レポート課題 レポートの提出は CourseN@vi による。 提出期間を厳守する。 締切は2014年12月21日(日曜日) やむを得ない場合には12月27日(土)まで CourseN@viに概要を掲示してある。 実際に課題に取組むのは、次回の授業の後でも十分に間に合う。ただし今のうちに CourceN@vi の該当事項が読めるかどうか各自で確認する ※ 万一読めない場合→各自の履修登録を確認 教学支援課に相談
重要な注意(約束) もし複数人が同一内容の解答を提出した場合には、理由の如何を問わず、該当者全員が 大幅な減点となります。 原典の丸写しをすると、意図せずに他人と全く同一の解答になる可能性が高くなります。 参考文献を参照した場合でも、自分の文章で解答を説明するようにしてください。 なお書籍、参考文献、Webページ等を参照して解答を作成する場合には、解答の中で出典を明記してください。
レポート課題: ping の説明は講義資料参照 手順1.各自のコンピュータから、できるだけ遠隔地にあると思われるコンピュータ 3台に対してpingコマンドを実行する。その結果として表示されるMinimum (Min)の時間(ミリ秒)を、相手のコンピュータの名前(ドメイン名、ドメイン名が不明の場合にはIPアドレス)と一緒に報告する。 注意:できるだけ遠方のコンピュータを選ぶのが、後の手順において結果を楽しむ秘訣。 pingの結果がうまく表示されない時は手順1B 特定のマシンに対して過度にpingを反復しない
手順(2) 手順2.各自のコンピュータのIPアドレスを調べる。IPアドレスを調べるには各種の方法がある。どのような方法を採ったか、その方法の説明と結果のIPアドレスを報告する。 もしも IPv4アドレスと IPv6アドレスの両方のアドレスが付与されている場合には、その両方ともに報告すること。
手順2のヒント(Windows) Windowsの場合には、コマンド プロンプトでipconfigコマンドの結果を見て、その時に使用しているインタフェースとIPアドレスを見る。または下の方法もある。 Windows 8: 「チャーム」から「設定」を選択。「コントロールパネル」から「ネットワークとインターネット」を選択。「ネットワークと共有センター」の左の「アダプターの設定の変更」を選択。本実験に使用している接続方法を選び、ダブルクリックして現れる「…の状態」の「詳細」をクリックする。 Windows 7: 「スタートメニュー」→「コントロールパネル」→「ネットワークの状態とタスクの表示」→「ネットワーク」の中で本実験で使用している接続方法を選びクリックすると「接続の状態」が表示される。「詳細」をクリックすれば良い。 Windows XP:「スタートメニュー」「接続」「すべての接続の表示」として、本実験に使用している接続方法を選び、左のメニューから「この接続の状況を表示する」として状態のボックスの「サポート」を見ると、IPアドレスが表示される。
コマンドプロンプト Windows 8: アプリ画面から「コマンドプロンプト」を選ぶ あるいは 「Windowsキー」を押しながら「Xキー」を押すと画面 左下に一覧が表示される。その中から「コマンドプロンプト」を選ぶ
手順2のヒント(UNIX/Linux, MAC) UNIX/Linuxではifconfigコマンドである。必要ならばman ifconfigとしてオンラインマニュアルを参照。 MAC OSでは「システム環境設定」「ネットワーク」左側のメニューから使用しているインタフェースを選択して「詳細」「TCP/IPパネル」で表示される。
手順(3) 手順3.手順1で対象として選んだ相手方のコンピュータの1つを選ぶ。自分のマシンと相手のコンピュータの間の距離を、何らかの方法で算出する。 この距離をシングルモードの光ファイバ中の光速(180km/ミリ秒)で割り、片道の通信時間の理論値を求めて報告する。
手順3のヒント ヒント: 地図のソフトの上で2点間の距離 を求める機能が付いている場合がある。地図帳の付録に主な都市間の距離が掲載されている。航空会社のマイレージの表からマイルとkmを換算する(経路は直線ではないが近似値として使える)などの方法がある。諸君が新たな方法を考案することを歓迎。ここで求める距離は近似値で良い。
