教育課程研究集会資料 平成20年12月26日(金) 言語活動の充実 徳島県立総合教育センター .

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1 課題の洗い出し. 2 1.本日の日程 ①開会の挨拶 日程説明 ( 5 分) ②自己点検 ( 10分) ③情報モラル指導の必要性(プレゼン) (20分 ) ④課題の洗い出し ( 10分) ⑤全体計画についての協議Ⅰ (15 分) ⑥全体計画についての協議Ⅱ (20 分) ⑦全体計画についての協議Ⅲ.
キー・コンピテンシーと生きる 力 キー・コンピテンシー – 社会・文化的,技術的道具を相互作用的に活用する力 – 自律的に行動する力 – 社会的に異質な集団で交流する力 生きる力 – 基礎・基本を確実に身に付け,いかに社会が変化しようと, 自ら課題を見つけ,自ら学び,自ら考え, 主体的に判断 し,行動し,よりよく問題を解決する資質や能力.
中学校 高校 小学校 「言語活動の充実」を意識した授業につ いて (対象者:小学校 178 名、中学校 68 名、高校 30 名の国語指導者、計 276 名) 児童・生徒、指導者の意識調査の結果 (単位 % ) 平成 21.
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教育課程研究集会資料 平成20年12月26日(金) 言語活動の充実 徳島県立総合教育センター 

プレゼンの構成 言語活動充実の経緯 国語科を中核とすること 各教科における言語活動の充実 学校全体における言語環境の整備

(1)各教科等の指導に当たっては,生徒の思考 力,判断力,表現力等をはぐくむ観点から, 基礎的,基本的な知識及び技能の活用を図 ① 言語活動充実の経緯 中学校学習指導要領「総則」 生徒の言語環境の整備と言語活動の充実 (第1章第4の2(1)) (1)各教科等の指導に当たっては,生徒の思考    力,判断力,表現力等をはぐくむ観点から,    基礎的,基本的な知識及び技能の活用を図   る学習活動を重視するとともに,言語に対する関心や理解を深め,言語に関する能力 の育成を図る上で必要な言語環境を整え,   生の言語活動を充実すること。

思考力,判断力,表現力等をはぐくむ OECD生徒の学習到達度調査(PISA)をは じめ,各種の学力調査において,これらの力 ① 言語活動充実の経緯 思考力,判断力,表現力等をはぐくむ 背景 OECD生徒の学習到達度調査(PISA)をは じめ,各種の学力調査において,これらの力 を見る問題の正答率が低いという現状 単なる知識の詰め込みではなく,それを現実 の生活の問題解決に活用していくことができ るような学びが必要

基礎的・基本的な知識・技能を習得する学習活動 流れの重視 ① 言語活動充実の経緯 (1)各教科等の指導に当たっては,生徒の思考力,判断力,表現力等をはぐくむ観点から,基礎的,基本的な知識及び技能の活用を図る学習活動を重視する 今回の改訂 基礎的・基本的な知識・技能を習得する学習活動 流れの重視 知識・技能の活用を図る学習活動 総合的な学習の時間を中心とした探究活動 基礎的・基本的な 知識・技能の習得 思考力・判断力・ 表現力等の育成 バランスの重視

中央教育審議会の審議の流れ 中央教育審議会答申(「新しい時代の義務教育を創造する)」 習得型と探究型の教育とは対立的・二者択一的にとらえ ① 言語活動充実の経緯 中央教育審議会の審議の流れ 中央教育審議会答申(「新しい時代の義務教育を創造する)」 習得型と探究型の教育とは対立的・二者択一的にとらえ るものではなく,両方を総合的に育成することが必要 習得と探究をどのように関係付けて総合的にはぐ くむのかその具体的なイメージがはっきりしない 中央教育審議会教育課程部会 観察・実験・レポートの作成・論述といった知識・技能を 活用する学習活動をその両者の間に位置付けた 流れの重視・授業時数の見直し・ 言語に関する能力の重視

