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平成26年11月27日 株式会社ジェイエイフーズおおいた FSチームリーダー 河野 重徳
FSSC22000取得事例 平成26年11月27日 株式会社ジェイエイフーズおおいた FSチームリーダー 河野 重徳
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発表内容 工場概要・沿革 FSSC22000の構成 認証取得の目的 認証取得までの取組み 取得に関して苦労した点 取得後の効果 今後の取組み
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工場概要 ■所在地 大分県杵築市大字本庄1453番地の1 ■創立 昭和47年11月(会社設立は平成3年12月)
■所在地 大分県杵築市大字本庄1453番地の1 ■創立 昭和47年11月(会社設立は平成3年12月) ■事業内容 果菜の加工・搾汁、清涼飲料水の製造、販売 ■資本金 4億9千3百万円 ■従業員 175名(平成26年4月1日現在) ■敷地面積 57,220㎡ ■建物面積 25,351㎡
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沿革 昭和47年11月 国の果実加工需要拡大緊急対策事業により、大分県果実農業協同組合連合会杵築工場として操業開始 搾汁ライン、ビンライン、缶詰ライン製造開始 昭和49年11月 原料処理施設、搾汁施設の増設 昭和52年12月 粒入りジュース充填ラインの新設 昭和59年12月 ドラム無菌充填設備の新設 平成3年4月 缶ラインへ全自動殺菌冷却レトルト施設の導入 平成3年12月 株式会社ジェイ工イフーズおおいた発足 平成5年5月 野菜搾汁開始 平成13年3月 ボトル缶ライン(ペットボトル兼用)新設 平成15年2月 HACCP(総合衛生管理製造過程)認証 平成15年3月 残滓物堆肥工場増設 平成17年2月 第2ボトル缶ライン(レトルト、固形物充填)新設 平成24年4月 ボトル缶・ペットボトル兼用ラインに固形物充填設備を増設 平成25年12月 FSSC22000(食品安全マネジメントシステム認証)及び ISO9001(品質マネジメントシステム認証)を取得
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主力商品 全23商品
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FSSC22000の構成とは・・・ ISO/ ISO22000 TS22002-1 HACCP (一般衛生管理を 強化し明確化) システム
強化し明確化) システム マネジメント 相互 コミュニケーション HACCP 追加要求事項 前提条件 プログラム
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• 経営の視点から仕組みを改善するという概念 • 従来のHACCPでは不十分であった • PDCAサイクルによる継続的な運用 • 組織内での食品安全の情報伝達 • 他の組織(仕入先、加工委託先、協力会社、顧 客、消費者、監督官庁)とのコミュニケーション システムマネジメント 相互コミュニケーション
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HACCP 予め想定されるハザード(生物学的、化学的、物理的)の発生や 増殖を防ぐための予防を中心とした管理手法 7原則/12手順
7原則/12手順 • HACCPチームの編成 • 製品の記述 • 意図する用途の特定 • フローダイヤグラムの作成 • フローダイヤグラムの現場確認 • 《原則1》ハザード分析の実施 • 《原則2》重要管理点(CCP)の決定 • 《原則3》許容限界の設定 • 《原則4》各CCPのモニタリングシステムの確立 • 《原則5》モニタリングにより特定のCCPが管理状態でないことが示された 場合にとる修正の確立 • 《原則6》 HACCPシステムが有効に機能していることの検証手順の確立 • 《原則7》上記の原則とその適用が適切に行われていることを示す、全ての 手順や文書・記録の確立
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前提条件プログラム 具体的な内容の記載はなく、組織の規模・業態・ 取扱い製品によって異なる a. 建物・関連施設の構造・配置 b. 作業空間・構内の配置 c. 空気・水・エネルギー等の供給源 d. 廃棄物・排水処理 e. 設備の適切性、清掃・洗浄・保守・予防保全のしやすさ f. 購入資材、廃棄物、製品の取扱い管理 g. 交差汚染の予防手段 h. 清掃・洗浄、殺菌・消毒 i. 防虫防鼠 j. 要員の衛生
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認証取得の目的 ブランドオーナーの要望に応える (コカ・コーラ、サントリー、ネスレ日本、他) 品質の向上、食品安全の強化を図る
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食品安全方針 『次工程はお客様 愛されるもの創り』
外部コミュニケーションによる満足されるもの創り 要求事項遵守による信頼されるもの創り 食品安全方針熟知による与えられた責務の遂行 マネジメントシステムの構築とその維持管理及び改善
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認証取得までの取組み H25年1月 1. 年間の活動スケジュール作成 2. 食品安全チーム(HACCPチーム)編成
