北見市青少年 相談センターだより №4 今年度の青少年相談の概要について 「ひきこもり」とは 平成31年 2月発行 今年度の青少年相談の概要について 今年度は現在までに30件ほどの相談が寄せられております。内容別では、保護者から子どもさんの友達関係に関すること、不登校、いじめなどの相談が多くなっています。学校や担任に対しての相談もありました。中学生や高校生本人から、家族に関することや自分自身についての相談もいくつか来ておりました。また、青年からの将来の進路についての相談もありました。相談方法については電話によるものがほとんどで、メールや面談は数件となっております。相談内容によっては関係機関を紹介したり、当センターから当該の学校や北見市教育委員会に連絡したりすることもありますが、相談された方から関係機関に直接連絡していただくこともあります。 当センターでは、お話を聞かせていただく中で適切な情報を提供したり、関係機関を紹介したりすることを通して少しでも安心していただき、悩みや問題の解決へとつながるようにと心がけております。 「ひきこもり」とは 厚生労働省によりますと、「ひきこもりとは仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6ヶ月以上続けて自宅に引きこもっている状態」と定義しています。ひきこもりの人がいる世帯は、全国でおよそ32万世帯と言われています。ひきこもりとは、一つの病気の名称やその結果ではなく、様々な要因によって生じ、結果的に社会的な参加の場が狭まり、自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態と言えます。 ひきこもりが長引くと、昼夜のリズムが乱れやすく、挫折感を味わったり、孤独感を強めたりするなど、ますます社会活動に参加することが難しくなるという悪循環に陥ってしまいます。自信を取り戻して社会とのつながりを回復したいと願っても、自分の力だけでは困難な場合が多いのが現状です。そのため、専門家による状況に見合った速やかで適切な支援が必要になります。道内においては「北海道ひきこもり成年相談センター(札幌市 011-863-8733)」が専門の相談窓口になっています。 1
推進会・子ども会育成会合同研修会 子育てコラム#04 0800-8007834(通話料は無料です。) 北見市青少年相談センター(青少年課相談指導係)は、北見市青少年健全育成推進会の事務局を担当しています。2月6日(水)午後7時から子ども会育成連絡協議会と合同の研修会を開催いたしました。今回は、推進会・子ども会の担い手の年齢が少しずつ高くなっていることから「高齢期の健康づくり」と「わかりやすい都市計画」と題し、市の担当職員からお話を伺いました。 都市計画では、土地利用の規制、都市施設(都市計画道路、公園、下水道など)の計画、市街地開発事業についての現状と、将来における少子・高齢化を見据えたコンパクトな都市計画を進めていくことについてのお話がありました。高齢期の健康づくりにおいては、体力づくり、社会的なつながり、口腔の健康、栄養をきちんと摂ることの大切さについてお話を伺いました。特に、高齢になるほど社会的なつながりが重要となることを再認識させられました。 子育てコラム#04 親が幼児期の子どもの甘えを十分に受け入れなかった場合、その子どもは「思いやり」のない子になるという説があります。子どもの世話を面倒に思ったり、自分の生活をじゃまされたくないと思ったりするような親の態度に接している子どもは、時に攻撃的な行動に走る可能性が高くなるという話もあります。さらに、子どもが自主的に行動しようとする際にそのことを押さえつけられることが多いと、暴力を振るうなどの幼児的反応を示すことが多くなるとも言われています。養育態度がそのまま子どもに伝わり、親に対する信頼感が育たず、情緒が不安定のまま成長してしまうということです。また、「子どもの話し方が、親とそっくりになってきた。」などという話を聞くことがあります。子どもは親や大人を観察しながら、まねをして成長しているのです。私達大人はいつも見られていることを意識しつつこれらのことをしっかりと受け止め、子どもの心をどのように育てていくのか、自らがしっかりと考え行動することが求められています。 北見市青少年相談センター(北見市子ども未来部青少年課内) 〒090-8509 北見市大通西2丁目1番地 まちきた大通ビル4階 TEL 0157-33-3306 FAX 0157-25-1621 【相談の場合は次の番号をご利用ください】 0800-8007834(通話料は無料です。) 相談受付時間 月~金(土日・祝日・年末年始を除く)10時~17時 2