12 REPORT ON IMPLEMENTATION OF THE AGENCY’S FOODBORNE DISEASE STRATEGY. MHPF PAPER 02/02/01 10 8 患者数(万人) 2000 13,148 51,166 1,035 181 113 65,643 2001.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
五十嵐 佳那 JAMA volume310 Number15. 【背景①】 ・ HAI(health care-associated infection; 医療関連感染 ) の 管理は最も複雑であり、入院患者の 20 人に一人は罹 患すると予測されている。 ・ MRSA と VRE.
Advertisements

ポジティブリスト制施行に向けた 食品中の残留農薬多成分一斉分析法
少子高齢化 高橋香央里 加藤裕子 松本結 海老澤優.
<ポイント> まずは、マクロ経済学の統計用語に慣れること!
牛が関係する主な人畜共通感染症 パート2 ◆ 牛肉や牛乳の安全性を高めるために、何を重点的に取り上げる必要があるのか?
食料自給率の「なぜ?」             著者 末松広行 稲葉ゼミ  06a2139z 半田哲也.
衛生環境課 ノロウイルスによる食中毒について.
サルモネラ症(salmonellosis) 人獣共通
馬パラチフス 馬科動物の生殖器感染症.
目視で確認!鮮度を徹底!加熱・冷凍で予防!
第1問 Q.大豆を食べると、どんな良いことがある? ①体を作る ②ガンになりにくい ③血行促進につながる ④美容にいい.
トウモロコシの動向 2班.
狂牛病(BSE).
1 フッ化物は自然界に多く含まれる フッ化物は以下のものにも含まれる 土壌 植物 動物 全ての上水道.
1,709種類(ウイルス、細菌、真菌、原虫、寄生虫)
微生物学    小林正伸.
今日の目標 ・家畜の成長について ・家畜の飼料栄養について ・家畜の消化吸収について ・家畜の飼育環境について
自動車の現状と未来.
水素および水素水による放射線の防御 主 要 説 明 1.致死量放射線の死亡を抑制 2.放射線によるリンパ腫の発生を抑制
資料3 地独法人 大阪健康安全基盤研究所 (平成26年4月設立予定) ➣公衆衛生領域における公的な科学的・技術的中核機関(地衛研)
消費者は食品の安全性についてどのように感じているのか?
オーダーメード型の 発酵培養機.
「リステリア」による食中毒を 防ぐために衛生管理を徹底しましょう
食鳥処理後の鶏肉でカンピロバクターが見つかる割合 鶏肉や鶏肉製品を扱っている場合、メニューを見直しましょう!
TRAVELER'S NOTEBOOK 00/00 Schedule SUN 20XX 4:00 5:00 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 日程 4:00 5:00 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00.
インフルエンザ:最近の話題 2014年12月01日.
      IUMS A study on the origin of bovine rotavirus strains detected from the children of the Nasu district, Tochigi, Japan 2018/5/19 Kei Numazaki,
HACCP手法研修用教材 「ブロイラー編」 社団法人 日本獣医師会 日 本 中 央 競 馬 会 特別振興資金助成事業
Aomori Infection Control Network
海外に行く方で、麻しん(はしか)にかかったことが明らかでない場合 世界における麻しんの発生状況 (平成29年9月~平成30年2月)
肉骨粉等の原料リスト 1 死亡牛及び牛ラインを使ってよい原料 (1)補助対象原料 (2)補助対象とならない原料
危害の発生: 調理、摂食、ならびに汚染拡大の要因 Robert V Tauxe, M.D., M.P.H. 病原体低減のための意見交換
Precious Metals資料 池水雄一 2015/03/16.
フラビウイルス属ウイルスの世界的分布 (CDC)
世界の農業 世界国勢図会2002/2003 単位 米国 ドイツ フランス 日本 ブラジル インド 中国 世界 陸地 1000km2
抗菌薬の啓発にとりくみましょう 2015年11月16日~22日.
食鳥肉のフードチェーン 国外生産 検疫 輸入業者 育種用基礎系統群、系統造成群、 穀類 (大半は輸入) 海外に依存 原原種鶏農場(GGP)
輸入感染症例(平成18年) フィリピンで感染し、日本に帰国後発症死亡
CDC MNWR: April 22, 1994 / Vol. 43 / No. 15
日本の食糧安保リスクを管理する ための貿易とテクノロジーの役割
食の安全ナビ検定 事業者編 腸管出血性大腸菌食中毒~ 2013年1月改定版 開発責任者:NPO法人食品保健科学情報交流協議会 関澤 純
国名漢字 クイズ.
堆肥を使用する際にはご留意ください! 〇 耕種農家・育苗業者の皆様へ 〇 輸入飼料を給与した牛に由来する 被害を未然に防止するために
堆肥を販売・譲渡・施用する際にはご留意ください!
堆肥を使用する際にはご留意ください! 〇 耕種農家・育苗業者の皆様へ 〇 輸入飼料を給与した家畜に由来する 被害を未然に防止するために
新型感染症 2004.11.28.
1996年のPR/HACCP最終規則以降の消費者の知識、行動ならびに信頼に係る変化
日本の食料自給率について 応用生命学科 石渡隆之 森林科学科 大島渉.
HACCP 2005/4/4.
2003~2004年のMRSAの傾向 感染対策委員会 看護部 仁田原 稲荷田 東 古賀文 熊丸 宮川 東島 緒方 井崎
感染症との闘いと抗微生物剤耐性 鹿児島大学名誉教授 岡本嘉六
利用規約 役に立つ薬の情報~専門薬学 : 提供している資料は「同じ会社内、施設内での研修」や「高校生・大学生のプレゼンテーション参考資料」、「市民向けの教材をボランティアで作成するため」などを想定しています。つまり、当サイトの資料の利用は「教育に対して、無償で貢献するために使用すること」が大前提です。
米国農務省のHACCP規則(1996年)が赤身肉施設と食鳥肉施設に及ぼした経済的影響の多段階評価
東京大学 大学院工学系研究科 産業機械工学専攻 村上 存
一次エネルギー消費上位国 消費mote % 生産mote 自給率(%) 米国 中国
~ 獣医師の皆さん、抗菌剤の慎重使用等対策を進め、
私は、「10万人当り罹患率」を物指しとして比べ、日本の衛生水準が米国より低いとは思わない。 「養豚の友」 第2回原稿
HIV感染症30年の歴史 過去から未来へ Ann M. Khalsa, MD, MSEd, AAHIVS
「麻しん(はしか)」の 大規模な流行が起きています。 海外に行く前に イタリア・ルーマニアを含むヨーロッパ地域で
図1 産卵率の推移(10月群) 日 齢 ヘンディ産卵率 10月群 26年5月群 成績指標 10月群の産卵率の推移です。
米国農務省 病原体低減: 科学的意見交換 2002年6月6日~7日
合成抗菌薬 (サルファ剤、ピリドンカルボン酸系)
危害の発生: 調理、摂食、ならびに汚染拡大の要因 Robert V Tauxe, M.D., M.P.H. 病原体低減のための意見交換
主要穀物の 需要と生産状況 7班 07A024 奥藤智代 07A043 小西郁里 07A052 坂田秋沙 07A053 坂本典子
~ 生産者の皆さん、抗菌剤の慎重使用等対策を進め、
「リステリア」による食中毒を 防ぐために衛生管理を徹底しましょう
問13. デング熱 の地理的分布に関する最近の知見では、従来の生物地理区の説明とは違っているので、再確認する。
人類集団の歴史的変遷 出典:Mascie-Tailor CGN (1993) The Anthropology of Disease, Oxford Univ. Press.
堆肥を販売・譲渡・施用する際にはご留意ください!
衛生委員会用 がんの健康講話用スライド.
Presentation transcript:

