公益社団法人 日本技術士会 原子力・放射線部会 2019年 4月

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公益社団法人 日本技術士会 原子力・放射線部会 2019年 4月 2019年度からの二次試験 公益社団法人 日本技術士会 原子力・放射線部会 2019年 4月

二次試験~技術士登録まで

技術士試験の変更について 技術士試験の変更の概要 背景 ⇒概要や背景等の詳細は、 原子力・放射線部会HP「コンピテンシーの検討」を参照 技術士試験の変更の概要  試験がコンピテンシーを問うものに変更(技術士法第2条は変更なし) 社会に出てからの技術者のライフステージを5段階に分け、技術士をレベル3に据えた 背景  海外と同じ基準、海外並みの合格者(人数,合格年次,位置づけ)を目指す        年次:合格者の平均年齢43歳⇒35歳 へ 海外並みに            (成長の素質を問い、経験は後からでもよい)        位置づけ:科学技術に関する高度な専門能力と技術者            倫理を国に認められた最も権威ある資格(GOAL)            から            プロジェクトを任せられる優秀な技術者の証として、            資格を活用するSTARTへ        人数:日本約9万人、米国80万人、英/加/印:各20万人 ⇒概要や背景等の詳細は、   原子力・放射線部会HP「コンピテンシーの検討」を参照

試験改正のポイント 2019年度の大きな変更点は,以下の3点 ①従来,選択式の問題であった必須科目が記述式問題に変更される。 ②多くの部門で選択科目が統合される。(全96科目→69科目)   原子力・放射線部門では,5科目→3科目 ③「技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)」が,試験の評価項目 として位置づけられる。 新選択科目 旧選択科目 原子炉システム・施設 原子炉システムの設計及び建設 原子炉システムの運転び保守 核燃料サイクル及び放射性廃棄物の処理・処分 核燃料サイクルの技術 放射線防護及び利用 放射線利用 放射線防護 4

2次試験の概要 新試験(2019年度~) 改正前(~2018年度) 科目 種類 方法 時間 (H) 配点 時間(H) 必須 「技術部門」全般にわたる専門知識、応用能力、問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの 記述式 出題数は2 問程度 600 字詰用紙3 枚以内 2 40 「技術部門」全般にわたる専門知識 択一式 20 問出題 15 問解答 1.5 30 選択 「選択科目」についての専門知識及び応用能力に関するもの 出題数は回答数の2 倍程度 3 .5 「選択科目」に関する専門知識及び応用能力 600 字詰用紙 4 枚以内 「選択科目」についての問題解決能力及び課題遂行能力に関するもの 出題数は2 問 程度 「選択科目」に関する課題解決能力 5

口頭試験の概要 - 30 60 20 試問事項 配点 時間 新試験(2019年度~) 改正前(~2018年度) Ⅰ技術士としての実務能力 20 分 (10 分程度 延長可) Ⅰ.受験者の技術的体験を中心とする経歴の内容及び応用能力 ①「コミュニケーション・リーダーシップ」 30 ①「経歴及び応用能力」 60 ②「評価、マネジメント」 Ⅱ技術士としての適格性 Ⅱ.技術士としての適格性及び一般的知識 ③「技術者倫理」 20 ② 「技術者倫理」 ④「継続研さん」 ③ 「技術士制度の認識その他」 6

技術士試験の変更について 技術者のライフステージのイメージ  技術士制度の在り方を参照できるようにurl を入れておくとか

専門職としての資質・能力 0 継続研鑽(CPD) ① 専門的学識 ② 問題解決 ③ マネジメント ④ 評価 ⑤ コミュニケーション IEAのProfessional Competency Profiles (PC Profiles)  と   技術士コンピテンシー ① 普遍的知識を理解し応用する   Comprehend and apply universal knowledge ② 特定の国又は地域に関する知識を理解し応用する   Comprehend and apply local knowledge ③ 問題分析 Problem analysis ④ 解決策のデザインと開発   Design and development of solutions ⑤ 評価 Evaluation ⑥ 社会の保全 Protection of society ⑦ 法と規則 Legal and regulatory ⑧ 倫理 Ethics ⑨ エンジニアリング活動のマネジメント   Manage engineering Activities ⑩ コミュニケーション Communication ⑪ 継続研鑽 Lifelong learning ⑫ 判断 Judgment ⑬ 決定に対する責任 Responsibility for Decisions 0 継続研鑽(CPD) ① 専門的学識 ② 問題解決 ③ マネジメント ④ 評価 ⑤ コミュニケーション ⑥ リーダーシップ ⑦ 技術者倫理 青(知識)、赤(スキル)、 緑(行動原則) 殆どが知識以外の項目 8

技術士としてのコンピテンシーを問う二次試験の概要 二次試験の選択科目(2019年度より) 原子炉システム・施設 核燃料サイクル及び放射性廃棄物の処理・処分 放射線防護及び利用 試験の種類:筆記試験と口頭試験  ◆ 筆記試験(記述式 必須:2時間選択:3.5時間) 必 須 原子力・放射線部門全般にわたる専門知識、     応用能力、問題解決能力、課題遂行能力    ★) 評価項目 技術士コンピテンシーの①②④⑤ ⑦ 選択Ⅰ 選択科目の専門知識及び応用能力    ★) 評価項目 技術士コンピテンシーの①③⑤⑥ 選択Ⅱ 問題解決能力及び課題遂行能力    ★) 評価項目 技術士コンピテンシーの①②④⑤ ⇒ 筆記試験に合格すると、口頭試験(面接)受験 可  ◆ 口頭試験(面接官2人 20分間 延長10分可) 技術士としてのⅠ実務能力とⅡ適格性    ★) 評価項目 技術士コンピテンシーの0,③④⑤ ⑥⑦ 二次試験は、一次試験(大卒レベルの確認)と比べて          広く深く、全て筆記で、格段に難しい  ◆ 未来の技術士を選別するための試験 特別な試験対策の成果ではなく、日々の業務姿勢から 技術士としての資質能力(コンピテンシー)を問われる試 験 知識・情報の収集は、持論を形成するためのも の 知識と経験、PDCAを糧に、コンピテンシーを進化させ る。 コンピテンシーは人と社会に基づく(技術力だけでは ダメ) コンピテンシーは規範として、技術者に生涯ついてく る。 ⇒ 理解が本質的で永続的か?貴方の姿勢を問 われる。    過去問から学ぶだけでは決して合格しない。 ⇒ 原子力・放射線部門の技術士に求められてい ること    が分れば、試験で問われることも殆ど予測で きる。     ◆ 目指すだけで、貴方の人生は確実に変 わる 日々、技術士コンピテンシーを意識することから始めよう。 社会に価値ある自分つくりが、合格への近道だ。