ロータリー 会員現況 2018年7月1日現在 [発表者名] [発表日] ロータリー 会員現況 2018年7月1日現在 発表者へ: このプレゼンテーションは、そのままで、または地域のニーズに合わせてカスタマイズしてお使いください。ただし、以下のスライドについてはカスタマイズしていただく必要があります。 スライド1:ご自身の名前と発表日を挿入 スライド3:会員増加数をロータリークラブ・セントラルで確認し、数字を更新。 スライド8:ロータリークラブ・セントラルから入手したデータを追加、またはこの部分を削除する。スライドを表示に切り替える(スライドのサムネイル[画面左側]で表示したいスライドを右クリックし「非表示スライドに設定」を選択)。切り替えるとこのスライドがプレゼンテーションで表示されます。地域の傾向と世界全体での傾向を比較し、必要に応じてその情報を追加してください。 発表開始: ロータリーの一番大切な財産は会員です。堅固な会員基盤があれば、クラブに活気がもたらされ、クラブの存在感が高まり、地域社会でのロータリーの奉仕力がさらに高まります。ロータリーが時代に沿った存在であり続け、会員の期待に応え続けるには、革新と変化を取り入れ、多様な会員を迎え入れていく必要があります。 このプレゼンテーションでは、ロータリーの会員統計に関するさまざまな現況を紹介します。 [発表者名] [発表日]
会員120万人 2015 2016 2017 2014 2018 過去5年間の推移(7月1日) 120万4千 120万3千 120万2千 118万8千 この5年間、全世界のロータリー会員数は約120万人のレベルにとどまっています。昨年は若干の減少を記録しましたが、概ね強固な会員基盤が築かれています。 さらに大きな変化をもたらすには、会員基盤をさらに成長させ、クラブ、地区、ゾーンでのリーダーシップを通じて引き続き、会員増強に力を入れる必要があります。 ロータリーでは、奉仕の第2世紀を通じて新会員と既存会員にとってロータリーが魅力ある団体であり続けるために、新しい会員種類、例会の頻度と形式の多様化、柔軟な出席要件等を取り入れてきました。このような新しい取り組みは、ロータリーの現状を把握し、どのようなリソースを有しているかを理解することが最初に必要となります。 2018 119万5千
会員数:1,195,107 35,681クラブ 新クラブ数: 717クラブ 会員概要 2018年7月1日 2017年から7,829人減 2017年から169減 35,681クラブ 2017年から25増 続くスライドでは、ロータリーの会員基盤の現状、入会と退会の状況、会員増強の機会についてご紹介します。 2017年7月1日現在 ロータリアンの数は、1,195,107人で、前年よりも7,829人少なくなっています。全世界の会員数は過去15年間横ばいで、120万人を少し上回るまたは少し下回る年度が続いています。 クラブ数は35,681クラブで、前年よりも25クラブ増えています。これは、ロータリーが活動する地域社会の範囲が広がり、奉仕活動の力が高まっていること、また、より多様な会員のニーズに応えるために新しいクラブが増えていることを意味します。 2017-18年度には、717の新クラブが設立されました(昨年と比べると169の減少)。現会員と新会員のニーズに応えるために、新しい会員種類、異なる時間帯、頻度、形式で例会を開くクラブも増えています。 クラブの平均会員数は33人です。最も多いのは会員20人のクラブです。 クラブ平均会員数: 33人 最も多いクラブ: 会員20人のクラブ 中央値: 27
年間の傾向:クラブ請求書(7月と1月)との関連 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18 このグラフは、過去5年間における、年度内の傾向を示しています。各年度、最初の5カ月間に会員数が増え、クラブが会員情報を更新する1月1日の直前に会員が若干減少します。その後、5月までまた会員数が増えますが、クラブが会員情報を更新する7月1日クラブ請求書の直前に大きく減少することがわかります。 このような傾向を考えた場合、年度ごとに会員数を着実に増やすには、7月~5月の間に会員数を3~5%増やすことを目標とすべきです。 (発表者へ:現時点での全世界の会員数は、ロータリークラブ・セントラルでご確認ください。) 7月 7月 7月 7月 7月
