水道施設のあらまし 水循環・水源編 みんなで水道の水資源の ことを学んでみましょう! 作成日 平成27年3月17日 改 訂 水道施設のあらまし 水循環・水源編 みんなで水道の水資源の ことを学んでみましょう! 作成日 平成27年3月17日 改 訂 注)水道耐震化ポータルサイトからのダウンロードに当たっては 「使用登録事務取扱基準」をご確認ください。 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
この資料の取扱い上の注意点! ・この資料は、「水道耐震化推進プロジェクト」(平成24年11月~ 平成27年3月)の中で、水道の広報資料作成時の労力軽減を図る ための事例集「水道PRパッケージ」として作成されたものです。 ・この資料を使用する際には、 「水道PRパッケージ」 使用登録事務 取扱基準に従ってご使用ください。 ・この資料(写真、図表、イラスト等)の中で、「引用」が明記されて いないものは、自由にご使用ください。 ・「引用」が明記されている事例(写真、図表、イラスト等)は、 著作権法を遵守してご使用ください。 ・各水道事業体の個別事情を加味して作成されたものではありません ので、この資料の「事例」を参考に改変、編集してご活用ください。 ・この資料を利用して作成された広報資料等は、自己責任でご使用 ください。 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
導水施設編 ★みんなに知ってもらいたいこと★ <しくみ、現状> ① 水循環のしくみ ② 日本の資源と水はどこからくるのか? ③ ダムの役割と機能 ④ 取水施設のしくみ <課題、リスク> 水循環の現状と水道水源への影響 ダムが抱える課題 <対策> ダムの機能改善対策の例 水源の水質保全活動 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
水道の水はどこから来ているかご存じですか? ここでは、水道水の水源についてご紹介します! 水道の水はどこから来ているかご存じですか? ここでは、水道水の水源についてご紹介します! ● 水循環のしくみ ・水循環の現状と水道水源への影響 ・日本の水資源 ● 水道の水は何処から? ・地表水とは? ・井戸水とは? ・伏流水とは? ● ダムの役割と機能 ・ダムの種類(10種類の説明) ・ダムの機能改善対策の例 ・水源の水質保全活動 ・水道水源の水質管理 ● 取水施設 ・地表水の取水施設(河川水が水源の場合) ・地表水の取水施設(湖水・ダム水が水源の場合) ・地下水(伏流水を含む)の取水施設 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 4 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
水循環のしくみ 水道水は、循環している水の一部を利用しているんだ! 水道水の元となる水は、地球上で大きな循環をしています。 ↓海、湖沼などに貯えられた水 ↓蒸発 ↓雲や大気中に貯えられた水蒸気 ↓降雨、降雪 ↓山や平地に貯えられた水、雪、氷 ↓地中への浸透、表面を流れる水 ↓地下水→湧き水 ↓河川水→表流水 ↓海、湖沼に流れ込む この水循環の途中で取水して利用しています。 水道水は、循環している水の一部を利用しているんだ! 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 5 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
水循環の現状と水道水源への影響 ・水は、地球上の限りある資源で、生物の命を育み、私たちの生活や 産業に不可欠な基本要素です。 産業に不可欠な基本要素です。 ・また、大気から大地、河川などを経て海に向かう水の循環は、河川や 地下水量の確保、水質の浄化、水辺環境や生態系の保全に大きな役割 を果たしています。一方、洪水などの災害をもたらすこともあります。 ・さらに、治水、各種用水、水力発電などエネルギー源としての利用 など、水の循環と密接な関係を築いてきました。 ・その一方で、都市の急激な人口や産業の集中、都市域の拡大、産業構 造の変化、過疎化・高齢化・少子化の進行、地球温暖化に伴う気象の 変化などにより、水循環は急激に変化し、様々な問題を起きています。 ①雨水の地下浸透の減少、②河川流量の減少、③河川環境の悪化、 ④水源水量の減少、⑤河川や湖沼の水質汚濁、⑥地下水の汚染、 ⑦地下水位の低下 など ・水道の水源は、水循環の一部を利用しているので、水源水量の減少や 大きな変動、水質の悪化などの影響を直接的に受けています。 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 6 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
日本の水資源 ・日本の年間の降水量は、約6,400億m³で、その内約36%は蒸発散し、残りの約4,100億 m³が利用できる水の量の上限です。 実際に使われている水の量はその内、約809 億m³です。 ・日本は、世界的に見ると降水量が多く水が豊かな国ですが、河川の流量は一年を通じて変動が大きく、安定的な水利用を可能にするためにダムや堰などの施設を作っています。 ・一方、日本の年平均地上気温は、この100年間におよそ1℃の割合で上昇し、1970年頃から少雨の年が多くなり、渇水被害が発生したり、異常少雨と異常多雨の変動が大きくなっています。 ・これまでにもたびたび渇水(水不足)が発生し、水道水の断水や減圧給水による生活への影響、工業用水不足による工場の操業短縮や停止、農作物の成長不良や枯死などの被害が発生してきました。 ・「安全でおいしい水」を確保するためにも、水源となる河川・湖沼等の水質を改善していくことが重要な課題となっています。 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 7 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
