資料1 平成30年度の国保運営にかかる検討状況 ■ 大阪府市町村国民健康保険広域化調整会議 第14回 平成30年5月21日開催 第15回 平成30年7月17日開催 第16回 平成30年11月29日開催 事業運営検討ワーキンググループ 第38回~第41回 4回開催 財政運営検討ワーキンググループ 第40回~第44回.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
現物給与の取扱いについて 第2回 社会保険料・労働保険料の 賦課対象となる報酬等の範囲に関する検討会 平成24年9月20日 資料4.
Advertisements

平成22年度収支決算 (平成23年7月25日) 日本合成化学健康保険組合 <一般勘定> ・収入 922百万円 ・支出 794百万円 収支差額 128百万円 経常収支 123百万円(対予算 +102 、対前年 +257 ) <介護勘定> ・収入 80百万円 ・支出 62百万円 収支差額 18百万円(対予算.
0 厚生年金基金の解散について ~加入員の皆様へ~ 平成 27 年 6 月 東日本硝子業厚生年金基金.
1 保険料の軽減措置① 【所得の低い方への軽減措置】 所得の低い方は、保険料の均等割額が、所得の水準にあ わせて、 7 割・ 5 割・ 2 割のいずれかで軽減されます。 その軽減割合は、同一世帯内の被保険者及び世帯主の総所得金額等を 基に、以下の基準で判定します(①公的年金控除= 120 万円、②高齢者.
1 経済学-第 9 回 医療保険① 2008 年 6 月 6 日. 2 日本の公的医療保険  制度の目的  制度体系  給付と負担.
住宅バウチャー(家賃補助)制度の提案について 平成24年3月 大 阪 府 住宅セーフティネットの再構築のための提案.
佐賀市中期財政計画 総務部財政課 平成26年12 月 平成27年度 ~ 平成33年度 1. 佐賀市を取り巻く状況 ○ 生産年齢人口(15~64歳)の減少 ⇒ 税収等の減少 ○ 高齢者人口(65歳以上)の増加 ⇒ 扶助費や医療費等の増加 ○ 合併特例措置 ⇒ 普通交付税の段階的縮減 (27年度から32年度まで)
36 6.主な点検項目 (1)平成27年度の取組み ②歳入確保 番号 項目名 担当部局・室 取組内容 実績(●は実施済、○は取組み中) 5
地方公務員災害補償基金 富山県支部補償課 平成22年7月23日
平成25年度下水道事業 決算の概要 平成26年12月19日 柏市土木部下水道経営課 柏市下水道事業経営委員会資料 (第2回)資料
後期高齢者医療制度の財政の仕組み 自 己 負 担 《交付》 保険料 保険料 広域連合が各医療機関に支払う医療費
市町村による精神障がい者の地域移行を進めるための支援策について(案)
後期高齢者医療制度に関するQ&A Q1 後期高齢者医療制度は、なぜ創設されるのですか? ○ ○
特別区設置協定書(案)関係確認事項 (財政調整)
衆議院総務委員会及び参議院総務委員会附帯決議
「地域自殺対策緊急強化基金(仮称)」の概要
入所施設における工賃控除の見直しについて
代行機関への健診等費用 の請求について 平成19年10月 社会保険診療報酬支払基金.
地方公務員災害補償基金 富山県支部補償課 平成21年8月21日
平成18年10月1日から 療養病床に入院する高齢者の 入院時の食費の負担額が変わり、 新たに居住費(光熱水費)の 負担が追加されます

平成27年度事業運営検討W・Gとりまとめ(案)(概要)
後期高齢者医療制度では、生活を支える医療を目指します。
後期高齢者は、どのような医療が受けられるのですか?医療の内容が制限されるようなことはありませんか?
我が国の人口の推移 実績値 (国勢調査) 平成18年推計値 (日本の将来人口推計).
子ども・子育て関連法における妊婦健診の位置付け
資 料 4 介護報酬の地域区分の考え方(社会保障審議会介護給付費第81回分科会資料より) 平成24年度からの地域区分
平成28年4月1日から 入院時の食費の負担額が変わり、 新たに調理費の負担が追加されます
高額医療・高額介護合算療養費制度の参考事例
国保制度改革後の国保財政イメージ 国 大阪府 市町村 一般会計 国保特別会計 一般会計 国保特別会計 一般会計 支払基金 国保連 被保険者

