科学の起源 Nothing is More Active than Thought. -Thales
科学の起源 古代ギリシャの自然哲学
科学とは? J.バーネット 古代ギリシャの自然哲学が雛形 『世界についてギリシャ風に考えること』 原子論 ※R.P.ファインマン デモクリトスの考え 全ての物質は原子()からできている。 原子の数は無限にある。 無から有は生まれない。 原子の大きさや形の違いから物質の性質の違いが生じる。 現代の考えに非常に近い! 後世に残すべきたった1つの理論は『原子仮説』
ミレトスの眺望 -哲学の原風景- 大地と空の合するところに それは忽然として生まれた
原子論 “物質は何からできているのか?” その起源 古代ギリシャに生まれた 古代ギリシャの哲学者たちの問い? Leukippos Epicurus その起源 古代ギリシャに生まれた 古代ギリシャの哲学者たちの問い? (Leukippos, Democritos, Epicurus and Lucretius) 究極の構成物質 “原子” Democritos “物質は何からできているのか?” Lucretius
最初の自然哲学者 タレス 625-545BC 測定し観察する人 ギリシャのイオニア地方ミレトス生。ギリシャ七賢人の筆頭。ミレトス学派(最初の自然哲学者/宇宙論者の集団)の祖。エジプトやバビロニアに学ぶ。たくましい生活人。あらゆるものに精通する万能の知識人。万物の生成元を「水」とした。 測定し観察する人 万物の始原は水である。 世界は生きもの ダイモーン(神々)に満ちている。 汝自身を知れ。 参考:「古代ギリシャの思想」山川偉也著(講談社学術文庫)
古代ギリシャの自然哲学 コスモロジー 2つの問い方 そもそも何であるか? そのパターンは何か? 宇宙の本性についての問い 根本物質 かたち
コスモスとカオス コスモス カオス コスモス=<宇宙、秩序> 原初のカオスから生成 ロゴス(言葉、論理)の支配 カオス=<裂け目、空隙> カオスはコスモスを生み出した母体 コスモスの優位;カオスには積極的な意 味はない 究極の存在 地としてのカオス・図としてのコスモス
規則集 経験の一般化 知識の体系化 論理的な考察 演繹的推論・帰納的推論 数学(幾何学)による表 現 現代科学の基礎に通じる!
古代ギリシャの自然哲学の原理 経験的 事実の観察 証拠をもとに議論 類推の利用 演繹的・帰納的論理
古代ギリシャの自然哲学の方法 批判的 自然誌的 合理的 世俗(非宗教)的 民主主義 あるがままの自然ー五感 論証ー公開性 自然/宇宙と調和した人間
現代との比較 -類似と差異- 基本的には現代の考えに類似している。 類似点 差異 批判的精神 合理的な思考 第一原理の重要性 現代との比較 -類似と差異- 基本的には現代の考えに類似している。 類似点 批判的精神 合理的な思考 第一原理の重要性 差異 ギリシャの哲学者は、実験の必要を持たず、自然物にだ け興味を持った。 現代の物理学者は、実験的な事実に基礎を置き、人工的 な実験で理論を検証する。