各化石燃料の輸入先とホルムズ依存度(2013年)

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各化石燃料の輸入先とホルムズ依存度(2013年) ○原油・LPガスは中東依存度が高く、天然ガス、石炭は豪州、東南アジア諸国への依存度が高い。 その他 6.5% 【天然ガス】 その他 6.1% 【原油】 ナイジェリア 4.4% ・不安定な中東情勢 ・輸入元の偏り (代替資源:天然ガス) ・資産の海外流出 インド ネシア 3.3% カタール 18.4% ロシア 6.9% サウジ アラビア 31.8% ブルネイ 5.8% 535 23.7 385 12.1 510 1606t/年 25.0 オマーン 2.1% インド ネシア 7.2% イラク 1.8% 7.8 UAE 6.2% 116.0B/D 626 6.7 中東依存度83% (ホルムズ依存度81%) 総輸入:365万B/D 中東依存度30% (ホルムズ依存度25%) 総輸入8,749万t/年 541 イラン 4.9% 18.0 404 オマーン 4.6% ロシア 9.8% 26.7 857 クウェート 7.3% 1792 46.2 1494 82.7 カタール 12.7% オーストラリア 20.5% マレーシア 17.1% UAE 22.7% 単位:百万t 単位:万BD 【石炭】 【LPガス】 シェールガス革命による可採年数の増加 非在来型革命で、数百年分に(250年~400年?) 中東依存度78% (ホルムズ依存度76%) 総輸入1,211万t/年 単位:百万t 単位:百万t 出典:貿易統計(2013年1月~12月) エネルギー白書2014

エネルギー基本計画の背景にある諸情勢 ○米におけるシェール革命の進展による国際エネルギー需給構造の変化の兆し ○米におけるシェール革命の進展による国際エネルギー需給構造の変化の兆し   シェール革命により米国は中東地域を中心とした化石燃料の供給体制から自立し、その結果、中東はエネルギー需要が増大するアジアへの供給を拡大する等国際的なエネルギー供給構造に影響 【北米(米国・カナダ)】 天然ガス供給量増加 余剰石炭の欧州への輸出 ガス純輸出国に転換 【ヨーロッパ】 石炭増などによるガス需要減少 中東からのガス輸入拡大、ロシアからの輸入減少 様々な価格決定方式の導入 エネルギーセキュリティの向上の取組 【モザンビーク】 供給先の開拓 【豪州】 供給先開拓・価格交渉に直面 【中国】 トルクメニスタンからの天然ガス輸入拡大 北米の上流権益確保 【ロシア】 欧州向け天然ガスの価格引き下げ圧力、供給の低迷 日本・中韓マーケットの開拓 【日本】 天然ガス調達先の多角化 石炭等他の選択肢の確保 欧州への 石炭輸出 北米からの石炭輸入 すでに発生している事象 今後発生・本格化しうる事象 【南米】 アルゼンチン(シェールオイル)やベネズエラ(超重質)等の開発による増産・輸出可能性 【アフリカ】 シェールオイル革命により米国への輸出減   (1.1mbd→0.3mbd) アル ジェリア、ナイジェリア産原油(軽質油)の欧州やインド市場への流入の可能性 石油生産の増加 中東依存度の低減   (2.7mbd→1.7mbd) 在来型、非在来型の原油開発による輸出拡大の可能性 中東からの原油輸入増 【中東(カタール等)】 ヨーロッパ、アジアマーケットの更なる開拓 今後検討が進むと見込まれるガスの輸出 今後検討が進むと見込まれる原油の輸出 ガスの動き 原油の動き カッコ内は、2012~2018にかけての原油輸出変化見通し(million barrels per day) ※IEA 「Medium-Term Market Report 2013」より引用) 米国への原油輸出減少 (2.7mbd→1.7mbd) アジア(中国・インド中心)への輸出のさらなる拡大     (中国向け2.6mbd → 2.9mbd) シェール革命による 世界のエネルギー需給構造の変化 【G7エネルギー大臣会合 : 2014年5月5日、6日】  仕向地条項の緩和や、生産者と消費者の対話等を通じた、柔軟なガス市場を更に促進していくことの重要性を含む共同声明を発出。 【出典】 IEA「Midium-term Market Report 2013」を基に作成