(社) 建設コンサルタンツ協会 技術委員会/照査に関する特別WG

Slides:



Advertisements
Similar presentations
1 ( 様式8 ) 提案書雛型イ 資料2 - 1 (提案者名を記載) ○○○○ 受付番号 イ.ⅠT活用等による介護事業者の経営効率化、安定化に資する 調査 平成 23 年度医療・介護等関連分野における規制改革・産業創出実証事業 ( IT 等を活用した医療・介護周辺サービス産業創出調査事業) 提案書 (提案事業のタイトルを記載:
Advertisements

1 ( 様式8 ) 提案書雛型ア 資料2 - 1 (提案者名を記載) ○○○○ 受付番号 ア.地域見守りサービス創出における調査 平成 23 年度医療・介護等関連分野における規制改革・産業創出実証事業 ( IT 等を活用した医療・介護周辺サービス産業創出調査事業) 提案書 (提案事業のタイトルを記載:
BCP (事業継続計画) 行政は業務継続計画 議員研修 大規模な災害・事故・システム障害が発生した場合に、 企業や行政組織が基幹事業を継続したり、早期に事業を 再開するために策定する行動計画 事前に業務の優先度を確定し、バックアップシステムの 整備や要員確保などの対応策を立てておくこと.
Web-GIS の開発と地盤情報の 高度利用に関する共同研究について -具体的な共同研究テーマ ( 案 ) - 「地質・地盤情報協議会」・ 「 Web-GIS コンソーシアム」説明会資料 全国地質調査業会連合会・情報化委員会.
事例研究の進め方. 事例研究の目的  研究会本来の目的であるテーマ研 究を行うための予備研究(演習)  テーマ研究をまとめるために必要 なデータやツールが何かを検討す る  検討したツールやデータの有用性 を検証する  視覚化.
水工アスファルト分科会 活動計画 H 第2回 舗装材料小委員会. 設立趣旨 課 題  設計や施工に関する基準類が少なく古い ・農林省農地局が昭和 42 年制定 ・農林省農地局が昭和 42 年制定 「土地改良事業計画設計基準第 3 部・設計第 14 編・水利アスファルト工(前編)」
当社の 「品質マネジメントシステム」(QMS)の 今後の運用について
《Ⅴ 解説》 35.監査調書様式体系の全体像 【監査の基本的な方針】 【詳細な監査計画】 【リスク評価手続】 【リスク対応手続の立案】
8/14/2009 設計エラー Joe Epperson 1.
今からでも間に合う! マイナンバー対策を最短で実現する方法 -奉行シリーズによるマイナンバー対応-
居宅介護支援事業所.
学習にあたって 学習のポイント 事例分析を通じて、事業には様々なリスクファクター が内在することを認識する
「サイボウズ Office on cybozu.com」 すぐできるBOOK -ワークフロー 編 -
1.電子納品の際に準備する機材と、電子納品の基準について
Ⅱ 訪問介護サービス提供プロセスの理解 Ⅱ 訪問介護サービス提供プロセスの理解.
「研究会概要」版 ■横断的研究会: ■活動概要: ■土木におけるおもな木材利用例
Ⅱ.高齢者に係る地域アセスメントの    手法について
 授業を設計する(その4) 情報科教育法 後期5回 2004/11/6 太田 剛.
FOODS eBASE Cloudプラットフォームで構築
GIS大縮尺空間データ官民共有化推進協議会 支援グループ
第3回「槇尾川ダム建設事業」等に関する有識者会議
ご記入いただきました個人情報は、サービス・情報提供、セミナー運営以外の目的で使用することはありません。
土木って何? コンクリート工学研究室 岩城 一郎
本日の内容 当社概要 1 資生堂「健康宣言」/禁煙対策のはじまり 2 当社における禁煙対策 3
PPM手法を適用した 訓練評価手法構築の試み 第2報 - 平成13年度から平成16年度までの 指導員研修改善の経過 -
品質に関する 「要望と提案」の内容について
Ⅲ.サービス開発の方法.
事業の全体概要図イメージ例 事業区分:①新たなヘルスケアサービス創出支援事業 コンソーシアム等名称; 1-① 事業の背景・目的
半地下水処理施設基礎への適応事例 マルフジエンジニアリング(株)       渡邉 哲也.
