～ ストラック図表（未来会計図表）の見方① ～

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1 ～ ストラック図表（未来会計図表）の見方① ～
ストラック表は、会社の損益構造を図で表してくれます。つまり売上高から変動費を差引いた限界利益が固定費と利益に、 この粗利益の中で固定費をまかなうことが出来なければ、会社は赤字になります。 【変動費】 売上の増減に伴って変動する費用 、材料費、商品仕入高、外注費など があげられます。 各用語の説明 【変動比率】 変動比率とは、売上に対する 変動費の割合です。 変動比率＝変動費÷売上高 固定費】 売上が増減しても変動しな い費用です。例えば、役員 報酬、従業員給料、地代家 賃、支払利息、減価償却 費、などがこれに含まれま す。 これらをF1人（人件費）、F2 物（経費）、F3物（減価償却 費）、F4金（金利）、F5戦略 費（未来経費）にわけてい ます。 累計 （単位：千円） 変動費（ＶＱ） 　　　VQ…Variable　Quantity 　　　　Ｖ（変動比率） 売上高（ＰＱ） F１ 【売上高】 単価（P）×販売量 （Q) 貴社の売上高です。 人（人件費） 　　　f F２ 物（経費） 固定費　（F) F３ 物（減価償却費） 　　　　　F…Fixed　Cost F４ 金（金利） お客様の数を増やす ｍ（限界利益） ｆ／ｍ Ｆ５ 戦略費（未来経費） 【損益分岐点比率】 この数値が最も重要な指標 のひとつです。FM比率が 100％を超えれば赤字で す。 ↑Ｐ…Ｐｒｉｃｅ：販売単価 限界利益（MQ) ↑Ｑ…Ｑｕａｎｔｉｔｙ：販売数 経常利益（G) 【限界利益】 売上から、変動費（原材料 など）を差引いたものです。 （一般的に限界利益と呼ば れています。）つまりこれが 貴社の付加価値になりま す。 　　ｇ（経常利益率） 　　 G…Gain　　 【経常利益】 限界利益から固定費を 差し引いた物です。 労働分配率　＝ 損益分岐点売上高＝ 【損益分岐点売上高】 損益分岐点売上高とは、利 益が「０」になる時点の売上 高のことです。 固定費÷限界利益率 【経常利益率】 売上高の中に占める経常利 益の割合です。 【労働分配率】 労働分配率とは粗利益の中に 占める人件費の割合です。 労働分配率…F1÷MQ 賃金の生産性の指標ではなく経 営の人的枠組み

2 ～ストラック図表（未来会計図表）の見方③～
＊数字の背後にある現実を探れ ＳＴＲＡＣとは…「戦略会計｣　Ｓtrategy　・ Ａcconut の造語です ①　G　　（Gａｉｎ）　　　　　　　　　　　経常利益　　　 ②　V　　（Ｖａｒｉａｂｌｅ　Ｃost）　　 　　変動費･単位当たり原価 ③　F　　（Ｆｉｘｅｄ　Ｃｏｓｔ）　　　　　　固定費 ④　P　　（Ｐｒｉｃｅ）　　　　　　　　　　 価格　平均価格・客単価 ⑤　Q　　（Ｑｕａｎｔｉｔｙ）　　　　　　　　数量　販売数・顧客数 ●ＳＴＲＡＣ用語説明 　　　　企業方程式　ＰＱ＝ＶＱ＋Ｆ＋Ｇ ｖ　変動比率　　　f　固定費率 m　限界利益率　　g　　売上高利益率 MQ 付加価値又は限界利益 G ･･ 適正利益の確保 F１ 人　（人件費） ﾊﾟｰﾄ化できませんか？直間比率は？ 価値を生み出す社員教育していますか？ F２ 物　（経費） もう節約できるところは本当にありませんか？ F３ 物　（減価償却費） 設備投資して生産性の向上に努めていますか？ F４ 金　（金利） 国金や市の借入等を利用して金利の低いものに 切り替える努力をしていますか？ F５ 戦略費（未来経費） 広告・教育・研究開発･交際費　ｅｔｃ 強気の仕掛けが常に必要 未来経営はGからスタート ●儲かる会社に転換する　　　　　Gアップ・ＭＱ作戦 　１．ＰｏｒＱ戦略　　　売上高増大の為のマーケテイング競争力強化 　２．Ｖ戦略　　　　　変動費マネジメント 　３．Ｆ戦略　　　　　固定費の削減と財務体質強化 戦略Ｆ ↑・ 経常Ｆ ↓ ●儲かる事業構造になっていますか？ 　１．どこよりも原価を安く抑え,生産性が高いこと 　２．専門化し、他にはない独自性を持ち、差別化すること 　３．マーケットが在り、細分化し、集中攻撃すること