大阪の国際化戦略 大阪府府民文化部都市魅力創造局 大阪市政策企画室.

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策定の背景 策定の趣旨 大阪府市統合本部における議論 戦略策定の考え方
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○○地域における地域活性化に関する調査(見本)
策定の背景 策定の趣旨 大阪府市統合本部における議論 戦略策定の考え方
デフレの正体 第11講 「労働者ではなく外国人観光客 ・短期定住客の受入を」
赤井伸郎 大阪大学大学院国際公共政策研究科 教授
23年度当初予算案 「“変革と挑戦”を貫き、“改革と成長”へと次なる一歩を踏み出す」
第1回 英語教育推進委員会 資料 平成24年5月30日 福井県国際交流会館 1.
大阪府国際化戦略 アクションプログラム(案)
京都・神戸のみならず国内外拠点との差別化が難しい
“世界をリードする大阪産業”の 現状と今後の取り組み ~大阪の経済成長と産業構造~
4 第3次障害者基本計画の特徴 障害者基本計画 経緯等 概要(特徴) 障害者基本法に基づき政府が策定する障害者施策に関する基本計画
低炭素社会創出ファイナンス・イニシアティブ
国家戦略特区等推進事業(国際戦略総合特区を含む) 予算要求額8,228千円(他債務負担15,000千円)
大阪バイオ戦略2014のポイント 重点取組 ○ 関西イノベーション国際戦略総合特区による規制改革等を活用した先進的な医薬
U40(アンダー40) 「文化魅力育成プロジェクト」
アジア恊働大学院(AUI)構想 AUI推進機構/設立趣意書
国際級の複合医療産業拠点(医療クラスター)形成推進事業(仮称)について 【要求額:1,915千円(新規)】
Ⅲ.サービス開発の方法.
未定稿 資料2-4 主な「政策課題」の整理(全体像) 世界をリードする大阪産業 水とみどり豊かな新エネルギー都市大阪 ミュージアム都市大阪
北九州市の情報化政策 北九州市 情報政策室.
海外展開支援 事業承継支援 中小企業庁と愛媛県等の連携協定概要 県内中小企業等の 海外展開促進 円滑な事業承継の 実現
人間性豊かな人材の養成を通じて、科学技術と人間社会の調和的発展に寄与する
制度論検討の視点 資料2-2 1 自治体構造 ○大都市制度を考えるに際して、特別市のような広域自治体と基礎自治体の機能をあわせ持ったものを
ホストタウン化へ向けて.
「運営協議会」の設置及び施策の推進のための要請
大田区企業立地促進基本計画(第二次)の概要
「大阪の成長戦略」の実現による大阪経済の活性化
成長産業の育成 府市一体となった成長の実現 〇 「イノベーション・エコシステム」を構築し、新たな需要を生み出すビジネスを創出
ASIAN GATEWAY OSAKA 大阪観光局運営事業 Venturing to Asia ? Start in OSAKA
実践型地域雇用創造事業 ≪概要≫ 実施スキーム 事業内容 厚生労働省 地域雇用創造協議会 外部有識者等 都道府県 地域の経済団体 市町村
平成23年度「農商工連携」関連予算(113億円) ○中小企業の輸出促進 ○地域産品の販売促進・新商品の開発支援 ○地域人材の育成・交流の強化
大阪府健康づくり推進条例の概要について (1) 条例制定の背景・必要性 (3) 条例案の概要 (2) 条例制定のポイント
平成29年度 WPI新規拠点公募のポイント (採択数・支援規模・ホスト機関の要件 等) (研究領域) (ミッション) (その他) 1
4.新たな価値を生み出す市政改革 52.