水道の水は何処から? ・水道の水はどこから来ているかご存じですか? ・水道水源の種類には、河川水の他にも、ダム湖水、湖沼水、地下水 などがあります。 ・日本の水道水源は約7割が地表水で、残りの3割は伏流水や地下水 などです。 地表水 河川水 ダム湖水 湖沼水 伏流水 地下水 浅井戸水 深井戸水 その他 25.4%(39.9億m3) 47.3%(74.3億m3) 1.3% (2.0億m3) 3.7% (10.8億m3) 12.8%(20.1億m3) 2.7% (4.3億m3) 6.8% (10.8億m3) 計 100.0%(157.2億m3) 引用:日本の水道水源(H23年度水道統計 日本水道協会) 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 8 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
地表水とは? ・河川、ダム湖、湖沼などの陸地表面に存在する水を地表水 と言います。 ・河川水は、雨の降り方などの自然条件によって水質が変動 ・河川、ダム湖、湖沼などの陸地表面に存在する水を地表水 と言います。 ・河川水は、雨の降り方などの自然条件によって水質が変動 しやすいという特徴があります。 ・一方、ダム湖水や湖沼水は、河川水ほど水質変動は大きく ありませんが、一旦汚濁が進行すると、水の動きが小さい ので、回復に時間がかかります。 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 9 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
井戸水とは? ・地下水には、浅井戸水と深井戸水があります。 ・一般的に、水を通しにくい層より上の深さが10〜30m 程度の比較的浅い地下水を浅井戸水と言います。 ・水を通しにくい層より下の地下水を深井戸水と言います。 ・いずれの井戸水も一般には水質は良好で安定していますが、 浅井戸は地上からの影響を受けることがあります。 一方、深井戸は地上からの影響は少ないですが、 一度汚染されてしまうと、影響が長く続いてしまいます。 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 10 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
伏流水とは? ・伏流水は、河川水などの地表水が周辺の砂層などの中に浸 透して流れる水のことを言います。 透して流れる水のことを言います。 ・伏流水は、地中でろ過されるので、地表水と比べて水質が よく、濁りが少ない特徴があります。 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 11 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
ダムの役割と機能 「ダム」は、治水・利水・砂防などのために、河川・渓流などを堰(せ)き止める構造物のことです。「ダム」には、様々な役割と機能があります。 ・洪水調節:大雨が降って、川からダムに流れ込む水量が急激に増加した時、その一部 をダムに貯め込んで安全な水量を放流し、下流の水害を防ぎます。 ・河川維持用水:渇水時にダムから流水を補給し、河川の機能維持を図ります。 ・灌漑用水:農作物を育てるために必要な水を貯め、川の水が少なくなった時に流して 水田や畑に必要な水を補給します。 ・上水道用水:水道水を供給するための水を貯め、貯めた水を河川に放流し、取水施設 で安定して水を取水できるように調節します。 ・工業用水:工業用水を供給するための水を貯めます。 ・発電:ダムから流す水を利用して水力発電を行います。2つのダムを導水管でつなげ、 揚水発電を行っているダムもあります。 ・消流雪用水:流雪用水を供給するための水を貯めます。雪国にしかない目的です。 この目的を持ったダムは、富山県に多く存在しています。 ・レクリエーション:レクリエーションのためのダムです。水を利用した競技に用いた り、ピクニックなどに利用できるように整備されています。 (全国3ヶ所) 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 12 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
ダムの種類 ダムの種類 13 単一ダム フィルダム アースダム 均一型 ゾーン型 表面遮水型(アスファルト遮水、コンクリート遮水) ゾーン型 表面遮水型(アスファルト遮水、コンクリート遮水) ロックフィルダム 均一型(国内にはない) ゾーン型(コアがアスファルト、その他) 表面遮水型(アスファルト遮水、コンクリート遮水) コンクリートダム 重力式コンクリートダム 色々あるなあ アーチダム(単一アーチ、複数アーチ) バットレスダム 中空重力式ダム 重力式アーチダム 台形CSGダム 複合ダム (重力式コンクリート・フィル複合ダム) 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 13 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
