RでのScheffeの多重比較.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
ホーエル『初等統計学』 第7章4節~5節 推定 (2) 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 atsushi [at] si.aoyama.ac.jp 青山学院大学社会情報学部 「統計入門」第 12 回.
Advertisements

まぐろはえ縄データを用いた 標準化 CPUE の推定 遠洋水産研究所 くろまぐろ資源部 太平洋くろまぐろ資源研究室 市野川 桃子.
1 章 データの整理 1.1 データの代表値. ■ 母集団と標本 観測個数 n ( または 標本の大きさ、標本サイズ、 Sample Size) n が母集団サイズに等しい時 … 全標本 または 全数調査 (census) 母集団 (population) 知りたい全体 標本 (sample) 入手した情報.
Lesson 9. 頻度と分布 §D. 正規分布. 正規分布 Normal Distribution 最もよく使われる連続確率分布 釣り鐘形の曲線 -∽から+ ∽までの値を取る 平均 mean =中央値 median =最頻値 mode 曲線より下の面積は1に等しい.
Advanced Data Analysis 先進的データ分析法 2015 (2) 平成 27 年前期第1クウォータ科目 東京工科大学大学院 バイオニクス・情報メディア学専攻科 担当:亀田弘之.
1 6章 データ数不揃いの場合の分析 アンバランス型(不釣合い型)の 計画 ss2 や ss3 って何?
企業のパネルデータ分析 同志社大学 中尾ゼミ 印刷用. 目的 例①複数年度のデータたとえば, 2001 年から 2004 年で,食品産業の企業で売上高 1000 億 円以上の大企業と 1000 億円未満の企業群の 利潤率のばらつきの原因を比較分析する 例②複数年度のデータで,食品産業の企業で 広告をしている企業を対象に広告が利潤率.
統計学入門2 関係を探る方法 講義のまとめ. 今日の話 変数間の関係を探る クロス集計表の検定:独立性の検定 散布図、相関係数 講義のまとめ と キーワード 「統計学入門」後の関連講義・実習 社会調査士.
エクセルと SPSS による データ分析の方法 社会調査法・実習 資料. 仮説の分析に使う代表的なモデ ル 1 クロス表 2 t検定(平均値の差の検定) 3 相関係数.
MS-EXCEL、 OpenCalcを 用いた表計算
寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 atsushi [at] si.aoyama.ac.jp
GLMプロシジャを利用した 反復測定データの解析
統計的仮説検定の手順と用語の説明 代表的な統計的仮説検定ー標準正規分布を用いた検定、t分布を用いた検定、無相関検定、カイ二乗検定の説明
寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 Fisher の直接確率法 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部
Rコマンダーで2要因の 反復測定ANOVA 「理学療法」Vol28(8)のデータ
第6回授業(5/17)での学習目標 1.2.1 実験計画法のひろがり(途中から) 1.2.2 節完全無作為化デザインをもっと知 ろう
因子分析,共分散構造分析 Factor Analysis Structural Equations Model
寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 R での連関測度の計算方法 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部
第6回 分散分析(第7章) Analysis of Variance
Rによる回帰分析 高崎経済大学 宮田 庸一.
第1部 一元配置分散分析: 1つの条件による母平均の違いの検定 第2部: 2つの条件の組み合わせによる二元配置分散分析
分散分析マスターへの道.
自己回帰モデルへの橋渡し 高崎経済大学 宮田庸一
補章 時系列モデル入門 ー 計量経済学 ー.
回帰分析 重回帰(1).
RコマンダーでANOVA 「理学療法」Vol28(7)のデータ
日本行動計量学会主催 第4回春の合宿セミナー
土木計画学 第5回(11月2日) 調査データの統計処理と分析3 担当:榊原 弘之.
寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 社会統計 第9回:1要因被験者内デザイン 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部
事業計画 発表者名 | 会社名.
多重比較 東邦大学 地理生態学研究室              柊 雅実.
第6章 2つの平均値を比較する 2つの平均値を比較する方法の説明    独立な2群の平均値差の検定   対応のある2群の平均値差の検定.
第13回授業(7/10-1) での学習内容 6月19日に宿題にした平均値の差の検定結果、及び7月3日の授業で実習した同検定結果のウェブ上での検算のやり方を学習する。 この検算の宿題は、春期定期試験の時に、今日渡す2枚目の出欠表の裏に授業中の手計算による結果と比較して、手計算の結果が正しかったかを報告する。
1DS04168E 梅根綾花 1DS04184E 清 泰裕 1DS04197P 福井千尋
第5回授業(5/08) の目標 第1章のウェブ上での宿題のやり方の続き(ここまでで、終了)。
群別・男女別の平均.
臨床統計入門(3) 箕面市立病院小児科  山本威久 平成23年12月13日.
寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 社会統計 第8回:多重比較 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部
プログラミング入門2 総合演習課題 2008年 1/7, 1/21 実施 これまでの講義内容についての腕試し
土木計画学 第6回(11月9日) 調査データの統計処理と分析4 担当:榊原 弘之.
春の統計学・計量経済学勉強会 第1回:2017年2月21日(火) 市野泰和
早稲田大学大学院商学研究科 2016年1月13日 大塚忠義
離婚が出生数に与える影響 -都道府県データを用いた計量分析
補章 時系列モデル入門 ー 計量経済学 ー.
慶應義塾大学 理工学部 数理科学科 南 美穂子 データから情報を引き出そう 慶應義塾大学 理工学部 数理科学科 南 美穂子
4章までのまとめ ー 計量経済学 ー.
P-Valueについて.
Rコマンダーで分割プロットANOVA 「理学療法」Vol28(8)のデータ
一般化線型モデル generalized linear model; GLM
企業の時系列分析 同志社大学 中尾ゼミ 印刷用.
第5回 回帰モデル Regression Analysis
第8回授業(5/29日)の学習目標 検定と推定は、1つの関係式の見方の違いであることを学ぶ。 第3章のWEB宿題の説明
第11回授業(12/11)の学習目標 第8章 分散分析 (ANOVA) の学習 分散分析の例からその目的を理解する 分散分析の各種のデザイン
第4回 統計処理(1) 表計算ソフトの基本操作 塩浦 昭義 東北大学全学教育科目 情報基礎 A 1セメスター 木曜1,3講時
第10回授業(12/4)の目標 カイ2乗検定の実習 WEB を用いたカイ2乗検定と、授業で行った検定結果の正誤の確認方法(宿題)
秋期 第1回(9/25)授業の目標 授業五か条の再確認をする。 秋期の心理統計学の学習内容を知る。 2、3の注意事項を確認する。
確率と統計 メディア学部2008年後期 No.3 平成20年10月16日(木).
部分的最小二乗回帰 Partial Least Squares Regression PLS
1.母平均の検定:小標本場合 2.母集団平均の差の検定
Rを使用したデータ解析・グラフ描き.
確率と統計2009 第12日目(A).
第12回授業(12/18)の目標 ANOVA検定の実習 WEB を用いたANOVA検定と、授業で行った検定結果の正誤の確認方法(宿題)
先進的データ分析法 Advanced Data Analysis
表計算ソフトウェアの活用① [基本的な関数]
RでのScheffeの多重比較.
臨床統計入門(1) 箕面市立病院小児科  山本威久 平成23年10月11日.
高低点法・ビジュアルフィット法・最小自乗法
要因Aの差,要因Bの差を見たい 2つの要因なので二元配置分散分析の適用 要因B 水準A 水準B 水準C 要因A 水準a
自己紹介 テキスト紹介 本スライドの目的 基本概念 用語説明 生存時間分析の分類 まとめ ノンパラメトリックモデル
Mathematica Package (BimodalAnalysis.m)
Presentation transcript:

RでのScheffeの多重比較

Scheffeの多重比較を行うには? 青木繁伸先生作成の関数scheffeを利用する aov関数でのデフォルトの対比を変更して分散分析を実行する.ただし,この方法は Scheffe の方法とは少し異なる. 得られる t 値はほぼ同じ 参考:Crawley, M. J. 『統計学:Rを用いた入門書』(共立出版)第12章.

データ ボーンシュテット & ノーキ『社会統計学』表7.1のデータを用いる. 監視の有無が課題遂行に及ぼす影響.1要因3水準のデザイン. 社会統計学の授業ウェブからデータをCSVでダウンロードできる.

> monitor <- read.csv("table7_1.csv") > head(monitor) score condition 1 13 na 2 14 na 3 10 na 4 11 na 5 12 na 6 10 na > na:監視なしー隔離条件 nt:監視なしー共作業条件 m:監視条件

各条件の平均値と分散 > tapply(monitor$score, monitor$condition, mean) m na nt 8.2 11.8 10.0 > > tapply(monitor$score, monitor$condition, var) m na nt 2.622222 1.733333 1.333333 >

デフォルトの contrasts > contrasts(monitor$condition) na nt m 0 0 na 1 0

対比の指定 > contrasts(monitor$condition)        <- cbind(c(1,-1/2,-1/2),c(0,-1,1)) [,1] [,2] m 1.0 0 na -0.5 -1 nt -0.5 1 >

分析の実行 > summary.lm(aov(monitor$score ~ monitor$condition)) Call: aov(formula = monitor$score ~ monitor$condition) Residuals: Min 1Q Median 3Q Max -2.200e+00 -9.500e-01 3.188e-17 9.500e-01 2.800e+00 続きは次のスライド

分析の実行(つづき) Coefficients: Estimate Std. Error t value Pr(>|t|) (Intercept) 10.0000 0.2514 39.775 < 2e-16 *** monitor$condition1 -1.8000 0.3556 -5.063 2.57e-05 *** monitor$condition2 -0.9000 0.3079 -2.923 0.00694 ** --- Signif. codes: 0 ‘***’ 0.001 ‘**’ 0.01 ‘*’ 0.05 ‘.’ 0.1 ‘ ’ 1 Residual standard error: 1.377 on 27 degrees of freedom Multiple R-squared: 0.5586, Adjusted R-squared: 0.5259 F-statistic: 17.09 on 2 and 27 DF, p-value: 1.603e-05