12 REPORT ON IMPLEMENTATION OF THE AGENCY’S FOODBORNE DISEASE STRATEGY. MHPF PAPER 02/02/01 10 8 患者数(万人) 2000 13,148 51,166 1,035 181 113 65,643 2001 14,252 50,422 957 160 153 65,944 6 Salmonella Campylobacter E. coli O157 Clostridium perfingens Listeria Total 4 2 ‘86 ‘87 ‘88 ‘89 ‘90 ‘91 ‘92 ‘93 ‘94 ‘95 ‘96 ‘97 ‘98 ‘99 ‘00 ‘01 英国における食中毒の推移

鶏肉 20% 英国における食中毒の原因食品(1992-1999) ソース 2% 不明 14% 鶏肉 20% 穀類 3% サラダ・野菜 6% 赤身肉 16% その他 7% 卵 9% 魚介類 12% デザート 11% 英国における食中毒の原因食品(1992-1999) REPORT ON IMPLEMENTATION OF THE AGENCY’S FOODBORNE DISEASE STRATEGY. MHPF PAPER 02/02/01

幾つかの国におけるクロラムフェニコール耐性チフス菌の分離状況 英国 バングラディッシュ インド 82 84 86 88 90 92 94 80 60 50 40 30 20 10 分離株の割合(%) 幾つかの国におけるクロラムフェニコール耐性チフス菌の分離状況 Antimicrobial Resistance(WHO)のスライドから引用。原典は、Rowe B., et.al.: Multidrug-resistant Salmonella tyhi: a worldwide epidemic. Clin. Infect. Dis. Supple 1, 106-9, 1997

