NROユーザーズミーティング 2013/7/24@NRO 機関報告:鹿児島大学 半田利弘・中西裕之 (鹿児島大学)

Slides:



Advertisements
Similar presentations
面高, 宮ノ下, 中川,1m グループ(鹿児島 大) 松永 ( 東大 ), 永山 ( 名大 ) ミラ型変光星観測からわかる 天の川銀河の構造 Kagoshima University.
Advertisements

口径合成によるメーザー源の 時間変動の観測 SKA に向けて 岐阜大学 高羽 浩. 東アジア VLBI 網の 22GHz 日本 野辺山 45m 、鹿島 34m 、 高萩、日立、つくば、山口 32m 、 VERA20m× 4 北大、岐阜大 11m 、水沢 10m 韓国 KVN20m× 3+測地 20m.
銀河物理学特論 I: 講義1:近傍宇宙の銀河の 統計的性質 遠方宇宙の銀河の理解のベースライン。 SDSS のデータベースによって近傍宇宙の 可視波長域での統計的性質の理解は飛躍的 に高精度になった。 2009/04/13.
かなた望遠鏡による NGC2264の可視赤外同時観測
星形成領域NGC2264における AA Tau 型星の可視赤外同時観測
野辺山レガシープロジェクト:星形成チーム2013年観測報告
仲野 誠(大分大学) 杉谷光司(名市大)、渡辺誠(北大)、福田尚也(岡山理大)、石原大助(名大)、上野宗孝(JAXA)
スケジュール 火曜日4限( 14:45-16:15 ),A棟1333号室
miniTAO近赤外線観測で見る 銀河の星形成活動
W31A領域に付随する 水蒸気メーザーによる3次元的速度構造
半田利弘 鹿児島大学 大学院理工学研究科 物理・宇宙専攻
衝撃波によって星形成が誘発される場合に 原始星の進化が受ける影響
第6回 制動放射 東京大学教養学部前期課程 2012年冬学期 宇宙科学II 松原英雄(JAXA宇宙研)
VERAによるミラ型変光星 R UMaの年周視差計測(改)
DECIGO ワークショップ (2007年4月18日) 始原星の質量、形成率、連星度 大向一行  (国立天文台 理論研究部)
晩期型星T-Lepに付随する 水メーザースポットを用いた年周視差測定 ~系内MIRA型変光星周期-絶対光度関係の測定に向けて~
VERAのプロジェクト観測とその成果 本間 希樹 国立天文台 水沢VERA観測所.
山口大学電波グループ ブレーザー電波データの紹介
H2O+遠赤外線吸収 ラジオ波散乱 微細構造遷位 ラジオ波 赤外線 X-線 H3+ 赤外線吸収 γ-線 塵遠赤外発光 再結合線
須藤 広志 高羽浩、川口則幸、 他光結合VLBIグループ
本間 希樹 Mareki Honma (水沢VLBI観測所)
電離領域の遠赤外輻射 (物理的取り扱い)      Hiroyuki Hirashita    (Nagoya University, Japan)
Damped Lya Clouds ダスト・水素分子
M33の巨大HII領域 NGC604における、GMCごとの物理状態の違い
2m電波望遠鏡の製作と 中性水素21cm線の検出
宇宙物理II(9) Planetary Formation
WISHによるhigh-z QSOs 探査案 WISH Science Meeting (10 Mar. 三鷹
銀河物理学特論 I: 講義1-1:近傍宇宙の銀河の 統計的性質 Kauffmann et al
東京大学理学系研究科 天文センター M2 江草 芙実
神戸大大学院集中講義 銀河天文学:講義6 特別編 観測装置の将来計画
Taurus-Auriga association
高まるVLBI観測における野辺山45m鏡の需要
抄訳 PFSによる銀河進化 嶋作一大 (東大) 2011/1/ すばるユーザーズミーティング.
Introduction to “Stellar and Interstellar Physics Team”
Introduction to “Stellar and Interstellar Physics Team”
近赤外線サーベイによるマゼラニックブリッジの 前主系列星探査
Magorrian relation 2nd stage へ
Introduction to “stellar and interstellar physics team”
Introduction to “stellar and interstellar physics team”
機関報告:鹿児島大学 Institute report: Kagoshima Univ.
星間物理学 講義3資料: 星間ガスの力学的安定性 星間ガスの力学的な安定性・不安定性についてまとめる。星形成や銀河形成を考える上での基礎。
Virgo CO Survey of Molecular Nuclei Yoshiaki Sofue Dept. Phys
位相補償と⼤気損失補正のための⽔蒸気ラジオメータ
SFN 282 No 担当 内山.
大学VLBI連携の成果 藤沢健太(山口大学)
COSMOSプロジェクト: z ~ 1.2 における星生成の環境依存性 急激な変化が起こっていると考えられる z ~1 に着目し、
Mareki Honma Director, Mizusawa VLBI Observatory, NAOJ
村岡和幸 (大阪府立大学) & ASTE 近傍銀河 プロジェクトチーム
銀河・銀河系天文学 星間物理学 鹿児島大学宇宙コース 祖父江義明 .
棒渦巻銀河の分子ガス観測 45m+干渉計の成果から 久野成夫(NRO).
Introduction to “stellar and interstellar physics team”
星形成時間の観測的測定 東大天文センター M2 江草芙実 第4回 銀河shop 2004/10/19.
星間物理学 講義1: 銀河系の星間空間の世界 太陽系近傍から銀河系全体への概観 星間空間の構成要素
天の川銀河研究会 天の川銀河研究会 議論の種 半田利弘(鹿児島大学).
今井 裕 鹿児島大学総合教育機構共通教育センター 理工学研究科天の川銀河研究センター
CTA報告19: CTA時代におけるSNR研究
ROACHボードによるFOREST用バックエンドの開発
銀河物理学特論 I: 講義2-1:銀河中心の巨大ブラックホールと活動銀河中心核
M33高密度分子ガス観測にむけて Dense Cloud Formation & Global Star Formation in M33
塵に埋もれたAGN/銀河との相互作用 今西昌俊(国立天文台) Subaru AKARI Spitzer SPICA.
国立天文台研究会 『高精度アストロメトリ観測の時代を迎えた21世紀の天文学』 議論 世話人代表 郷田直輝
銀河物理学特論 I: 講義3-5:銀河の力学構造の進化 Vogt et al
大井渚(総合研究大学院大学) 今西昌俊(国立天文台)
星間物理学 講義1の図など資料: 空間スケールを把握する。 太陽系近傍から 銀河系全体への概観、 観測事実に基づいて太陽系の周りの様子、銀河系全体の様子を概観する。それぞれの観測事実についての理解はこれ以降の講義で深める。 2010/10/05.
星間物理学 講義 3: 輝線放射過程 I 水素の光電離と再結合
銀河系内・星形成・系外惑星 系内天体の観点から
大規模シミュレーションで見る宇宙初期から現在に至る星形成史の変遷
地上分光観測による金星下層大気におけるH2Oの半球分布の導出
観測的宇宙論ジャーナルクラブ 2006年5月22日 成田 憲保 1
形成期の楕円銀河 (サブミリ銀河) Arp220.
Presentation transcript:

NROユーザーズミーティング 2013/7/24@NRO 機関報告:鹿児島大学 半田利弘・中西裕之 (鹿児島大学)

鹿児島大学理学部物理科学科:電波天文 スタッフ 大学院生(博士後期課程) 大学院生(修士課程) 面高、半田、今井、中西、中川、(1名選考中) 直井(研究員) 大学院生(博士後期課程) D3 荘;D2 亀﨑、水野;D1 小澤、Ross D0 Gabor 大学院生(修士課程) M2 坂之上、松尾、宮崎、吉田 M1 安楽、親泊、中原、坂田、馬場 ●西尾(衛星・大気電波観測)、和田(数値シミュレーション)

研究業績リスト 学術論文 8編 IAU北京総会 発表11件、東アジアVLBI-WS他 学術論文 8編 Exploration of a Relic Circumstellar Envelope in the “Water Fountain” Source IRAS 18286-0959; ApJ A Highly Collimated Water Maser Bipolar Outflow in the Cepheus A HW3d Massive Young Stellar Object; ApJ Star Formation in the Molecular Cloud Associated with the Monkey Head Nebula: Sequential or Spontaneous? ; ApJ Annual Parallax Distance and Secular Motion of the Water Fountain Source IRAS 18286-0959; PASJ Extremely Strong 13CO J = 3→2 Line in the ``Water Fountain'' IRAS 16342-3814: Evidence for the Hot-Bottom Burning; PASJ Pilot VLBI Survey of SiO v=3 J=1--0 Maser Emission around Evolved Stars; PASJ Annual Parallax Distance to the K-type star system IRAS 22480+6002 measured with VERA; PASJ VLBI Astrometry of the Semiregular Variable RX Bootis; PASJ IAU北京総会 発表11件、東アジアVLBI-WS他

熱的分子輝線(主にNH3)による星形成領域 NRO45m鏡による銀河面COサーベイ 装置開発 研究紹介:outline 天の川銀河の構造 VERA、鹿児島1m赤外鏡 天の川銀河の運動と基本パラメータ VERA 熱的分子輝線(主にNH3)による星形成領域 NRO45m鏡および鹿嶋34m鏡 NRO45m鏡による銀河面COサーベイ 装置開発 超広帯域用デジタル分光器

研究紹介:VERA 銀河構造 solar circle + tangent objects Outer rotation W0=Q0/R0(LSRの公転角速度)の高精度測定 銀河定数を段階的に決める方策の第1歩として Nagayama+2011. Ando+2011 Outer rotation Per腕上のSFRの特異運動 Zero-velocity天体 vLSR=0の天体の距離を決める

研究紹介:星形成 HII領域に隣接する分子雲 NRO45m鏡(バックアップ観測)、鹿嶋34m鏡 Trot温度構造、NH3のortho/para比 Monkey Head Nebula, W4 →副島が発表 W4 ⊿v Monkey Head Nebula Trot Chibueze+ 2013 Soejima+ in prep

研究紹介:星形成 大質量星形成領域 VERA, JVN H2O maserの分布と運動 Cep A HW3d, IRAS20143+3634 Ross+ in prep. Cep A HW3d Chibueze+ 2012

研究紹介:RGB星の質量放出 water fountain VERA, VLBA IRAS18286-0959 Imai+ (2012)

研究紹介:NRO銀河面COサーベイ レガシープロジェクトとして NRO他、多数の大学との共同研究 梅本(NAOJ)より報告 鹿児島大学からは… 観測担当者の派遣・長期滞在 サイエンス面での議論への積極参加

研究紹介:装置開発・将来検討 超広帯域分光システム 銀河間磁場研究 ROACHボード →NRO45m鏡へ 超高速FFT wavelet分光 中原研究室(工学部) wavelet分光 銀河間磁場研究 熊本大学等と