31% アジア 25% 米国、カナダ、カリブ海諸島 29% 33% ヨーロッパ、アフリカ、中東 ラテンアメリカ(中南米) 8% 全世界の会員分布 地域 2018 2008 アジア 31% 25% 米国、カナダ、カリブ海諸島 29% 33% ヨーロッパ、アフリカ、中東 ラテンアメリカ(中南米) 8% グレートブリテン・アイルランド 4% 5% オーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸島 3% 続くスライドでは、ロータリーでの会員傾向をご覧いただきます。 過去5年間、アジア地域で会員が約50,000人増えており、アジア地域の会員数は全世界のロータリアンの31%に当たります。日本では長年にわたって会員が減少していましたが、最近では減少傾向が弱まり、増加し始めています。 これと同じ期間、米国、カナダ、カリブ海諸島では会員数が約15,000人減っており、以前はこの地域の会員数が全ロータリアン数の33%を占めていましたが、今では29%となっています。 最も大きな減少が起きている地域では、オンラインの入会候補者情報プログラムへの対応が行われないことが多いことが分かっています。入会候補者情報プログラムは、ロータリー入会に関心のある人が、そのことをオンラインを通じてロータリーに伝えることができる情報システムです。昨年では、19,500人がこの情報システムを利用しました。 たとえば米国では、7640件の入会候補者情報が寄せられましたが、地区またはクラブのリーダーによって対応が行われたのはわずか35%のみでした。これらの入会候補者情報は、すべてが理想的な入会候補者というわけではありませんが、多くは候補者としての資質を十分に有する人たちです。入会候補者情報プログラムは長期的な会員増強のための重要なツールであるため、地区とクラブで入会候補者情報に適切に対応するための仕組みを整えることが重要となります。 入会候補者情報プログラムの仕組みについては、後のスライドでご説明します。
78% 22% 6% 28% 未報告 41% 性別: 年齢層 40歳未満 40~49歳 10% 50~69歳 70歳以上 15% 年齢: 人口統計的に興味深いデータを見ることもできます。現在、全世界の会員の78%が男性で、女性は22%のみです。毎年、約7,000人の女性が入会していますが、世界全体でみると地域差があり、地区やクラブによっても格差があります。 会員の年齢層については、41%の会員は年齢を未報告としており、明らかな現状がわかりづらくなっています。ロータリークラブ・セントラルにある情報を見ると、会員の大半は50~69歳となっています。昨年では、40歳未満の会員数に若干の増加がありました。 「多様性」はロータリーの中核的価値観の一つです。会員が多様であれば、さまざまな視点を取り入れ、多角的に問題にアプローチできます。ロータリーがこれからの100年間も存続するには、クラブが地域社会の人口構成を反映した会員基盤を築く方法を考えなければなりません。その一つの方法は、入会候補者として、若い職業人と最近定年退職した人びとに目を向けることです。ほかの団体では味わえないロータリーの良さは何かを考え、これらのグループにアピールすることが重要となります。 (発表者へ:過去5年間のクラブと地区の性別・年齢の概要データは、ロータリークラブ・セントラルでご覧いただけます。会員は、自分の年齢をMy ROTARYのプロフィールのページで入力できます。)
地域社会を基盤とするローターアクトクラブ 18~30歳のリーダー ローターアクトを提唱しているクラブは 全体の27%のみ 新世代のリーダーは常に成長しています。すべての地域社会にいて、社会に貢献したいと感じています。そんなリーダーシップを発揮する一つの方法がローターアクトです。地域社会を基盤とするローターアクトクラブでは、若いリーダーが地域社会のリーダーとのネットワークを築き、意義のある奉仕プロジェクトに参加することができます。また現在、ローターアクターは、ローターアクトクラブとロータリークラブの両方に入ることができ、ローターアクト卒業と同時に円滑にロータリークラブへの移行が可能となります。 今年度、バリー・ラシン会長は、世界全体でローターアクトクラブの数を倍にすることをクラブにお願いしています。若い世代との協力関係を築きつつ、ローターアクトクラブの拡大に取り組むことで。ロータリーへの新しい経路を創り出すことを優先項目に掲げる戦略計画をサポートすることができます。 若い職業人は優れたロータリー会員となる資質を備えていますが、入会へと導くには、まず彼らのニーズや関心を理解する必要があります。Rotary.org/ja/membershipから開くことができる「若い世代の職業人とともに」のページでは、地元の若い職業人との協力を強めるためのさまざまなヒントとリソースを提供しています。 70%は地域社会を基盤としたクラブ(30%は大学が基盤) ROTARY.ORG/ROTARACT
