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Published byしょうぶ なかじゅく Modified 約 7 年前
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薬の 正しい使い方 中学生版 この教材は(財)日本学校保健会 中学生版「薬の正しい使い方」(文部科学省補助金事業)に準拠しています。
正しい使い方 この教材は(財)日本学校保健会 中学生版「薬の正しい使い方」(文部科学省補助金事業)に準拠しています。 くすりの適正使用協議会
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ある日の保健室・・・。 先生!私ってよく おなかが痛くなるんです。今度、痛くなったらお薬くださいね。 僕はおなかが痛くても
弟が病院からもらった薬があるので、大丈夫だよね! くすりの適正使用協議会
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私は学校薬剤師です 薬剤師の資格をもち、みなさんが快適で安全な学校生活を送ることができるようにしています。 学校環境衛生の検査
(飲料水、プール水、 空気、照明、騒音など) 健康相談、保健指導、 薬物乱用防止教育など くすりの適正使用協議会
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「薬」 とは、 何なのですか? Q1 考えてみよう みなさんの知っている薬を書いてみましょう。 くすりの適正使用協議会 4
何なのですか? 考えてみよう みなさんの知っている薬を書いてみましょう。 【学習のねらい:】 薬の定義と薬の歴史について説明している。 「薬とは何か」を理解し、人はかなり古くから薬を利用してきたことや薬がもたらした恩恵について理解できるようにする。 くすりの適正使用協議会 4
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薬とは… 病気の診断や治療、または予防することを目的に使われるもののことで、「薬事法」という法律で医薬品として定められています。
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薬の歴史 昔の人たちが病気や痛み、傷などを治すために経験的に自然界に存在する動植物などを使用したのが始まり。紀元前4千年頃のメソポタミアの粘土板に、薬として植物、動物、鉱物などの記録有り。 日本には仏教と共に伝来。聖徳太子は大阪の四天王寺と共に薬草を育て薬を調合する「施薬院」を建てた。鑑真も薬について多くの知識をもたらした。 内藤記念くすり博物館所蔵 くすりの適正使用協議会 6
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Q2 「薬」は、何のために あるのですか? 考えてみよう こんなとき、どうしましたか? ●ころんでひざをすりむいたとき ●熱がでたとき
あるのですか? 考えてみよう こんなとき、どうしましたか? ●ころんでひざをすりむいたとき ●熱がでたとき ●おなかがいたくなったとき 【学習のねらい:】 薬と自然治癒力の関係について説明している。 人間には自然治癒力があることを理解した上で、病気やけがなどの時に、健康を回復するための補助や病気の進行をおさえる働きをするのが薬であることが理解できるようにする。 ここでは、けがや病気の経験から自然治癒力によってなおった経験、つまり薬なしでなおった経験を引き出し、自然治癒力の概念を認識させる。 くすりの適正使用協議会 7
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自然治癒力 病気やけがを乗り切るために、本来人間が持っている力。病気やけがから回復する時に働きます。 暖かくして早く寝ていたら良くなった!