参考資料2 ○国民健康保険制度の改革 (1)納付金・標準保険料率算定のルール p 2 (2)激変緩和措置 p 7
青森県国民健康保険市町村等連携会議の検討状況
平成24年度の健保組合財政の健全化策について <平成24年2月9日開催の組合会で決議された事項の報告>
「農の雇用事業」 参加者募集! <お知らせ> 農業経営者の皆さまへ 助成内容 募集・研修等の期間
「農の雇用事業」 参加者募集! <お知らせ> 農業経営者の皆さまへ 助成内容 募集・研修等の期間
Ⅱ.施行に向けたスケジュール.
都道府県も国民健康保険制度を担うことになりました
経済学-第11回 介護保険 2008年6月20日.
県 1 国保制度改革の概要 国保制度改革の概要(運営の在り方の見直し) 安定的な財政運営等に中心的役割を担う 【現行】 市町村が個別に運営
都道府県も国民健康保険制度を担うことになりました
広島県肝疾患患者フォローアップシステム 事業実施要領改正案について
障害者自立支援対策臨時特例 交付金に関するQ&A (追加分3)
平成19年4月1日から、事前の申請により 70歳未満の方についても入院等に係る窓口での支払が一定の限度額にとどめられます。
平成30年度の財政運営検討W・Gの検討事項 資料1 項目 運営方針等決定状況 平成30年度に検討すべき 主な事項【残課題】
平成30年度の財政運営検討W・Gの検討事項 資料2 項目 平成29年度までの運営方針等決定状況 平成30年度に検討すべき 主な事項
地方公務員災害補償基金 富山県支部 平成30年6月4日
○ 特別対策等による利用者負担の軽減措置については、 21年4月以降も継続して実施。 ※ 延長年限等については検討中
小 平 市 の 財 務 書 類(平成26年度概要版) 財 務 4 表
道民みんなで国保を支えます 新たな国保制度が始まります 平成30年4月から
公共経済学 23. 地方分権と政府間の役割分担.
【参考資料】 中核市市長会 地方分権検討プロジェクト.
国民健康保険における保険料と保険税の現状等について
平成27年度財政運営検討W・Gとりまとめ(案)(概要)
福祉・介護人材の処遇改善【1,070億円】 1 目 的 2 概 要
利益処分にかかる知事の承認(経営努力認定)について
財政-第25講 6.社会保障財政(6) 2008年7月8日 第1限.
平成30年度の事業運営検討W・Gの検討事項 資料2 項目 運営方針等決定状況 平成30年度に検討すべき 主な事項 これまでの検討状況 方向性
21年度から実施する施策~雇用保険のセーフティネット機能を強化します。
平成27年度事業運営検討W・Gとりまとめ(概要)
平成31(2019)年度大阪府がん検診受診率向上事業(案)
参考資料.
大阪府健康づくり支援プラットフォーム整備等事業(概要) ~府全域版健康マイレージシステムの構築~
運営方針策定に当たり調整会議で決定すべき事項
平成30年度の事業運営検討W・Gの検討事項 資料2 項目 運営方針等決定状況 平成30年度に検討すべき 主な事項 これまでの検討状況 方向性
幼児教育・保育の無償化の概要 1.総論 2.対象者・対象範囲等
就学前障害児の発達支援の無償化における 事務のフローについて
平成18年10月1日から 療養病床に入院する高齢者の入院時の食費の負担額が 変わり、新たに居住費(光熱水費)の負担が追加されます
大阪府在宅医療体制強化事業(機能強化支援事業)<事業概要>
【参考資料】 平成30年12月 厚生労働省保険局国民健康保険課
Presentation transcript:

資料1 平成30年度の国保運営にかかる検討状況 ■ 大阪府市町村国民健康保険広域化調整会議 第14回 平成30年5月21日開催 第15回 平成30年7月17日開催 第16回 平成30年11月29日開催 事業運営検討ワーキンググループ 第38回~第41回 4回開催 財政運営検討ワーキンググループ 第40回~第44回 5回開催

