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Published byえいじろう わかはら Modified 約 7 年前
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Securities Markets 証券市場論 後期10回目 講師 福光 寛 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU 投資信託 郵政3社の上場 インデックス投信 インデックス上 場投信 スマートベータ レバレッジ/インバース NISA ブル/ ベア型投信 上場投信 REIT REIT投信
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投資信託 統計 投信協会 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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2012年10月末投資信託純資産残高93兆6268億円7184本の分類(証券投資信託協会HP)
公募 (4416) 契約型 (4379) 証券投信 (4366) 株式投信 (4191) 公社債投信 (175) 投資法人 4.3524(37) うち不動産投資法人 4.3499(35) 私募 (2768) 契約型 (2765) (2677) 5480(88) Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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2015年10月末投資信託純資産残高165兆9105億円9710本の分類(証券投資信託協会HP)
公募 (5819) 契約型 (5765) 証券投信 株式投信 (5605) 公社債投信 (160) 投資法人7.1985 (54) うち不動産投資法人7.1947(53) 私募 (3891) 契約型 (3873) 株式投信 (3523) 公社債投信 2.4551(350) 投資法人 0.8881(18) うち不動産投資法人0.8489(15) Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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契約型投信販売経路別比重(証券投信協会HP)
端数切捨て 2002年12月 2007年12月 2012年10月 証券会社 69.98% 46.78% 47.18% うち公募 65.24 39.14 40.65 私募 4.74 7.62 6.53 銀行など 27.60 51.42 49.35 17.88 29.35 25.77 私募 9.72 22.07 23.58 直販 2.43 1.80 3.47 うち公募 1.26 0.38 0.30 私募 1.17 1.42 3.17 全体 公募 82.99 68.88 66.83 私募 17.00 31.11 33.16 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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投資信託 経緯と現状 投信の銀行窓販開始 1998年12月 郵便局で投信販売開始 2005年10月 2014年1月 NISAスタート
投資信託 経緯と現状 投信の銀行窓販開始 1998年12月 郵便局で投信販売開始 2005年10月 2014年1月 NISAスタート 14年3月末ファンドララップ 1兆3000億円 1年前比8割増 2014年9月末 公募投信残高98兆円過去最高 直近1年 で13%増加 うち銀行で販売したものが33% ラップ 型投信(ファンドラップ 頻繁に見直す 残高2兆2000億 円) 2015年3月末 公募投信残高97兆円 ETF13兆円(2年 で2.5倍) ファンドラップ3兆3000億円(3月末) 2015年4月末 99兆円 2015年5月末 102兆4574億円 ETF 14兆円強 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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2014年9月末 公募投信残高 大手が過半を占める 運用会社 残高 兆円 シェア 累積シェア 1 野村 20.1 23.1 2 大和
2014年9月末 公募投信残高 大手が過半を占める 運用会社 残高 兆円 シェア 累積シェア 1 野村 20.1 23.1 2 大和 13.1 15.1 38.2 3 日興 9.1 10.5 48.7 4 三菱UFJ 6.1 7.0 55.0 5 国際 3.4 4.0 59.0 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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業界の提携統合が進んでいる 2014年10月横浜銀行と三井住友信託が提携 協同出 資会社(個人向け金融商品を運用する会社) 2015年度 中業務開始 スカイオーシャンアセットマネジメント 2014年12月 三菱UFJフィナンシャルG 三菱 UFJ投信と国際投信投資顧問 2015年7月合併 2016年2月 JP投信(仮称) 日本郵政G 三井住友信 託 野村HDが共同出資 2016年上半期 みずほFHD 第一生命保険 系列3社一 部門を統合 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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私募投信は急激に拡大中 大口投資家対象 1998年12月に始まる 2015年9月末 残高56兆7415億円
大口投資家対象 1998年12月に始まる 2015年9月末 残高56兆7415億円 1-9月純流入 11兆3375億円 順位1 三井住友トラスト4兆164億円 2 ブラックロック 3兆7639億円 3 DIAM 3兆5182億円(みずほFG+第一生 命) 4 ピムコ 3兆3540億円 5 三井住友AM 3兆1604億円(三井住友BK+住生) 世界最大の資産運用会社(ブラックロック バンガードG アリア ンツG ステートストリートGの順) Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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郵政3社の上場(2015年11月) Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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親子上場は異常だが仕方なかった 政府として売却収入を得る必要があった ゆうちょ かんぽの早期完全売却も必要だった
