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Published byつかさ はにうだ Modified 約 7 年前
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仙台市地球温暖化対策 推進協議会について -市民・事業者・行政の協働に よる地球温暖化対策の実践- 2003年10月28日 仙台市
仙台市地球温暖化対策 推進協議会について -市民・事業者・行政の協働に よる地球温暖化対策の実践- 2003年10月28日 仙台市 環境都市推進課 岡崎 博 仙台市環境局環境都市推進課の岡崎でございます。市民・事業者・行政の協働で、地球温暖化対策に取り組んでいる、仙台市地球温暖化対策推進協議会についてご報告させていただきます。
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仙台市 City of Sendai 仙台市の概況 気候(2002年) 人口 年間平均気温:12.2℃ 1,022,66人
最高気温:35.6℃ 最低気温:-7.3℃ まず、仙台市の概況についてですが、仙台市は日本の東北地方の東南、宮城県の中央部に位置する都市です。 市の人口は現在約102万人で、日本全国で12番目に多く、東北地方の政治、経済、交通、文化等の発展の中心的役割を担っている都市です。 大都市でありながら、西は奥羽山脈に連なる山々に囲まれ、東は太平洋を望むという豊かな環境に恵まれるとともに、清流として知られる広瀬川やケヤキ並木の美しい市街地など、緑に包まれた美しい「杜の都」として知られています。 この良好な環境を背景に、仙台市では、環境保全に積極的に貢献する循環型のまちづくりを進めております。 ※「杜の都」=“City of Trees” 人口 1,022,66人 (2003年8月1日推計人口)
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仙台市の地球温暖化対策の枠組 「地球温暖化対策推進計画」に基づいて施策を展開している
1995年9月に策定したが、2002年5月に計画を改定した。 本計画は、杜の都環境プラン(仙台市環境基本計画)とともに、仙台市のローカルアジェンダ21としての位置付けを持つ。 仙台市の地球温暖化対策の枠組みについてですが、「仙台市地球温暖化対策推進計画」に基づいて展開しております。 この計画は、1995年に策定されたものですが、昨年5月に全面的に改定しました。仙台市では、杜の都環境プラン(仙台市環境基本計画)と共に、ローカルアジェンダ21として位置付けられるものです。 ※「杜の都環境プラン」=“City of Trees Environmental Plan”
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新たな目標の設定 仙台市では・・・ 2010年度において本市における 温室効果ガスの市民一人当たりの排出量を 1990年度比で7%削減する
京都議定書(1997年12月) 温室効果ガスの排出量を2012年までに 1990年レベルに比べて6%削減する 仙台市では・・・ 2010年度において本市における 温室効果ガスの市民一人当たりの排出量を 1990年度比で7%削減する 地球温暖化対策については、1997年の京都議定書において、温室効果ガスの排出量を2012年までに1990年レベルより6%削減することを約束し、昨年6月これを批准したことは皆さんご承知の通りです。 仙台市地球温暖化対策推進計画の改定に当たっては、京都議定書における国の目標値を見据え、世帯数の増加や人口増などを考慮して、2010年度において市民一人当たりの温室効果ガス排出量を1990年度比で7%削減する、という目標を設定しました。
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重点的に取り組む対策 ①家庭・企業における省エネルギーの推進 ②太陽光発電など自然エネルギーの有効利用 ③自動車に過度に依存しない社会の形成
①家庭・企業における省エネルギーの推進 ②太陽光発電など自然エネルギーの有効利用 ③自動車に過度に依存しない社会の形成 具体的には・・・ ①仙台市地球温暖化対策実行計画 ②学校等への太陽光発電施設の設置 ③仙台市地球温暖化対策推進協議会の設立 地球温暖化対策を市民・事業者との協働のもとに推進するため、温室効果ガスが急激に増加している民生・家庭、民生・業務、及び運輸の3つの部門それぞれの対応を重視し、次の3つの重点的な取組目標を設定しております。 1点目は、家庭・企業における省エネルギーの推進、2点目は、太陽光発電などの自然エネルギーの有効利用、3点目は、自動車に過度に依存しない社会の形成です。 これら目標に対する具体的な取組みの柱として、次の3つの施策を行っております。一つは、仙台市地球温暖化対策実行計画、一つは、学校等への太陽光発電施設の設置、そして最後に仙台市地球温暖化対策推進協議会の設立です。
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具体的な取組① 仙台市地球温暖化対策実行計画
