会の寄付者の会議で、代表から決算書の説 明を 受けていたときのある高齢の寄付者からの質問: 監査論②回目 【監査が不可欠(当然)であることを示す逸話】 教会の寄付者の会議で、代表から決算書の説 明を 受けていたときのある高齢の寄付者からの質問: “Were these financial statements audited?” (これらの財務諸表は監査されたものですか?)
P4 2.会計監査の定義と目的 監査論②回目 <各種の監査> 公認会計士、監査法人――――財務諸表の監査 内部監査人―――――――――法令遵守 監査役、監事、 ―――――――業務監査、会計監査 会計検査院―――――――――予算遵守、無駄の排除
●経済的意思決定のための財務情報の利用者 (P6) 監査論②回目 【 監査論の対象となる監査の定義と目的 】P5. P221 経営者の作成した財務諸表が、一般に公正妥当と認 められる企業会計の基準に準拠して、企業の財政状態、 経営成績およびキャッシュ・フローの状況をすべての 重要な点において適正に表示しているかどうかについ て、監査人が自ら入手した監査証拠に基づいて判断し た結果を意見として表明すること。 P7上の図がわかりやすい。 ●経済的意思決定のための財務情報の利用者 (P6)
P7下 『二重責任の原則』 ●財務諸表の作成責任―――――経営者 ●財務諸表の監査結果(意見)に対する責任―――監査人
監査論②回目 P8 3.会計監査と財務諸表の虚偽表示 「財務諸表の虚偽表示」(ウソ、不適正表 示) ①取引を記録しない(未計上、簿外、) ②取引がないのに記録する(架空計上) ③取引を過小または過大計上 ④会計基準で認められていない処理、誤適用 ⑤正しい会計記録から無視、歪曲した情報 ⑥注記情報が誤解、不十分 <原因>誤謬と故意(不正)
P9下 「適正に表示」という監査人の意見の意味 監査論②回目 P9下 「適正に表示」という監査人の意見の意味 全体として□□な虚偽の表示がないということ について、□□的な保証を得たとの監査人の判断を 含む。 適正・・・・・適度に正確(完全に正しい、では ない)
P10 4.会計監査の機能的限界 監査論②回目 ①時間と費用(精査ではなく試査) ②内部統制に依存 ③証拠の性質が間接的 ①時間と費用(精査ではなく試査) ②内部統制に依存 ③証拠の性質が間接的 ④見積りの妥当性が将来に依存 監査人の結論の限界(過大依存を回避したい) ①重要な虚偽表示は含まれていない ②粉飾(利益の過大表示)に重点 ③絶対的な保証ではない(専門家としての合理的な 結論・意見)
P12 5.会計監査と粉飾の発見 監査論②回目 ●利益の過大計上(粉飾) <目的> 株価の維持、資金調達を容易に、経営者の 延命 <目的> 株価の維持、資金調達を容易に、経営者の 延命 ●利益の過小計上(逆粉飾) <目的>脱税、利益の平準化 なぜ、会計監査は利益の過大計上に重点を置くのか?
(企 業)拡大・発展のために外部資金調達(新 株の発行・社債の発行)が必要 (投資家)投資判断のために財務情報を判断材料 (リスク軽減) 監査論②回目 第2章 会計監査の現代的機能 P16 1.会計監査の効用と必要性 ●会社法 ●金融商品取引法 (企 業)拡大・発展のために外部資金調達(新 株の発行・社債の発行)が必要 (投資家)投資判断のために財務情報を判断材料 (リスク軽減) (銀 行)融資リスク軽減のため財務情報を判断 材料(リスク軽減)
会計監査 会社が投資家を呼び込み引き留めるために 必要 【会社が支払う監査費用】 ●会社にとって資本調達コスト(配当金、支払利息と同 様) 監査論②回目 会計監査 会社が投資家を呼び込み引き留めるために 必要 【会社が支払う監査費用】 ●会社にとって資本調達コスト(配当金、支払利息と同 様) ●投資家にとって投資リスク軽減コスト(保険料と同 様) ●銀行にとって融資リスク軽減コスト(保険料と同様) 【会計監査制度】 会計監査による財務情報の信頼性確保 会社 投資家 債権者 それぞれの利益になる。(効 用) 誰ができるか? 会社から独立した会計と監査のプロ フェッショ ナルの存在意義、正当性
P19 2.企業の発展段階と会計監査の関わり ステージ1(第1段階)個人企業・家族経営 経営者兼株主、一族 監査論②回目 P19 2.企業の発展段階と会計監査の関わり ステージ1(第1段階)個人企業・家族経営 経営者兼株主、一族 財務諸表も簡単で、外部利害関係者が少ない 会計監査の必要性ない ステージ2(第2段階)株式会社(オーナー兼経営者) 一部外部株主の存在 銀行融資の必要性 外部株主、銀行にとって会計監査の必要性はある。 ステージ3(第3段階)大規模株式会社 上場、銀行借り入れ、社債発行 これらの関係維持、さらに資金調達、株価維持に会計監査は不可 欠
P22 3.資本市場と会計監査 ●大企業の資金調達 資本市場>証券市場(主に株式、社債による資金調 達) 日本:●東京証券取引所(旧広島、新潟、大阪を合併) 大阪取引所(旧京都、神戸を合併、東京へ合 併) ●名古屋証券取引所 ●福岡証券取引所 ●札幌証券取引所 現在は、実質的に4証券取引所(大阪はデリバティブの み)
●創成期の企業(新興企業)の資金調達 東 京 : JASDAQ、マザーズ 大 阪 : 名古屋 : セントレックス 福 岡 : Q‐Board 東 京 : JASDAQ、マザーズ 大 阪 : 名古屋 : セントレックス 福 岡 : Q‐Board 札 幌 : アンビシャス
監査論②回目 P25 4.会計監査のもう1つの役割 ●コーポレート・ガバナンス(企業統治)の役割が 期待 本来の機関 : 監査役、監査役会 監査論②回目 P25 4.会計監査のもう1つの役割 ●コーポレート・ガバナンス(企業統治)の役割が 期待 本来の機関 : 監査役、監査役会 取締役会の中の監査委員会 危惧:①監査人の独立性が損なわれる ②会計監査機能が経営機構に吸収される
② 監査の特質、現代の監査の特質なども学習しま した。 より深い理解が得られたと思います。 監査論②回目 【本日の振り返り】 ① 監査とは何かを復習しました。 ② 監査の特質、現代の監査の特質なども学習しま した。 より深い理解が得られたと思います。 (obtain better understan dings of auditing)
●小テスト(穴埋め)第1~2章(10分程度) ●第3章「金融商品取引法監査」 (範囲を読んで参加してください) 【次回9/26の予定】 監査論②回目 【次回9/26の予定】 ●小テスト(穴埋め)第1~2章(10分程度) ●第3章「金融商品取引法監査」 (範囲を読んで参加してください)