ゆうちょ かんぽの早期完全売却も必要だった ゆうちょ銀行の貯金残高は2015年3月末で177兆円 三菱U FJの153兆を上回る かんぽ生命の総資産残高87兆円 日本生命の63兆円を上回 る 郵便局網2万4000ハコンビニセブンイレブンの1万77 00を上回る。農村部では郵便局が最後の金融手段の側面。 ・・・・一つずつ比較すればそうだけど。 ユニバーサルサービスノコスト2631億円は日本郵政の 純利益の5割強に当たる。日本郵政のROE3.4%は上 場企業の平均8%より大幅に低い。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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ゆうちょ銀行の178兆円のゆくえ も焦点 郵政株売却 2005 郵政民営化法 その後民主党政権 下で一時凍結 2012年改正法 ユニバーサル義務を課し 日本郵政株3分の1超の政府保有定める 自民党の郵政事業に関する特命委員会は郵貯を9月末までに 2000万円、2年後までに3000万円。かんぽを9月末までに 2000万円と提言した(15年6月) 16年夏の参院選狙いと の指摘あり 郵政G3社の上場(15年11月4日) 3社で14兆余りと大型 政府の郵政民営化委員会(ゆうちょに資金が集まり肥大化 することを地銀中心に懸念)が預入限度額引き上げ容認を 柱とする報告書をまとめた(2015年12月25日)。ゆうちょ が1000万円を1300万円。かんぽが1300万円から2000万円。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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ゆうちょ銀行 全国2万4000の郵便局ネットワーク 2010年度を底にゆうちょ残高は増加に転じている。
地銀は自身の経営環境の変化から対立から協調(ATM や店舗にお共通化)を模索 総資産 200兆円強 有価証券での運用が160兆円 〔2015年3月末 半分の102兆円が国債 日銀当座預金な ど45兆円 外国証券37兆円 地方債社債が16兆円 金銭 の信託が4兆円 その他が5兆円。 1987年に信託銀行経由の自主的運用始まる。2007年民営 化。協調融資や株式保有も一部解禁。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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売却圧力と不明確な売却時期 上場時政府取得額は1.4兆円
日本郵政 11%売却(1) 政府保有は89% 2022年度までに売却すすめる ただし政府は3分の1超保有を続 ける ゆうちょ銀行 11%売却(2) 日本郵政保有が89% かんぽ生命 11%売却(3) 日本郵政保有が89% いずれも全株売却めざす(売却がすすむと規制が緩和される) (1)は6930億円。(2)(3)で得た収入7309億円で日本郵政は政府保有の日 本郵政株を買い取った。これは日本では最大規模の自社株買いとなった。 合計額1.4兆円あまりは東日本大震災復興財源に回される 当面 金庫株とする方針とのこと 日本郵便 政府が全株保有続ける 郵便は縮小 宅配便は苦戦 人 件費増加で不振続く Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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上場に向けて 個人資産運用で三井住友信託、野村Gと提携(2015年6月)
日本郵政による豪州物流大手トールHの買収〔2015年〕5月買収手 続き完了(約6000億円65億豪弗弱 世界5位の物流会社に。2月 に正式発表) なおゆうパック事業はなお赤字。 2000年に上場したドイツポストが米DHL買収によりUPS, フェデックスにならぶ物流大手にのし上がった先例がある) 20 13年に英ロイヤルメール2015年11月にはイタリアのポステ イタリアーネが上場。 かんぽ生命(07年10月の民営化以降保有契約本数は減少傾向続く) 医療・がん保険への進出 米国側の牽制 アメリカンファミリー (収益の8割を日本で稼ぐ がん保険で1999年9割 2012年7割の シェア 2001大手損保が参入開始)との提携アフラックのがん 保険を扱う 2013年6月下旬 米系生保との提携で米側の牽制をか わす Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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時価総額 純利益 配当利回り PBR 日本郵政 63,000 4,826 3.3% 0.41倍 ヤマトHD 11,028 375 1.0
郵政3社 売出価格決定 仮条件の上限 2015/10/26 8割国内 95%個人 成長シナリオ描けず割安・高配当に徹する 金額単位:億円 日本郵政とゆうちょ銀50%以上 かんぽ生命30-40%の配当性向目安を宣言 時価総額 純利益 配当利回り PBR 日本郵政 63,000 4,826 3.3% 0.41倍 ヤマトHD 11,028 375 1.0 1.86 日通 6,549 263 1.6 1.18 ゆうちょ銀行 65,250 3,694 3.4 0.47 三菱UFJ 111,905 10,337 2.3 0.71 三井住友 69,232 7,536 3.1 0.74 みずほ 61,779 6,119 3.0 0.77 かんぽ生命 13,200 817 2.5 0.67 第一生命 25,697 1,424 0.70 T&D 11,149 942 1.5 0.79 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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主な民営化案件 上場時期 株の売却額 NTT 1987年2月 2兆3746億円 M&Aで失敗繰り返す JR東日本 1993年10月
1兆759億円 JT 1994年10月 5670億円 初値が売り出し価格2割下回る その後はM&Aで成功 株価は3.5倍に JR西 1996年10月 4878億円 JR東海 1997年10月 4859億円 郵政3社 2015年11月 1兆4239億円 異例の親子同時上場 日本郵便は上場せず NTT以来の大型案件 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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2015年5月末 主な投信 US-REIT (新光) 1兆4271億円 ラサール・グローバルREIT(日興) 1兆3185億円
2015年5月末 主な投信 US-REIT (新光) 1兆4271億円 ラサール・グローバルREIT(日興) 1兆3185億円 USハイイールド(フィデリティ) 1兆1932億円 ドイチェ・高配当インフラ関連株(野村) 1兆 912億円 グーバル・インカム株式(ピクて) 1兆 220億円 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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過去最高水準を更新 公募投信残高 2014年3月末約80兆円 1年で10%増える(2013年末 81兆5232億円)