自然治癒力って すごいんだね。 ここで生徒から「免疫」という言葉が出る場合もあるが、「免疫」は狭義では抗原抗体反応だが自然治癒力の重要な一部であり、間違いではない。 くすりの適正使用協議会 8
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では、 薬は何のために あるのでしょうか? くすりの適正使用協議会
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「自然治癒力」を助け、病気やけがが早く治るようにしたり、重くならないようにしたりします。
「自然治癒力」だけでは回復出来ない時もあります。 そこで、薬は病気の原因を取り除いたり、 「自然治癒力」を助け、病気やけがが早く治るようにしたり、重くならないようにしたりします。 元気な時 体が弱った時 自然治癒力 自然治癒力 薬の力 + くすりの適正使用協議会 10
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Q3 「薬」には、どのような種類が あるのですか? 今まで見たことがある薬の形を書いてみましょう。 考えてみよう くすりの適正使用協議会
あるのですか? 考えてみよう 今まで見たことがある薬の形を書いてみましょう。 【学習のねらい:】 さまざまな薬について説明している。 ここでは、中学生にも分かりやすいように、薬をその使い方から分類している。薬の形にも意味があることを知り、薬の正しい使い方への理解へ発展させていく。 くすりの適正使用協議会 11
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薬の種類は大きく 3つに分類されます 内服薬 口からのむ薬 外用剤 皮膚、目、鼻などの 粘膜に使用する薬 注射剤 皮膚や筋肉、
薬の種類は大きく 3つに分類されます 内服薬 口からのむ薬 外用剤 皮膚、目、鼻などの 粘膜に使用する薬 注射剤 皮膚や筋肉、 あるいは血管内に 直接入れる薬 錠剤 カプセル 軟膏・貼付剤 トローチ 消毒薬 シロップ剤 散剤 (粉ぐすり) 点眼剤 ここでは、生徒の使用経験を聞いて興味を引き出す。 また様々な形の薬があることを理解させ、どうしてそんなに形が異なるのかを考えさせるきっかけとする。 くすりの適正使用協議会
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なぜ錠剤やカプセルにしてあるのでしょう ・苦い味をかくすため ・長い時間、効くようにするため ・光から薬を保護するため
・散剤(粉ぐすり)がのみづらい人のため ・胃の中で溶けないで腸に行ってから溶けるようにするため このような理由によって錠剤やカプセルは作られています。そこで、錠剤をかみ砕いてのんだり、カプセルの中身を出してのんだりしてはいけません。 薬が効かなかったり、逆に危険になったりします。 くすりの適正使用協議会
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※通常は絶対に開けてはいけません。この場合はビタミンCを入れてあります。
なぜ錠剤やカプセルにしてあるのでしょう 実験! カプセル味見実験 1 中身の味は・・・?! 3 <実験目的> 薬は効き目や使いやすさを良くするために様々な工夫が施されている。 この実験では、カプセルの中身の味見をすることでカプセルの役割の一つ(味を隠したり粉薬と違ってまとめることでのみやすくする)を理解させる。 <注意点> 本来はカプセルの中身だけ出してのむことは基本に反するため、教諭など代表者に味見をしてもらう。 <用意するもの> 粉末状のビタミンC、空カプセル、薬包紙、スプーン(小)、時計皿 時計皿は理科の実験で使用するシャーレでも代用可能、粉末状のビタミンCや空カプセル、薬包紙は薬局で購入可能である。 入手方法が判らない時は学校薬剤師などに相談するとよい。 <実験手順> ①粉末状のビタミンCを薬包紙に取り出し、あらかじめカプセルに充填しておく。 この時、薬包紙に折り目を付けておくとビタミンCの粉末を空カプセルに入れやすい。 ②生徒の前で教諭などがカプセルの中身をあけ、味見をする。 ③酸味や苦味(この場合は酸味)を隠すためにカプセルに入れられていることが分かる。 (実験参考動画は協議会HPにて公開) ※通常は絶対に開けてはいけません。この場合はビタミンCを入れてあります。 くすりの適正使用協議会