中央教育審議会の審議の流れ 新しい学習指導要領についての中央教育審議会答申 教科では,基礎的・基本的な知識・技能を習得しつつ, ① 言語活動充実の経緯 中央教育審議会の審議の流れ 新しい学習指導要領についての中央教育審議会答申 教科では,基礎的・基本的な知識・技能を習得しつつ, 観察・実験をし,その結果をもとにレポートを作成する。 文章や資料を読んだ上で,知識や経験に照らして自分 の考えをまとめて論述するといったそれぞれの教科の 知識・技能を活用する学習活動を行い,それを総合的 な学習の時間における教科等を横断した課題解決的 な学習や探究活動へと発展させることが必要である。

中央教育審議会の審議の流れ 新しい学習指導要領についての中央教育審議会答申 これらの学習活動は相互に関連し合っており,截然と ① 言語活動充実の経緯 中央教育審議会の審議の流れ 新しい学習指導要領についての中央教育審議会答申 これらの学習活動は相互に関連し合っており,截然と 分類されるものではないが,知識・技能を活用する学 習活動やこれらの成果を踏まえた探究活動を通して, 思考力・判断力・表現力等がはぐくまれる。 各教科での習得や活用と総合的な学習の時間を中心 とした探究は決して一つの方向で進むだけではなく, 例えば,知識・技能の活用や探究がその習得を促進 するなど,相互に関連し合って力を伸ばしていくもので ある。

+ 今回の改訂 言葉の特徴やきまりに関する事項や漢字 に関する事項の指導を充実(国語) 学習活動 学び直しの機会を設定する ① 言語活動充実の経緯 今回の改訂 言葉の特徴やきまりに関する事項や漢字 に関する事項の指導を充実(国語) 学習活動 学び直しの機会を設定する ことに配慮(数学) + 各教科の 内容 発達の段階に応じた知識・ 技能の習得に配慮

今回の改訂 日常生活や社会で数学を利用 する活動(数学的活動) 例示 各教科 学習活動を通じて 継続的な観察や季節を変えての定点 観測(観察・実験を重視する知識・技能 の活用を図る学習活動) 新設 「抽象的な概念を表す語句」の理解 「数量や図形に関する基礎的な概念」の理解 「科学的な概念を使用して考えたり説明したり するなどの学習活動」の充実 基本的概念の理解の重視

(1)各教科等の指導に当たっては,生徒の思考 力,判断力,表現力をはぐくむ観点から,基 礎的,基本的な知識及び技能の活用を図る ② 国語科を中核とすること 中学校学習指導要領「総則」 生徒の言語環境の整備と言語活動の充実 (第1章第4の2(1)) (1)各教科等の指導に当たっては,生徒の思考    力,判断力,表現力をはぐくむ観点から,基    礎的,基本的な知識及び技能の活用を図る 学習活動を重視するとともに,言語に対する    関心や理解を深め,言語に関する能力の育    成を図る上で必要な言語環境を整え,生徒 の言語活動を充実すること。

言語に関する能力の育成を重視し, 各教科において言語活動を充実 ② 国語科を中核とすること 知識・技能の習得,これらを活用し課題を 解決するために思考し,判断し,表現する 論理的思考 基盤となる 言語に関する能力 基盤となる 豊かな心 コミュニケーションや感性・情緒など 言語に関する能力の育成を重視し, 各教科において言語活動を充実

② 国語科を中核とすること 言語活動の充実(各教科等) 中教審答申(国語科の改善の基本方針) 「話すこと・聞くこと」,「書くこと」及び「読むこと」の各領域では,日常生活に必要とされる対話,記録,要約,説明,感想などの言語活動を行う能力を確実に身に付けることができるよう・・・・。 文脈意識 目的 理由 決意 事実 根拠 感想 経験 賛否 意見 考 え 例 考察 レポート 記録 記事 観察 報告 相手 場面条件状況 評価 ◆教師の明確な観点の明示 ◆各教科等における共通指導 方法 13

言語活動例 「話すこと・聞くこと」 第1学年:報告,紹介,質問,助言,対話,討論 第2学年:説明,発表,意見(を述べる),討論 新学習指導要領 言語活動例 「話すこと・聞くこと」 第1学年:報告,紹介,質問,助言,対話,討論 第2学年:説明,発表,意見(を述べる),討論 第3学年:スピーチ,意見(を述べ合う)  「書くこと」 第1学年:鑑賞,記録,説明,案内,報告 第2学年:詩歌,物語,意見,手紙 第3学年:批評,編集  「読むこと」 第1学年:音読,朗読,説明,記録,紹介 第2学年:感想交流,考え,比較 第3学年:批評,編集,比較,考える  14