公募投信残高 2014年3月末約80兆円 1年で10%増える(2013年末 81兆5232億円) 運用環境良好+NISA開始(3月末で投信には6000憶円超が流入) による資金流入 公募投信残高 2014年6月末83兆5640億円(過去最高は2007年10月の 82兆1518億円)で過去最高になった 2014年7月末85兆537億円で過去最高を更新(そのうち株式投信は70 兆990億円で2007年10月末の69兆681億円を抜いて過去最高になっ た) 2015年3月末 公募投信残高97兆円 ETF13兆円(2年で2.5倍) ファンドラップ3兆3000億円(3月末) 2015年4月末 99兆円 2015年5月末 102兆4574億円 ETF 14兆円強 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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日本の投信の上位は海外投資もの 海外株式 海外債券ものが人気 背景: 日本株はこう着状態 2014年8月の上位は(数字は純資産残高 兆円)
日本の投信の上位は海外投資もの 海外株式 海外債券ものが人気 背景: 日本株はこう着状態 2014年8月の上位は(数字は純資産残高 兆円) ①USハイイールド(フィデリテシィ)1.3兆円 ②US-REIT(新光)1.3兆円 ③ドイチェ高配当インフラ関連株(野村)1.2兆円 ④グローバルソブリン(国際)1.0兆円 ⑤ラサールグローバルREIT(日興)1.0兆円 2014年4月にUSハイとグロソブの順位が入れ替わる 円安も追い風 Great Rotation? Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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インデックス投信 高い手数料。販売手数料1-3%(直売りではないこと も)。信託報酬・・・継続保有に負担 平均で1.5% インデックス型でネット型は0.5% 対面では2%近い 米国バンガードは0.19%まで下げている 通過選択型毎月分配型 商品設計の複雑化で「日本では手 数料は上昇傾向 インデックス型 信託報酬0.7%程度(2014年6月) 販売 手数料1.6%程度 全ファンド平均は1.4% 2.7% 2003年頃を 底に上昇傾向続く。 株式投信に対するインデックス投信の比重は増えている。 2010年13%程度から2014年6月には22%近くまで上昇。 アクテブ運用投信で市場平均を上回るものは3割しかないと される(過去10年で計測)。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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インデックス型 株価指数に連動するように運用されるもの。 運用タイ プとしてはパッシブ型。・・・アクティブ型に比べて運 用コスト低い。
株価指数に連動するように運用されるもの。 運用タイ プとしてはパッシブ型。・・・アクティブ型に比べて運 用コスト低い。 効率的市場仮説によれば、個別株の運用で市場平均の運 用を上回る成果をだすことは難しい。 指数型index fundには、上場されているもの(ETF)、上場 されていないもの、両方がある。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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指数型投信index fundsの優位について
There is a remarkably large body of evidence suggesting that professional investment mangers are not able to outperform index funds that simply buy and hold the broad market portfolio. p.267 We see that managed funds are regularly outperformed by a broad index fund with equivalent risk. p.271 from Burton G. Malkiel, A Random Walk Down Wall Street, Norton:1973. revised ed.2003 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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インデックス型ETFの変形 ETF(上場投信)
ETF:exchange tradable funds レバレッジ型 上昇率 2倍 インバース型 下落したときに 上昇率2倍 → ブル/ベア投信 海外株価指数 商品指数 に連動したものもある Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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スマートベータ指数 市場平均型とは異なる運用成果を目指すもの 低リスク型(ポートフォリオリスクの最小化) 高配当型 など
高配当型 など クオリティ型(日本経済新聞)としてJPX日経400(過去 3年のROE 累積営業利益 社外取締役2人以上選任 など 2014年1月算出開始)に対して投資手法として 単純すぎるとの批判⇔東芝など会計不正会社が入ってい た!! クオリティ型としてこのほか三菱UFJ-STOXXのジャパン クオリティ指数がある これと連動する商品も登場 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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契約型投信 基準価格 基準価格 各営業日の夕方集計 基準価額公表
契約型投信 基準価格 基準価格 各営業日の夕方集計 基準価額公表 前日の価格はわかるが当日の価格はわかならい ブライ ンド方式。→ 上場投信であれば指値で売買できる。 追加型:オープン型(いつでも買える)・・・原則無期 限に運用 基準価格が一定水準に達すると返還するも の・・・繰り上げ償還条項付き 単位型:クローズド型(募集期間だけ) Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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投資信託 久しぶりの活況 設定額ー解約償還額=純流入額 純資産残高(純流入出額+運用による変化により変化)
2013年4月 純流入額1兆3569億円(3ケ月連続で1兆 円超える) 4月の設定額11兆4257億円は7年4ケ月ぶりの高水 準。解約償還も10兆687億円と高水準。 公募投信 純資産残高77兆6741億円 運用による増 加額は3兆6856億円。 円安による海外物の損益改善効果。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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2013年1~8月 投信への純資金流入額4兆5千億 円前年同期の3.8倍