健やか親子21中間評価のための 母性健康管理指導事項連絡カード認識率調査 ~自由記載分析~
2-4.道路施設の詳細耐震点検について (第2回報告事項)
橋梁の許容荷重評価 Dan Walsh.
課題の整理表 № 記入様式 1 グループ 利用者名 さん 発 達 支 援 家 族 地 域 連 携 発達ニーズ・意向等 の把握 初期状態の評価
ダムの入札制度 に関する検討 ダム工事総括管理技術者会 第22回総会 平成21年4月10日(金) ダム工事の安全管理
技術支援状況(1) ICTモデル工事の手引き
平成27年度予算(地域中小企業・小規模事業者UIJターン人材確保等支援事業) 【1.事業の実施内容・方法】
ドローン(UAV)とPhotoScanを用いた 3次元データの作成・活用及び業務 対策セミナー アンケート集計
徹底活用するための校内研修パッケージ これから、「子どもの学びを支えるヒント集2」を活用した校内研修を始めます。
平成17年度 第2回三重県CALS/EC地域研修会
調査事業:イ.IT活用等による介護事業者の経営効率化、安定化に資する調査 代表団体名: 1.提案する事業の概要 2.調査事業の実施計画
2004年6月3日 第2分科会 国際競争力のある人材育成.
市町村等から電話照会等を行う場合の対応について
【チーム員及び必要に応じて、対象者情報に詳しい者】
製造準備段階における 工程FMEAの実施と不具合未然防止
加工工程決定支援に対する自動化 電子情報通信学会2008年総合大会 松江工業高等専門学校 情報工学科 越田 高志, 牧 聡史
12の発明の原理だけで発想できるプロセス アイデア発想とアイデア選定
相談支援従事者初任者研修のカリキュラムの改正について
20XX年度 ○○施策導入について (例)  社内講師の計画的育成とトレーニング導入について ○年○月○日 所属・担当者名.
平成30年度第Ⅰ期東京都主任介護支援専門員研修 受講者推薦要件の概要
AI 化など、Web サイトが活用できる 施策をご提案します 今だけ Web 活用コンサルティング
県道津山智頭八東線道路改良工事 (芦津工区)測量及び道路詳細設計業務(その2)
(提案事業のタイトルを記載:80文字以内) ○○○○○○○○○○○○ (提案者名を記載) ○○○○
平成26年度補正予算「地域中小企業・小規模事業者人材確保等支援事業」 【1.事業の実施内容・方法】
【1.1 事業(調査)目的】 1 8.1 (別紙1) 提案書雛型 本事業(調査)の目的について 記述内容
検討事項2 『医薬品製造販売業GQP/GVP手順書<モデル>』の改訂
大阪府都市基盤施設 維持管理データベースシステムの概要
別紙② 訪問看護業務記録のIT化促進事業 提案書 (社名).
平成25年度オープンデータ実証実験 社会資本実証(概要)
単独事業者での応募にあたっては、コンソーシアム等名称、参加団体の記入は必要ありません。 事業区分: 課題調査事業 コンソーシアム等名称:
事業区分: 大規模調査事業 コンソーシアム等名称: ○○ 事業名: △△ 代表団体名: □□ 参加団体: ▲▲、■■ 協力団体: ●●、◎◎
平成26年度補正予算「地域中小企業・小規模事業者人材確保等支援事業」 【1.事業の実施内容・方法】
平成27年度予算「UIJターン人材拠点事業」 【1.事業内容・方法】
平成26年度補正予算地域中小企業・小規模事業者人材対策事業 (地域人材コーディネーター養成等事業)【1.事業内容・方法】
II. 2 …の一環としての品質リスクマネジメント
平成26年度補正予算「地域中小企業・小規模事業者人材確保等支援事業」 【1.事業の実施内容・方法】
電子化基準策定小委員会 活動成果報告 土木CAD製図基準の策定 土木学会 情報利用技術委員会 電子化基準策定小委員会.
調査項目:(事業環境/健康投資/品質評価から選択) コンソーシアム等名称:
健康教育導入について 宮崎県薬剤師会 健康教育推進委員会  鈴木 啓子.
代表申請社名:〇〇 実施体制:〇〇〇/〇〇〇/…
令和元年度第Ⅱ期東京都主任介護支援専門員研修(新規) 受講者推薦要件の概要
Presentation transcript:

(社) 建設コンサルタンツ協会 技術委員会/照査に関する特別WG H12→ H13→ H14→ H15→ H16 平成16年度 品質セミナー 成果品に関するエラーの事例集 “エラー防止のために” 平成16年10月 (社) 建設コンサルタンツ協会 技術委員会/照査に関する特別WG

はじめに □ セミナーの目的 □ セミナーの視点 成果品のエラー防止のための認識を共通のものに われわれ自身の努力の方向を確認し、品質の維持・向上に向けて、具体的な方策を提案 対 象: 業務を実際に遂行する実務者層 (管理技術者、照査技術者、担当技術者、協力会社の技術者) □ セミナーの視点 各分野の設計や地質調査に現れるエラー事例の収集と技術的分析を通じて、留意点を具体的に整理し、技術的な観点から改善策を提案 はじめに

セミナーの内容(プログラム) 9:30~ 9:45 開場~開催あいさつ 15分 9:45~10:00 はじめに 10:00~11:00 エラー事例の技術的分析と改善策 (1) 道 路/トンネル ※ 60分 11:10~12:10 (2) 橋 梁 ※ 12:10~13:10 (昼 食) 13:10~14:10 (3) 河川構造物 ※ 14:20~15:20 土質・地質調査の計画、実施および結果の評価 ※ 15:35~16:15 品質に関する『要望と提案』の内容   について 40分 16:15~16:30 全体まとめ 16:30~16:45 全体質疑応答、アンケート回収 ※)  これらのセッションでは、各セッションの最後に個別の質疑応答を行う。 ● 各セッションの間には小休止,休憩を取り入れている。 はじめに

セミナーテキストの構成 1章 はじめに 2章 エラー事例集 3章 エラー事例の技術的分析と改善策 1章 はじめに  2章 エラー事例集 2.1  事例の収集・整理方針と収集事例一覧 2.2~2.9 各分野の事例集 道路/ トンネル/ 橋梁/ 河川構造物 ダム・発電/ 砂防・急傾斜/ 鉄道/ 土質・地質 3章 エラー事例の技術的分析と改善策 3.1 道 路 3.2 トンネル 3.3 橋 梁 3.4 河川構造物 3.5 ダム・発電 3.6 砂防・急傾斜 3.7 分野ごとのエラーの特徴と留意点 3.8 まとめ 4章 土質・地質調査の計画、実施および結果の評価 5章 おわりに - エラーの防止に向けて はじめに

事例の収集・整理方針 道路/トンネル/橋梁/河川構造物/ ダム・発電/砂防・急傾斜/鉄道/土質・地質 の設計系、調査系業務を対象 共通調査様式を準備してエラー事例を収集 単純エラーとともに、技術的判断エラーも盛り込む 『詳細設計照査要領』 適用の観点も 全収集事例から、今後の参考になる典型的な事例を選択して収録 ⇒ 前年度の +15% に増補 はじめに

エラー事例の収集状況 業 務 分 野 全収集 事 例 本テキストの 収 録 事 例 道 路 ト ン ネ ル 橋 梁 河川構造物 ダム・発電 業 務 分 野 全収集 事 例 本テキストの 収 録 事 例 道 路 139  67  ト ン ネ ル 38  23  橋  梁 255  82  河川構造物 90  35  ダム・発電 52  25  砂防・急傾斜 21  14  鉄  道 34  30  土質・地質 43  はじめに

『2章 エラー事例集』の活用法 “2.1 事例の収集・整理方針と収集事例一覧” (1)~(8)により、分野ごとに検索できる 『2章 エラー事例集』の活用法 “2.1 事例の収集・整理方針と収集事例一覧” (1)~(8)により、分野ごとに検索できる 各事例はエラーコード順に配置 【 例 】 事例番号 コード タ イ ト ル 1 ① 場所打杭における杭頭結合鉄筋長の不足 2 橋台踏掛版の長さ設定エラー 3 設計基準との不整合(構造細目) … ……… はじめに

エラーの分類とコード (設計系) 分 類 コード エラーの内容 技術的 判断エラー ① ~⑤ 基準適用エラー/設計条件の設定/ 分 類 コード エラーの内容 技術的 判断エラー ① ~⑤ 基準適用エラー/設計条件の設定/ 設計計画エラー/技術的判断エラー/ 施工計画関連エラー 単純エラー ⑥ ~⑬ 現地状況・条件の把握エラー/ 設計計算エラー/図面作成エラー/ 配筋図エラー/CAD使用上のエラー/ 数量計算エラー/社内情報伝達エラー/ 発注者・他社との情報不足エラー その他 ⑭ はじめに

エラーの分類とコード (調査系) 分 類 コード エラーの内容 調査に関わるエラー A ~ D 計画段階エラー 調査実施段階エラー 分 類 コード エラーの内容 調査に関わるエラー A ~ D 計画段階エラー 調査実施段階エラー 技術的判断エラー その他 はじめに

エラー事例の技術的分析と改善策 □ 観 点 1 事例の技術的分析の構成 各分野(道路・トンネル/橋梁/河川構造物/ ダム・発電/砂防・急傾斜)から事例を抽出 技術的観点から具体的分析と改善策を提案 事例の技術的分析の構成 ① エラー事例の業務概要 ② エラーの内容説明 ③ エラー発生原因の分析 ④ 改善策(及び反省点) はじめに

□ 観 点 2 事例集全体からみた各分野のエラーの特徴と留意点を整理し、最後に共通事項として総括 ※ 「詳細設計照査要領」の適用についても整理 Ⅰ 照査要領の厳格適用によりエラーを回避可能 Ⅱ 別途の対応が必要 Ⅲ 照査要領の追加等の補強が必要 はじめに