導入のスケジュール等、具体的な事務の検討 平成30年度の事業運営検討W・Gの検討事項 項目 運営方針等決定状況 平成30年度に検討すべき 主な事項 これまでの検討状況 方向性 基    準    等 保健事業 統一 特定健康診査: 血清クレアチニン検査(eGFR) 、血清尿酸検査 、血糖検査(HbA1c) について、特定健康診査の基本的な項目に加えて実施 人間ドック: 特定健診の検査項目等を充足する検査項目について、府内全市町村で実施 独自事業分の財源は、標準保険料率(事業費納付金の対象経費)で確保するものとする。標準保険料率で賄う対象経費は、府保険料総額(医療分)の5%を保健事業分として、事業費納付金の対象となる保健事業費(共通分)を除く部分を独自事業分とする。 生活習慣病の重症化予防等の取組強化の検討 (都道府県ヘルスアップ支援事業  の活用) ・特定健診・特定保健指導の実施率向上に向けた取組 ・糖尿病性腎症重症化予防等、その他の保健事業 【独自事業分費用】 ・H31年度については、事務運用(平成30年度を踏襲)どおりとし、対象経費は、府保険料総額(医療分)の4.3%として設定して算定。  ただし、保健事業の維持、拡充と保険料率等への影響を勘案し、引き続き、上限設定や算定のあり方を検討。 【取組強化等】 ・未議論。ただし、府において、都道府県ヘルスアップ支援事業として、「市町村・地域差の見える化支援」、「保健事業の対象者抽出ツールの開発」を9月補正予算措置。また、府健康づくり支援プラットフォーム整備事業の開始を進めており、今後、これらの事業成果等も踏まえ、取組み等を検討。 府による 給付点検 ― 当面は、国の例示項目が府による点検内容の対象 具体的な点検内容については、国保総合システムのレセプト点検機能等を踏まえ、今後、検討を進め、可能なものから実施に努める。 具体的な点検内容の検討 ・H31年度以降、府内の市町村異動した被保険者のレセプトを府の点検対象とすることを提案。  引き続き、国保総合システムの開発状況を見据え、具体的内容を検討。 不正利得等の回収 都道府県は、保険医療機関等による大規模な不正が発覚した場合、広域的又は医療に関する専門的な見地から、市町村の委託を受けて、不正請求等に係る費用返還を求める等の取組みを行うことが可能 委託を受ける範囲、複数市町村にまたがる案件で債権の一部のみの回収となった場合の分配方法等について検討 ・府内全市町村を対象に、不正利得の回収に関する実態調査を実施し、委託を受ける範囲、委託の対象となる事案について検討中。(委託・債権回収に係る法的課題については、国に確認中) あはき療養費受領委任制度導入検討 導入のスケジュール等、具体的な事務の検討 ・H31年9月制度導入とし、導入のスケジュール・事務フロー・審査基準について提示。 ・引き続き、予算(審査支払手数料)、保険者における対応事項の整理、施術者向け周知事項の整理、施術団体との調整事項の整理について検討。

平成30年度の財政運営検討W・Gの検討事項 項目 平成29年度までの運営方針等決定状況 平成30年度に検討すべき 主な事項 これまでの検討状況 方向性 基    準    等 保険料率 統一 (激変緩和対象) 標準保険料率は、医療費水準の差が比較的小さいことを踏まえ、医療費水準を加味せず統一(α=0) 標準保険料率で賄う経費は、事業費納付金対象経費は次のとおり。 (ア)保険給付費 (イ)出産育児諸費  (ウ)葬祭諸費 (エ)育児諸費 (オ)保健事業費(共通基準)   (カ)その他の保険給付(精神・結核医療) (キ)保険料減免に要する費用(統一基準)  (ク)一部負担金減免に要する費用(統一基準) (ケ)特定健康診査等に要する費用  (コ)医療費適正化等の対策費用等事務費(共通基準) (サ)特別高額医療費共同事業拠出金  (シ)審査支払手数料 (ス)財政安定化基金積立金(都道府県全体の返済分・補填分) (セ)都道府県の事業費  (ソ)過年度の保険料収納見込み   (タ)予備費(都道府県分、保険料財源分) 府全体の共通公費は次のとおり。 (ア)療養給付費等負担金(保険基盤安定繰入金控除後及び地方単独事業の減額調整後) (イ)国・普通調整交付金(地方単独事業の減額調整後) (ウ)国・特別調整交付金(都道府県分) (エ)都道府県繰入金(1号分。地方単独事業の減額調整後) (オ)高額医療費負担金(国及び都道府県による負担金) (カ)特別高額医療費共同事業交付金  (キ)特別高額医療費共同事業負担金 (ク)過年度調整(納付金の過多)  (ケ)特定健康診査等負担金 (コ)地方単独事業の減額調整分  (サ)国保財政安定化支援事業繰入金分 (シ)保険者支援制度(医療分)  (ス)出産育児諸費(法定繰入分) (セ)算定可能な特別調整交付金(算定省令第6条第1項ハ~ヌ・附則第7条第2・3号) (ソ)激変緩和用の特例基金(取崩分、医療分) (タ)過年度の保険料収納見込み(医療分) 市町村が実際に定める保険料率も、原則「標準保険料率」と同率で統一(ただし、以下の例外あり)  ①財政安定化基金への償還財源確保のための保険料率上乗せは容認  ②累積赤字解消や保険料減免及び一般会計繰入解消による激変緩和等のための保険料率上乗せ・一般会計繰入れは容認【激変緩和措置期間中に限る】 過誤納保険料還付金・還付加算金については、各市町村負担 後期分・介護分についても同様の考え方 府全体の共通公費の範囲の検討 ①過年度の保険料収納見込み(退職分) ②過年度の保険料収納見込み(一般分) ③保険者努力支援制度(都道府県分) 標準保険料率算定に用いる被保険者数・所得の推計方法 【共通公費の範囲】 ①退職被保険者保険料収納見込み ・翌々年度の事業費納付金必要額(前述基礎ファイル報告額)と加減算することにより調整。 ・調整額は、当該年度の納付金算定にあたり提出した前々年度の市町村基礎ファイル(退職保険料・保険料軽減額)報告金額と当該年度の退職被保険者分保険料収納額(過年度分含む決算額)の差額。 ・平成30年度同様、過去3ヵ年の平均収納額の60%を納付金に設定。 ・平成30年度同様、事業費納付金及び標準保険料率の引き下げに活用。 ④算定可能な特別調整交付金 ・算定省令第6条第1項ヲのうち、「未就学児に係る医療費」、「特々調」を共通公費に追加 ⑤府独自インセンティブ ・上記財源の一部を保険料引下げに活用。 【被保険者数・所得の推計方法】 平成30年度推計結果の分析及び平成31年度国提示推計方法の妥当性を踏まえ、国が示す推計方法とおり実施。