2013年1~8月 投信への純資金流入額4兆5千億 円前年同期の3.8倍 2013年9月 公募投信の設定本数117本 199 4年12月の120本以来の高水準 2013年4~9月の純資金流入額5兆2947億円 2007年度上期以来6年ぶりの高水準 2013年10月 公募投信純資産残高78兆10 67億円 2007年12月末以来6年ぶりの高水準 資金流入額3628億円 4ケ月連続のプラス 運用成績9371億円 2ケ月連続のプラス Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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個人と投信 投資単位が小さい 1万程度から 少額でもリスク分散(分散投資)ができる 換金できる
投資単位が小さい 1万程度から 少額でもリスク分散(分散投資)ができる 換金できる 手数料がかかる 販売時 運用時 売却時(解約時) 上場投信であれば指値で売買できる 収益は不確定 値下がりもある Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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NISAと投信をめぐる論点 NISA(少額投資非課税制度)の導入 2014年1月導入
国際的に異様に高い日本の高投信 銀行証券会社はボロ儲け 株式 投信の平均2.77%(うちは信託手数料分が1.50%程度 インデッ クス型で0.5%程度 対面型で2%程度) NISAの口座獲得競争で変化するか 販売コスト運用管理コストガ低い方がよいことは明らか Active : Passive 分配型 現金で下落時の損失を抑える 無分配型 投資効果を考え収益最大化をねらう どちらがいいかは微妙。教科書的には無分配だが。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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NISA 少額投資非課税制度 2014年1月 2013年10月1日時点で申請件数約350万件超(予 約受付分) 開設の意思表示もあわせると420万件 (重複申請が3割ほどあると推定) 年100万までの上場株式 公募株式投資信託への投資 から生じる譲渡益配当が非課税になる制度 日本に居住する20歳以上の個人 一人1口座 口座開設後4年間金融機関乗り換えられず 10月1日より各金融機関から税務署への開設申請 他方で2013年末で株式や投資信託の譲渡益や配当に かかる税率を20%から10%に軽減する証券優遇税制 が廃止される → 年内は換金売り増加か? Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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個人向け の有価証券で運用する仕組み 確定拠出年金制度 2001年導入 2013年6月末で加入者470万人 NISAの問題点
個人向け の有価証券で運用する仕組み 確定拠出年金制度 2001年導入 2013年6月末で加入者470万人 NISAの問題点 NISAに入れられるのは証券会社では上場株と公募株式投 資信託だけ、銀行では公募株式投資信託だけ。 投資するには別に投資管理口座(証券会社の場合)か預 金口座が必要。課税口座なら損益通算できるがNISAでは できない。損失はそのままになる。つまり損失がでれる NISAのメリットはない。 乗り換えは2015年1月から毎年変更可にする方向 (2013年11月下旬新聞報道) Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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Securities Markets 年金制度 確定給付型だと 運用成績の低迷について企業が穴埋め する必要 積立不足 2014年3月期から計上の義務 化 自己資本目減り 格付けも下がる 投資初心者が多いことがNISAと似ている 積立不足額は3月期決算上場企業だけで8兆5000億 円(2013年3月末) 企業は確定拠出年金の導入移行を急いでいる 確定拠出(日本版401K)なら 運用は従業員の自己責 任 資産の3分之1程度が投信で運用されている 2013年3月末 上場企業で6兆7610億円 前年 同月比13%増 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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手数料が高い投信の方が収益がよいことは証明されてい ない。
一部の証券会社が販売手数料ゼロ化を試みている NISA向け 大和証券はNISA専用投信20本の販売手数料を無料に SMBC日興はNISA口座を通じて販売する全投信の販売手 数料を来年に限り無料化 SBI 楽天は日本株の売買手数料無料化 松井は日本株ETF REITの手数料無料化 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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投信に入った資金が相場を支える構図 とくに個人は長 期保有するので 公募投信への個人資金の流入が歓迎さ れる
2012年11月~ アベノミクス相場 2013年9月 2020年の東京五輪招致決定 投信に入った資金が相場を支える構図 とくに個人は長 期保有するので 公募投信への個人資金の流入が歓迎さ れる ところが機関投資家向けの私募投信では逆の変化が生じ ている。利益確定売り。資産構成比率維持のための解約。 など。機関投資家が売って個人が買う。機関投資家は儲 けを出して個人がそれを買う。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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契約型と投資法人型 契約型と投資法人型がある。日本では証券投資信託はほ ぼ契約型に限られている。他方、不動産投資信託は投資 法人型に限られている。 証券投資信託には、公募型(個人も買える)と私募型と があり、近年私募型(機関投資家向け)の比重が高まっ ている。 販売経路では、証券会社の比重が下がり銀行の比重が上 昇した。近年、直販の比重が増えている。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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投資信託 株式投信 高い販売手数料 高い信託報酬手数料 高い手 数料に顧客は高い成果を期待する しかし手数料分だけ 確実に成果が目減りする、矛盾がある 建前や教科書では長期投資だが、実態は短期投資。販売す る証券会社、投資家双方の利害も短期で一致。 販売する証券会社、銀行ともに投信の手数料収入に期待。 銀行は金利の低下。証券は株式委託売買手数料の自由化 複雑な仕組みの投信の増加→複雑にすると高い手数料をと れることがが複雑な仕組みを生み出す一因ではないか。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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投信の評価 総収益率(現金) 収入+元本価格の変動 分配金利回り シャープレシオ リスクに対するリターン