仙台市地球温暖化対策強化方針 地球温暖化対策強化日の設定 ①公用車使用の自粛 ②階段利用の励行 まず、仙台市地球温暖化対策実行計画についてですが、仙台市は、市自らが本市域の大規模な事業者・消費者であること、及び市民、事業者に対し、地球温暖化対策を率先的に取り組むべきであるとの判断から、この計画を定め、市の事務事業の実施に伴う温室効果ガス排出量を2005年度において1999年度より4%減らすこととしています。 この計画に基づいて要綱を策定し、温暖化対策を率先して行うための推進体制を整備するとともに、2003年度において重点的に取組むべき事項をまとめた「地球温暖化対策強化方針」を策定しました。この中では、地球温暖化防止に向けた市職員の行動レベルアップのため、毎月第1水曜日を「地球温暖化対策強化日」に指定し、次のような取組みを強力に行うこととしました。 1つ目は、公用車の使用を控え、徒歩、自転車、又は公共交通機関を利用すること。2つ目は、エレベーターの利用を控え、階段を利用するよう努めることとしております。
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市内小学校を中心に、28施設に太陽光発電施設を設置
具体的な取組② 太陽光発電の普及 市内小学校を中心に、28施設に太陽光発電施設を設置 発電量やその仕組みについて児童・生徒が学ぶことができる表示パネルを併設 具体的な取組みの2つ目は、太陽光発電の普及です。 仙台市では、2002年度末までに、市内の小学校や市民センター、児童館など28施設に、1施設当たり10kwの太陽光発電施設を設置しています。 この太陽光発電システムでは1か所当たり一般家庭2、3軒分の年間消費電力に相当する約1万kWhを発電しており、それによる効果は二酸化炭素で約3,500㎏の削減が見込まれています。 各学校では、発電量を表示パネルやパソコンで見ることができるようになっており、「地球にやさしい新エネルギー」として環境教育・学習に役立てることができます。また、子供たちが、パソコンを通して太陽光発電の仕組みを学べるようにCD-Rを作成し、市内全小学校に配付しています。 仙台市立松陵小学校 (2000年度設置)
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仙台市地球温暖化対策推進協議会 3本目の柱である仙台市地球温暖化対策推進協議会は、地球温暖化対策推進計画を、市民・事業者・行政の協働により推進するための核となる組織として、2002年11月に設立されました。 この協議会は、これまでに4回の全体会議を開催したほか、次の3点の活動を行っております。1点目は、省エネルギーや、エコドライブの普及など、取組み効果の高いモデル事業の実施です。2点目は、地球温暖化対策を総合的に推進するための情報交換や普及啓発。3点目は、温室効果ガス排出量のセルフチェックなど、取組み状況を把握して次への取組みへと繋げていくことです。
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仙台市地球温暖化対策 推進協議会の特色 構成メンバー モットー 地域団体 事業者 NPO 学識経験者 行政機関 「行動し、実践する」
仙台市地球温暖化対策 推進協議会の特色 構成メンバー モットー 地域団体 事業者 NPO 学識経験者 行政機関 「行動し、実践する」 「アイディアを実験に、 実験を本格的な実践 に」 「独立の市民組織」を目指す この協議会の構成メンバーは、地域団体、事業者、NPO,学識経験者、行政機関など20名となっており、機動的に、また柔軟に取組みを進めていくため、次の特徴を持っています。 1つ目は、協議会及び委員が所属する各組織が、実際に行動を起こし、実践していくこと。 2つ目は、市民、事業者などが持つアイディアを発掘し、情報提供や調整を行いながら実践へと広げていくこと。 3つ目は、市の附属機関から独立して温暖化対策推進の専門組織として拡大し、強化していくことです。
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協議会の活動実績① 仙台市との協働実施事業
①温暖化防止セルフチェックシート ②省エネナビモニター ③交通安全協会によるアイドリングストップ啓発 ④太陽光発電設備を使った小学校の取り組み それでは、仙台市地球温暖化対策推進協議会のこれまでの取組みについて、仙台市との共同実施事業、イベント・キャンペーン、事業所・NPOの独自の取組みの3点からご紹介いたします。 まず、仙台市との共同事業ですが、主な取組みはこちらの6つになっております。 温暖化防止セルフチェックシートは、関係する連合町内会約300世帯で今年5月、6月の2ヶ月間、電気・ガス等のエネルギー使用量のチェックを行いました。 省エネナビモニターは、家庭内に取り付け電力使用量を表示するものですが、委員の所属する生活学校においてメンバーが機械を設置し省エネに取組んでおります。 交通安全協会によるアイドリングストップ啓発は、委員が関係する交通安全協会が、春と秋の交通安全運動及び主催イベント等の際に、アイドリングストップを啓発するパンフレット等を配付して呼びかけを行っております。 太陽光発電設備を使った小学校の取組みは、委員が校長をしている小学校において、太陽光発電施設を設置したことを契機に、太陽光発電や電気の作られ方などを分かり易く学ぶことができる出前講座の実施の他、授業やクラブ活動での利用、職員やPTA、地域住民への啓発などに利用していくこととしています。 協議会ホームページでは、これまでの会議の議事録、取組み事例などあらゆる面から協議会について紹介しています。 協議会だよりの発行は、委員の活動状況や様々な情報を共有し合うために、事務局が定期的に発行しているものです。 ⑤協議会のホームページ作成 ⑥協議会だよりの発行
