JAVAについて 高橋 雅哉
JAVAとは 正確にはJavaプラットフォームといい、サンマイクロシステムズ社によって1995年に発表されたプログラミング言語 です。これは、ひとことで言うと『仮想のコンピュータ』です。 これは、ひとことで言うと仮想のコンピュータです。 たとえば、パソコン用のWebブラウザやInternet Explorer、Netscape Navigator（ネットスケープ ナビゲーター）にも「Javaアプレット」という小さなプログラムを実行する機能があり、Webページを書くために使われるHTMLだけでは、文字と静止した絵と音楽を鳴らす程度しかできませんが、このJavaアプレットを使うとマウスやキーボードの動きに反応するアニメーションや、ゲームのような高度な働きをする部品をページに貼り付けることができます。
JAVAの特徴 オブジェクト指向言語 Javaの1番大きな特徴はその記述言語（Java言語）がオブジェクト指向な言語であることです。 オブジェクト指向とはプログラムの塊であるオブジェクトを 連携して一つの大きなプログラムを構築する仕組みで、つまり、オブジェクト指向を使うとプログラムの開発が便利になるのです。 オブジェクト指向とは、プログラムを小さな部品（オブジェクト）の形で作成しておき、これらを必要に応じて組み合わせることで、ひとつのプログラムを作成するという考え方です。 Javaでは、頻繁に利用される機能があらかじめ用意されています。 ここから →このようなことで、次のメリットがあります。 ・プログラムがシンプルになる ・プログラミングが楽になる ・再利用でき、汎用性があります。 はんようせい；いろいろの方面に広く用いること。
JAVAの種類 一言でJAVAと言ってもいろんな種類があります。 ・Applet ・Servlet ・JavaBeans ・JSP (Java Server Page ) ・EJB (Enterprise Java Beans ) 一般にJAVAというとアプリケーションの事を指しますが、前のスライドでもあったアプレットは Webブラウザ上で動く小さなアプリケーション を指し、サーブレットについては、アプレットが自分のパソコンで動くクライアント側のJavaであるのに対して、サーブレットはサーバ側で動くJavaのことをいいます。他にも、ジャバ・ビーンズ やJSP、EJB などがあります。 JAVAの種類はこれからも増えていくといわれています。 ジャバ・ビーンズ：Javaの部品と部品を組み合わせるだけでJavaプログラムが作れる規格のことで、この部品のことを「Bean」と言います 。
平成1８年度春期試験 過去問題 ・問1 Javaで作成されたプログラムであって，Webサーバからダウンロードされ，ブラウザ上で実行されるものはどれか。 ア JavaScript イ Javaアプリケーション ウ Javaアプレット エ Javaサーブレット
答え 問1 ウ 解説 Javaで開発されたプログラムで，クライアント側のブラウザ上で実行するのがJavaアプレット，また、サーバ側で実行するのがJavaサーブレットです。
平成11年度春期試験 過去問題 ・問２ Javaに関する記述として，正しいものはどれか。 ・ア WWWブラウザで動く対話型プログラムを専用に開発するためのスクリプト言語である。 ・イ インターネットや分散システム環境で利用されているオブジェクト指向のプログラム言語である。 ・ウ 初心者に分かりやすいように自然言語に近い記述が可能なプログラム言語である。 ・エ マウスを用いたユーザインターフェースを設計するためのプログラム言語である。
答え 問２ イ 解説 ア “対話型プログラムを専用に開発”が違っています。 ウ 自然言語とは私たちが日常用いる言語という意味ですが，Javaのソースプログラムがそれに近い記述形式であるとは言い難いです。 エ “マウスを用いた”が適していません。 前のスライドでも説明しましたが、JAVAの一番の特徴がオブジェクト指向のプログラム言語なので、答えはイです。
出題率 問1の問題は過去に似た問題が平成16年と19年に出ています。 問2の問題は過去に似たような問題はありませんでした。