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なぜ錠剤やカプセルにしてあるのでしょう カプセルの中の顆粒に、 このような工夫を加えることがあります 例えば・・・ 胃で溶ける顆粒
胃で溶ける顆粒 はやく効く 腸で溶ける顆粒 ゆっくり効く <実験目的> 薬は効き目や使いやすさを良くするために様々な工夫が施されている。 カプセルの模型を使ってカプセルの中身の粒の工夫を確かめ、カプセルを開けて中の顆粒を別々にのむなどすると、元々の効き目が得られなくなることを理解させる。 <用意するもの> 大型カプセル模型 <手順> ①模型の中身に色々な色の顆粒が入っていることを確認させる。 ②生徒の前でカプセルをあけ、中の顆粒を取り出し、顆粒の成分の違いの例を説明する。 例) 胃で溶ける成分や腸で溶ける成分 すぐ効く成分やゆっくり効く成分 鎮痛成分と解熱成分 (実験参考動画は協議会HPにて公開) くすりの適正使用協議会
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「錠剤」にはこんな 「仕掛け」もあります なぜ錠剤やカプセルにしてあるのでしょう 味などを かくす膜 腸で溶ける膜 例えば・・・
胃で溶ける成分 <実験目的> 薬は効き目や使いやすさを良くするために様々な工夫が施されている。 錠剤の中は何層にも分かれており、噛んだり砕いたりすると元々の効き目が得られなくなることを理解させる。 <用意するもの> 大型錠剤模型 <手順> ①錠剤模型を開き、錠剤の中が何層にも分かれていてそれぞれ効果が異なることを理解させる。 ②この模型では、胃で溶ける膜と腸で溶ける膜を層にすることによって、胃で効く成分に加えて、腸でも胃の酸に弱い薬を効かせる仕組みとなっている(腸溶錠)。 (実験参考動画は協議会HPにて公開) 腸で溶ける膜 腸で溶ける成分 くすりの適正使用協議会
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錠剤になる薬とカプセルになる薬の違いは?
薬の成分によって、錠剤にしたり、カプセルにしたりするなどして、薬の成分が壊れることのないよう、また、効果が出やすいように形を使い分けています。 粉や顆粒、液体といろいろな状態の薬を中に入れることができます。 カプセル 錠 剤 粉に圧力をかけて固くまとめることができます。 くすりの適正使用協議会
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Q4 「薬」 の使い方には決まりが あるのですか? 考えてみよう こんなところに 書いてあります! 薬の使い方で知っていることを書いてみよう
「薬」 の使い方には決まりが あるのですか? こんなところに 書いてあります! 考えてみよう 薬の使い方で知っていることを書いてみよう 【学習のねらい:】 薬を使う時の用法と用量について説明している。 なぜ用法が定められているかを、血中濃度のグラフを用いて説明し、決まりを守らなければ薬の効き目が現れない場合や危険な場合があることに気付くようにすることをねらいとしている。 くすりの適正使用協議会 18
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薬の使い方には決まりがあります。 用法(のみ方、のむ回数、のむ時間)・用量(のむ量や数)が 決められています。
薬の使い方には決まりがあります。 用法(のみ方、のむ回数、のむ時間)・用量(のむ量や数)が 決められています。 いつのむか 何回のむか のみ方は 食前 例 コップ1杯程度の水またはぬるま湯でのみます。 食事の30分前 食事が終わってから30分以内 食事が終わってから約2時間後 など・・・・ ・1日3回毎食後 ・1日2回朝食後と夕食後 など・・・ 食後 薬の使い方にはこれらの決まりがあることを、動画や実験で確かめていく。 食間 くすりの適正使用協議会
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~薬の決まりを知るために~ 薬の旅 薬は、血液の中に入ってはじめて効果を発揮します。 くすりの適正使用協議会
薬が体の中をどうめぐり、どう出て行くかを知ることで薬の決まりを理解できる。 まずここでは、薬は口からのむと吸収され、血液に入って全身をぐるぐると巡ることを理解させる。 <薬の旅> ・薬は、血液の中に入ってはじめて効果を発揮する。 ・例えばのみ薬は、口から入って、胃や腸で溶け出た成分が小腸で吸収され、血液の中に入る。 そして殆どの成分は、まず肝臓で分解、代謝などされた後に、心臓から血液と一緒に全身に送り出されて身体内 に分布し、患部まで運ばれて効果を発揮する。 ・更に、薬は効果を表し始める一方で徐々に身体外へ排泄される。 ・やがて薬の成分の多くは腎臓から小便の中や大腸から大便として排泄される。 (GIFアニメーションを組み込んであります。うまく動かない場合は、別途動画を立ち上げてください。) くすりの適正使用協議会