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協議会の活動実績② イベント・キャンペーン
①市民フォーラム「み んなで取り組む地 球温暖化対策」 (6月13日開催) ②夏の地球温暖化防 止行動PRキャンペー ン(8月~9月開催) ③シンポジウム「みん なでストップ!杜の 都の温暖化」 (10月8日開催) また、協議会とその活動をPRすることで市民・事業者の温暖化対策の取り組みがより拡大することを目的に、これまで次のような主催イベント、キャンペーンを行ってきました。 まず、今年6月に、環境省、東北電力、宮城県と共同で、「エコ・パートナーシップ2003」を行い、その中で、協議会主催の市民フォーラム「みんなで取り組む地球温暖化対策」を開催しました。ここでは、主に市民レベルで活動している方々をパネリストとして、温暖化対策を意識した生活の実践例の紹介や、それによるCO2削減量のめやす、市民一人ひとりが具体的な行動を起こすことの重要性などを訴えました。 8月~9月に行った夏の地球温暖化防止行動PRキャンペーンでは、車のエアコン使用による過度なアイドリングをストップし、また事務所や家庭などではエアコンの設定温度を28℃にし、軽装で過ごすことを呼びかけました。 10月8日には、シンポジウム「みんなでストップ!杜の都の温暖化」を開催し、ここでは協議会活動1周年のまとめとして、各委員がこれまで取組んできたことを市民に紹介し、温暖化対策の重要性を訴えるとともに、仙台市の温暖化対策をリードする組織としての協議会の存在のPRを行いました。
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協議会の活動実績② 事業所・NPOの取り組み
①みやぎ生協 ②東北電力 ③(社)宮城県トラック協会 ④MELON ⑤けやきオフィス町内会 また、協議会の委員がそれぞれの組織で独自に行っている活動についても、協議会で取り上げてPRしておりますので、その中からいくつかをご紹介いたします。まず、みやぎ生協は、環境に配慮したくらしを推進するため、店舗駐車場に紙類回収庫を設置して古紙回収などを行っております。 東北電力は、電気事業者として、省エネのポイントについて広報誌やCM等でPRしたり、電力検針票の裏面に、電力使用量からCO2排出量を求める計算式を掲載するなどの取組みを行っております。 社団法人宮城県トラック協会では、ラジオCMを通じてアイドリングストップを広く呼びかけたり、冬季における車内仮眠時にアイドリングせずに暖が取れる蓄熱マットの導入などを行っています。 NPO法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)では、環境家計簿CD-ROMモニターの実施、電気製品の個別の電力量を測定するワットアワーメーターの貸し出しなど多くの事業を行っています。 けやきオフィス町内会では、事業所から燃えるごみとして出される紙ごみをリサイクルするため、独自の回収袋により回収事業を行っています。
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地元新聞、フリーペーパー(ミニコミ誌)を
協議会の今後の展開 仙台市地下鉄、仙台市営バスを利用した 広報活動(平成15年12月) 地元新聞、フリーペーパー(ミニコミ誌)を 利用した広報活動(平成16年1~3月) 仙台市地球温暖化対策推進協議会の紹介は以上ですが、今後、協議会は、委員それぞれの取り組みを推進するとともに、仙台市の地球温暖化対策の核となる組織としてそれ自体のPRを推進していきます。 まず、地球温暖化防止月間である12月は、仙台光のページェンントなども行われ、街が賑わうシーズンですが、市内を走るバス及び地下鉄のボディ広告等で温暖化対策をPRし、市内を温暖化対策一色に染めようと計画しています。 また、それに引き続き来年の1月から3月には、地元の新聞やフリーペーパー数種類を利用して、協議会活動について広告していくこととしています。 そして、来年度からは、様々な活動主体を巻き込んで組織的な充実を図りながら活動を広く展開し、仙台市の市民・事業者が取り組む地球温暖化対策をより一層推進することとしております。 ご清聴ありがとうございました。 独立化(平成16年度)
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