停止ストリームの検知(2).

Slides:



Advertisements
Similar presentations
ECLフレームワー ク 近畿大学 理工学部 情報学 科 間野 哲 弥.
Advertisements

Mathematica による固有値計算の高速化 Eigenvalue calculation speed by Mathematica 情報工学部 06A2055 平塚翔太.
計量的手法入門 人材開発コース・ワークショップ (IV) 2000 年 6 月 29 日、 7 月 6 ・ 13 日 奥西 好夫
土木計画学 第3回:10月19日 調査データの統計処理と分析2 担当:榊原 弘之. 標本調査において,母集団の平均や分散などを直接知ることは できない. 母集団の平均値(母平均) 母集団の分散(母分散) 母集団中のある値の比率(母比率) p Sample 標本平均 標本分散(不偏分散) 標本中の比率.
模型を用いたジェットコターの 力学的原理の検討 06522 住友美香 06534 秦野夏希. 平成22年度 卒業研究発表 山田研究室 研究目的 ジェットコースターのコースは、どのような計算に 基づいて作られているのか、研究を通じて理解し、 計算を用いた模型製作を行う。
統計学 第3回 西山. 第2回のまとめ 確率分布=決まっている分布の 形 期待値とは平均計算 平均=合計 ÷ 個数から卒業! 平均=割合 × 値の合計 同じ平均値でも 同じ分散や標準偏差でも.
エクセルと SPSS による データ分析の方法 社会調査法・実習 資料. 仮説の分析に使う代表的なモデ ル 1 クロス表 2 t検定(平均値の差の検定) 3 相関係数.
―本日の講義― 1・相関関係と因果性・相関係数の種類 2.散布図をつくる 3・共分散・相関係数の計算
看護学部 中澤 港 統計学第5回 看護学部 中澤 港
多変量解析 -重回帰分析- 発表者:時田 陽一 発表日:11月20日.
第1回 担当: 西山 統計学.
第2章 単純回帰分析 ー 計量経済学 ー.
星の明るさと等級 PAOFITS WG 開発教材 <解説教材> 製作: PaofitsWG <使い方> ①「実習の方法」についての説明に使う
数楽(微分方程式を使おう!) ~第5章 ラプラス変換と総仕上げ~
中間発表用スライド 田中健太.
流れ(3時間分) 1 ちらばりは必要か? 2 分散・標準偏差の意味 3 計算演習(例題と問題) 4 実験1(きれいな山型の性質を知ろう)
―本日の講義― 1・相関関係と因果性・相関係数の種類 2.散布図をつくる 3・共分散・相関係数の計算
回帰分析.
データ構造と アルゴリズム 第二回 知能情報学部 新田直也.
香川大学工学部 富永浩之 情報数学1 第2-1章 合同式の性質と計算 香川大学工学部 富永浩之
最尤推定によるロジスティック回帰 対数尤度関数の最大化.
寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 エクセルでの正規分布の グラフの描き方 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部
1変量データの記述 経済データ解析 2006年度.
需要の価格弾力性 価格の変化率と需要の変化率の比.
プログラミング入門2 総合演習課題 2008年 1/7, 1/21 実施 これまでの講義内容についての腕試し
誤差の二乗和の一次導関数 偏微分.
寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 エクセルでの正規分布の グラフの描き方 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部
通信トラヒックの相関構造を利用した通信品質の劣化検出
計測工学 復習.
第四回 ゲーム                 05A1054         前田嵩公.
セキュリティ(5) 05A2013 大川内 斉.
 統計学講義 第11回     相関係数、回帰直線    決定係数.
東京大学大学院情報理工学系研究科 Y.Sawa
IPアドレスについて      発表者  M3KI.
寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部 エクセルでの正規分布の グラフの描き方 寺尾 敦 青山学院大学社会情報学部
本時の目標 「相似な図形の相似比と面積比の関係を理解し、それを用いて相似な図形の面積を求めることができる。」
Mathematicaによる固有値計算の高速化 ~ Eigenvalue calculation speed by Mathematica ~ 情報工学科 06A2055 平塚 翔太.
セキュリティ(2) 05A2013 大川内 斉.
第5章 特徴の評価とベイズ誤り確率 5.5 ベイズ誤り確率の推定法 [1] 誤識別率の偏りと分散 [2] ベイズ誤り確率の上限および下限
売れるためのWEBサイト構築.
メンバー 梶川知宏 加藤直人 ロッケンバッハ怜 指導教員 藤田俊明
予測に用いる数学 2004/05/07 ide.
藤田保健衛生大学医学部 公衆衛生学 柿崎 真沙子
階層的境界ボリュームを用いた 陰関数曲面の高速なレイトレーシング法
UDPマルチキャストチャット      空川幸司.
情報理論2 第3回 小林 学 湘南工科大学 2011年10月25日 〒 神奈川県藤沢市辻堂西海岸1-1-25
生物統計学・第3回 全体を眺める(2) クラスタリング、ヒートマップ
40歳未満にも メタボリックシンドローム基準の適用を
ex-8. 平均と標準偏差 (Excel 実習シリーズ)
コードクローンの理解支援を目的としたコードクローン周辺コードの解析
「データ学習アルゴリズム」 第3章 複雑な学習モデル 報告者 佐々木 稔 2003年6月25日 3.1 関数近似モデル
第3章 線形回帰モデル 修士1年 山田 孝太郎.
計測工学 計測工学8 最小二乗法3 計測工学の8回目です。 最小二乗法を簡単な一時関数以外の関数に適用する方法を学びます。
情報経済システム論:第13回 担当教員 黒田敏史 2019/5/7 情報経済システム論.
補講:アルゴリズムと漸近的評価.
最尤推定・最尤法 明治大学 理工学部 応用化学科 データ化学工学研究室 金子 弘昌.
C9 石橋を叩いて渡るか? ~システムに対する信頼度評価~
度数分布表における平均・分散 (第1章 記述統計の復習 補足)
高次元データにおける2次形式の近似について
藤本翔太1, 狩野裕1, Muni.S.Srivastava2 1大阪大学基礎工学研究科
停止ストリームの検知 情報工学部 情報工学科 06a2072 山下 雄
藤田保健衛生大学医学部 公衆衛生学 柿崎 真沙子
MOAデータベースを使った セファイド変光星の周期光度関係と 距離測定
サッカーにおける コーディネーショントレーニング 効果について
香川大学創造工学部 富永浩之 情報数学1 第2-1章 合同式の性質と計算 香川大学創造工学部 富永浩之
ex-8. 平均と標準偏差 (Excel を演習で学ぶシリーズ)
ゴールドバッハ予想における 組み合わせ数についての考察
ネットワークプログラミング 05A1302 円田 優輝.
3 一次関数 1章 一次関数とグラフ §4 方程式とグラフ         (3時間).
Q q 情報セキュリティ 第7回:2005年5月27日(金) q q.
Presentation transcript:

