Rコマンダーで2元配置ANOVA 「理学療法」Vol28(8)のデータ

Slides:



Advertisements
Similar presentations
生物統計学・第 5 回 比べる準備をする 標準偏差、標準誤差、標準化 2013 年 11 月 7 日 生命環境科学域 応用生命科学 類 尾形 善之.
Advertisements

EXCEL 講習会 2014 年 5 月 1 日,2 日 OSIPP NWC ① 11 : 00 ~ 12 : 00 ② 13 : 00 ~ 14 : 00 1 政策データ分析.
1 ブログ操作マニュアル 2008 年 2 月 15 日作成:株式会社ちらし屋ドットコ ム. 2 ■ ログイン ○ ○ ○ ○ ○ com/cgi-bin/mt.cgi ○ ○ ○ ○ ○ com/cgi-bin/mt.cgi へアクセスし、 ユーザー名、パスワードを入力し、サインインをクリックする。
コーパス言語学実践 2006 年度 2 学期 第 7 回. 2 本日の内容 前回までのまとめ – ファイルの確認 – ファイルの分割 – エクセルでの作業(品詞構成比率 延べ語 数) 品詞構成比率(異なり語数) データ収集(占いのことば)
1 / 44 SPSS ハウツー 独立行政法人 大学入試センター 橋本 貴充 2007 年 3 月 30 日 ( 金 )
情報処理 第8回第8回第8回第8回. 目次 (1) スタイルの利用 – スタイルの概要 – スタイルの適用 (1) – 「スタイル」ウィンドウを開く – スタイルの適用 (2) – スタイル適用のセオリー – すべてのスタイルを表示 – スタイルの書式を変える (1) – スタイルの書式を変える (2)
エクセルと SPSS による データ分析の方法 社会調査法・実習 資料. 仮説の分析に使う代表的なモデ ル 1 クロス表 2 t検定(平均値の差の検定) 3 相関係数.
Rコマンダーで反復測定ANOVA.
logistic regression をしたい場合の STATISTICA2000のアプリケーションの使い方について
―本日の講義― 1・相関関係と因果性・相関係数の種類 2.散布図をつくる 3・共分散・相関係数の計算
JMP version5(以上) 日本語版のScripting Languageによる プログラミング
グラフィカル多変量解析 ----目で見る共分散構造分析----
SPSS操作入門 よい卒業研究をめざして 橋本明浩.
エクセル(1)の目次 起動法、ブック、シート、セル ブックの開き方 エクセル画面 マウスポインターの種類 シート数の調節 データの入力法
情報処理実習 第05回 Excelマクロ機能入門 操作マクロ入門.
Rコマンダーで2要因の 反復測定ANOVA 「理学療法」Vol28(8)のデータ
第6回授業(5/17)での学習目標 1.2.1 実験計画法のひろがり(途中から) 1.2.2 節完全無作為化デザインをもっと知 ろう
ブラウザの基本操作 前のページに戻る ブラウザの左上にある 「戻る」ボタンで、自分がたどってきた一つ前のページに戻ることができます。
情報処理 第8回.
2017/3/2 情報処理 第8回.
発生生物学特論 PowerPoint の使い方
情報処理 第7回.
第1部 一元配置分散分析: 1つの条件による母平均の違いの検定 第2部: 2つの条件の組み合わせによる二元配置分散分析
分散分析マスターへの道.
多変量解析 -重回帰分析- 発表者:時田 陽一 発表日:11月20日.
RコマンダーでANOVA 「理学療法」Vol28(7)のデータ
デスクトップを画像として保存する(1) ① デスクトップの画像をクリップボードへコピーする。
2017/3/7 情報処理 第8回.
実証分析の手順 経済データ解析 2011年度.
得点と打率・長打率・出塁率らの関係 政治経済学部経済学科 ●年●組 ●● ●●.
エクセル(1)の目次 起動法、ブック、シート、セル ブックの開き方 エクセル画面 マウスポインターの種類 シート数の調節 データの入力法
データ分析2 1.平均値の比較のタイプ 2.対応のあるt検定 3.対応のないt検定 4.3つの以上のグループの差を調べる 5.参考文献
タレントの魅力測定とその分析.
デスクトップを画像として保存する(1) ① デスクトップの画像をクリップボードへコピーする。
―本日の講義― 1・相関関係と因果性・相関係数の種類 2.散布図をつくる 3・共分散・相関係数の計算
webブラウザ proxy設定 (HTTP1.0)
群別・男女別の平均.
臨床統計入門(3) 箕面市立病院小児科  山本威久 平成23年12月13日.
情報処理 第13回.
寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 社会統計 第8回:多重比較 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部
? ? ? ? ? ? ? ? 多変量解析とは? 問題となっている現象 ●問題の発生原因がわからない(因果関係)
Excelによる実験計画法演習 小木哲朗.
繰り返しのない二元配置の例 ヤギに与えると成長がよくなる4種類の薬(A~D,対照区)とふだんの餌の組み合わせ
経営工学基礎演習a PowerPointの利用.
第2回 Microsoft Visual Studio C++ を使ってみよう
Rの起動 Rをインストール後,ダブルクリック→起動すると,上のような画面がでます.
相関分析.
リサーチカンファ 29 Aug, 2017.
Borland Delphi 6 でビジュアルプログラミング
スピーキングタスクの繰り返しの効果 ―タスクの実施間隔の影響―
Rコマンダーで分割プロットANOVA 「理学療法」Vol28(8)のデータ
C言語講習 第0章 Hello, world!.
3.1 PowerPoint の概要 PowerPointを使ってできること
0.2 プロジェクトの準備 DXライブラリを使うための準備.
コンピュータ プレゼンテーション.
WinSCPのインストール方法
1 1 1.テキストの入れ替え テキストを自由に入れ替えることができます。.
マイクロソフト Access での SQL 演習 第2回 集計,集約
Rconsole ,Rdevga ,Rprofile.siteの3つを,[対象をファイルに保存]で,パソコンに保存する.
第12回授業(12/18)の目標 ANOVA検定の実習 WEB を用いたANOVA検定と、授業で行った検定結果の正誤の確認方法(宿題)
データの型 量的データ 質的データ 数字で表現されるデータ 身長、年収、得点 カテゴリで表現されるデータ 性別、職種、学歴
ファイルやフォルダを検索する ①「スタート」→「検索」とクリックする。 ②「表示項目」から適当なものを選択する。
「アルゴリズムとプログラム」 結果を統計的に正しく判断 三学期 第7回 袖高の生徒ってどうよ調査(3)
シニアPCマザーズ 平成29年度第5回会員相互勉強会 2017年11月24日(金) 13:30~ 於:雁宿公民館 発表者:吉田恭子
情報処理 第13回.
要因Aの差,要因Bの差を見たい 2つの要因なので二元配置分散分析の適用 要因B 水準A 水準B 水準C 要因A 水準a
生物統計学・第14回 全体を眺める(6) -相関ネットワーク解析-
募集ページ作成マニュアル 準備 募集画面作成 コンタクトフォームの作成(コンタクトフォームとは何か説明) 応募フォームの作成 リンク付け
ソーシャルメディアの画像テンプレート このテンプレートを使用して、既存の画像のサイズを変更するか、 ソーシャル メディアで使用する新しい画像を作成します。 Twitter Facebook Instagram LinkedIn 既存の画像のサイズを変更するには 新しい画像を作成するには 次のページで、画像サイズを選択し、画像のプレースホルダーの中央にある写真アイコン.
OTG(日本製品)LRP新規設定方法.
Presentation transcript:

Rコマンダーで2元配置ANOVA 「理学療法」Vol28(8)のデータ http://www.hs.hirosaki-u.ac.jp/~pteiki/data/data3.xls

データの読み込み ③Rコマンダーで[データ]-[データのインポート]-[テキスト…]を選び ①範囲指定する (変数名も込みで) ②右クリック,コピーする ②右クリック,コピーする ④ここではデータ名を「data3」とする.「ファイル内に…」にチェックを入れ,「クリップボード」に変更してOK

読み込み完了 データが読み込まれたら,ここにデータ名が出る 出ないようなら前スライドの方法を繰り返します

群分けのデータを因子変数へ 群を分ける変数(ここでは”麻痺側”と“年代”)を因子変数に指定しないと,解析できない このデータでは右麻痺が0,左麻痺が1 若年群は0,壮年群は1,高齢群は2 群を分ける変数(ここでは”麻痺側”と“年代”)を因子変数に指定しないと,解析できない

因子変数への変更 ここでは,①年代と麻痺側を選ぶ ②数値で,にチェックを入れる ①変数を選ぶ Ctrlを押しながらクリック選択 ②数値で,にチェック ③catと入力 ④OKをクリック ここでは,①年代と麻痺側を選ぶ ②数値で,にチェックを入れる OKをクリックしても良いが,Rコマンダーに「数値変数」として認識されている“年代”と“麻痺側”に因子変数として認識されている“年代”と“麻痺側”データを上書きすることになる 差の検定や2元配置分散分析だけを行うのであれば,それで良いが,相関係数や回帰も行いたいときは,変更が難しいので,因子変数を新たに作ることとする そこで,新たに各変数名の冒頭にcatを付けた,“cat年代”と“cat麻痺側”という因子変数を作るために,③にcatと入れる(cat以外の何でも良い). 群の変数を1つしか選ばないときは,catだけ入れるとcatという名の変数が新設される. そのときは,cat年代などのように全変数名を入れる必要がある.

2元配置分散分析の選択 ① ② ③ メニューから選ぶ

要因と変数を選ぶ ① ② ③ 因子は群を分ける変数(要因)のこと 目的変数は,差を見たい数値の変数 ①②をクリックで選択後,③OK

警告 このような警告が出たら,常にYes

結果 年代と麻痺側の差,交互作用が出力される 年代の1.344e-05とは,1.344を10の-5乗するという意味 故に全てp<0.01で有意差あり SPSSとは,平方和の求め方が異なるので結果の値も若干異なる 特に問題ではない

Post-hoc検定(多重比較法) ※交互作用が有意ではないとき 交互作用が有意でなかったなら,左図のメニューから,Tukeyの多重比較法を選んで,要因毎に解析すれば良い.

Post-hoc検定(多重比較法) ※交互作用が有意だったとき 麻痺側別(0,1)に,年代で多重比較 麻痺側別のデータを作る ① ② ③

設定(右麻痺だけを選択) ① ②cat麻痺側の0群(=右)を選ぶ.変数名==カテゴリ値,とする.変数名>カテゴリ値,とすることもできる 間違うことがあるので,カテゴリー値はきちんと確認 ②cat麻痺側の0群(=右)を選ぶ.変数名==カテゴリ値,とする.変数名>カテゴリ値,とすることもできる ③新しい変数名を決める.何も設定しないと上書きされる ④

Tukey法を選ぶ

変数の設定 年代別の歩行速度の差を見る

結果 ①各群の人数を再確認して間違いないように ②検定結果はこの部分 若年群=0が,Group1 壮年群=1が,Group2

同様に左麻痺でも行う さらに,若年,壮年,高齢別に,右麻痺と左麻痺の差の検定をする やや手間がかかるが,群の名前ではなく,カテゴリー値を扱うので,間違いの無いように十分注意すること