「大阪の成長戦略」の実現による大阪経済の活性化
2019年度地方大学・地域産業創生交付金 概要説明資料(新規申請) 【申請地方公共団体名】
(1)大阪府における在留外国人等の状況 (2)来阪外国人旅行者の状況 ◆増加する外国人労働者
大阪の国際化戦略 アクションプログラム(案)
公益財団法人大阪府国際交流財団(OFIX)次期「中期経営計画(案)」について 概要版
関西ワールドマスターズゲームズのレガシー
大阪バイオ戦略2017のポイント 重点取組 主な取組 オール大阪で事業推進 規制改革 治験促進
大阪市水道経営戦略( )の概要 《工業用水道事業編》 <抜本的な経営改革による収支ギャップ解消イメージ>
フィランソロピー都市宣言について 資料3 フィランソロピー都市宣言(宣言文)
企業等との連携について(平成31年3月末現在)
企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律
生活支援 中央研修 H26.9.4(木)~5(金) 品川フロントビル会議室 H26.9.6(土)~7(日) JA共済ビルカンファレンスホール
オール大阪による事業実施(行政、経済界、文化団体、府民)
大阪7大再生プロジェクト ⑦臨海部 ・臨海部では、環境・新エネルギーのモデルエリアの実現に向けた取組みを進めるとともに、MICE機能や国際的な  エンターテイメント機能等を備えた統合型リゾート(IR)の誘致や、クルーズ客船の母港化などにより、世界に  アピールできる集客観光拠点をめざします。 ※「統合型リゾート(IR)関連法案」の成立が前提.
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要
大阪の成長戦略の実行 府市一体となった成長の実現 〇 「大阪の成長戦略」の実現による大阪経済の活性化 〇 大阪の成長をリードしていく仕組み
様々な主体や取組みを「つなぐ」仕組みの構築
事業目的・概要等 イメージ 脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業 背景・目的 期待される効果 事業スキーム 事業概要
○○圏域 新たな広域連携促進事業概要 ※連携する市町村を黄色で着色した地図を 添付 圏域市町村 圏域人口 主要産業 圏域面積 圏域の特長
資料3 誰もが親しめる 市民スポーツの充実 佐賀市教育委員会 スポーツ振興課.
国際フェリーなどの利用促進の仕組みの構築に加え、大阪港の客船寄港増加を目指し、大阪港の客船ターミナルの機能強化や客船誘致の仕組みを構築する。
「いのち輝く未来社会」をめざすビジョンの策定・推進について
地方創生に向けた自治体SDGs推進事業 平成30年度予算案5億円(平成30年度からの新規事業) 実施期間:平成30年度~(新規)
5本柱 運動推進の 時代の変化に即応した、金属運動のさらなる強化と発展の追求 勤労者に安心・安定をもたらす雇用をはじめとする生活基盤の確立
資料2 立地推進体制について(案) 平成23年7月26日.
有料道路事業(阪神高速)約1,600億円 【阪高出資金:なし】
東京・愛知ヒアリングまとめ(事務局 6.11,14) 資料2 【課 題】 項 目 大阪(府・市) 東京(都・特別区) 愛知(県・名古屋市)
平成27年度~平成29年度 OFIX中期経営計画(案)
+ うつのみや産業振興ビジョン【概要版】 7章 施策の展開と支援体制の形成 1章 産業振興ビジョンの基本的な考え方について
自殺対策基本法(振り返り) 資料4 基本理念(第2条)
2006. 9. 29 地域経済の展望と革新的企業        法政大学学事顧問               清成 忠男.
