第10次岐阜市交通安全計画 概要 第1章 道路交通の安全 第2章 踏切道における交通の安全 <第9次岐阜市交通安全計画からの課題> 5年間(H23-H27)の 全死亡者数82人中、52人が高齢者 (10.4人/年) <第9次岐阜市交通安全計画からの課題> ◇ 高齢者の交通死亡事故が多い ⇒ 全死亡者数の 63.4 % ◇ 歩行中と自転車利用中の交通死亡事故が多い ⇒ 全死亡者数の 67.1 % ◇ 高校生は自転車利用中に被害者となる事故が多い ⇒ 高校生全被害の 78.1 % ◇ 幼児期 の交通安全教育 ⇒ 生涯にわたる安全の基礎づくりとして継続的な課題 5年間で、歩行中事故死亡者数 34人 自転車利用中事故死亡者数 21人 5年間の高校生全被害者数709人 のうち、自転車利用中被害者数554人 ~ 交通事故のない岐阜市を目指して ~ ◇ 計画の趣旨 交通事故のない岐阜市を目指して、多様な主体による交通安全対策を総合的かつ 計画的に推進するための施策の大綱 ◇ 計画の位置づけ ① 交通安全対策基本法の規定による岐阜市域の交通安全計画 ② ぎふ躍動プラン21の将来都市像「安心して暮らせる都市」を実現するための計画 ◇ 計画の期間 平成28年度~平成32年度の5年間 ◇ 理 念 ① 交通事故のない安全で安心して暮らせる岐阜市の実現 ② 人命尊重、人優先の交通安全思想の普及徹底 第9次計画において、平成27年までに死者数14人 以下が未達成であったため、第10次計画においても 目標値を継続させる <数値目標> ◇ 死 者 数 ⇒ 年 14人以下 ◇ 死傷者数 ⇒ 年 2,000人以下 第9次計画の目標値3,500人を平成27年に達成 し、かつ、平成27年死傷者数が2,588人であった ため、第10次計画においては、2,000人に設定 第1章 道路交通の安全 交通安全対策を進める視点 施策の6つの柱 岐阜市の主な取組み 1 交通事故による被害を減らすため に重点的に対応すべき対象 1 道路交通環境の整備 ◇高齢者交通事故防止対策 (1) 生活道路等における人優先の安全で安心な歩行空間の整備 (2) 幹線道路における交通安全対策の推進 (3) 交通安全施設等整備事業の推進 (4) 歩行空間のバリアフリー化 (5) 無電柱化の推進 (6) 自転車利用環境の総合的整備 (7) モビリティ・マネジメントの推進 (8) 災害に備えた道路交通環境の整備 (9) 総合的な駐車対策の推進 (10) 道路の使用及び占用の適正化 ・交通安全出前講座(高齢者用) ・世代間交流高齢者交通安全事業 ・高齢者等運転免許証自主返納支援事業 ・高齢者交通安全大学校 ・高齢者世帯訪問事業 (1) 高齢者 ・ 子ども ・ 障がいのあ る人の安全確保 (2) 歩行者 ・ 自転車 の安全確保 (3) 生活道路における安全確保 ◇子どもの交通事故防止対策 2 交通安全思想の普及徹底 ・幼児交通安全クラブ(ぞうさんクラブ)育成事業 ・ぞうさんクラブ運動会 ・交通安全ポスター作文募集 ・ゾーン30 (1) ライフステージに応じた体系的な交通安全教育の推進 (2) 交通安全に関する普及啓発活動の推進 (3)市民の参加・協働の推進 2 交通事故が起きにくい環境をつくるために重視すべき事項 3 安全運転の確保 (1) 地域ぐるみの交通安全対策 の推進 (2) 交通実態等を踏まえた きめ細やかな対策の推進 ・運転者のみならず、今後、運転免許を取得しようとする者を含めた教育の充実 ◇自転車の安全利用推進 ・自転車安全利用啓発事業 ・小中高校への自転車教室 ・交通教室の管理事業 ・スタントマン実演指導 ・自転車走行環境整備事業 4 道路交通秩序の維持 ・暴走行為をさせない環境づくり 5 救助・救急活動の充実 (1) 救助・救急体制の整備 (2) 救急関係機関の協力関係の確保等 6 被害者支援の推進 ・広報誌、ホームページの積極的活用 ・交通事故相談窓口の充実 第2章 踏切道における交通の安全 1 踏切道の立体交差化、構造改良の促進 2 踏切道の統廃合の促進 3 その他踏切道の交通の安全と円滑化を図るための措置