Presentation Techniques ─ Power Point ─ 岸研究室 編集画面でノートの部分を印刷してからスライドショーを実行してください
内容 ● 文字について ● 装飾について ● 内容について ● 構成について ● その他 ● おまけ(PowerPointのTips)
フォント フォントはゴシック体が良い フォントは明朝体は避ける フォントはポップ体は避ける →線の太さが一定のため 文字について フォント フォントはゴシック体が良い →線の太さが一定のため フォントは明朝体は避ける →線が細いため小さく見える フォントはポップ体は避ける →線が太すぎるため見づらくなる 基本はゴシック。明朝は線の太さが縦と横で異なるので、文字の取り間違いなどが起きる可能性あり。
大きさ コミュニケーション障害特論(44) コミュニケーション障害特論(36) コミュニケーション障害特論(32) 文字について 大きさ コミュニケーション障害特論(44) コミュニケーション障害特論(36) コミュニケーション障害特論(32) コミュニケーション障害特論(28) コミュニケーション障害特論(24) コミュニケーション障害特論(20) コミュニケーション障害特論(18) コミュニケーション障害特論(16) カッコ内は文字のポイント(大きさ)。普通の文書のポイントはだいたい10.5。
大きさ コミュニケーション障害特論(44) タイトルの大きさと同じ 文字について タイトルのデフォルトの大きさと同じ。パワーポイントにおける最大と考えてよい。
文字について 大きさ コミュニケーション障害特論(36) タイトルよりは小さい。しかし、文字の大きさの位置づけとしてはタイトルとほぼ同じ。
文字について 大きさ コミュニケーション障害特論(32) スライド本文のデフォルト。 スライド本文の大きさと同じ
文字について 大きさ コミュニケーション障害特論(28) スライドの本文ではこれが最小の大きさと考えてよい。
大きさ 文字について コミュニケーション障害特論(24) スライド本文に用いるよりは、本文の補足説明などに使う大きさ。もちろんこれより大きいことに越したことはない。
大きさ 文字について コミュニケーション障害特論(20) テキストボックスのデフォルトの大きさと同じ。テキストボックスを使うときは、必ず文字を大きくすること。
文字について 大きさ コミュニケーション障害特論(18) このくらいの大きさはほとんど使わない。
大きさ 文字について コミュニケーション障害持論(16) この大きさになると「特論」が「持論」になっていても気付かない。現実的ではない文字の大きさ。
大きさ 大きさで主文と副文を区別 →同じ大きさだと主文が目立たない 結論やまとめの文字は大きめにする →自然にそこに目が行くようにする 文字について 大きさ 大きさで主文と副文を区別 →同じ大きさだと主文が目立たない 結論やまとめの文字は大きめにする →自然にそこに目が行くようにする 主文はトピックのこと。副文はそれに付随する情報。上のスライドのトピックの一つ目は主文も副文も同じ大きさのフォントのため、主文が目立っていない。 対比して、下のトピックは主文と副文のフォントが異なっているので、主文が引き立っている。
文字について 数字 アラビア数字と漢数字はどちらかに統一 普通はアラビア数字 →慣例的に漢数字のときは漢数字で (例:二要因分散分析)
文字色 強調したいときに用いる 色に共通性をもたせる 典型的な色を用いる →暖色系は上昇、寒色系は下降 装飾について Go! 典型的な色がいいが、これは好き好きかもしれない。内容によっては赤しか使わなくても大丈夫。 ただし、色を使いすぎてはならない。どこが重要なのかが曖昧になってしまうからだ。 色に共通性をもたせる、ということの意味についてはリンク先を参照。
線引き キーワードになるものには線を引く キーワード以外でも重要な概念に引く 逆にむやみに引くと混乱する 装飾について 線引き キーワードになるものには線を引く →一発で重要な概念であることが伝達できる キーワード以外でも重要な概念に引く →注意の焦点をむけさせる 逆にむやみに引くと混乱する 本や論文を読んでいても重要な自分で線を引く。その感覚である。 ただ、絶対に引かなければならないというわけではない。
強調 文字色やフォントの大きさを組み合わせると、かなり強いインパクトになる 線引きとだいたい同じ役目 装飾について 強調 線引きとだいたい同じ役目 資料の印刷においては強調よりも線引きがよい →資料では太字がわかりにくいため 文字色やフォントの大きさを組み合わせると、かなり強いインパクトになる 二つ目のトピック、主文に強調を入れているが、線引きより目立たない。 文字色やフォントの大きさと組み合わせるのは、まとめ向き。
斜体 できるだけ使わない 引用ならば斜体でかまわない →見づらくなることがあるため →斜体であることが暗黙の了解であるため 装飾について 斜体はフォントが崩れるので、細かい字では読みにくくなることがある。 引用文献などは斜体で書くことがあるので、そういう場合は斜体でもかまわない。
