SMILE-2用simulation 上野一樹.

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ガンマ線バースト (GRBs) 硬 X 線からガンマ線領域で明るい ( keV) スパイク状の光度曲線 継続時間の長い / 短い GRB Seconds since trigger Counts / s GRB GRB GRB 発見 1967年7月2日.
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ASTRO-E2搭載CCDカメラ(XIS)校正システムの改良及び性能評価
Smile simulation 黒澤計算 ver 1.2 (Crab ・ Cyg X-1)
Smile simulation 黒澤計算 ver (Crab)
追加資料① 岸本 祐二.
NEWAGE実験16 原子核反跳飛跡の前後判定可能性
シミュレーションの現状 ver 0.1 岸本 祐二.
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SMILE-2用simulation 上野一樹

1st STEP: ガスの塊+シンチのみでefficiency Geometry A B 32×32×32cm3ガス 内(30cm)3 effective area 6×6 GSO array(6mm角1.3cm厚64pixel) 底面のみ 32×32×32cm3ガス 内(30cm)3 effective area 6×6 + 3×6×4 GSO array 底面 + 側面半分

Gas (参考) ガス密度 Ar :1.782 Xe : 5.858 C2H6 : 1.356 CF4 : 3.03 注意:密度は1atm、0℃の条件下 (参考) ガス密度 Ar :1.782 Xe : 5.858 C2H6 : 1.356 CF4 : 3.03 単位:mg/cm3 低めの見積もり。以下では3.72@15℃ http://www.uk.airliquide.com/en/business/products/gases/gasdata/list.asp

30cm×30cmの領域に対し、ランダムに平行にガンマ線を入射 ・Effective area に入ったphoton数 = A ・gas内で落とすenergy>0 かつ Scinti.で落とすenergy>0        のときのphoton数           = B ・gamma event(それぞれで全energyを落とす)            であるphoton数             = C Efficiency = C/A Trigger rate = B/A

A1 B1 SMILE-1 B1* B3 *はGSOの厚み8cm

参考:GSOピクセルの全吸収率 6mm角(12mm角)ピクセル厚さXcmにガンマ線を入射させたとき完全にenergyを落とす割合 1.3cmから8cmにしてざっと2倍くらい@662keV

B2 B6 B5 B7

実際は大気透過率、解析効率が掛かるので検出効率は低すぎるという結果。 気圧をあげる?もっと良いガス? 体積をいっそ増やす?(40cm角) 以下は2atmとか40cm角の結果(未完) CF4 2atm 30cm エリマキ半分 SMILE1

大気による吸収 透過率 = exp(-μρ1cm) により計算される。 ρ μ XCOMによる

Crab Tot. flux L.M.Bartlett et al. AIP conf. Proc. 304 (1994) 67を参照 20keV-1MeV (L.Kuiper et al. A&A 378 (2001) 918 でひかれてる 0.75MeV以上) 微分flux Fneb(E) = 37.5*10-5(E/100keV)-2.18 [photons/cm2 sec keV] Fpul(E) = 7.6*10-5(E/100keV)-2.04 [photons/cm2 sec keV] 積分flux (total)

高田D論より Diffuse cosmic and atmospheric gamma ray Fcosmic(E) = 41(E/keV)-2.0 [photons/cm2 sec str keV] Fatmos(E) = 0.65(E/keV)-1.7 [photons/cm2 sec str keV (g/cm2)]

高度35km, 900cm2, 3hourとする 解析効率30%とすると⇒450 photons 視野1strに入るとすると、解析効率30%を含めて ⇒4511 photons 視野1strに入るとすると、解析効率30%を含めて ⇒4352 photons

高度40km、900cm2, 3hourとする 解析効率30%とすると⇒ 667photons 視野1strに入るとすると、解析効率30%を含めて ⇒ 6662photons 視野1strに入るとすると、解析効率30%を含めて ⇒ 2154photons 6hなら~7σ

高度40km、1600cm2, 3hourとする 解析効率30%とすると⇒ 1854photons 視野1strに入るとすると、解析効率30%を含めて ⇒ 18528photons 視野1strに入るとすると、解析効率30%を含めて ⇒ 5998photons 6hなら~11.6σ 3h,35kmなら~5.7σ(概算)

高度40km、3時間、1strを見込むとしたとき 30cm*30cm*30cm CF4 2atm エリマキ 底面6*6アレイ、側面 6*3アレイ*4側面 4.93σ 6時間にすると大体7σ 35kmだと3.3σ 高度40km、3時間、1strを見込むとしたとき、 40cm*40cm*30cm CF4 3atm エリマキ 底面8*8アレイ、側面 8*3アレイ*4側面 S/N~8.22σでした。 35kmだとざっと概算で5.7σ Cyg-X1⇒ hard state でfluxがざっと2倍 ⇒ S/Nは2^0.5倍程度         soft state でfluxがざっと1/5倍 ⇒ S/Nは(1/5)^0.5倍程度

(仮) 高田さんより 頭に入れておきたい話として、 ・使うu-PICのsize (10cmをならべるのか、30cmなのか、新規作製なのか) ・ドリフト長 (15cm? 30cm? もっと?) ・ガスの候補 (CF4-base? Xe-base? Ar-base? それ以外?) ・回路はTPC容器の中?外? ・シンチの数 (底面のみ? エリマキ半分? 上まで?) ・シンチの配置 (SMILE-I like? MEGA like? 新配置?) ・シンチの読み出し (SMILE-I方式? Head-amp? 新方式?) ・全体をvesselに包むのか、TPCの頭は外に出すのか? ・天体追尾するのか? ・何時間で何が何photon受かるのか? といった辺りがあります。 特にシンチの配置は空きスペースに直截絡むので、重要です。