ダムの種類 アーチ式コンクリートダム 上流へアーチ状に張り出した構造のコンクリートダム。 重力式コンクリートダム 上流へアーチ状に張り出した構造のコンクリートダム。 アーチを利用して水圧などの外力を両岸で支える。 重力式コンクリートダムに比べコンクリートの量が少なくて済む。 真名川ダム(福井県) 重力式コンクリートダム 堤自身の重力により、水圧等の外力に抵抗する形式のダム。 構造は、一般的には直線型で、横断面は三角形で構成されており、 日本ではこの形式のダムがもっとも多い。 丸山ダム(岐阜県) 引用:(一財)日本ダム協会HPダム便覧 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 14 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
ダムの種類 アーチ重力式コンクリートダム 堤体がアーチ状の重力式ダム。 アーチ式と重力式の両方の特性を持っている。 堤体がアーチ状の重力式ダム。 アーチ式と重力式の両方の特性を持っている。 中空重力式コンクリートダム 重力式コンクリートダムと同様に堤自身の重力により、水圧等の外力 に抵抗する形式のダム。 ダムの中を空洞にすることによりコンクリートの量を節約できる。 鷲ダム(福井県) 井川ダム(静岡県) 引用:(一財)日本ダム協会HPダム便覧 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 15 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
ダムの種類 ゾーン型ロックフィルダム ロックフィルダムとは堤体材料として岩石や、砂利、砂、土質材料を使用する 表面遮水壁型ロックフィルダム ロックフィルダムとは堤体材料として岩石や、砂利、砂、土質材料を使用する ダム。ダム自身は重力式コンクリートダムと比べ大きいが、断層のある地域や 軟弱地盤に適している。ダム本体内部に遮水壁が設けてあるタイプをゾーン型 と呼び、ゾーン型ロックフィルダムの場合、コアゾーン部分に遮水性の高い土 質材料を使用した土質遮水壁型が一般的である。 表面遮水壁型ロックフィルダム ダム本体表面に遮水壁が設けてあるタイプを表面遮水壁型と呼ぶ。 遮水壁にはコンクリート、又はアスファルトが使用される。 阿木川ダム(岐阜県) 小渕ダム(岐阜県) 引用:(一財)日本ダム協会HPダム便覧 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 16 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
ダムの種類 ゾーン型アースダム 堤体材料として粘土、土砂などを主材とするダム。 堤体材料として粘土、土砂などを主材とするダム。 最も歴史の古いダムの形式で、日本でも農業用水を目的として古くから作ら れた。堤高の低いダムが多い。ゾーン型アースダムの場合、コアゾーンと ドレーンからなるコアゾーン型が一般的である。 均一型アースダム ダム本体が遮水部分を含め同じ材料で構成されたタイプを均一型と呼ぶ。 均一型アースダムの場合、ゾーン型や表面遮水壁型にみられるような遮水壁 は無く、ドレーンのみが設けてある。 田沢ダム(岐阜県) 矢の目ダム(栃木県) 引用:(一財)日本ダム協会HPダム便覧 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 17 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
ダムの種類 複合ダム 地盤の強度にあわせて、2種類以上の型式を複合して作るダム。 地盤の強度にあわせて、2種類以上の型式を複合して作るダム。 重力式コンクリートダムとロックフィルダムとの組み合わせが多い。 ラバーダム 堤体にゴムチューブを使用するダム。 主に可動堰に使用されている。 クチスボダム(三重県) 七宗ダム(岐阜県) 引用:(一財)日本ダム協会HPダム便覧 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 18 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
ダム機能の改善対策の例 ダムには、洪水を防ぐ治水機能や水を利用する利水機能など多くの機能があります。水道施設と同様に、ダムも老朽化による機能低下や自然環境の変化に対応するための機能改善対策が必要です。ここでは、改善対策例を紹介します。 <機能の回復> ・貯水容量の回復(堆砂・排砂対策) ・流水、土砂、魚類等の上下流の連続性回復(維持流量を放流するための恒常的 な容量の確保、流入土砂と同量を排出させる排砂対策、魚道の設置等) ・貯水池と周辺環境の回復(曝気循環装置の設置、湖岸緑化対策、生物生息空間: ビオトープの整備等) <機能の延命化> ・排砂対策(貯砂ダムの設置と掘削、浚渫、排砂バイパス、排砂管の設置等) ・計画以上の洪水対策(ダムの治水容量を最大限に利用した洪水調節の方策) ・管理の省力化と合理化(自動化、統合管理、自然調節方式、ゲートレス化等) <機能の向上> ・貯水容量の拡大(ダムの嵩上げや貯水池の掘削等) ・貯水容量の有効活用(治水と利水の容量振替、ダム堤体の改造や設備改造等) ・放流能力の向上(放流設備の新設や改造等) ・利用目的の拡大(発電設備の新設や増設、危機対応、湖面の利用等) 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 19 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