国語科では,これまでは指導計画の作成と内容の取扱 いに示していた言語活動例を内容の(2)に位置づけ, より具体的な記述に改善した。これにより,(2)に示して いる言語活動例を通して(1)の指導事項を指導するこ とを一層明確にし,各領域の能力を確実に身に付ける ことができるようにした。 言語活動「説明の文章を書く」 課題設定や取材 指導事項 構成 記述 推敲 交流 身に付ける能力をより明確にした

理科・社会・数学・美術・技術・家庭・外国語 ③ 各教科における言語活動の充実 各教科との関連 言語活動「説明」 理科・社会・数学・美術・技術・家庭・外国語 言語活動「発表」 社会・数学・音楽・美術・外国語・総合・特活 言語活動「鑑賞」 音楽・美術

「持続可能な社会を形成するという観点から,私たちが よりよい社会を築いていくために解決すべき課題を探 究させ,自分の考えをまとめさせる」 ③ 各教科における言語活動の充実 社会 「持続可能な社会を形成するという観点から,私たちが よりよい社会を築いていくために解決すべき課題を探 究させ,自分の考えをまとめさせる」 数学 「数学的な表現を用いて,根拠を明らかにして筋道を立 てて説明し伝え合う」といった数学的活動の充実 理科 「問題を見いだし観察,実験を計画する学習活動,観察, 実験の結果を分析し解釈する学習活動,科学的な概念 を使用して考えたり説明したりするなどの学習活動」の 充実

「音楽を形づくっている要素や構造と曲想とのかかわり を理解して聴き,根拠をもって批評するなどして,音楽 のよさや美しさを味わうこと」の重視 ③ 各教科における言語活動の充実 音楽 「音楽を形づくっている要素や構造と曲想とのかかわり を理解して聴き,根拠をもって批評するなどして,音楽 のよさや美しさを味わうこと」の重視 美術 「造形的なよさや美しさ,作者の心情や意図と創造的な 表現の工夫,目的や機能との調和のとれた洗練された 美しさなどを感じ取り見方を深め,作品などに対する自 分の価値意識をもって批評し合うなどして,美意識を高 め幅広く味わうこと」の重視

教科の特質に応じた言語活動の充実について記載 ③ 各教科における言語活動の充実 技術・家庭 「衣食住やものづくりなどに関する実習等の結果を整理 し考察する学習活動や,生活における課題を解決する ために言葉や図表,概念などを用いて考えたり説明し たりするなどの学習活動」の充実 保健体育 「作戦などについての話合いに貢献しようとする」活動 の重視 教科の特質に応じた言語活動の充実について記載

マスコミや情報通信ネットワークなどの情報手段 の発達や映像,出版物の氾濫などにより,生徒 を取り巻く環境の著しい変化 ④ 学校全体における言語環境の整備 マスコミや情報通信ネットワークなどの情報手段 の発達や映像,出版物の氾濫などにより,生徒 を取り巻く環境の著しい変化 生徒の言語環境に影響 学校教育において国語を正しく理解し用い る能力や態度の育成について配慮するこ とがますます重要

④ 学校全体における言語環境の整備 教師は正しい言語で話し,黒板などに正確で丁寧な文字を書くこと 校内の掲示板やポスター,生徒に配布する印刷物において用語や文字を適正に使用すること 校内放送において,適切な言葉を使って簡潔に分かりやすく話すこと 適切な話し言葉や文字が用いられている教材を使用すること 教師と生徒,生徒相互の話し言葉が適切に行われるような状況をつくること 生徒が集団の中で安心して話ができるような教師と生徒,生徒相互の関係を築くこと ※色のみに頼った表示をしないこと

④ 学校全体における言語環境の整備 生徒による発表 討議 ノート記述 レポート作成 言語活動を活発 かつ適正 豊かな言語能力を 養うよう配慮

言語活動の充実 説明終了