総収益率(現金) 収入+元本価格の変動 分配金利回り シャープレシオ リスクに対するリターン =(リターンー無リスク資産へのリターン)/リスク リスクには該当資産の標準偏差を使う 現在 無リスク資産ノリーターンはゼロに近い 2014年12月から 通算収益を表示するように変化。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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女性の活躍・・・なでしこファンド なでしこ銘柄 経済産業省と東証が毎年表彰
なでしこ銘柄 経済産業省と東証が毎年表彰 三井住友アセットマネジメント ファンド なでしこ 2014年5月運用開始 BNYメロンアセットマネジメント 女性活力日本株 ファンド 2014年6月運用開始 ニッセイアセットマネジメント 乙女のお財布ファンド 2014年12月運用開始 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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直販系投信 さわかみ(1999) セゾン(2007)など少数派。 マーケットシェアはなお低い。
さわかみ(1999) セゾン(2007)など少数派。 マーケットシェアはなお低い。 既存の投信は販売する証券会社の意向にしたがったもの で、長期投資になっていない点を批判している。 販売手数料をとらず、信託報酬も抑えた設計。 システム投資など初期投資が必要で規模がないと採算が むつかしいとされる。 なお運用成果が抜群とまではいえない。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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毎月分配型投信 毎月分配型 1997年に登場。現在は市場の主流の人気商 品に成長。
毎月分配型 1997年に登場。現在は市場の主流の人気商 品に成長。 外貨建ての高利回り証券に投資。現在は為替差益を上乗 せする通貨選択型が人気。 肯定面:運用成果の確定。投信の運用が必ずしも成功し ない中、毎月分配も一つの選択。 否定面:元本が分配されると資産は減少。「複利効果」 は減る。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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ノックイン型投信 リスク限定型 ノックイン型
リスク限定型 ノックイン型 利回りが高い設計 ある条件までは元本償還というコンセプトを「リスク限 定」といっている。別名「リスク限定型ファンド」。 実態は極めて高リスク。一度でもノックイン価格に達すれば、償還、利回り とも投資家に不利なものに変更される。 支払いを免れるため、わざとノックインさせることも証券各社の担当者は 行った。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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ブルベア型投信 相場 100 110 105 98 ブル型 120 101 86 ベア型 80 87 99 ブルベア型
ブルダブル型 値上がり 値下がり ベアダブル型 逆に 投機性の強い トリプル型も 相場 100 110 105 98 ブル型 120 101 86 ベア型 80 87 99 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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ブルベア型投信と信用取引 ブルベア投信 実質的にレバレッジ取引の効果がある が追い証リスクがない。実質的に1日に1回の取引しか できず、機動的に取引できない。 信用取引 投資金額に比べて大きな金額の取引効果(借入 によるレバレッジ効果)がある。 信用取引 レバレッジ取引をして予想を外すと追い証が発 生するリスクがある。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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追い証 信用取引では証拠金を差し入れる。建玉に対して30% 以上の証拠金比率規制がある。
追い証が発生するのは、最低維持証拠金比率(各証券会 社が設定する たとえば20%)を下回った場合で、上 記の30%以上を回復する必要がある。 建玉の値が下がった場合、あるいは、証拠金に代用証券 を差し入れているときはその値段が下がった場合、追証 が発生するリスクがある。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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REITと個人資金 Real Estate Investment Trust
Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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比較的高い利回り 分配金利回り 3%台半ば(2015.10半ば)株式配当利回りより高い
分配金利回り 3%台半ば( 半ば)株式配当利回りより高い 長期金利とのスプレッド 3%台前半 債券配当利回りより高い NAV=保有資産を時価評価マイナス負債 と時価の対比 NAV倍率 平均1.3倍程度 REIT 増資と同時に物件を取得して価値の希薄化を避けるようになっているが 長期金利との分配金利回り差 スプレッド 2.7%( 半ば) J-REIT 2000の投信法改正で実現。01.9.10 2銘柄初上場 2007/05 6.8兆に拡大 2008/10 2.1兆まで縮小 2013/04 7.4兆(41銘柄) REIT複数を投資対象とするREITファンド、上場投信ETFもある Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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REIT しかし急激な増加は 見られない 2007/05 6.8兆に拡大 2008/10 2.1兆まで縮小 2012年10月末4.3兆