手順(4) 手順4.手順3で算出した理論値と、手順1で求めた実測値は、通常は一致しない。 この理由を考える。実測値には理論計算で想定している他の時間要素が加わっている。この想定外の要素とは何か。これを考察して、各自の見解を報告する。
手順1B 手順1で遠隔地へのpingが失敗する場合 使用しているルータ等のNAPT(教科書pp.204—207 )の種類によっては、 遠隔地へのpingが出来ないことがある。 救済手段(1) 各自の所有するパソコンに拘泥せずに、大学の端末室を利用する。標準の手順1以下を実行。 救済手段(2) 手順2を先行して行う。この時に自マシンのIPアドレスと一緒に表示される「デフォルトゲートウェイ」のIPアドレスに対してpingを実行する。この場合には短距離となり、かつ相手が1つのコンピュータに限られるが、やむを得ない。この救済手段を採る場合には、手順1において相手が1つとなる。それを補う情報として、各自が使用しているルータのメーカと型番を、手順1の報告の中で、できる限り詳しく報告する。手順2以下は標準と同じ。
手順1B(続き) 諸君のコンピュータにIPv6アドレスが付与されている場合には、相手先との関係によりpingが成功しない場合がある。ping6を使える場合は救済。 回復手段(3) IPv6を使用しないようにコンピュータを設定してから手順1を試みる。なお設定を変更できるのは各自の所有するコンピュータに限る。この経緯をレポートで報告する。 Windows VISTA ヘルプ: コマンドプロンプト: 良く寄せられる質問 http://windowshelp.microsoft.com/Windows/ja-JP/help/81242f3c-c9bf-442c-a49d-e18b02f72e691041.mspx#E5E コマンド プロンプトを使用するコマンドの中には、管理者特権を必要とするものがある。 このようなコマンドを実行する場合は、[管理者として実行] コマンドを使用する。
マシンの所在地の注意 本社とデータセンタの違い CDN, Contents Delivery Network 今回の課題の対象としては、Web上で多数の利用者を対象として、データ量の大きなサービスを行っているようなマシンは適さない。 その理由はマシンの所在地が明確ではない
本社とデータセンタ The Internet leased line data center servers 後藤・外山「インターネット工学」コロナ社 図 9.4 データセンタ 教科書 ppp.57—58 にも記述あり The Internet インターネット インターネット 地域拠点 (POP) 地域拠点 (POP) データセンタ leased line 専用線 専用線 data center サーバ servers 企業 ネットワーク 企業 ネットワーク enterprise network 2007/04/07 修正 外山 ・POP → 地域拠点(POP) サーバ servers less congestion congestion サーバへのアクセス集中が 専用線の混雑を招く サーバへアクセスが集中しても 専用線には影響なし
大学の例 www.waseda.ac.jp canonical name = redirect.web.waseda.ac.jp. www.waseda.jp canonical name = wnw3wj.cloudapp.net. 後者のIPアドレスは諸君が知っている早稲田大学のIPアドレス/16 とは異なる 大学の全部のマシンが構内にあるとは限らない
CDN 検索結果を表示する、動画を視聴する、 ソフトウェアをダウンロードする、等 世界的にサーバを分散配置して、利用者に 近いサーバに誘導する、あるいは負荷分散をする、運用保守が昼間の時間帯になるようにシフトする、等 ドメイン名とIPアドレスの対応はキャッシュ されるから、一定時間は保たれる 米国のサイトが米国に存在するとは限らない
参考:より詳しく調査する諸君へ ドメイン名からIPを知る(あるいは逆引き) DNS,ツールは dig, nslookup IPアドレスから所在地を推定するツール 《各種あります》 ドメイン名、IPアドレスの管理者(組織)を調べるツール whois このページの情報は 参考情報として記述
今回の課題は 精密な結果でなくても十分です 自分のマシンの IP アドレスが分かる ping, ICMP echo を使う経験 時間の単位が msec であること 計算値と実測値との差異に関する考察