第1四半期決算概要 2006年度 平井 茂雄 常務取締役 執行役員経営管理第1本部長 2006年7月31日 1 機 密 2006年度 第1四半期決算概要 常務取締役 執行役員経営管理第1本部長 平井 茂雄 http://www.eneos.co.jp 2006年7月31日 コメント欄の 黒字部分:説明 青字部分:参考(必要に応じてコメント) 赤字部分:参考(社外秘) 1
06年度第1四半期決算のポイント 〔在庫影響除き経常利益は、283億円と前年同期比+47億円増益〕 2 経常利益は、552億円と前年同期比△174億円減益 〔在庫影響除き経常利益は、283億円と前年同期比+47億円増益〕 ◆ 在庫影響のプラスが大幅に減少 ◆ 自家使用燃料代のアップ等により、石油マージンが悪化 ◆ 生産数量増、原油価格の上昇等により石油・天然ガス開発部門 が増益 ◆ 受取配当金の増加等により営業外損益が良化 2
06年度第1四半期 損益概要 3 【原油代・為替レートの推移】 2006年度第1四半期の諸元は以下のとおり、 06年度第1四半期 損益概要 【原油代・為替レートの推移】 2006年度第1四半期の諸元は以下のとおり、 ・原油代 :平均処理原油代 63.7ドル/Bbl(前年同期比+15.6ドル/Bbl) WTI 63.5ドル/Bbl(前年同期比+13.7ドル/Bbl) ・為替レート : 115.2円/$(前年同期比+8.5円/ドルの円安) ・主要石化製品(ドバイスプレッド) パラキシレン、プロピレン : ほぼ前年同期並み。 ベンゼン : 前年同期比悪化▲187$/t(535$/t→348) 【決算概要】 ・売上高 : 1兆5,069億円、前期比+2,691億円(+22%)の増加。 ・営業利益 : 434億円(前年同期比▲269億円) ・営業外損益: 118億円(前年同期比+95億円) 主にマレーシアLNGプラントからの受取配当金 ・経常利益 : 552億円(前年同期比▲174億円) ・在庫影響 : 269億円(前年同期比▲221億円) ・在庫影響除き経常利益 : 283億円(前年同期比+47億円) ・当期利益 : 287億円(前年同期比▲112億円) 3
06年度第1四半期セグメント別営業利益の増減(前年同期比 ) 06年度第1四半期セグメント別営業利益の増減(前年同期比 ) 05年度1Q 06年度1Q 前期比△269億円 (703億円 → 434億円) 4
石油精製・販売部門 営業利益増減分析 5 利益増減のポイント(在庫影響除き) ・原油代上昇による自家使用燃料代のアップ等 石油精製・販売部門 営業利益増減分析 利益増減のポイント(在庫影響除き) ・原油代上昇による自家使用燃料代のアップ等 の影響により、石油マージンは悪化 ・安全対策強化、資機材高騰により設備費等の 経費が増加 ・パラキシレンを中心に石化数量は順調に増加 ・石化マージンは若干の悪化 <2006年度第1四半期 セグメント別営業利益の 増減分析(前年同期比)> ①石油精製・販売 △403億円 (551⇒148) ①-1 石油製品 △405億円 (443⇒38) 原油価格の上昇に伴う在庫影響は、(490億円から269億円に) △221億円減少。 また、自家使用燃料代の悪化影響等により、 在庫影響除きでは△184億円(△47⇒△231)の悪化。 ・数量 : △8 ・自家使用燃料代悪化等によるマージン縮小 △142 うち自家使用燃料代悪化 △69 (原油代上昇;△14千円/KL×14百万KL×4%弱≒△81億円) (ロス率改善; +12億円) マージン縮小など △73 ・コスト削減・効率化(経費増) △34 ①-2 石油化学製品 +2億円 (108⇒110) ベンゼンのスプレッド悪化によりマージンは悪化したものの、 主要化学品の販売数量増加により微増。 ・数量+16 PX +8万t(23万t⇒31) ・マージン△11 ・コスト削減・効率化(経費増)△3 5 ◇コスト削減・効率化(経費増) 連結計 △39億円
石油・天然ガス開発部門 営業利益増減分析 6 利益増減のポイント ・新規原油生産開始(オーストラリア ダンピア 石油・天然ガス開発部門 営業利益増減分析 ・新規原油生産開始(オーストラリア ダンピア PJ)等により、販売数量が増加 ・原油、ガス価格の上昇により販売価格 が上昇 利益増減のポイント <2006年度第1四半期 セグメント別営業利益の 増減分析(前年同期比)> ②.石油・天然ガス開発 +132億円 (156⇒288) オーストラリア(ダンピアPJ) が、2005年3月末に原油生産を開始したこと、 およびマレーシアガス生産も順調に推移していることで数量は 前年同期比21千BD増加。 また、原油・ガス価格の上昇も増益に寄与した。 数量 +55 価格 ほか+77 6