2007/05 6.8兆に拡大 2008/10 2.1兆まで縮小 2012年10月末4.3兆 2012年11月末4.1兆 2013年9月末7兆 2013年4月末7.4兆(41銘柄) 2014年4月末7.8兆(45銘柄) 2015年10月末7.2兆 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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不動産投資とREIT 不動産そのものへの投資 脱デフレ(賃料 地価)値上が り期待
不動産そのものへの投資 脱デフレ(賃料 地価)値上が り期待 不動産系株式(不動産会社 建設会社 住宅会社 住宅設 備会社 駐車場会社など)への投資 投資金額 分散投資効果 JREIT投資法人:配当可能利益の90%超を分配する ことで法人税がかからない仕組み→株式会社に比べ投資か ら得られる分配金が多いとされる。株式に比べて不動産の 賃料収入は安定している。金利低下で分配金押し上げ効果。 不動産取得費用の4-5割は借入。レバレッジ効果を上げ る。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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不動産投資 始まったヘルスケア型投資 REIT(公募REIT 私募REIT) オフィス 住宅のほか
不動産投資 始まったヘルスケア型投資 REIT(公募REIT 私募REIT) オフィス 住宅のほか 有料老人ホーム 物流施設 ホテル など特化型 賃貸契約期間が長くて 景気変動の影響受けにくい。 高齢者施設に特化したヘルスケア型REIT登場14年11月5日上場 REIT 2015年1月5日 時価総額10兆5000億円 1年前の4 割増し 日銀によるREIT買い入れ額 2014年10月末 以前の3倍の900億円に引 き上げ REIT型ファンド(投資信託)REITで運用する投資信託 1万円 から コストは割高購入手数料2~3% 信託報酬1%程度 アクテイ ブ型 インデックス型 海外についても同じ Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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ヘルスケア型REIT 介護医療REITの解禁 創設を解禁 高齢化に対応した施設 (サービス付き高齢者向け住宅 有料老人ホームなど)を民間資金 で整備する側面 2014年11月 投資に適しているのは10億円以上の規模 景気変動に左右されにくい 10-20年長期契約 単独事業者 賃料は高めだが賃料上昇は見込めない 医療介護施設 今後は病院など 米国では2014年10月時点で約10兆円の規模 2000年の 24倍 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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私募REIT 2010年11月 野村不動産投資顧問が始める 市場規模9000億円弱(2014年12月 10本)
2010年11月 野村不動産投資顧問が始める 市場規模9000億円弱(2014年12月 10本) 上場REITに比べて年2回の決算時だけ価格をきめるため 上場 REITより価格が安定 投資家数が50以上になれば機関投資家(銀行 政府 年金基金な ど)以外にも販売できる(税法上の規制) 地銀 信用金庫などが資金運用 地域金融機関の資金が全体の3割 程度(2014年12月 国債利回り0.4%台の10倍) 事業会社の手元資金の運用としても人気 利回り4%程度(2013年~2014年) 不動産会社は自社REITを活用して資金効率を高めている Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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不動産会社など不動産投資信託向けに開発を進める
REIT 有利子負債の比率LTV低い(50%未満 平 均は40~50% 公募増資をすると下がる側面)銘柄が 借入余力があるとして人気 予想分配利回りが高い(平均 以上) 保有物件の時価上昇で含み益が出る(2013年下期以 降)と資金調達力増す。 REIT市場の投資家 2013年売買代金の46%は 海外投資家 個人が25% 投資信託と銀行が11%ずつ 2013年1-9月 外国人47% 個人25% 金融機 関(地銀など)15% 投資信託(REIT投信の大半は 個人)11% その他2%・・・外国人マネーと個人マ ネー Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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オフィス型 三井不動産 日本ビルファンド(オフィス) 同 フロンティア不動産(商業施設) 同 日本アコモデーションファンド(住宅)
三井不動産 日本ビルファンド(オフィス) 同 フロンティア不動産(商業施設) 同 日本アコモデーションファンド(住宅) 三菱地所 ジャパンリアルエステート(オフィス) 東京都心部に保有物件集中 森ビル 森ヒルズリート(オフィス) 大和証券 大和証券オフィス 商業施設に投資 三菱商事とUBS 日本リテールファンド Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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物流施設の整備 電子商取引(ネット通販13年度15兆9000億円 15年度に 20兆円超え)が物流施設整備を促した 契約期間が長く収益が安 定する 物流施設 企業が借り配送の拠点に使う 特定テナント用 マルチ テナント用 注目される物流施設投資型REIT 2013年のREITの物件取得 2.2兆円のうち35%7800億円が物流施設 2012年の100 0億円から急増 日本プロロジスリート・・・・米国物流大手が設立 オリックス不動産 GLP・・・シンガポール物流開発大手が設立 日本ロジステックファンド・・・三井物産系 野村不動産マスターファンド Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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ホテル型 ホテル 訪日外国人やレジャー需要 ジャパンホテルリート 星野Rリート インヴィンシブル(住宅とホテル)
ホテル 訪日外国人やレジャー需要 ジャパンホテルリート 星野Rリート インヴィンシブル(住宅とホテル) Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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REIT型ファンドの方が人気 空室率 低いほど良い 賃料水準 金利 急上昇は下落要因
