寡占理論(Oligopoly Theory) 第1講 Introduction 今日の講義の目的 (1)この講義の進め方、受講の際の基本的な考え方を理解する (2)この講義を取るか否か決める (3)公共政策大学院の関連講義との関係を理解する OT:Mixed Oligopoly
本年度の講義 ・混合寡占(Mixed Oligopoly)を取りあげます (1)Mixed Oligopolyの理論を学ぶことを通じて、標準的なPrivate Oligopoly(私企業だけから構成される普通の寡占)のモデルの構造を学びます。 Mixed Oligopolyの議論に先だって、トピックごとにPrivate Oligopolyの解説をします。その後Mixed Oligopolyの特徴を解説します。 →結果的に標準的な寡占の話を聞いた後に、その理解を確認するための別のモデルを聞くことになります。つまり2回に亘って同じトピックスを別の角度から聞くことになります。 OT:Mixed Oligopoly
本年度の講義 (2)Mixed Oligopolyを学ぶことを通じて、異なる目的関数を持つ企業間の競争に対する勘を養います。 →従業員管理企業 vs Profit Maximizer 短期的な視野のPlayer vs 長期的な視野のPlayer 相対評価のPlayer vs 絶対評価のPlayer 米国型企業 vs 日本型企業 等のモデルを構築する際の基礎トレーニング (3)Mixed Oligopolyの論文を書く際の勘を養います。 相対的に参入しやすい分野:この分野の知識ゼロでも、基となる特定分野の知識があれば3か月の講義で十分な基礎が身に付く。 OT:Mixed Oligopoly
講義の基本的な方針(1) ・事前に論文を読まなくても講義を聴けば判るような講義を目指す。 ~コースワークあるいは修論の執筆で忙しい修士の学生でも気楽にとれるように配慮。 何のためにreading listがあるのか? (1)話を聞いて特に関心を持った人が後からより詳しく学ぶために。 (2)講義中にどの論文を話しているのかを判るようにするために。 OT:Mixed Oligopoly
講義の基本的な方針(2) ・講義中の質問・議論歓迎。指名することもあり。 ~拘束時間は講義時間中のみ。但しこの時間中は集中して聞くこと。 (1)予備知識を問う質問はしない。論文の背後にあるメカニズムをその場で考えてもらうのが趣旨。正しい答えよりも間違った答えの方が講義の進行上ありがたいこともある。 (2)議論が長引いて予定の内容が終わらなくても気にしない。予定の全てが終わらなくてもかまわない。 (3)スケジュールはあくまで目安で変更することあり。 OT:Mixed Oligopoly
講義の基本的な方針(3) ・パワーポイントファイルは当日午前中までには(通常前日までには)HPで公開。必要な人は各自ダウンロードしておくこと。事前に読んで予習する必要はない。 (1)講義途中の質問事項の答えを除いたファイルを公開。 答えがわからなくなっても後からいくらでも直接聞ける →ノート取る必要なし (2)手元にファイルがあると画面に集中できない人は事前にダウンロードしておかなくてもよい。 OT:Mixed Oligopoly
通常のSchedule(1) 第1回 Course Description 第2回 Quantity-setting Competition 第3回 Price-Setting Competition and Contestable Market Theory 第4回 Market Structure and Competitiveness of the Market 第5回 First-Mover Advantage and Second- Mover Advantage 第6回 Endogenous Timing in Oligopoly 第7回 Multi-Stage Strategic Commitment Games OT:Mixed Oligopoly
通常のSchedule(2) 第 8回 Product differentiation and spatial competition 第 9回 Entry deterrence 第10回 Excess competition and excess entry 第11回 Collusion 第12回 Vertical control, vertical integration and foclosure 第13回 Competition in quality 第14回 Mixed oligopoly 第15回 予備 OT:Mixed Oligopoly
今年度のSchedule(1) 第1回 Course Description 第2回 Mixed Oligopoly: Overview 第3回 Mixed Oligopoly in International Markets 第4回 Endogenous Timing in Oligopoly 第5回 Endogenous Timing in Mixed Oligopoly 第6回 Spatial Competition in Oligopoly 第7回 Spatial Competition in Mixed Oligopoly OT:Mixed Oligopoly
今年度のSchedule(2) 第 8回 Irrelevance Results in Mixed Oligopoly 第 9回 Environmental Policy in Oligopoly 第10回 Environmental Policy in Mixed Oligopoly 第11回 R&D Competition in Oligopoly 第12回 R&D Competition in Mixed Oligopoly 第13回 予備 2つのスケジュールの違い ・取りあげるトピックス数が減ります。 ・Cournotモデルとは、Bertrand Modelとは、Stackelberg Modelとは、の説明がなくなっています。 OT:Mixed Oligopoly
成績評価 ・平常点で付けます。 ・出席は取りませんが殆ど出席しなければ単位はありません。発言、指名に対する回答、論文を報告した場合にはその報告内容で評価します。目安として9回程度出席しその半分で発言していれば単位は取得できます。 ・単位取得を希望しない人にも当てます。 ・可は付けません。可相当と判断できる場合には不可と付けます。 OT:Mixed Oligopoly
講義の基本的な方針(4) ・原則として全ての講義を受講する学生を念頭に置いて講義します。(欠席してはいけないという意味ではありません。途中で抜けてはいけないという意味でもありません。) ・特定のトピックスのみを聞きたい(例えばEndogenous Timingの回のみ聞きたい)という人はあらかじめ担当者(松村)に相談すること。 OT:Mixed Oligopoly