世界天文年2009事業企画書 自然科学研究機構 国立天文台 2019/2/21 世界天文年2009 (IYA2009) 事業企画書 自然科学研究機構 国立天文台
スローガン: The Universe-Yours to Discover「宇宙…解き明かすのはあなた」 世界天文年2009 とは 2009年 ガリレオ・ガリレイによる初めての天体望遠鏡での天体観測(1609年)から400年を記念 国際天文学連合(IAU)が提案 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の協力 国連総会による決議(2007年12月) 日本(日本学術会議)も提案国のひとつ スローガン: The Universe-Yours to Discover「宇宙…解き明かすのはあなた」
世界天文年2009の趣旨 世界中の人々が夜空を見上げ、 宇宙の中の地球や人間の存在に思いを馳せ 自分なりの発見を ガリレオの驚きを共有 宇宙の中の地球や人間の存在に思いを馳せ 自分なりの発見を ガリレオの驚きを共有 ~ガリレオの驚きをみんなのものに 宇宙の謎と魅力にふれる ~尽きない宇宙の謎をみんなのものに
天文学は広い可能性を育てるユニークな分野 技術 光学技術 電子工学 コンピュータ 科学・技術 社会・文化 人類学 文明の起源 人類の尊厳 物理学 極限状態 歴史 究極の歴史 天文学 化学 元素生成 スケール 宇宙の広大さ 異文化への寛容 生物学 有機分子形成 インスピレーション 科学技術分野 の進路 天文学は広い可能性を育てるユニークな分野
日本組織の構成
「君もガリレオ」プロジェクト ガリレオがかつて体験した 驚き・発見の追体験 指導者の育成 国際企画 ”The Galileoscope” 安価な小型望遠鏡の開発・制作 ガリレオが初めて宇宙を観察したものと同程度のもの アジアを中心とした各国の子どもに配布 望遠鏡を活用した観察・学習プログラムを展開 驚き、発見の国際共有 指導者の育成 国内外でワークショップ(講習会) 国際企画 ”The Galileoscope” として位置づけ
7.22 皆既日食中継 2009年7月22日:奄美大島北部、トカラ列島、硫黄島および周辺海域での皆既日食 多くの国民に日食の体験を! 日本陸域での皆既日食は46年ぶり(1963年7月の北海道以来) 多くの国民に日食の体験を! 全国の科学館への画像配信と中継イベント (インターネット衛星“きずな”を利用した高速回線)
日食観察キットの製作・サンプル配布 全国の小中高校生による皆既日食・部分日食の同時観察(2009年7月22日) 観察キット 太陽をはじめ宇宙に対する興味関心を喚起 観察キット 観察用めがね(日食グラス)、観察のてびきを準備 日食関連情報の提供
「アジアの星」神話・伝説プロジェクト 東アジア地域の星や宇宙にまつわる神話・伝説の収集 国際ワークショップ開催 東アジア地域の豊かな文化の理解と共有 国際ワークショップ開催 国際交流、協力・共同作業 編集・出版(英語版のほか各国語版) プラネタリウムや学校教育への活用 東アジアの文化の世界への発信
映像素材「星界の報告」の制作と配給 400年前のガリレオの体験と感動を、映像素材を通じて一般市民に追体験してもらう ガリレオが生きた時代背景(17世紀) ガリレオによる天体観測:著書「星界の報告」より 今日までの天文学の発展 全国400カ所以上のプラネタリウムを中心とした天文施設、科学館・博物館等に素材提供 プラネタリウムや映像シアターでの展開 オリジナリティある質のよい素材で 年間500万人の観覧者を想定
巡回企画展 ガリレオの天体観測から400年・望遠鏡が切り開いた宇宙(仮) 天文学の発展の歴史、望遠鏡を中心とした観測技術の発達とそれによってもたらされた宇宙像の変遷について紹介 科学史上価値のある原書(16~17世紀)の展示 「星界の報告」(1610年:ガリレイ)、「新天文学対話」(1638年:ガリレイ)、「天体の回転について」(1543年:コペルニクス)等 望遠鏡のレプリカ展示 東京をはじめ、仙台、名古屋、大阪を巡回
広報事業全般 世界天文年2009を効果的にPRするため、マスコット・キャラクターを制作し展開する 天文現象紹介まんが「ガリレオくんと仲間たち」ウェブ連載 「ガリレオの生涯と科学史上の功績」を伝える記事の制作・ウェブ連載 広報用ポスター、リーフレット、ガイドブック等の制作