5.目的意識(疑問や予想など)を持つことと子どもなりの問題解決 瀧川 光治
1.「予想」するってどんなこと? 子どもたちは、様々な遊びや活動の中で「何?」「どうして?」というような「疑問」を持つ。 そして,疑問に対する自分なりの予測・予想(見通し・気持ち・予感・直感)が生じると,それを確かめ,自分なりの(① 考えや論理 )を構築していくきっかけとなる。
「こうかな?」「こうしてみたら?」という予想 2.「予想」を持って対象にかかわること 「こうかな?」「こうしてみたら?」という予想 ・意識的に試す ・意識的に見る ・予想の確かめ A かかわる 対 象 子ども 応答 (変化を感じとり,答えを導く) C B 気づき・発見 (問題解決!)
<A> 予想を持って、対象にかかわる = 子どもなりの自分の(① 考えや論理) を(② 試す行動・かかわり ) = (③ 意識的な目 )で、対象を (④ 見る・観察する ) ↓ <B> 対象からの(⑤ 応答 )が子どもにフィードバックされる。 = 対象に(⑥ 意識的に )かかわることで、対象から自分で(⑦ 答え )を導く
= 子どもなりの(⑩ 問題解決 )がはかられる = 子どもなりの(⑪ 予想 )の(⑫ 可否 )が確かめられる ↓ <C> 子ども自身の(⑧ 気づき )・ (⑨ 発見 ) = 子どもなりの(⑩ 問題解決 )がはかられる = 子どもなりの(⑪ 予想 )の(⑫ 可否 )が確かめられる ⇒ A→B→Cの一連のプロセスこそが、 子どもなりの(⑬ 問題解決 )の過程 = 予想を持って対象にかかわることが、 子どもの考え・認識の変容を促す
3.目的意識を持つことの意味 目的意識とは? めあて、見通し、予想、やってみたい! 何かな? なんだろうな? どうしてかな? きれいだなぁ、不思議だなぁといった気持ちで、明らかに対象に向いているもの。
3.目的意識を持つことの意味 目的意識を持って対象に問いかけるということを通して,自分のめあて・見通し・予想を試したり、確かめることになる。 その試したり、確かめるという行為が,何度も繰りかえされることによって認識が深まっていく。