市区町村 富士市 創業支援事業者 概 要 特定創業支援事業 <全体像> 地域金融機関 静岡県富士工業技術支援センター 市立中央図書館
◎ ○ ○ 副首都に必要な広義のインフラ △ △ △ △ 資料2-2 必要な要素 具体例 現状評価
令和元年度 商工労働施策について 施 策 目 標 主 要 施 策 基 本 姿 勢 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 海外ビジネス 創業・ベンチャー 事業承継
目標 … 自律的で創造性を発揮する行財政運営体制の確立
中小企業支援団体(経営支援)に関する これまでの協議経過
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大阪の国際化戦略 大阪府府民文化部都市魅力創造局 大阪市政策企画室

大阪の国際化戦略 ―持続的発展を目指し、国際競争力を強化― 大阪の国際化戦略 ―持続的発展を目指し、国際競争力を強化― 1 国際化戦略とは 「大阪の成長戦略」(2010年12月28日策定、[25年1月版]2013年1月25日策定)を踏まえ、2020年を展望しつつ、2015年までに 大阪府・大阪市が広域的な観点から取り組む国際化施策の方向性及び具体的施策を明らかにするための行政計画 改訂のポイント ≪大阪府市統合本部における議論≫ 都市魅力創造(観光、国際交流、文化、スポーツ)にかかる府市戦略の一本化と事業の融合・統合を図る。 ・これまで大阪府と大阪市が個々に培ってきた外交のノウハウやネットワークを統合的に活用して、大阪全体の外交力を強化し、  より効果的に大阪の存在感・優位性をアピールしていくため、外交方針を府市で一本化。 ・府市共通の外交方針を今回、「大阪府国際化戦略」の基本方針に追加。経済や観光等の分野で世界の諸都市との交流事業を進めるに当たっては、 府市共通の外交方針に基づき、重点的・効果的な展開を図る。 2 国際化戦略の目標 大阪の国際競争力の強化 国際的な活力と魅力を持ち、多様な価値を認め合いながら持続的に発展する大阪を実現するために、 ● 世界・アジアから、多くの人・モノ・資金を呼び込む  ● 人材・技術の国際競争力を高める  ● 諸外国都市との相互利益の関係を築く ことにより、大阪の国際競争力の強化を行う。 3 施策展開の視点と方向性 【視 点】               【方向性】 成長のための5つの源泉  (大阪の成長戦略) 国際競争力強化のための5つの核 (大阪の国際化戦略) 選択と集中 最も必要性の高い施策か? 最も成果を出せる施策か? 国際競争力の強化 産業・技術力 国際競争力のある産業・技術 人材力 世界で通用するグローバル人材 資源の有効活用  人・資金・ノウハウ・ネットワークなど、  大阪に今ある資源を最大限に有効に  活用できているか? 都市の再生 海外の企業や人材を受け入れる都市 集客力 世界の人々を引き寄せる集客機能 物流人流インフラ 物流人流を促進するインフラ 1

①交流事業の選択・集中 ②交流地域の選択・集中 3 施策展開の視点と方向性 【外交方針】~相互利益の関係構築に向けて~ 外交目的 3 施策展開の視点と方向性 【外交方針】~相互利益の関係構築に向けて~  *友好交流都市については、これまでの友好関係を維持し、今後も相互にメリットを追求。 外交目的 ●グローバル化がますます進展する現在、国家外交とは別に、直接自治体が外国諸都市と交流を進めることで、経済・観光などの  分野では、相互利益の実現が期待できる。 ●国際都市大阪は、住民の利益を追求し、大阪の活性化に向けて、相互利益の関係が築ける世界の諸都市との交流を積極的に    推進。 ●そのために、大阪の外交を一本化し、これまで大阪府と大阪市が個々に培ってきた外交のノウハウやネットワークを統合的に  活用し、大阪全体の外交力を強化して、より効果的に大阪の存在感・優位性を内外にアピールする。    基本方針   アジアとのつながりは大阪がナンバーワン ①交流事業の選択・集中 ②交流地域の選択・集中 ●大都市大阪の力を統合した取組を推進  大阪が一体となって取組むことで大きな効果が見込める  交流事業に集中。  (中小企業支援、観光誘客、都市問題の解決等) ●自治体の取組み効果が大きい交流に集中  現地行政への働きかけ・連携が効果的な分野での交流を  重点的に推進。 ●アジアとの交流を重視  世界に占めるGDP比や国際市場が急速に拡大し、年々成長を  続けるアジアは、世界中から注目される地域。  大阪が世界の諸都市との交流を進める中、地理的にも経済的  にも関係が深く、成長著しいアジアとの交流を基本に位置づけ  て互恵的な関係を形成し、アジア各都市とともに持続的な発展  を目指す。 ●特定分野での交流を促進  大阪のイノベーションを創出し、人材・技術の国際競争力を  高めるため、欧米等の地域については、特に特定分野に  着目した交流を推進。  (例:環境・バイオ・新エネルギー・ロボットテクノロジーなどの    先端産業、「水と光」など都市魅力を伸ばす分野など) 2

((独)日本学生支援機構「平成24年度外国人留学生在籍状況調査」より作成) 4 戦略指標(概ね2020年までの10年間を目途) 「大阪の成長戦略」  ①実質成長率 年平均2%以上  ②雇用創出  年平均1万人以上  ③訪日外国人 2020年に年間650万人が大阪に   貨物取扱量  2020年に関空60万トン増            阪神港190万TEU(※1)増 「大阪の国際化戦略」  ●国際コンベンション開催件数(※2)      300件以上  ●大阪で学ぶ外国人留学生数  23,000人以上    ●大阪から海外に留学する学生数(※3)・生徒数(※4)                               3,500人以上      【参考指標】        ●大阪の都市総合力ランキング(※5)     5位以内 戦略指標の現状値  ●大阪から海外へ留学する学生数(※3)・生徒数(※4)  ●国際コンベンション開催件数(※2)   (単位:人) (単位:件) 学生数 生徒数 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 大阪府 1,228 1,188 1,299 1,524 1,587 369 385 309 全国 9,113 9,215 9,414 10,437 11,182 3,913 3,190 ― 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 大阪府 124 144 183 152 135 全国 1,858 2,094 2,122 2,159 1,892  (日本政府観光局「国際会議統計」により作成) ( (独)日本学生支援機構 「協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果」、  文部科学省「高等学校等における国際交流等の状況」調査結果、及び大阪府調べ)  ●大阪で学ぶ外国人留学生数  ●大阪の都市総合力ランキング(※5)  大阪の国際競争力(総合)は、   世界40都市中17位。 (参考)ロンドン、ニューヨーク、パリに次いで東京は4位、福岡は33位。 大阪の分野別ランキングは、以下のとおり。 ○経済:22位  ○研究・開発:12位 ○文化・交流:28位 ○居住:2位 ○環境:17位 ○交通・アクセス:20位 ((財)森記念財団都市戦略研究所「2012年世界の都市総合力ランキング」より作成) (単位:人) 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 大阪府 10,203 10,289 10,576 10,791 10,325 10,521 全国 118,498 123,829 132,720 141,774 138,075 137,756 ((独)日本学生支援機構「平成24年度外国人留学生在籍状況調査」より作成) (※1) 国際標準(20フィートコンテナ)の海上貨物用コンテナを1単位とした貨物量を表す単位 (※2) 日本政府観光局が定めた国際会議統計基準(日本を含む3カ国以上の国から50名以上参加等)に基づく国際会議数 (※3)大阪の大学等と諸外国の大学等の協定等に基づき、3ヶ月以上、海外の大学等に派遣された日本人学生数((独)日本学生支援機構調べ) (※4)大阪の高校から、3ヶ月以上海外の高校等に派遣された生徒数 3 (※5)(財)森記念財団都市研究所が世界の主要40都市について、70指標で評価し順位付けしたもの

