寝屋川市の 生物多様性 寝屋川市環境部環境推進課
寝屋川市の現状 本市の自然環境は、市域の大半が市街地であるが、河川も多くある都市地域であります。 本市の自然環境は、市域の大半が市街地であるが、河川も多くある都市地域であります。 河川におきましては、メダカやミズアオイ等がほとんど見られなくなってきました。 また、オオキンケイギクやカダヤシ等、特定外来生物も多くみられるようになりました。 外来生物の対策を講じるため、市民・事業者・行政の協働が不可欠です。 メダカ カダヤシ
寝屋川市の取組 市内に生息する生物の観察会を開催することによって、 市民の皆さんが市内の河川に親しみ、市の自然について興味を持って、自然の大切さを考えていただくきっかけとなるように自然観察会を年に4回実施しています。 また、特定外来生物に対する周知を行い、積極的に防除しています。
開催日 平成28年6月9日 場所 打上治水緑地 観音橋下 講師 水辺に親しむ会 玉井 理恵さん 市民参加人数 35人 寝屋川市の取組① 自然観察会 メダカ調査 開催日 平成28年6月9日 場所 打上治水緑地 観音橋下 講師 水辺に親しむ会 玉井 理恵さん 市民参加人数 35人 確認された水生生物 【魚類】 ヨシノボリ、モツゴ、フナ、ドジョウ、ブルーギル、オイカワ、カダヤシ 【甲殻類】 スジエビ、ヌマエビ、アメリカザリガニ 【昆虫】 ヤゴ(ハグロトンボ)、アメンボ 【その他】 ミシシッピアカミミガメ、コオイムシ
観察会の様子 平成25年6月15日に「川勝川辺ひろば」がオープンし、当初と比較すると、多くの種類の水生生物が見られるようになりました。 平成25年6月15日に「川勝川辺ひろば」がオープンし、当初と比較すると、多くの種類の水生生物が見られるようになりました。 川の中に入りやすく、子ども達も親しみやすかったと思います。 子ども達の様子 講師の方の投網の様子
開催日 平成28年7月3日 場所 幸町公園 講師 水辺に親しむ会 玉井 理恵さん 市民参加人数 73人 寝屋川市の取組② 自然観察会 寝屋川市の取組② 自然観察会 水生生物調査 開催日 平成28年7月3日 場所 幸町公園 講師 水辺に親しむ会 玉井 理恵さん 市民参加人数 73人 確認された水生生物 【魚類】 オイカワ、オオクチバス、カダヤシ、タウナギ、タモロコ、ドジョウ、 モツゴ、ヨシノボリ 【甲殻類】 スジエビ、ヌマエビ、アメリカザリガニ 【昆虫】 ヤゴ(ハグロトンボ)、アメンボ
観察会の様子 熱中症などの注意喚起を行ったうえで、観察会を始めました。 熱中症などの注意喚起を行ったうえで、観察会を始めました。 前日に小雨が降っていたため、子ども達は泥だらけになりながらも熱心に水生生物を採取していました。 メダカとカダヤシの違いの説明 子ども達の様子
アラカシ、コナラ、クヌギ、マテバシイなど 寝屋川市の取組③ 自然観察会 ドングリ調査 開催日 平成28年11月6日 場所 深北緑地 講師 自然を学ぶ会 市民参加人数 55人 採取できたドングリ アラカシ、コナラ、クヌギ、マテバシイなど アラカシ コナラ クヌギ マテバシイ
観察会の様子 公園内の散策を行いながら、アラカシ、コナラ、クヌギ、マテバシイなどのドングリのなる樹木を中心に観察会を行い、たくさんのドングリを採取しました。 観察会終了後は、採取したドングリを材料にして工作教室を開きました。 深北緑地内での散策の様子 採取したどんぐりで工作をする様子
どんぐり工作
