日機装社製 PN-180Xの性能評価 ○平賀敦司(ひらがあつし)1)  亀田康範1)  寺尾佳介1) 川口真弥1) 中村寛子1)  福富愛 1)  永易由香1)     藤井恵子1) 2) 坂田良子1)  平林晃 1)  高杉啓一郎2) 高杉敬久2) 賴岡德在3) 1)医療法人社団スマイル 広島ベイクリニック.

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演題名:■■■■■■■■ ○筆頭著者 共著者名 所属名 日本臨床免疫学会 筆頭著者のCOI開示 第45回日本臨床免疫学会総会
演題名:■■■■■■■■ ○筆頭著者 共著者名 所属名 日本臨床免疫学会 筆頭著者のCOI開示 第46回日本臨床免疫学会総会
血液透析患者における 身体計測の検討 ○坂田良子(さかた よしこ)1)
第28回日本臨床精神神経薬理学会・第48回日本神経精神薬理学会 合同年会筆頭発表者のCOI開示
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血液透析患者の足病変がQOLに与える影響の調査 ~SF-36v2を使用して~
医療法人社団 高山泌尿器科 臨床工学部門 斎藤 寿 友西 寛 工藤 和歌子 佐藤 友紀
医療法人社団 高山泌尿器科 臨床工学部門 斎藤 寿
日本胸部外科学会 COIの開示 演題発表に際し、 開示すべきCOIはありません。 筆頭演者:○○ ○○ 第70回日本胸部外科学会定期学術集会
血液透析患者における運動と身体測定値、QOLの関係性
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V型ダイアライザーPinnafine® -180Xの性能評価
日本心血管インターベンション治療学会 CO I 開示 筆頭発表者名: ○○ ○○
日本口腔科学会 CO I 開示 筆頭発表者名: ○○ ○○
利益相反提示方法 口演発表は演題名の次のスライドで開示 ポスター発表はポスターの最下部に開示.
第89回大腸癌研究会 CO I 開示 筆頭発表者名: ○○ ○○
医療法人社団スマイル 広島ベイクリニック1)
慢性腎臓病患者における食事療法の 経過及び腎障害抑制の効果の検討
目的 オメガ3脂肪酸エチルは,エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)を含む魚由来の製剤で,中性脂肪低下作用を持ち,抗動脈硬化作用を持つとされている. 現在までに心血管系イベントの抑制効果についての報告がなされているが,慢性腎臓病(CKD)に対する効果ははっきりしない. このため,当院でのCKD患者にオメガ3脂肪酸エチルを投与した結果について,各種疾患やCKDステージとの関連を含めて検討した.
単独CABGにおける長期成績からみたLADへのGraft戦略 -RITA-LADはLITA-LADと同等か?-
一般社団法人 日本心エコー図学会 CO I 開示 筆頭発表者名: ○○ ○○
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本演題に関して、発表者の開示すべき利益相反状態はありません
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利益相反提示方法 口演発表は演題名の次のスライドで開示 ポスター発表はポスターの最下部に開示.
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第14回日本統合失調症学会 筆頭発表者のCOI 開示 【指定演題】 スライド (開示すべき情報がない場合) 企業等はありません。
第12回医療の質・安全学会学術集会 CO I 開示 筆頭発表者名: ○○ ○○
一般社団法人日本看護管理学会 利益相反開示 Japan Academy of Nursing Administration and Policies (JANAP) COI(Conflict of Interest)Disclosure 筆頭者氏名:〇〇〇〇 所 属 名:〇〇〇〇 筆頭演者は日本看護管理学会へのCOI申告を完了.
第13回医療の質・安全学会学術集会 CO I 開示 筆頭発表者名: ○○ ○○
第91回大腸癌研究会 CO I 開示 筆頭発表者名: ○○ ○○
演題発表に関連し、開示すべきCOI関係にある
大阪透析研究会 CO I 開示 筆頭発表者名: ○○ ○○
当院におけるエボカルセトの使用経験について
Presentation transcript:

日機装社製 PN-180Xの性能評価 ○平賀敦司(ひらがあつし)1)  亀田康範1)  寺尾佳介1) 川口真弥1) 中村寛子1)  福富愛 1)  永易由香1)     藤井恵子1) 2) 坂田良子1)  平林晃 1)  高杉啓一郎2) 高杉敬久2) 賴岡德在3) 1)医療法人社団スマイル 広島ベイクリニック 2)医療法人社団スマイル 博愛クリニック 3)一般社団法人 広島腎臓機構

緒言   透析患者は年々平均年齢も上がり高齢化がみられる。食事摂取量が低下し低栄養となっている高齢者に対して、アルブミンの漏出量を抑えるためⅤ型ダイアライザー以外を選択するケースもある。 PN-Xシリーズは、ポア(細孔)を狭い範囲で均一に分布し、更に膜厚を薄くすることにより、小分子量物質やβ2-MGの優れた除去性能を持ちながら、アルブミンの漏出量は最小限に抑えられたⅤ型のダイアライザーである為、従来Ⅳ型ダイアライザーを選択していた患者にもPN-Xシリーズ(Ⅴ型)の選択が出来る可能性がある。

目的   アルブミン漏出量を抑えた日機装社製 PN-180X Ⅴ型(以下PN-X)を使用し、二プロ社製 PES-15Eα Ⅳ型(以下PES-Eα)との比較評価を行い、高い低分子蛋白除去性能を持ちながら、アルブミン漏出量を抑えることにより、低栄養の患者や高齢者にもPN-Xの使用が可能か検討する。

仕様

対象 維持透析患者6名(男性3名、女性3名) 平均年齢70.7±12.4歳 平均透析歴16.2±10.2ヶ月 透析時間4時間 平均DW56.5±3.7㎏

方法 維持透析患者6名を対象にPN-XとPES-Eαを交互に使用し、UN、Cr、IP、β2-MGの除去率、β2-MGの除去量とクリアスペース、アルブミン漏出量、残血を目視にて評価し比較した。 結果はstudentのt検定を用いて比較検討した。

小分子量物質除去率 n.s. n.s. n.s.

低分子量蛋白 除去率 除去量 クリアスペース ** P<0.01 **  n.s. n.s.

アルブミン漏出量 ** P<0.01 ** 

β2-MG除去率とアルブミン漏出量

アルブミンの推移  mean±S.D  n=6 g/dl PES-15Eα  PN-180X

まとめ 各小分子量物質の除去率は両ダイアライザーにおいて有意差を認めなかった。 β2-MGの除去量、クリアスペースは有意差を認めないが、除去率はPN-Xの方が有意に高値であった。 Albの漏出量はPN-Xが有意に低値であった。 両ダイアライザーとも残血は認めなかった。

考察 PN-Xは非常にシャープな分画特性を持っており、Ⅴ型ダイアライザーの高いβ2-MG除去性能を持ちながら、アルブミン漏出量はⅣ型ダイアライザーよりも抑えられている。アルブミン漏出の懸念から、Ⅴ型ダイアライザーを使用していない、低栄養の患者や高齢者にも安全に使用できるダイアライザーである。

開示すべきCOI関係にある企業などはありません。 第24回中国腎不全研究会 COI開示 筆頭発表者名          平賀 敦司 演題発表に関連し、 開示すべきCOI関係にある企業などはありません。