平成30年3月9日 大阪府健康医療部保健医療室地域保健課

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平成30年3月9日 大阪府健康医療部保健医療室地域保健課 資料 5  大阪府周産期医療関連事業報告 平成30年3月9日 大阪府健康医療部保健医療室地域保健課

Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ➣概要 かかりつけ医のない妊産婦など産婦人科にかかる救急搬送を受入れるため、府内を3地区に分け当番病 Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ➣概要  かかりつけ医のない妊産婦など産婦人科にかかる救急搬送を受入れるため、府内を3地区に分け当番病  制により実施日ごとに受入担当病院を決定する。当番病院は患者受け入れに必要な体制を確保し、救急  搬送を必ず受け入れる。   ・実施期間:平成28年4月1日~平成29年3月31日   ・時間帯:夜間及び休日 ➣結果 ☆施設別診療件数 ☆搬送時の症状別(複数選択) 施設名 H26 H27 H28 北部 愛仁会高槻病院 81 92 68 大阪医大附属病院 18 35 32 済生会吹田病院 107 120 110 北部計 206 247 210 中部 愛仁会千船病院 670 662 633 大阪警察病院 33 27 31 大阪赤十字病院 50 56 45 北野病院 124 80 113 中部計 877 825 822 南部 りんくう総合医療センター 99 105 125 府中病院 4 3 堺市立総合医療センター 14 11 泉大津市立病院 1 1 南部計 114 140 合  計 1197 1196 1172 症状 H26 H27 H28 上腹部痛 17 42 33 下腹部痛 881 889 腰痛 16 14 8 性器出血 260 293 264 陣痛発来 18 22 4 破水感 9 10 嘔気・嘔吐・下痢 66 76 72 発熱 13 外陰部症状 その他 92 95 105 不明 19 11 3 合  計 1414 1472 1427 約6割が腹痛 北部:豊能、三島、北河内 中部:中河内、大阪市 南部:南河内、堺市、泉州

Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ☆診断名別の件数 ☆年齢別 未受診分娩 H26:29件 H27:27件 H28:13件 Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ☆診断名別の件数 ☆年齢別 症状 H26 H27 H28 婦人科疾患 月経時痛 323 332 333 骨盤内炎症性疾患 96 84 100 卵巣嚢腫 60 48 54 卵巣出血 40 39 43 尿路系疾患 30 32 21 子宮筋腫 33 31 37 外陰部疾患 19 23 子宮悪性腫瘍 13 12 過多月経 付属器悪性腫瘍 3 1 婦人科疾患計 629 630 652 産科疾患 流産(切迫流産含む) 135 143 128 切迫早産 25 異所性妊娠 24 29 未受診妊婦分娩 27 妊娠悪阻 14 産科疾患計 227 248 226 消化器疾患 110 89 その他(診療科未区分) 246 254 269 不明 42 46 35 合  計 1254 1278 1271 年令 H26 H27 H28 うち未受診分娩 母の年齢別出生数(H28全国:%) 14歳以下 8 7 14 ~19歳 1.1 15~19歳 118 115 20~24歳 256 244 258 6 20~24 8.4 25~29歳 267 246 245 5 25~29 25.7 30~34歳 181 200 166 2 30~34 36.3 35~39歳 140 126 125 35~39 22.9 40~44歳 82 94 104 40~44 5.5 45~49歳 61 70 71 45~ 0.1 50~54歳 21 26 24 55~59歳 60~64歳 65歳以上 43 52 35 不明 4 合  計 1197 1196 1172 13 100 未受診分娩 H26:29件 H27:27件 H28:13件 婦人科疾患が5割、産科疾患が2割、その他が3割 各年度20歳代が最多。 未受診妊婦分娩では20歳~24歳が最多。 ※母年齢別出生率では30~34歳が最多であることに比べ、若い層で発生。

Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ☆転帰 ☆患者居住地別の件数 Ⅰ 産婦人科救急搬送体制確保事業 ☆転帰 ☆患者居住地別の件数 転帰 H26 H27 H28 帰宅 896 945 925 入院 248 208 202 院内他科へ 30 25 23 転院 11 8 不明 12 10 14 合  計 1197 1196 1172 居住地 H26 H27 H28 府内計 1020 1019 1010 府外 北海道 1 東北 2 関東 18 13 15 北陸・甲信越 4 6 東海 近畿 三重県 滋賀県 3 京都府 14 16 兵庫県 54 52 44 奈良県 12 和歌山県 7 中国 5 四国 九州 沖縄 海外 8 19 府外計 143 140 不明 45 34 22 合  計 1197 1196 1172 入院、転院の割合は18%であり、2次救急施設入院率とほぼ同じ。(平成24年日本病院会調べより) 各年度府外在住者は約12%で推移している。

Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 ➣概要  母体や胎児が危険な状態にある妊産婦を、速やかに適切な医療が受けられる医療機関へ搬送するための  コーディネート事業を府立母子保健総合医療センターに委託。   ・実施期間:平成28年4月1日~平成29年3月31日   ・時間帯:夜間及び休日 ➣結果 1 依頼原因(主たるもの) ☆H28 割合 原因別 件数 割合 切迫早産 37 34% 前期破水 23 21% 妊娠高血圧症候群 5 4% 前置胎盤 2 2% 産科危機的出血 7 6% 腹痛 1 1% 早期剥離 3 3% けいれん 虫垂炎 胎児心拍異常 その他母体 10 9% その他胎児 婦人科 13 11% 異所性妊娠 110 100% 切迫早産及び前期破水で55%を占める。

Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 2 妊娠週数別 ☆H28 割合 週数 H26 H27 H28 1~10 8 2 11~20 4 6 3 21~30 44 46 36 31~40 65 39 41~ 分娩~ 14 11 妊娠なし 10 不明 - 3 計 135 139 110 妊娠31週~40週が35%と最も多い。

Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 3 選定に要する時間(受信~終了) ☆H28 割合 所要時間(分) H26 H27 H28 ~10 36 47 34 11~20 54 51 21~30 22 26 18 31~40 8 7 4 41~50 6 1 51~ 5 不明 計 135 139 110 約7割が20分以内に終了しており、受信から終了に要する平均時間は16分だった。 外科等他科との連携が必要な症例は選定に要する時間が長くなる傾向あり。

Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 Ⅱ 周産期医療体制コーディネーター設置事業 4 依頼元医療機関数1施設当たり依頼件数 ☆H28 割合 依頼件数 H26 H27 H28 1 51 33 29 2 12 13 3 8 4 5 6 7 9 計 78 64 55 約半数が依頼件数1回/年である。 5 件数の推移 年度 コーディネート件数 OGCS搬送件数 21 163 1,555 22 165 1,889 23 152 1,860 24 110 2,038 25 138 2,180 26 135 2,494 27 139 2,161 28 1,946