Rコマンダーで2元配置ANOVA 「理学療法」Vol28(8)のデータ http://www.hs.hirosaki-u.ac.jp/~pteiki/data/data3.xls
データの読み込み ③Rコマンダーで[データ]-[データのインポート]-[テキスト…]を選び ①範囲指定する (変数名も込みで) ②右クリック,コピーする ②右クリック,コピーする ④ここではデータ名を「data3」とする.「ファイル内に…」にチェックを入れ,「クリップボード」に変更してOK
読み込み完了 データが読み込まれたら,ここにデータ名が出る 出ないようなら前スライドの方法を繰り返します
群分けのデータを因子変数へ 群を分ける変数(ここでは”麻痺側”と“年代”)を因子変数に指定しないと,解析できない このデータでは右麻痺が0,左麻痺が1 若年群は0,壮年群は1,高齢群は2 群を分ける変数(ここでは”麻痺側”と“年代”)を因子変数に指定しないと,解析できない
因子変数への変更 ここでは,①年代と麻痺側を選ぶ ②数値で,にチェックを入れる ①変数を選ぶ Ctrlを押しながらクリック選択 ②数値で,にチェック ③catと入力 ④OKをクリック ここでは,①年代と麻痺側を選ぶ ②数値で,にチェックを入れる OKをクリックしても良いが,Rコマンダーに「数値変数」として認識されている“年代”と“麻痺側”に因子変数として認識されている“年代”と“麻痺側”データを上書きすることになる 差の検定や2元配置分散分析だけを行うのであれば,それで良いが,相関係数や回帰も行いたいときは,変更が難しいので,因子変数を新たに作ることとする そこで,新たに各変数名の冒頭にcatを付けた,“cat年代”と“cat麻痺側”という因子変数を作るために,③にcatと入れる(cat以外の何でも良い). 群の変数を1つしか選ばないときは,catだけ入れるとcatという名の変数が新設される. そのときは,cat年代などのように全変数名を入れる必要がある.
2元配置分散分析の選択 ① ② ③ メニューから選ぶ
要因と変数を選ぶ ① ② ③ 因子は群を分ける変数(要因)のこと 目的変数は,差を見たい数値の変数 ①②をクリックで選択後,③OK
警告 このような警告が出たら,常にYes
結果 年代と麻痺側の差,交互作用が出力される 年代の1.344e-05とは,1.344を10の-5乗するという意味 故に全てp<0.01で有意差あり SPSSとは,平方和の求め方が異なるので結果の値も若干異なる 特に問題ではない
Post-hoc検定(多重比較法) ※交互作用が有意ではないとき 交互作用が有意でなかったなら,左図のメニューから,Tukeyの多重比較法を選んで,要因毎に解析すれば良い.
Post-hoc検定(多重比較法) ※交互作用が有意だったとき 麻痺側別(0,1)に,年代で多重比較 麻痺側別のデータを作る ① ② ③
設定(右麻痺だけを選択) ① ②cat麻痺側の0群(=右)を選ぶ.変数名==カテゴリ値,とする.変数名>カテゴリ値,とすることもできる 間違うことがあるので,カテゴリー値はきちんと確認 ②cat麻痺側の0群(=右)を選ぶ.変数名==カテゴリ値,とする.変数名>カテゴリ値,とすることもできる ③新しい変数名を決める.何も設定しないと上書きされる ④
Tukey法を選ぶ
変数の設定 年代別の歩行速度の差を見る
結果 ①各群の人数を再確認して間違いないように ②検定結果はこの部分 若年群=0が,Group1 壮年群=1が,Group2
同様に左麻痺でも行う さらに,若年,壮年,高齢別に,右麻痺と左麻痺の差の検定をする やや手間がかかるが,群の名前ではなく,カテゴリー値を扱うので,間違いの無いように十分注意すること