本戦略の推進主体である大阪府は、次のとおり、国等への働きかけや府民・民間団体等との連携を 行いながら、戦略の実現を図る。 5 推進体制   本戦略の推進主体である大阪府は、次のとおり、国等への働きかけや府民・民間団体等との連携を  行いながら、戦略の実現を図る。   1 国・都道府県・府内市町村への働きかけ    国: 法制度の見直しや新たな仕組みの創設等、あらゆる機会を捉え提言    都道府県: 関西広域連合(※)等を活用し、府域を超えた連携の強化    市町村: 基礎自治体としての地域の住民サービスにかかる国際化施策について、水平連携を含めた取組を支援   2 府民・民間団体との連携    ●大阪府と(公財)大阪府国際交流財団の共同で本戦略のアクションプログラムを策定し、同財団の有するノウハウ、     ネットワーク、資金等の資源を最大限に有効活用し、グローバル人材の育成や外国人が生活しやすい環境整備を     目指すとともに、他の民間団体の活動強化を図る。    ●経済団体・企業、教育機関及び民間の国際交流団体・NPO等と協働し、それぞれの持つ人材、資金、ノウハウ、ネットワーク     等を最大限に活かして事業を実施する。   3 府市連携    ●戦略の一本化にあたり、大阪市が実施する国際化施策のうち、大阪全体の国際競争力の強化に寄与する施策については、     連携して実施する。 ※関西広域連合:関西7府県4政令市で構成する関西広域連合の機能拡充を通じ、産業(先端技術産業クラスター連携等)、観光(海外観光プロモーション等)、 交通・物流基盤整備(港湾・高速道路の一元管理等)の分野において、国際競争力の強化に取り組み、人・モノの交流のアジアのハブ機能を有する 関西の実現をめざす。 6 進行管理 1 戦略指標の状況については、毎年度把握し、ホームページ等で公表する。 2 取組施策の実施計画及び実施状況については、毎年度把握し、ホームページ等で公表する。 3 社会経済情勢の変化や戦略指標の達成状況に応じて、2016年を目途に、内容の改訂を行う。 4 外交方針の方向性については、海外情勢を踏まえ、適宜見直しを図る。 4

7 5つの核となる方向性のもとでの具体的な施策・取組 「5つの核その1 国際競争力のある産業・技術」の強化に向けた施策・取組 施策・取組 概          要 大阪が強みを有する先端技術産業のさらなる強化 環境・新エネルギーやバイオ・ロボット技術を利用した医薬品・医療機器等の先端技術産業の優位性を維持・向上させるため、企業集積をさらに高め、研究開発やビジネス創出機能等、技術革新を生み出す国際的な競争拠点の形成を図る。 世界市場に打って出る大阪産業・大阪企業への支援 アジア等、世界市場に打って出る大阪企業の挑戦を支援するとともに、上下水道・廃棄物処理等のインフラ関連産業の技術・システムの輸出に向けた取組を行う。 対内投資促進による国際競争力の強化 国際戦略総合特区制度の活用等を通じて、産業集積の促進及び産業の国際競争力の強化を図るとともに、人材・資金・情報を世界から引き込み、新事業創出・起業を育てる環境づくりに取り組む。 ハイエンドなものづくりの推進 大阪から付加価値の高い技術・製品を数多く生み出すため、大手企業と中小企業、産学の連携による研究開発や製品・技術開発を支援するとともに、国際的な研究・技術交流機会を創出する。 成長分野に挑戦する企業への支援・経済活動の新陳代謝の促進 中小企業の技術革新に向けた取組を促進するとともに、起業、転業、再生等を促進する仕組みの充実を図り、経済環境の急激な変化にも強い企業を育成する。 5

「5つの核その2 世界で通用するグローバル人材」の育成に向けた施策・取組 概          要 グローバルな視野をもった若者の育成 内向き志向と言われる若者が、海外への関心・理解を深め、グローバルな視野に立って学習・キャリア設計ができるよう、海外留学に向けた学習支援、海外短期留学機会の提供、本格留学に向けた情報提供等、若者の海外留学促進に向けた支援を行う。 英語力強化等を通じたグローバルリーダーの育成 小・中・高等学校における英語教育の充実や高等学校における専門学科での国際的人材育成に取り組むほか、若者、社会人への英語学習意欲の向上に向けた民間の取組を支援する。 留学生の受入れ促進による高等教育機関の国際化 大阪の若者が、国内に居ながら外国人青年とともに学び、交流することによって、グローバルな感覚・能力を育てる機会を創出するため、より多くの外国人留学生を受け入れるためのプロモーションや環境整備を行う。 高等教育機関の国際競争力の強化 大学間の競争を促す環境の整備や、公立大学の機能強化、外国大学、府内大学、企業との連携を促進し、大学等の国際競争力を強化する。 6

