長翅系昆虫群 脈翅系昆虫群 X 貧新翅群 直翅系 昆虫群 (多新翅群) 半翅系昆虫群 (準新翅群)
●アミメカゲロウ目(脈翅目) Neuroptera 体はやわらかく,咀嚼口を持つ.体に比べ相対的に大きな翅を持つ.翅脈はレース様で,前後翅はほぼ同長,静止時は屋根形にたたむ.幼虫は捕食性で陸生か,時に水生で気管鰓を持つ.3亜目からなる:広翅亜目(=ヘビトンボ亜目;ヘビトントボ,センブリ),ラクダムシ亜目,扁翅亜目(=アミメカゲロウ亜目;クサカゲロウ,カマキリモドキ,ウスバカゲロウ,ツノトンボ).日本から約150種,世界から約6,000種が知られる
クサカゲロウ成虫
クサカゲロウの幼虫
ヤマトクサカゲロウ幼虫
クサカゲロウの卵(ウドンゲノハナ 優曇華の花)
アリジゴク (ウスバカゲロウ幼虫) Antlion
ウスバカゲロウ成虫
ツノトンボの幼虫と卵
幼虫 ラクダムシ
(孫太郎虫,乾燥後串刺しにして売られた。小児の疳に効くといわれた。) ヘビトンボの幼虫
●コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera 体長は0.25~160 mm. 口器は成虫幼虫ともに咀嚼型.前翅の表皮は角質化し,体は一般にかたい.角質化した前翅は鞘翅となり,通常中後胸および腹部を覆う.後翅が飛翔の機能を持ち,相対的に大きな後翅は,静止の際は折りたたまれて前翅の下に納められる.生活は多様で,植食性,捕食性,菌食性,腐食性など,あらゆる動植物を食物として利用する.現存昆虫群で最大の種数を誇る.4亜目からなる:始原亜目(=ナガヒラタ亜目),粘食亜目(=ツブミズムシ亜目),食肉亜目(=オサムシ亜目;マイマイカブリ,オサムシ,ゴミムシ,ハンミョウ,ゲンゴロウ,ミズスマシ),多食亜目(=カブトムシ亜目;多くの甲虫はここに属する,ハネカクシ,タマムシ,ホタル,コメツキムシ,カミキリ,ハムシ,ゾウムシ,テントウムシ,クワガタ,カブト,コガネムシ,テントウムシ)日本から約10,000種,世界から約370,000種が知られる.
甲虫目(鞘翅目) 始原亜目(ナガヒラタムシ亜目) ナガヒラタムシ(倒木,切り株にいる) 粘食亜目(ツブミズムシ亜目) 始原亜目(ナガヒラタムシ亜目) ナガヒラタムシ(倒木,切り株にいる) 粘食亜目(ツブミズムシ亜目) ツブミズムシ(水中の藻類にいる,日 本では1種のみ知られている) 食肉亜目(オサムシ亜目) オサムシ,ハンミョウ,ゴミムシ ゲンゴロウ,ミズスマシ, 多食亜目(カブトムシ亜目) ガムシ,ハネカクシ,コガネムシ, コメツキムシ,ホタル,カツオブシムシ, ツチハンミョウ,カミキリムシ,ハムシ, ゾウムシ,テントウムシ
マイマイカブリ 日本固有種
ツチハンミョウ (刺激を受けたとき前脚の腿節と脛節の間から有毒物質カンタリジンを分泌)
ハンミョウ
単独生活のハナバチに寄生
過変態 幼虫期が形態と生活様式において 著しい差異のあるいくつかの段階に 分かれる。
マメコガネ Japanese beetle 1916年USAで発見され,以降分布を広げ大きな被害を与えた
ヒメマルカツオブシムシ
ヒメマルカツオブシムシ 幼虫
ニジュウヤホシテントウ↑↓ オオニジュウヤホシテントウ 斑紋の多くが大きい。 ナス科(ナス,ジャガイモ)の害虫
すみわけ 平均気温14℃の北にオオニジュウヤホシ 南にニジュウヤホシ