入会者数: 160,000 退会者数: 170,000 1,202,936人 1年未満 22% 1~2年 30% 3~5年 17% 7月1日の会員数 退会者数: 170,000 1年未満 22% 1~2年 30% 3~5年 17% 6~10年 12% 10年以上 19% 在籍期間 ロータリーに毎年入会する16万人の人たちは、ロータリーを通じてより良い世界を築き、地域社会に貢献し、新しい友人を築き、知識やスキルを磨くチャンスに恵まれます。 しかし毎年、ほぼ同じ数の会員が退会しています。また、新会員の52%が、入会後2年以内に退会しています。 退会が特に多いのは、入会後の最初の2年間、および入会から10年を過ぎてからです。ただし、そのほかの時期にも会員が退会する可能性はあります。新会員、ベテラン会員を問わず、すべての会員がクラブでの体験に満足できるよう、多くのクラブでは、「完全な出席」から「積極的な参加」へと焦点が移行しています。
31% 21% 43% 35% 15% 自分のクラブを薦めない ロータリー入会を薦めない 会費/時間の負担 クラブの 環境 期待に そわない なぜ 退会するのか? 31% 21% 15% 退会者について調べた結果、ご覧の結果がわかっています。 退会者の大半が、「会費・時間の負担」「クラブの環境」「期待にそわない」の3つの理由のいずれかを挙げています。満たされなかった期待には、ボランティア活動と地域社会への参加、友情、ネットワーク(人脈)づくり、奉仕プロジェクト、イベントなどが含まれます。 元会員を対象にアンケート調査を行ったところ、その43%が、所属していた元クラブへの入会を薦めないと答え、35%がロータリーへの入会を薦めない、と答えています。 ロータリアンにとってのロータリーの価値は主に3つあり、それは社会奉仕、ネットワーク(人脈)づくり、友情です。新会員の多くも、社会貢献や国際奉仕の機会を求めてロータリーに入会します。このような期待がロータリーで満たされないと、せっかく入会しても退会してしまうでしょう。 ロータリーでは、地域社会での奉仕、ロータリアン行動グループや親睦活動グループ、経験豊かな先輩から受ける指導など、さまざまな形で参加できます。大切なのは、それぞれの関心に応じた参加方法を紹介し、情熱をもって参加してもらうことです。 43% 自分のクラブを薦めない 35% ロータリー入会を薦めない
ROTARY.ORG/JA/MEMBERSHIP 会員増強に力を入れる クラブの現状評価 入会候補者情報に対応 すべてのクラブに通用する1つの会員増強策があるわけではありませんが、国際ロータリーでは、クラブが独自の方法を見つけるためのツールや資料を提供しています。ここで3つのヒントを紹介します。 クラブの現状評価: 会員基盤は地域社会の人口構成を反映したものとなっているでしょうか。地域社会が求め、地元市民たちも参加できるような奉仕活動をしていますか。会員は楽しみ、満足していますか。退会の理由は何でしょうか。My ROTARYには、クラブの現状評価に役立つ資料やオンラインコースが用意されており、これらを活用してクラブの強みと課題を探ることができます。 入会候補者情報に対応:ロータリーウェブサイトから情報を寄せた入会希望者(入会候補者)の情報を活用しましょう。クラブリーダーは、My ROTARYの「入会候補者情報の管理」のページから、入会候補者情報を見ることができます。 柔軟な運営:ロータリークラブは、会員のニーズに応えるために柔軟な運営を取り入れることができます。いつ、どのくらいの頻度で、どのような形式で例会を開くか、どのような会員種類を設けるかを、クラブが独自に決めることができます。 クラブの柔軟な運営を導入または奨励 ROTARY.ORG/JA/MEMBERSHIP