開催日 平成29年1月22日 場所 打上治水緑地とその周辺 講師 日本野鳥の会 市民参加人数 43人 寝屋川市の取組④ 自然観察会 寝屋川市の取組④ 自然観察会 野鳥観察会 開催日 平成29年1月22日 場所 打上治水緑地とその周辺 講師 日本野鳥の会 市民参加人数 43人 確認された野鳥 アオサギ、アオジ、イカル、ウグイス、エナガ、オオバン、 オカヨシガモ、カイツブリ、カルガモ、カワウ、カワセミ、 カワラヒワ、キジバト、キセキレイ、ケリ、ゴイサギ、 コガモ、コサギ、シジュウカラ、ジョウビタキ、シロハラ、 スズメ、セグロセキレイ、チョウゲンボウ、ツグミ、ドバト ハクセキレイ、ハシビロガモ、ハシブトカラス、ハシボソガラス、 バン、ヒドリガモ、ヒヨドリ、マガモ、ムクドリ、メジロ、モズ
観察会の様子 公園内の散策を行いながら、野鳥の観察を行いました。 公園内の散策を行いながら、野鳥の観察を行いました。 日本野鳥の会の皆さんが、各場所でスコープ(単眼鏡)のピントを合わせてくださり、それを皆さんで覗き込む形式で観察会を行っております。 カワセミは野鳥の中でも色鮮やかで、観察会の一番人気です。 打上治水緑地とその周辺での散策の様子
観察会で確認された野鳥(一部) 留鳥 カワセミ コサギ セグロセキレイ 冬鳥 タシギ コガモ ツグミ
対応方法 捕獲機の貸し出しを行い、捕獲された個体に関しては、 大阪府の施設(泉佐野市)で殺処分を行う。 寝屋川市の取組⑤ 特定外来生物への取組 アライグマ 平成28年度 平成29年度 ※9月14日現在 苦情件数 45件 20件 殺処分数 13頭 10頭 対応方法 捕獲機の貸し出しを行い、捕獲された個体に関しては、 大阪府の施設(泉佐野市)で殺処分を行う。
対応方法 捕獲機の貸し出しを行い、捕獲された個体に関しては、 大阪府の施設(泉佐野市)で殺処分を行う。 寝屋川市の取組⑥ 特定外来生物への取組 ヌートリア 平成28年度 平成29年度 ※9月14日現在 苦情件数 2件 0件 殺処分数 2頭 0頭 対応方法 捕獲機の貸し出しを行い、捕獲された個体に関しては、 大阪府の施設(泉佐野市)で殺処分を行う。
寝屋川市の取組⑦ 特定外来生物対策 セアカゴケグモ 対応方法 寝屋川市域全体に分布するため、公共施設内で発見さ れた場合を除き、市民には①母体に対しては殺虫剤な どで処分すること。②卵のうに関しては、バーナー等で 焼却処分する。③業者へ依頼する。 等の対応を促している。
セアカゴケグモの基礎知識、駆除方法等の講習会
セアカゴケグモの卵のう(直径1cm~1.5cm) 平成25年7月22日たんぽぽ保育所の側溝の蓋の裏にて発見
卵のうは殺虫剤などでは効果が弱く、焼却処分が効果的。 (実施演習)ガスバーナーでの焼却処分 卵のうは殺虫剤などでは効果が弱く、焼却処分が効果的。
寝屋川市の取組⑧ 特定外来生物対策 ヒアリ 苦情件数 平成29年9月14日時点で、24件 実際にヒアリと判断されたのは今のところ無し。 対応方法 連絡を受け次第、現場調査を行い、近畿地方環境事 務所に写真を送り、ヒアリであるかの検証を行う。
今後の寝屋川市の方針 市の現状を踏まえて、豊かな自然に包まれ、水と緑にあふれる都市づくりを進めながら、日常的な暮らしの中で身近な自然とふれあいを確保し、地球規模の視点に立った持続可能な消費行動を定着させます。 また、絶滅危惧種の保全や外来生物の侵入対策等を実施することにより、多様な生物の生息・飼育環境を保全・再生します。