項目 平成29年度までの運営方針等決定状況 平成30年度に検討すべき 主な事項 これまでの検討状況 方向性 基 準 等 保険料減免・軽減 基    準    等 保険料減免・軽減 統一 (激変緩和対象) H30年度から、「災害」・「収入減少」・「拘留等」・「旧被扶養者」の4つの事由に基づく減免は「共通基準」として運営方針「別に定める基準」に定めている。 なお、標準保険料率(事業費納付金)で賄う保険給付費等交付金(普通交付金)の交付対象は、原則、『大阪府国民健康保険運営方針の別に定める基準及び同基準に基づく運用を満たしている場合のみ』であるが、保険料減免に係る普通交付金について、制度移行初年度であり、運用に基づくシステム改修をはじめとする準備を要することも踏まえ、平成30年度は、運営方針の別に定める基準を満たしていれば、交付対象とする(経過措置として、運用については、これまでの各市町村の取扱いとすることも可能とする)。  多子世帯減免 多子減免 検討スケジュールを整理。 普通交付金の対象 平成31年度は、平成30年度同様の取扱いとし、平成32年度以降について、原則通りの取扱いとする。 標準 収納率 実収納率±α 標準収納率は、各市町村の「実収納率」を基本に、規模別基準収納率との差に応じた諸条件(±α)を加味して設定 ・実収納率 直近3年間(平成30年度の算定にあたっては、平成26~28年度)における収納率実績の最高値と直近値の平均値を設定 ・規模別基準収納率 保険者努力支援制度の収納率に関する評価指標における規模区分(被保険者数が「1万人未満」「1万人以上5万人未満」「5万人以上10万人未満」「10万人以上」の4区分)別の直近収納率の平均値から、1ポイントを減じた値を設定 ・標準収納率 実収納率が規模別基準収納率を上回っている市町村には、当該上回っている値の2分の1を減じ、インセンティブとし、下回っている市町村には、実収納率に0.5ポイントを加算し、収納率向上の努力分とする 3年間固定 (国保運営方針の対象期間中) とする(ただし、平成31年度においては、平成30年度の状況を検証の上、再検討する)。 標準収納率を達成できず、納付金支払いが困難となる財政リスクを避けるため、初年度においては左記のとおりとしているが、状況に応じて見直しを実施。 直近の収納率実績や、保険料抑制効果を勘案し、算定の基となる値を平成27~29年度実績に変更するとともに、設定条件を以下のとおり変更。 規模別基準収納率 規模別平均収納率-0.5% インセンティブ 規模別基準収納率を上回っている値の1/4 努力分 実収納率+0.6%