LEARN.ROTARY.ORG オンラインのリソースと研修 クラブの健康 会員増強のための評価ツール 入会の促進 会員の参加促進 新会員オリエンテーション 会員増強計画 ロータリーのさまざまな事柄についてオンラインで学ぶことのできるラーニングセンターが、最近一新されました。ラーニングセンターで受けることができるコースは、起こりうるシナリオに沿って、会員の満足度を高めるさまざまなアイデアも紹介しています。 また、http://rotary.org/ja/webinarsのページからはウェビナー(参加型オンライン研修)に登録・参加することができます。多くは英語で実施されるものですが、入会候補者情報プログラム、新クラブ設立、充実した会員としての経験など、さまざまな主題のウェビナーが実施されています。 LEARN.ROTARY.ORG
50% 63% 35% 58% 19,500人以上 40歳未満 女性 未対応 入会候補者情報を確認すべき5つの理由 毎年寄せられる情報 ロータリーに家族や 知り合いがいる 63% 40歳未満 35% 女性 58% 未対応 入会に関心のある人がロータリーウェブサイトから情報を寄せると、ロータリー本部が審査した上で、My ROTARYの「入会候補者情報の管理」のページを通じて情報が最寄りの地区に送られます。その後、地区が情報を審査し、候補者にあったクラブを選びます。My ROTARY上で管理されるため、入会候補者のその後の状況(紹介済み、連絡済み、入会済みなど)を、指定された地区とクラブのリーダーがいつでも確認できます。 残念ながら、オンラインで情報を寄せてきた入会候補者数のうち、実際にクラブによる対応が行われたのは半数以下となりました。入会への関心を寄せてきた人に対してクラブが連絡しなければ、クラブを成長させる機会を逃してしまうだけでなく、地域社会の人との関係を築き、ロータリーに良い印象を抱いてもらうチャンスを逃してしまうことにもなります。 MY.ROTARY.ORG 運営する クラブと地区の運営
例会の形式 代替方法 例会の時間と頻度 会員の種類 ROTARY.ORG/JA/FLEXIBILITY クラブ運営の柔軟性を導入 例会に出席できないけれど入会の資格があるという人に入会のチャンスを与えるため、衛星クラブを設立する。 例会の頻度、時間、形式を変える。例えば、例会を月に2回とする、従来の例会のほかに、もう少しカジュアルな(費用も抑えた)形で集まる、などの方法です。 ローターアクターは、ローターアクトクラブに所属すると同時に、ロータリークラブに入会することができます。また、ローターアクターが自分たちでロータリークラブを結成することも可能です。 新しい会員種類を設ける。例えば、一つの企業から数人が入会できる「法人会員」、若い職業人のために低い会費で出席要件を和らげた「準会員」など。 毎回の例会に足を運ぶことができない人も入会できるよう、オンラインでの例会出席を認める。 水問題や平和など、特定の分野に情熱をもつ人びとの参加を促すために、活動分野を絞ったクラブの設立を検討する。 会員の種類 ROTARY.ORG/JA/FLEXIBILITY
CLUB.INNOVATIONS@ ROTARY.ORG 国際ロータリーでは、会員増強におけるクラブの成功事例を集めています。革新性や柔軟性を取り入れたクラブのストーリーを、「Membership Minute(会員増強詳細報告)」ニュースレター、「ロータリーボイス」のブログ、『The Rotarian』誌、ソーシャルメディア等で、随時ご紹介しています。また、My ROTARYのフォーラムにある「Membership Best Practices」グループで、会員同士が情報やアイデアを交換することもできます。 クラブの成功事例を、 club.innovations@rotary.orgまでお送りください。多くのロータリアンとシェアさせていただきます。 CLUB.INNOVATIONS@ ROTARY.ORG
ロータリアンは、人々のより良い生活のために、それぞれの経験と知識を生かして、地域社会に奉仕しています。ロータリアンとなることで、貴重な体験を味わい、リーダーとしてのスキルを高め、仲間と出会うことができます。 冒頭で申し上げたように、会員はロータリーで最も大切な財産です。多様な職業や年齢、性別の会員たちが、手を取り合って地域社会に貢献しています。ビジョン声明が掲げるように、「私たちロータリアンは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。」 ご質問がある方はお知らせください。 ご清聴ありがとうございました。