滋賀県立大学 工学部 材料科学科 金属材料研究室 B4 和田光平 水分散 磁性酸化鉄ナノ粒子 分散媒の作製 滋賀県立大学 工学部 材料科学科 金属材料研究室 B4 和田光平
宇宙での利用(案) 模式図 さらに遠くへ 水の電気分解により水素を供給
応用 重力の小さな月では水の電気分解において、電極 に気泡がつき水電解の鈍化 H. Matsushima a, T. Nishida a, Y. Konishi b, Y. Fukunaka a,∗,Y. Ito a,1, K. Kuribayashi c, Water electrolysis under microgravity Part 1. Experimental technique, Electrochimica Acta 48 (2003) 4119–4125
応用 電極付近を高磁場にすることにより 気泡の除去が可能 微小重力下で電極に付いた気泡を除去するために 磁性流体を用いる 磁気浮力: 微小重力下で電極に付いた気泡を除去するために 磁性流体を用いる 磁気浮力: 磁性流体に磁場をかけることにより、液体は高 磁場側に引きつけられ, この中に非磁性体が ある場合には磁場の低い側に浮力を受ける 引用:下飯坂潤三, 中塚勝人, and 坂本宏. 粉体工学研究会誌 13.2 (1976): 95-101. 電極付近を高磁場にすることにより 気泡の除去が可能
応用 安定で組成の明確な水分散の磁性流体が必要 市販の磁性流体を用いて水電解すると、磁性流体が電極 に付着する、また電解後ヘドロのようになる、などの不具 合が生じる 磁性流体の組成がわからないため、水電解の評価、考察 が困難 安定で組成の明確な水分散の磁性流体が必要
水分散の方法 界面活性剤を二重につける この部分が物理吸着であるため、比較的とれやすい 一層の界面活性剤で水分散させるのが理想
今後の予定 まず、二重層吸着で水分散のものを作製する 分散の評価、XRD,VSM,TEMなどの装置の取り扱いに 慣れる 一層吸着で水分散に出来る界面活性剤の検討、作製 最終的な目標:水電解において安定な水分散磁性流体