1. 年間の活動スケジュール作成 2. 食品安全チーム(HACCPチーム)編成 3. 食品安全マニュアルの作成開始 4. HACCP文書・記録との照合 H25年2月12日 トップマネジメントによるキックオフ宣言
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H25年2月 1. 食品安全目標の設定 2. ISO22000の基礎研修会 3. ISO構築担当者理解度テストの実施 H25年3月 1. ISO22000及びISO/TS の現状調査 結果の対応 2. HACCP基礎と応用編研修会
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H25年4月 FSSC22000 内部監査員コース受講(2日間) 1. ISO22000及びISO/TS の対応進捗 2. 食品安全マニュアルの作成進捗 3. 製品説明書・原料規格書・製品に接触する材 料の情報整理/ハザード分析への活用 4. HACCP原則の進捗確認 (フローダイアグラム、QC工程表、ハザード 分析リスト、CCP整理表、等) 5. 教育・訓練の仕組みについて 6. 内部コミュニケーション 7. 内部監査の準備について
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H25年5月 1. 内部監査の実施 目的:ISO規格の構築状況の確認と文書及び 記録の確認 基準:ISO22000、ISO/TS 範囲:原材料受入から製品出荷まで 2. 内部監査のチェックリストについて 3. 内部監査の進め方について 4. 是正処置要求書/是正処置報告書
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H25年6月 1. 内部監査結果報告・是正処置要求書/回答書 内容の確認 2. 食品安全マニュアル変更箇所の確認 3. 是正処置内容に対する進捗の確認と文書化 と記録の確認 4. 教育・訓練の仕組み運用状況 5. HACCP原則の資料の進捗確認
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H25年7月 日 第1段階認証審査の受審 2. 認証審査指摘に対する対応 3. FSSC22000 Ver3による要求事項について H25年8月 1. 食品安全マニュアルの検証の為、コンサル タントによる内部監査の実施
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H25年9月 1. マネジメントシステムの構築状況の確認 及び第2段階審査に向け最終確認 2. 審査焦点エリアであるPRPの状況確認 日 第2段階認証審査(本審査)の受審 H25年11月 1. マネジメントシステムを構築・維持していく ために必要な内部監査員の力量の強化及び、 要員の教育・訓練の方法について考察 2. 内部監査員の力量アップトレーニング
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H25年1月 取組み開始 H25年2月 キックオフ H25年7月 第1段階認証 審査 H25年9月 第2段階認証 審査 H25年11月 審査指摘 是正計画書提出 H25年12月 FSSC22000 認証取得
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H26年6月 コンサルタントによるFSSC22000 内部監査員 養成研修(2日間) H26年7月 26年度 内部監査の実施 H26年9月 FSSC22000 第1回定期監査の受審
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取得に関して苦労した点 2月にキックオフを行い、7ヶ月後の9月に認証審査を行うスケジュールとなったため、必要とする資料の作成に時間が無かった。 (FSSC22000とISO9001の2種同時の認証取得) 事務局員は社員からの選出で、実務を持っている。日常業務で時間が取れず、資料作りが進まなかった。
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ISOの要求事項が、何を要求しているのか非常に解り難い。コンサルタントによる勉強会に力を入れた。
⇒ 教本は100回読むように指導を受ける。 また、内部監査員についても実践形式での教育を 実施し、監査のやり方についても研修を受けた。 (監査会社による研修及びコンサルタントによる研修) 要求事項が理解できてなく、食品安全マネジメントマニュアルが教本の写しの様になり、具体的な運用が解らないものとなった。 PRPとして実施しなければならない事が、なかなか現場レベルまで正確に伝わらない。 ⇒ 従業員に対する研修会を2回実施。
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取得後の効果 手順の文書化により体系づけられたため、自らの業務の位置や役割、必要事項等が明確になった。
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フードディフェンスの取組みが進んだ。(機密場所へのドアの施錠管理、監視カメラの増設)
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今後の取組み 製品の安全性を証明できる体制作りを更に進める。 従業員教育を充実させ、“質”の向上を目指す。
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ご清聴ありがとう御座いました。
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