わたがし を食べちゃった 早坂キャスター ベテルギウス 三ツ星 宇宙に浮かぶ雲 オリオン座の東側の写真(学芸大学、土橋先生提供) NHK山形の自然テキスト3月放送分 宇宙に浮かぶ雲 もし宇宙空間に雲が浮いていたら星空はどうなってしまうでしょう。地球の空に雲があるときは「曇り」で星空観察はできませんね。同じように宇宙空間の雲は星の光をさえぎって星を見えなくしてしまいます。 とてもとても暗い星まで写るように夜空の写真を撮ると、宇宙の雲がシルエットとして浮かび上がってきます。下の写真では、星が多すぎてひとつひとつはもう見えません。ぼ~~と明るく塗りつぶされています。こんなにたくさん星があるのですね。ここまで感度のよい写真をとると、星の光をさえぎっているものが黒く、かえって目立つ存在になります。 ベテルギウス オリオン座の東側の写真(学芸大学、土橋先生提供) 三ツ星
放送のときは豆電球でつくった星座の前に「わた」(雲のつもり)を置いて、星が隠される様子を実験しました。 http://astr-www.kj.yamagata-u.ac.jp/yao/ 天文台での写真: NHKの放送内容は、後日「やまがた天文台」で解説しています。解説の日程は天文台ホームページをご覧ください。 豆球で光るオリオン座 わたがしの袋(ちなみに、一つ30円でスーパーなどで売ってます。) 放送のときは豆電球でつくった星座の前に「わた」(雲のつもり)を置いて、星が隠される様子を実験しました。 その「わた」は「わたがし」でそれをつまんで小さく固めることができます。これは「くも」から星が生まれることを意味します。それで「ほしたべよ」というわけでそれを食べる「まね」をする予定でした。食べる手前でいろいろ星ができる話をして結局たべる時間が無いようなシナリオだったんですけど、実際の放送では、一瞬にして食べちゃったようでした。 毎月第三木曜日 宇宙のコーナーは NHK山形の自然の になります。 4月から キーワード 暗黒星雲: 宇宙空間には、温度の低い密度の濃いガスの雲が浮いています。星の光をさえぎって黒く見えるので暗黒星雲と呼んでいます。 分子雲: 低温のガスの雲は温度が低いので原子は分子の状態になっています。水素分子や二酸化炭素分子など皆さんにもなじみ深いものがあります。お酒(アルコール分子)などあります。宇宙を作った神様もたまにはお酒を飲むのでしょうか?これらの分子は電波を出すので電波望遠鏡で光る雲として観測されます。このとき、雲は「分子雲」と呼ばれます。 ※低温といっているのは絶対温度で10度とかですので、私たちが普段使っている摂氏温度でいうとマイナス250度以下で、本当に低温です。マイナス273度が絶対温度の零度です。これ以下の温度はありません。ここが真の意味の温度のメモリの原点です。