停止ストリームの検知(2)

前回までのあらすじ 研究の概要 停止ストリームの検知方法 使用するプログラムの大まかな動き グラフの説明 研究の進み具合 今回の内容

プログラムについて ① トラヒックデータをグループ化。 ② そのグループで平均を求める。 ③ その平均を元に不偏分散を求める。 ④ 全体の不偏分散との商を求める。

X X グループ化と平均 同様に = 変数m個ごとにデータを分け、平均を計算する。 X X X ・・・・ X X X ・・・・ X ・・ 1 2 3 m m+1 m+2 2m X   X   X  ・・・・ X 1 2 3 m 同様に m X (m) X (m) = 1 2

不偏分散 STEP1:データの平均を計算する。 STEP2:各データと求めた平均の差を求める。 STEP3:その差の2乗の値を足していく。

不偏分散 V = {( ) + ( ) ・ ・ ・ ・ ( ) } V = {( ) + ( ) ・ ・ ・ ・ ( ) } あるデータの集合X{ }として、 平均をxとすると、不偏分散Vは以下の式となる。 V = {( ) + ( ) ・ ・ ・ ・ ( ) } 変数mずつグループ化したデータの不偏分散V は V = {( ) + ( ) ・ ・ ・ ・ ( ) } x x x ・ ・ ・ ・ 1 , 2 , n 1 2 2 2 x - x x - x x - x n - 1 1 2 n (m) 1 2 2 2 (m) x - x (m) x - x (m) x - x (m) [n / m]-1 1 2 n / m

自己相似性 同じ形のものが、同じ図形に複数存在する。

トラヒックの自己相似性 x x m i ( i ) msec msec 1 2 3 1 2 3 そこで、ハースト指数(H)を使用する!!

ハースト指数とは? V = {( ) + ( ) ・ ・ ・ ・ ( ) } X = 0 < H < 1 H:ハースト指数 V = V となるような変数のこと。 V = {( ) + ( ) ・ ・ ・ ・ ( ) } X = 0 < H < 1 H:ハースト指数 (m) H 1 (m) 2 2 2 x - x (m) x - x (m) x - x (m) H [n / m]-1 1(H) H 2(H) H n / m (H) H X + X + X  ・・・・ X (m) 1 2 3 m m H 1(H)

関係式 X = × V = {( ) + ( ) ・ ・ ・ ・ ( ) } = C V をCに置き換えて、V を使って V を求めると、 X + X + X  ・・・・ X X = × をCに置き換えて、V を使って V を求めると、 V = {( ) + ( ) ・ ・ ・ ・ ( ) }   = C V (m) m H 1 2 3 m 1 m H m m H (m) (m) m H 2 (m) C 2 2 2 x - x (m) x - x (m) x - x (m) 1(H) H 2(H) H n / m (H) H [n / m]-1 2 (m) H

V / V = m 関係式 V = m V となります。 Cを = m に戻し、V = Vとすると (m) 2H -2 m m (m) H

グラフについて 関係式の対数をとってグラフにする。 log ( V / V )= (2H – 2)log m (m) 10 10

現在までの研究の進み具合 プログラムを少しいじる。

今後の研究について グラフの相関性の検証 順調に進めば実際のデータで!

参考文献 IT用語辞典 e-Words http://e-words.jp/ 種田先生との講義ノート

ご清聴ありがとうございました