千葉大学予防医学センター 臨床疫学 藤田伸輔 医療・介護のデータ解析 NDBとKDB 千葉大学予防医学センター 臨床疫学 藤田伸輔
在宅医療とは何か
LIFE 急性期医療 生命 生活 Life(生命) 医療 回復期医療 生命 生活 慢性期医療 生命 生活 Life(生活) 介護 在宅医療 生命 生活 Life(生命) 医療 回復期医療 生命 生活 慢性期医療 生命 生活 Life(生活) 介護 在宅医療 生命 生活
LIFE 看護はどこ? Life:人生 はどこ? 急性期医療 生命 生活 Life(生命) 医療 回復期医療 生命 生活 慢性期医療 生命 生活 Life(生命) 医療 回復期医療 生命 生活 慢性期医療 生命 生活 Life(生活) 介護 在宅医療 生命 生活 看護はどこ? Life:人生 はどこ?
在宅医療の種類 主治医意見書が起点 訪問介護なし 自宅療養 +外来通院 訪問介護あり 訪問看護あり 自宅療養 自宅療養 +訪問診療 施設療養 +外来通院 施設療養 主治医意見書が起点 施設療養 +訪問診療
在宅医療の対象疾患 短期医療 がん等終末期 認知症 難病医療 長期医療 脳卒中 人工呼吸器 心疾患 小児慢性疾患 精神疾患 知的障碍者
やりたい事・人生の振り返り・将来(死後)の希望・看取りの希望 がん終末期等 Life:人生 やりたい事・人生の振り返り・将来(死後)の希望・看取りの希望 Life:生活 食事・睡眠・排泄・整容・清潔 家族と患者さんの関係整備 Life:生命 安寧(肉体的・精神的苦痛の除去)
Lifeのバランスを考えよう Life:人生 Life:生活 Life:生命
https://www.youtube.com/watch?v=R-JykrXdkaw 虐待の危険はいたるところに(神戸市)
NDBとKDB ヒントはデータに。答えは皆さんの心の中に。
医療費のデータベース 社会保険、共済、国民健康保 険 国民健康保険 KDB (保険診療+特定健診+介 護) NDB(保険診療+特定健診+介護) KDB (保険診療+特定健診+介 護) 社会保険、共済、国民健康保 険 国民健康保険
第1回 医療・介護データ等の解析基盤に関する有識者会議資料2-2(一部改変) https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000350567.pdf レセプト:医療機関が保険者(審査支払機関)に向けて発行する診療行為の月別報告書
第1回 医療・介護データ等の解析基盤に関する有識者会議資料2-2(一部改変) https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000350567.pdf 医療:保険書通り 健診:社員証等
NDB・KDBで追跡できなくなる 保険者が変わった 勤務先を変えても保険者は同じ場合(同業者) 勤務先は同じつもりだが出向で保険者が変わる
第1回 医療・介護データ等の解析基盤に関する有識者会議資料2-2(一部改変) https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000350567.pdf
医療費のデータベース 社会保険、共済、国民健康保 険 突合率が低い 被保険者住所 介護保険:40歳以上終末期等 NDB(保険診療+特定健診+介護) KDB (保険診療+特定健診+介 護) 社会保険、共済、国民健康保 険 突合率が低い 被保険者住所 介護保険:40歳以上終末期等 国民健康保険 突合率が高め 住民票住所 介護保険:適合率が高い
第1回 医療・介護データ等の解析基盤に関する有識者会議資料2-2(一部改変) https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000350567.pdf
https://www.kokuho.or.jp/hoken/kdb.html 2018.08.30 KDB等利活用部会 報告書
レセプト 外来レセプトは届け出診療科ごとに発行 入院レセプトは医療機関単位に発行 医療機関 審査機関 国・国保連合会 病名 診療行為実績 毎月報告 妥当性を審査 妥当:支払い 匿名化 NDB/KDB 査定支払い 異議 外来レセプトは届け出診療科ごとに発行 入院レセプトは医療機関単位に発行
NDB/KDBで得られない情報 生活保護者の医療費・介護費 小児慢性疾患の医療費 人口過疎地域のデータ 希少疾患のデータ 訪問看護の情報(紙データ) 匿名化時に少ないデータは秘匿化される
NDB/KDBを在宅の推進に利用すること 地域の医療介護の状況把握 在宅に特化せずに全体の一部としてNDB/KDBを使う おおよその傾向をつかむものとして利用 介護施設中心/施設と自宅の折衷/自宅中心 地域によって選択が必要 本来、選択するのは住民(ステークホルダーを間違わない) 病院での看取りは減らしたい 医療や介護の質をNDB/KDBで判断することは困難 そんなにたくさんする必要はない/できるはずがない
在宅医療推進で重視すべきこと 在宅死率 資源が少ない所 質の問題が大きい所 70% 90% 病院からの在宅 訪問診療 訪問看護 70% 90% 病院からの在宅 訪問診療 訪問看護 看護小規模多機能 在宅死率・(満足度)の公表
需要が変化時には病床数回復を保証:プール制 病床機能報告の推進:病床の適正化 レセプトベースで計算 後付の説明は反映されていな い 慢性期廃止への危惧 患者の評判の悪化 将来の不確実性 需要が変化時には病床数回復を保証:プール制 住民への説明 有床診療所・小規模多機能・デイへの転身