スライド内容 1スライドに1内容が原則 同一スライド内のトピック数は3が限度 図は大きいものを用いる(図タイトルは必須) 内容について スライド内容 1スライドに1内容が原則 同一スライド内のトピック数は3が限度 図は大きいものを用いる(図タイトルは必須) →図の説明は重要なところ以外、口頭で大丈夫 トピックが三つを超えると、行間確保が難しい。ただ、トピックが四つあって、スライドが二枚になってしまってバランスが悪くなるなら一枚に収める。 図に文章を加えるとごちゃごちゃうるさい。目を向けるべきところに丸を加えるくらいのことで十分。逆に言うと、目を向けるべきところははっきりさせなくてはならない。 そのほかのことについては、差し棒やポインターを使う。何もパワーポイントに全てを詰め込む必要はない。
スライド構成 前後のスライドの整合性を保つ →一種の紙芝居なので、話の流れが重要 適度な区切りを入れる →一方的な発表は、聞き手が疲れるため 構成について スライド構成 前後のスライドの整合性を保つ →一種の紙芝居なので、話の流れが重要 適度な区切りを入れる →一方的な発表は、聞き手が疲れるため 必ずプレゼンの練習をする →発表時間やわかりやすさなどを考慮 適度な区切りで質疑をしてしまうと、後が楽になる。ただし、場合にもよる。 練習で誤字などを見つける。また、コンピュータのモニターで練習をするとき、少なくとも2メートルは離れた位置で見る。フォントの大きさなどをチェックするためである。
その他 誤字は絶対にダメ 文章は簡潔に 見た目に統一感を持たせる →体言止めに持っていく その他 統一感がない(この場合二つ目のトピックがずれている)と、見ている人は気になる。気になった分だけ注意がそれてしまう。 無理して体言止めにすることはないけれど、そういう方向に意識すると簡潔な表現になる。
その他 自分の中で矢印などの記号の定義づけをしっかりしておく アニメーションはいらない(と思う) →記号は文字数を減らすのに役立つため →効果的だと思われるときのみが良い 例えばこのプレゼンでは“→”は「なぜなら」のような意味で使っている。「つまり」なら“⇒”、「しかし」なら“⇔”という具合。 アニメは時間かかるし、配布された資料にあることが多いので、驚かせる役目がなくなっていることがほとんど。逆にアニメの部分が本文を隠してしまっていることも起こる。 ゆえに、配布資料とプレゼンは別のファイルにするべき。内容を別に作ることはない。プレゼンファイルをコピーして、アニメのところを削除したり、図をわかりやすくしたりして配布資料とする。 アニメーションを利用した例はリンク先を参照。 あとは細かいテクニックとして、わざと質問を誘発するように、スライド内容に穴を掘っておくのもよいかもしれない。 Go!
おまけ 差し棒・レーザーポインタがないとき スライドショー中にメモをとりたいとき スライドショー中に右クリック →ポインタオプション →ペン →ポインタオプション →ペン ⇒マウスで線を引くことが可能 スライドショー中にメモをとりたいとき →発言者のノート ⇒ノートをとることが可能 頻繁に使うことはないが、いざというときに覚えておくと重宝する。
以上です 重要なのは、自分の発表する内容を熟知することが不可欠であるということだ。
実験の方法 被験者:大学生84名 実験期間:2004年7月1日~7月10日 実験材料:資料を参照 実験計画: 知識(知識高・知識低)×処理(学習有・無) の二要因計画 ここではまず、知識高群に赤を、知識低群に青を割り当てている。(次のスライドへ)
実験結果 知識高群では有意差なし 知識低群では有意差あり 知識による主効果あり 交互作用あり Return! そこで、割り当てた色に従って、 知識高は一貫して赤色 知識低は一貫して青色 で表現している。つまり、赤を見れば知識高群なんだな、とすぐに判別できるわけである。 Return!
実験1の流れ Return 文Aに関する図の評価×3種類 文Bに関する図の評価×3種類 文Cに関する図の評価×3種類 文章A 課題A 文章B 文章C 文章D 課題B 課題C 課題D 文Aに関する図の評価×3種類 文Bに関する図の評価×3種類 文Cに関する図の評価×3種類 文Dに関する図の評価×3種類 スライドをたくさん使うのは馬鹿らしく、一枚で効率よくと思っているみなさんにこそ、アニメーションをお勧めする。 この例の場合、口頭の説明ではこうなる。 「(クリック)初めに文章Aを読んでもらいます。(クリック)その次に文章Aに関する課題Aを解いてもらいます。(クリック)同様に残りの文についても行います。(クリック)その後、文章Aに関する図の評価を3種類行います。(クリック)同様に、残りの文章に関する図の評価を行います。(クリック)最後に実験についてのアンケートを実施します」 説明文と実験全体に関するアンケート Return