Salmonella typhimurium DT104 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 1984 1986 1988 1990 1992 1994 1996 :総菌株数 :多剤耐性 :ACSSuT :ACSSuT+TM :ACSSuT+Cp 分離菌株数 Salmonella typhimurium DT104 イングランドとウエールズ (Data from PHLS, England & Wales) Antimicrobial Resistance(WHO)のスライドから引用。

Salmonella Typhimurium の耐性度と患者生存期間との比較 患者は、年齢、性、および居住地をマッチさせている。 生存日数 200 400 600 800 1.00 0.95 0.90 0.85 0.80 生存率 :対照(感受性株) :Non-ACSSuT :ACSSuT :ACSSuTNx Salmonella Typhimurium の耐性度と患者生存期間との比較 患者は、年齢、性、および居住地をマッチさせている。 Excess Mortality Associated with Antimicrobial Drug-Resistant Salmonella Typhimurium. Emerging Infectious Diseases, Vol.8, 2002

80 60 40 20 耐性割合(%) オランダにおけるサルモネラの薬剤耐性割合の推移 :84-89年、 :90-95年、 :96-01年 20 40 60 80 :84-89年、 :90-95年、 :96-01年 耐性割合(%) 鶏 牛 豚 人 テトラサイクリン アンピシリン クロラムフェニコール トリメソプリム・スルファイソキサゾール オランダにおけるサルモネラの薬剤耐性割合の推移 E. Van Duijkeren, et.al.: J. Clin. Microbiol., 41, 3574-3578, 2003

オランダにおいてサルモネラ分離株に占めるST DT104の割合 1990-1995年 1996-2001年 割合 (%) 割合 (%) 分離株数 DT104 分離株数 DT104 ヒト ブタ ウシ ニワトリ 3,208 1,042 808 1,613 184 80 58 22 5.7 7.7 7.2 1.4 1,668 809 235 119 576 209 109 37 34.5 25.8 46.4 31.1 E. Van Duijkeren, et.al.: Antimicrobial Susceptibilities of Salmonella Strains Isolated from Human, Cattle, Pigs, and Chickens in The Netherlands from 1984 to 2001. J. Clin. Microbiol., 41, 3574-3578, 2003.

家畜生産における抗菌性物質の使用と薬剤耐性菌問題 1.家畜の病気治療や飼料効率の改善に使われた抗菌性物質によって、耐性菌が生まれる ハイリスク者に感染 家畜 治療薬・予防薬 畜産物汚染 環境汚染 飼料添加物 耐性菌の誕生 2.ヒトの病気治療過程で生まれた耐性菌が、家畜で広がる ハイリスク者に感染 ヒト 治療薬・予防薬 家畜 畜産物汚染 治療薬・予防薬 環境汚染 飼料添加物 耐性菌の誕生 耐性菌の選別 家畜生産における抗菌性物質の使用と薬剤耐性菌問題

厚生労働省による鶏肉中の高度耐性VRE調査: 検体数/陽性数(%) 国名 タイ フランス 中国 ブラジル アメリカ ベトナム 輸入鶏肉計 国産鶏肉計 1997 3/14 (21.4) 3/6 (50.0) 0/48 (0) 0/34 0/18 ー 6/120 (5.0) 0/128 1998 9/43 (20.9) 2/4 (50.0) 0/23 (0) 2/22 (9.0) 0/32 0/3 13/127 (10.2) 0/67 1999 6/49 (12.2) 0/1 (0) 0/73 0/22 0/45 ー 6/190 (3.1) 0/60 2000 2/65 (3.0) 0/8 (0) 0/75 0/18 0/19 ー 2/185 (1.0) 0/101 2001 2/53 (3.7) 0/3 (0) 1/76 (1.3) 0/36 0/29 ー 3/197 (1.5) 2002 1/49 (2.0) 0/6 (0) 0/53 0/122 0/37 ー 1/267 (0.3)  2002年: 国内流通している鶏肉の検査では、タイ産鶏肉7検体および国産表示されている2検体から高度VREを検出。2001年、ドイツ産豚肉1検体も陽性。

米国産とうもろこし中のアフラトキシンB1分析結果 90 80 :検出率(%) :平均値(ppb) :最大値(ppb) 検出率または検出濃度 70 60 50 40 30 配合飼料中のアフラトキシンB1の基準 20 10 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 2 3 4 1 1998 1999 2000 2001 2002 2003 米国産とうもろこし中のアフラトキシンB1分析結果