空室率 低いほど良い 賃料水準 金利 急上昇は下落要因 2014年10月末 REIT型ファンド純資産残高10兆6000億円。 利回りは 株式<REIT<REITファンド 主要3タイプ米国REIT 4兆2000億円 グローバルREIT3兆 5000億円(配当利回り 3.7% 2014/10末) 国内REIT2兆 6000億円(3.3%) 分配金だけでなく基準価格の上下も加えたトータルリター ンという考え方で実力をみる。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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相場状況 REIT指数の推移 REIT売買代金の推移 2014年4月末 時価総額7兆8000億円 45銘柄
2014年4月末 時価総額7兆8000億円 45銘柄 時価総額順位 1)最大手日本ビルファンド 7977 億円 2.8% 2)ジャパンリアルエステート 6702億 円(保有物件1兆743億円) 2.8% 3)日本リテール ファンド 4736億円(同8300億円) 4.0% 4)ユ ナイテッドアーバン3651億円 3.6% 5)日本プ ロロジスリート 3369億円 3.4% Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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日本不動産投資 海外富裕層 東京ですら香港、ロンドン、台北、シンガ ポール、上海に比べて割安とされる
海外富裕層 東京ですら香港、ロンドン、台北、シンガ ポール、上海に比べて割安とされる 海外企業(ファンド GEキャピタルリアルエステート、 セキュアキャピタルインベストメントマネジメント、 アンジェロゴードンインターナショナルエステート 仏アクサグループ)調査会社ジョーンズラングラサー ル) 円安も背景 金融緩和による資金調達の容易さ 割安感 2013年~14年の商業用不動産取引額 年4兆円規 模 2010~12年の倍水準 2006-07年並み 訪日外国人によるインバウンド消費(約2兆円) Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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REIT 金融緩和期待 地価値上がり気配と高い利回り 都心の オフィスビル空き室率低下(背景には供給の一巡 古い ビルの賃料引き下げ)
金融緩和期待 地価値上がり気配と高い利回り 都心の オフィスビル空き室率低下(背景には供給の一巡 古い ビルの賃料引き下げ) 運用難に悩む地方銀行に個人、海外投資家が加わる 東 証REIT指数は続伸中(2012年11月20日に東証REI T指数1065.16 年初には840-830 1 -3月に急上昇。980超えのあと5月に急落。6月初旬 に900割れ) NAV倍率は1倍回復が増える(2012年11月)2013年3 月には1100回復が予測される 投信と同様に公募型と、機関投資家向けの私募型(非上 場 長期間 安定利回り)とがある。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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配当利回りの高さ 東証一部2.4%に対して上場REITは4.9% (2012年11月中旬)(2012年9-10月頃は5%台)
REITへ直接のほか 国内REITで運用する投信に8255億円 (2012年11月20日) 東証REIT全体の時価総額が4兆1200億円(2012/11) 2013年9月末7兆円 2000年の投信法改正で認められ 2001年に日本では始めて 東京証券取引所上場。 金融庁が進めている投資信託法改正でREITの自己投資口買い (企業の自社株買いに相当)解禁との見方。転換法人債発 行の解禁もどうなるか。海外不動産の取得自由化。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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2013年 2013年年内は利益確定売りが出やすい状態 物件調達のための公募増資も多い
13年9月末都心のオフィス空き室率7.9%(8%) 低下し たが依然高い 6%台に下がれば貸し手優位で賃料増加分 配金上昇の好循環 13年10月末には7.56%とさらに低下 4年4ケ月ぶりの 低水準 利便性の高いビル 耐震性の高いビルが人気 新築の大 型ビルが人気 REIT指数は9-10月と上昇(1300→1500近くま で) 金利の低下もあり 長期金利との差3%台を維持 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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REITをめぐる議論 国内REITの保有物件の7割が東京 東京五輪効果(アベノミクスの4 本目の矢)に期待
2013年4月の活況(1600超え)のあと5月半ばに値崩れ2013年6月に むけて一度は大きく値を下げる(1300割れ) 9月には五輪効果で一時1500を回復。その後は1500を超えない ボックス相場 2016年問題の浮上 デフレ局面 住宅系REIT 優位 NAV倍率1倍超は割高 ↓ 景気改善により 住宅からオフィスにシフト NAV倍率1倍超でも値上がり期待の反映とも取れる Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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REITの弱点 手元資金が十分でなく借入に依存している場合 金利上 昇に弱い 金利上昇を賃料引上げでカバーできなければ。
手元資金が十分でなく借入に依存している場合 金利上 昇に弱い 金利上昇を賃料引上げでカバーできなければ。 一般に5割を借入+投資法人債(社債) 不動産価格が上がると、不動産を取得しても高値で利回 りが低下することになる。賃料があがればよいのだが。 賃料が上がるかどうか。空室率は減少するも、賃料が上 がらない。 不動産会社の不動産売却の受け手の側面 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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J-REIT 日本版不動産投資信託 JREIT投資法人:配当可能利益の90%超を分配することで法 人税がかからない仕組み→株式会社に比べ投資から得られる分配金 が多いとされる。株式に比べて不動産の賃料収入は安定している。 金利低下で分配金押し上げ効果。 不動産取得費用の4-5割は借入。レバレッジ効果を上げる。 不動産会社と連携。業務[資産運用委託)を不動産会社に外部委託 (アウトソーシング)している側面もある。 JREIT:不動産証券化商品であり上場商品である。 REITは株式同様、取引所で日々売買されている JREIT投信 少額から分散投資ができる利点がある 東証REIT指数に連動した投信もある。 2001年9月上場第一号 2013年10月2日現在41銘柄 時価総額約7兆円 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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大型REITの相次ぐ上場 大型上場 11月28日 大和ハウスリート投資法人