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~薬の決まりを知るために~ 薬の血中濃度 薬の効き目は『体の中の薬の量』できまります。 血液にとけている薬の濃度のことを血中濃度といいます。
血中濃度によって薬の効き目の現れ方が決まります。 ●1日3回のむ薬の場合 決められた量より多くのむと 危険なことがあります 薬の血中濃度 高い 朝のむ 昼のむ 夜のむ 危険な範囲 効き目が 現れる範囲 現れない範囲 時間 ここでは、薬の血中濃度の概念を通して、薬はのむ量やのむ時間が決められていることを理解させる。 さらに、飲み忘れたり飲みすぎるとどうなるかを考えさせる。 <薬の血中濃度> ・薬は、血液の中に入ってはじめて効果を発揮するが、更に効果を発揮する要因に重要な「薬の血中濃度」、つまり血液の中の薬の量がある。 ・グラフの縦軸が血中濃度である。3段に色分けしたうち、真ん中の青い部分が血中濃度が適正な「効き目が現れる範囲」、上段の赤い部分が血中濃度が濃すぎて「危険な範囲」、下段の白い部分は血中濃度が低すぎて「効き目が現れない」範囲である。 ・この、「薬の効き目が現れる範囲」を保つために、薬をのむ量とのむ回数が、薬ごとに決められている。 ・このため、薬をあやまって2倍のんだり、飲み忘れてしまうと「効き目が現れない範囲」や「危険な範囲」となってしまう。 「効かないからもう1錠」や「痛みが軽いから半分だけのむ」はダメ!! くすりの適正使用協議会
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ペタペタ実験 ~コップ1杯程度の量の飲み物でのむ理由~ 実験! 水 カプセル 2 1 3 くすりの適正使用協議会 22 <実験の目的>
カプセルや錠剤が喉や食道に貼り付かず胃まで確実に運ばれるようにコップ一杯の飲み物でのむことが必要なことを理解させる。 <用意するもの> シャーレ2つ、水、カプセル剤(カプセルはゼラチンで出来た「空カプセル」を使用する。薬局で購入可能である。)。 <実験の手順> ①片方のシャーレに水を入れ、もう片方には空カプセルを入れておく。 ②シャーレの水で指を濡らし、カプセルに触る。 ③指にカプセルがくっついて離れないことを実際に経験させることで、もしこの状態が喉や食道で起きたらどうなるかを考えさせ、十分な量の水かぬるま湯でのまないと、薬が確実に嚥下されず、薬本来の効果が期待できないばかりか、有害となることもあることを指導する。 ④最後に指に大量の水を付けてカプセルを触るか、コップ1杯の水の中にカプセルを入れて触らせ、指に付着しないことも経験させる。 (実験参考動画は協議会HPにて公開) カプセル くすりの適正使用協議会 22
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カプセルがのどにくっついて溶けてしまう。
指先と同じことがのどで起こると、 カプセルがのどにくっついて溶けてしまう。 くすりの適正使用協議会 23
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~水でのむ理由~ お茶 : 薬の効果が弱くなることがあります。 牛乳 : 薬の効果が発揮されるのに時間がかかり過ぎることがあります。 コーラ
コーヒー ジュース : 薬の効果が弱くなることがあります。 : 薬の効果が発揮されるのに時間がかかり過ぎることがあります。 : カフェインの作用により、眠れなくなることがあります。 : 果物や野菜の成分は目的とする効果を変えてしまうことがあります。 くすりの適正使用協議会
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~水でのむ理由~ 実験! お茶に薬を加えると? 水 お茶 水 お茶 2 1 鉄分を補給 する薬 3 鉄分を補給 する薬 鉄分を補給 する薬
