3-1.文書と構造 3-2.整形式文書と検証済み文書 兒玉 光太郎

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3-1.文書と構造 3-2.整形式文書と検証済み文書 兒玉 光太郎 XMLゼミ 3-1.文書と構造 3-2.整形式文書と検証済み文書 兒玉 光太郎

文書と構造 電子メールアドレス帳 ・必須:氏名、電子メールアドレス ・重要:電話番号 ・任意:住所、郵便番号 郵送アドレス帳 ・必須:氏名、住所、郵便番号 ・任意:電子メールアドレス

文書と構造 XML文書は一定の構造を持つ必要がある 必ず記述するべき要素であるか? 記述するべきではない要素であるか? 記述するべき各要素の必要十分な個数は? 要素を記述する順序は? 文書の構造を定義しておくことが重要

DTDとスキーマ XML文書の構造を定義するための方法 DTD(Document Type Definition) XMLスキーマ(XMLスキーマ)

XML文書データ関連の仕様(一部) AdsML 広告のデータや広告取引のための仕様 cXML 電子商取引でデジタルコンテンツを交換するプロセスの標準化のための仕様 G-XML GIS(地理情報システム)の情報を交換するための標準仕様 MML 異なる電子カルテシステムの間で診療データを交換するための、標準化された医療情報交換用の仕様 NCAXML コーヒーの取引に関連する情報を交換する電子商取引のための仕様のひとつ

整形式文書 開始タグに対して必ず終了タグがある <name/>の形式の空要素のタグである 開始タグと終了タグの大文字/小文字が同じである タグの入れ子関係が正しい コメントやCDATAセクションなど、そのほかの要素の書き方もXMLの仕様に適合している

整形式文書の標準的な構成 <?xml version="1.0"encoding="UTF-16"?> <連絡先> <氏名 ID="002525" TEL="2525-0110">二戸丹子</氏名> <氏名 ID="004111" TEL="1111-0110">世衣犬太</氏名> </連絡先>

検証済み文書 XML文書として正しいタグ付けがされている 文書の構造が、その構造を定義している文書と一致している必要がある DTD スキーマ

検証済み文書の標準的な構成 <?xml version="1.0"encoding="UTF-8"?> <!DOCTYPE連絡先[ <!ELEMENT連絡先(氏名+)> <!ELEMENT氏名(#PCDATA> <!ATTLIST氏名 ID CDATA #REQUIRED TEL CDATA #IMPLIED> ]> <連絡先> <氏名 ID="002525" TEL="2525-0110">二戸 丹子</氏名> <氏名 ID="004111" TEL="1111-0110">世衣 犬太</氏名> </連絡先> <!DOCTYPE連絡先[ <!ELEMENT連絡先(氏名+)> <!ELEMENT氏名(#PCDATA> <!ATTLIST氏名 ID CDATA #REQUIRED TEL CDATA #IMPLIED> ]>

standalone(1) ほかのファイルを参照する必要がないXML文書を独立した文書 別のファイルを参照しなければならない場合 XML文書の中で属性値が省略されていて、それらの情報がそのXML文書とは違う別のファイルにある場合

standalone(2) lt、gt、amp、qoutなどあらかじめ定義されている実体(エンティティ)以外の実体を参照していて、その実体がそのXML文書とは違う別のファイル(外部ファイル)にある場合 <?xml version="1.0" encoding="UTF-16" standalone="no" ?>

課題 検証済み文書の作成 整形式文書であるが、検証済み文書でないxml文書の作成