「5つの核その3 海外の企業や人材を受け入れる都市」の実現に向けた施策・取組 概          要 国際競争拠点の形成 総合特区制度の活用により、規制の特例措置、税政、財政、金融上の支援措置を総合的に実施し、国際競争力向上のため、新技術やアイデアから新しい価値を生み出す仕組みと場を構築する。 コンベンション機能の強化 産官学連携のもと、既存資源を活用し、魅力あるメニューを開発すること等により、オール大阪で誘致機能の強化、コンベンション拠点の形成を図る。 外国人高度専門人材の受入れ拡大 在留資格等に関する規制緩和について国への要望・提案を行うとともに、外国人留学生のキャリアアップにつながるボランティアプログラムの提供等外国人高度専門人材としての留学生の人材育成や、外国人留学生を対象とした府内企業へのインターンシッププログラムの実施等中小企業等とのマッチング支援の取組を行う。 外国人人材を受け入れるための環境整備 多言語ポータルサイトによる大阪の情報・魅力の発信等行政サービスの多言語化や、外国人向け相談支援体制を充実するとともに、外国人府民と日本人府民との間で生活に必要なコミュニケーションを円滑に行うため、通訳・翻訳体制及び日本語の習得機会を充実させる。 府民活動の基盤となる自治体交流の推進 友好交流都市やアジアの主要都市との交流を促進するとともに、(総)領事館をはじめとする海外の政府機関との友好関係を増進する。 7

「5つの核その4 世界の人々を引き寄せる集客機能」の整備に向けた施策・取組 「5つの核その4 世界の人々を引き寄せる集客機能」の整備に向けた施策・取組 施策・取組 概          要 世界的な創造都市、国際エンターテイメント都市の創出 都市魅力創造にかかる府市事業の融合・統合、大阪観光局等の基盤づくり、シンボルプロジェクトの検討等を進めるとともに、カジノを含めた統合型リゾートや万博記念公園南側ゾーンへの複合型エンターテイメント施設の立地促進に取り組み、世界的な創造都市、世界最高水準のエンターテイメント都市を創出する。 関空観光ハブ化の推進 関空を首都圏空港と並ぶ訪日観光客の出入国拠点とするため、関係機関と連携して、入国規制等の緩和、関西圏を越える広域連携による観光振興、就航ネットワークと内際乗継機能の強化等に取り組む。 関西観光ポータル化の推進 国際医療観光や買物、食、クルーズ等の観光メニューを充実させるとともに、関西広域連合と連携して関西全域での観光魅力の向上を図り、海外からの観光客の玄関口として関西の観光魅力を総合的に発信する。 「5つの核その5 物流・人流を促進するインフラ」の整備に向けた施策・取組 施策・取組 概          要 関西国際空港の国際ハブ化 LCCの就航促進等による内外のネットワーク充実や国際航空貨物の物流拠点形成、大阪都心等との鉄道アクセス高速化をめざした事業の具体化などを通じ、関空が首都圏空港と並ぶ国際拠点空港として強化されるよう、国の主体的取組を促しつつ、地元広域自治体として効果的な取組を行う。 阪神港の国際ハブ化 物流コストを引き下げ、国際競争力を強化するために、港湾機能強化に資する施設整備や民の視点に立った一元的経営等に取り組むことにより、国際コンテナ戦略港湾の実現を図り、釜山港に流れた貨物を取り戻し、企業集積を活かした物流拠点機能を強化する。 物流を支える高速道路機能の強化 都市圏高速道路等の一体的運営構想(ハイウェイオーソリティ構想)の実現に向けて、地域の実情を踏まえた対距離制の導入による利用しやすい料金体系に一元化する。 人流を支える鉄道アクセス・ネットワーク強化 関空から日本全域へ、外国人観光客などが円滑に移動できる鉄道ネットワークが不可欠であり、関空アクセス、リニア中央新幹線等の整備に向け国に働きかけるとともに、公共交通の乗り継ぎ利便性の改善に向けた取組を推進する。 官民連携による戦略インフラの強化 国・地方ともに財政状況が厳しい中で、戦略的にインフラを整備するため、民間資金やノウハウ等を活用した新たな手法について検討を行う。 8