<実験の目的> 薬をのむ際、飲み物によっては飲み物と薬の相互作用(飲み合わせ)による化学反応が起こる可能性があり、相互作用などの起こらない水かぬるま湯でのむことを理解させる。 この実験では、水と緑茶に薬(鉄分の多い薬)を溶かすとどう反応するかを見せる。 <注意点> この実験は化学反応を判り易く見せ、視覚に訴えるための実験である。 現在は茶でのんでも成分の吸収は水と変わらず、効果に影響を及ぼすことは無いというデータもある。 従って、「お茶」「牛乳」「ジュース」などで飲まないことを指導するのではなく、薬ののみ方の基本は「(コップ1杯の)水かぬるま湯でのむ」ことを指導する。 <用意するもの> 鉄剤シロップ(医療用医薬品のインクレミンシロップやフェロミアなど)、スポイト、試験管2本、水、緑茶(できるだけ茶葉で淹れたもの) 入手方法は学校薬剤師などに相談するとよい。 <実験手順> ①あらかじめ試験管には水と緑茶を入れておく。 ②鉄剤シロップをスポイトで水の入った試験管に数滴垂らす。 ③次に緑茶の入った試験管に同様に垂らすと、化学反応を起こし、薬に含まれる鉄と茶に含まれるタンニンが結合し黒い沈殿物が出来る。 ④薬にはその成分によって飲み物や食べ物と化学反応を起こすものが含まれていることがあり、薬をのむ時は「(コップ1杯の)“水”か“ぬるま湯”でのむ」という基本を理解させる。 (実験参考動画は協議会HPにて公開) お茶 鉄分を補給 する薬 鉄分を補給 する薬 水 お茶 くすりの適正使用協議会 25
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水 お茶 沈殿ができる くすりの適正使用協議会 26
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Q5 「薬」 には、副作用があると聞きますが、 それはどのようなものなのですか? また、なぜ起こるのですか?
考えてみよう 「副作用」について知っていることがあれば 書いてみましょう。 【学習のねらい:】 薬の副作用について説明している。 中学生は、薬の「副作用」についても、さまざまなところで知識を得ている。その知識を整理し、副作用の危険を減らすためにも、正しい使い方をしなければならないことが理解できるようにする。 くすりの適正使用協議会 27
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すべての薬には、「主作用」と 「副作用」があります。
すべての薬には、「主作用」と 「副作用」があります。 主作用 病気を治したり 軽くしたりする働き 副作用 本来の目的以外の 好ましくない働き 熱が下がった! 解熱剤を飲んだら胃が痛い・・ かゆみがとれた アレルギーの薬を飲んだら眠い・・ くすりの適正使用協議会
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副作用が起こる主な原因には こんなことがあります。 ① 薬のもっている性質によるもの ② 薬の使い方によるもの
① 薬のもっている性質によるもの ② 薬の使い方によるもの ③ 薬を使う人の体質によるもの ④ 薬を使った人のその時の体の状態に よるもの ここでは、複雑で予期できない様々な要因で副作用が起こることがあることを理解させる。 自分にあった薬を正しく使うことで副作用の危険を減らすことができます。殆どの薬では重い副作用がでることはありません。しかし予想出来ない副作用が出ることがあります。 くすりの適正使用協議会
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薬をのんで副作用が疑われる時は、 すぐに医師・薬剤師、 おうちの人に相談しましょう。 くすりの適正使用協議会
薬を使った時にいつもと違うことがあれば、医師や薬剤師などの専門家、保護者に相談することを理解させる。 くすりの適正使用協議会
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友達から薬をもらったり、友達にあげたり、おうちの人が病院からもらった薬を他の人が使ったり
薬は、正しく使いましょう! ・薬を子どもだけで勝手に のんだり使ったりしてはいけません。 ・薬は一人ひとりの症状などに あわせて使う必要があります。 友達から薬をもらったり、友達にあげたり、おうちの人が病院からもらった薬を他の人が使ったり するのは良くないよ 同じ症状のようでも原因が違っていたり、 前回とは身体の状態が異なっていたり することが考えられるので, 残った薬注) はのんでは駄目だよ 注)薬には「使用期限」があります。 この点からも、残った薬は使用しないで下さい。 くすりの適正使用協議会
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