06年度決算見通し(4月公表を修正)のポイント 経常利益は、2,060億円と前回見通し(4月公表)比+690億円増益 〔在庫影響除き経常利益では1,620億円と前回見通し比△10億円減益〕 ◆ 原油価格の前提を見直し ・WTI (06/7月以降) 70 ← 60 ・Dubai (06/8月積み以降) 65 ← 55 ・処理原油代(年度平均) 65.7 ← 56.5 【参考】 為替レート 115 ← 115 ◆ 在庫影響が大幅に良化 ◆ 自家使用燃料代のアップ、タイムラグの影響等により石油マージンが悪化 ◆ 足元の好調な市況を反映し、石化マージンが良化 ◆ 石油・天然ガス開発部門が増益 前回(06/4) $/Bbl 円/$ 【2006年度;原油代・為替レート前提】 ・原油代 : 平均処理原油代は、8月積み以降ドバイ65ドル/BBL(前回比+10ドル/BBL) WTIは、7月以降70ドル/BBL(前回比+10ドル/BBL) ・為替レート : 115.0円/$ (前回見通しから変更なし) ・主要石化製品(ドバイスプレッド) パラキシレン、ベンゼン、プロピレンのドバイスプレッドを 前回予想水準から第1四半期実績並みの水準に変更。 7
06年度損益概要(上期・年度 見通し) 8 (06/7-9) (06下期) 67.3 65.8 (06/7-9) (06下期) 114.6 06年度損益概要(上期・年度 見通し) (06/7-9) 67.3 (06下期) 65.8 (06/7-9) 114.6 (06下期) 115.0 【決算概要】 ・売上高 : 6兆5,600億円(前回見通し比 +4,300億円) ・営業利益 : 1,820億円(前回見通し比 +670億円) ・営業外損益 : 240億円(前回見通し比 +20億円) 主にマレーシアLNGプラントからの受取配当金 ・経常利益 : 2,060億円(前回見通し比 +690億円) ・在庫影響 : 440億円(前回見通し比 +700億円) ・在庫影響除き経常利益 : 1,620億円(前回見通し比 △10億円) ・当期利益 : 980億円(前回見通し比 +280億円) 8
06年度(前回) 06年度(今回) 前回比+670億円 (1,150 → 1,820) 06年度セグメント別営業利益の増減(前回見通し比 ) 06年度(前回) 06年度(今回) 前回比+670億円 (1,150 → 1,820) 9
石油精製・販売部門 営業利益増減分析 10 利益増減のポイント(在庫影響除き) 石油精製・販売部門 営業利益増減分析 ・原油代上昇による自家使用燃料代のアップ、 タイムラグの影響等 により、石油マージンは悪化 ・パラキシレン、ベンゼン等の市況好調を反映し、 石化マージンは良化 利益増減のポイント(在庫影響除き) <06年度 セグメント別営業利益の増減分析(前回公表比)> ①石油精製・販売 +604億円 (70⇒674) ①-1 石油製品 +489億円 (△285⇒204) 前提原油代を前回比+10ドル($55/BBL⇒$65)見直したことにより、 在庫影響は+700億円と大幅に拡大(△260億円⇒440億円)。 一方、自家使用燃料代の悪化・マージンの縮小等により、 在庫影響除きでは△211億円の減益。 在庫影響除き△211億円の内訳 ・数量 +20億円 ・自家使用燃料代悪化などによるマージン縮小 △231 うち・自家使用燃料代悪化・・・ △109億円 (原油代上昇;△6,000円/KL×60百万KL×4%弱≒△135億円) (ロス率改善; +26億円) ・タイムラグ・・・△68億円 ・マージンほか・・・△54億円 ①-2 石油化学製品 +115億円 (355⇒470) パラキシレン、ベンゼンなどのマージン拡大による収益増 +115億円 10
石油・天然ガス開発部門 営業利益増減分析 11 利益増減のポイント ・ハリケーン影響や個別プロジェクトの立ち上げ 石油・天然ガス開発部門 営業利益増減分析 ・ハリケーン影響や個別プロジェクトの立ち上げ 遅れ等により、販売数量が減少 ・原油、ガス価格の上昇により販売 価格が上昇 利益増減のポイント <06年度 セグメント別営業利益の増減分析(前回公表比)> ②石油・天然ガス開発 +72億円 (940⇒1,012) 生産数量は、昨年米国で発生したハリケーンの影響により、予定していた 追加開発作業が遅れたこと、またカナダシンクルードPJの増強計画の 立ち上げの遅れなどにより減少した。 一方、価格においては、原油・ガス価格が上昇し、結果、石油・天然ガス セグメントでは、+72億円(940億円⇒1,012億円)の増益に寄与した。 数量 △86 価格 ほか+158 11
<見通しに関する注意事項> 本資料に記載されている当社の業績見通し、経営目標等のうち、歴史的事実でないものにつきましては、現時点で入手可能な情報に基づき、当社の経営陣が判断したものであります。 実際の業績等につきましては、さまざまな要素により、これらの業績見通し等と大きく異なる結果になりうることをご承知置き下さい。従いまして、業績見通し等に全面的に依拠して投資判断を下すことは、控えていただきますようお願いいたします。 なお、実際の業績に影響を与える要素には、経済情勢、原油価格、石油製品の需要動向および市況、為替レートならびに金利の動向が含まれますが、これらに限定されるものではありません。 12