水源の水質保全活動 水道水源林は、水道水のもとになるきれいな水を育み、土砂がダムに流れ込むのを防ぐなど、大切な働きをしています。 水道水源林は、水道水のもとになるきれいな水を育み、土砂がダムに流れ込むのを防ぐなど、大切な働きをしています。 水道では、この水道水源林を維持・管理し、良好な状態を保つことにより、水質の向上安定、した河川流量の確保に努めています。 また、ダムなどでは、水に「におい」をつける藻類などが大量に発生しないように、水質保全対策を実施しています。 さらに、流域の主要な事業者に対しての水質汚濁防止の要望なども行っています。 内容 実施状況 水源保護等の条例の制定 160市町村等(6都道府県106市44町3村1団体) 水源保護等の要綱・要領の制定 45市町村等(1都道府県1都道府県水道事業31市9町2村1団体) 基金の制定 53市町村等(5都道府県1都道府県水道事業35市6町2村4団体) 水源涵養林への関与 130市町村等(6都道府県3都道府県水道事業89市18町3村11団体) 流域協議会の組織・参加 348市町村等(12都道府県24都道府県水道事業198市75町6村33団体) 上流排水処理施設への援助 25市町村等(1都道府県1都道府県水道事業16市5町2村) その他 142市町村等(3都道府県1都道府県水道事業86市37町2村13団体) 引用:厚生労働省HP 水道水源の保全に関する取組み状況調査について(平成19年3月) 表-1 水源保全に関する内容別の取組み状況 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 20 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
水源の水質管理 「水源」の水質は、水道水の水質に大きな影響を与えます。そのために、水源では水質管理を行っています。 ・定期的な水質検査: 水源水質の状況把握は、適正な水道水をつくる上でとても重要な作業です。 ・突発的な水質汚染への迅速な対応: 廃棄物や廃油などの河川への不法投棄や汚染物質が混入した工場排水が流入 流入した際には、水道水に影響を与えないように、取水制限や浄水処理の変 更などを早急に対応しています。 ・水源二法:(平成6年3月制定) 「水道原水水質保全事業の実施の促進に関する法律」(厚生労働省、国土交通省、農林水産省) ・トリハロメタンや異臭味等の対策について、水道原水の水質悪化の原因が主として生活排水で あって、事業の実施により解決ができるものに適用 「特定水道利水障害の防止のための水道水源水域の水質の保全に関する特別措置法」(環境省) ・生活用水に加え工場排水も原因であり、工場排水の規制も必要な場合に適用 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 21 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
取水施設 ・取水施設は、水道の様々な水源から、年間を通じて、安定的に必要な水量を取水できるように設置された施設です。 ・取水施設には、以下の種類があります。 水源の種類 取水施設の種類 地表水 河川水 取水堰 取水塔 取水門 取水管渠 湖沼・ダム水 固定式取水塔 可動式取水塔 取水枠 地下水(含む、伏流水) 集水埋渠 浅井戸 井筒式・ケーシング式(不完全貫入井) 井筒式・放射線状集水井・ケーシング式(完全貫入井) 深井戸 引用:水道施設設計指針(2012年)日本水道協会 2.取水施設 P54~59を編集 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 22 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
地表水の取水施設(河川水が水源の場合) 23 引用:水道施設設計指針(2012年)日本水道協会 2.取水施設 P54の図、説明文を編集 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 23 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
地表水の取水施設(湖水・ダム水が水源の場合) 引用:水道施設設計指針(2012年)日本水道協会 2.取水施設 P56の図、説明文を編集 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 24 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」
地下水(伏流水を含む)の取水施設 25 引用:水道施設設計指針(2012年)日本水道協会 2.取水施設 P558の図、説明文を編集 注)この資料は事例ですので、これを参考に各水道事業体の実情に合わせて修正してご使用ください。 25 水道耐震化推進プロジェクト(平成24年11月~平成27年3月) 「水道PRパッケージ」