大型上場 11月28日 大和ハウスリート投資法人 12月にはシンガポールの政府投資公社系 のREITの上場が決定 さらにイオンが組成するRE ITも上場へ(2013年11月) 住宅系REITに比べ出遅れていたオフィス商業系RE ITの値上がり目立ち(2012年10月) 物流系プロロジスの上場(2013年2月) 値上がりすると利益確定売りがでるのはリートも同じ。 一部は利回り低下。オフィス賃料はない低迷。テナント 需要の本格回復はまだなど冷静な声もある。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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REIT組成 組成する側の事情 REITを組成 機関投資家などから資金を集める 自社不動産などを本体から切り離して開発進める
REIT組成 組成する側の事情 REITを組成 機関投資家などから資金を集める 自社不動産などを本体から切り離して開発進める 2010年以降 私募REITの組成が始まった。上場されていないこ とが投資家の一部には歓迎される状況がみえる。 公募 私募 不動産ファンドの比較 オフィスビル 店舗 住宅 最近では 物流施設 ホテルなど 政府は介護や医療施設専門のREITを解禁する方針 ヘルスケアREIT (2013年10月現在) 2013年の売買 海外投資家46% 個人25% 投信と銀行が 11%ずつ Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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価格変動の回避 不動産価格低迷時 不動産を固定資産に振り替えることで 損失計上回避(不動産関連企業 REITなど)
棚卸資産 決算期ごとに時価と簿価を比較 差額を損失 計上 固定資産 減損会計 損失計上を回避できることもある 私募REIT 購入売却とも年2回程度しかできない 流動 性低い 値段は不動産鑑定による 利回り重視の年金基 金 金融機関は 価格変動が小さいことも魅力 上場REIT 価格変動大きさが流動性が高いともいえる Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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REITの投資対象と特性 オフィス賃料 2014年以降上昇基調 テナントとの契約期間 が短く 景気の影響受けやすい
オフィス賃料 2014年以降上昇基調 テナントとの契約期間 が短く 景気の影響受けやすい 商業施設賃料 都市部は5年程度 郊外は20年程度で安 定 住宅 契約期間は2年程度で短いが需要は安定的 物流施設 ネット通販により継続的需要拡大 老人ホームなどヘルスケア施設 サービス付き高齢者向 け住宅 15年6月末の構成 オフィス43.4% 住宅20.4% 商業施 設17.9% 物流施設10.3% ホテル4.0% その他4.0% Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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REIT相場 2015年に入り軟調 REITの利回り3%強 株式の2倍(2015年6月) 株式に比べて価格が安定・・・賃料が安定しているため
REIT相場 2015年に入り軟調 REITの利回り3%強 株式の2倍(2015年6月) 株式に比べて価格が安定・・・賃料が安定しているため 株価下落局面でREITへの投資が増え側面 金融緩和局面で実物投資の代替の側面 長期金利上昇局面で相場下落リスク 小口から買える 2015年に入り相場は軟調 の間を変動(背景に ある公募増資)2014年当初 から後半上昇 内部留保むつかしく公募増資する宿命があるのかも Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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レジャー需要+訪日外国人の増加 ホテル活況
オフィスビル空室率低下続く(2014年9月) レジャー需要+訪日外国人の増加 ホテル活況 REIT指数 2014年4月以降 上昇基調 1450辺りから 1600台回復(14年6月 2013年6月以来の高値へ 8月5日 年初来高値 予想分配利回りは低下 年率3.4% 10年国債利回り0.515%を3ポイント上 東証1部株式配 当利回りは1.9%) 地銀など銀行が買っているとのこと(最大の買い手) 8月末まで上昇続くが9月に入り軟調。 2014年9月には下落場面 9月9日5日連続下げ 。背景 投資家が期待する3%スプレッドを割り込 む場面増えたことが原因。 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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投信の対象としてのREIT投信 代替投信の中で安定している。東証REIT指数以上の伸び を実現している。 分散投資効果が得られる
野村J-REITファンド 野村J-REITオープン 三菱 REITオープンなど REITを主な運用対象とする代替型投信 Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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MLPmaster limited partnership
米国上場の金融商品 MLPを組み入れて運用するものが急増 天然ガスのパイプライン(MLPの8割がパイプライン事 業) 貯蔵施設などのエネルギー関連インフラの利用料を 収益 エネルギー版REITと呼ばれる 資源インフラ 中小規模の未上場企業に投融資するBDC business development companyとともに投信の投資先として注目 される。法人税非課税の絡みで投資家に多くを還元 配当金の39.6%を上限とする源泉徴収課税 米国株へ の投資配当への10%源泉徴収課税より高い税率 20% 前後のリターン(14年10月段階) Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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米国エネンルギーMLPオープン(国際投信) 2014年後半から逆風
代表格 野村ドイチェ高配当インフラ関連株投信 野村ア セット 2010年10月設定 2014年8月末で1兆 532億円 運用成績直近1年で31.6% あるいは 米国エネルギーMLPオープン 米国エネンルギーMLPオープン(国際投信) 2014年後半から逆風 米国天然ガス価格下落 原油(1バレル50ドル割れ 1 5年1月6日48ドル割れ 米国の金利も低下1.88% 日本では一時0.265% 14年6月のピークの半分以 下) 石炭価格も下落 国際商品価格下落 生産国は歳入 減 消費国には経済押し上げ効果(物価安定効果 201 5年1月段階) Copyright: Hiroshi FUKUMITSU
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