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自動車のリスク 2002.9.15
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リスク リスク=被害の生起確率×被害の重大性 人はいつでも危険を犯している フール・プルーフ、フェイル・セーフ どれだけ安全なら十分に安全か
リスク便益分析
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リスクのコスト リスクの管理を不十分にした弊害は、すぐには顕在化しない リスクのコストを節約したプラスは、すぐに明らかになる
フェイル・セーフは、少しぐらい手を抜いても安全だといっている
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高速道路 速く移動する 安全 経済的利益 事故の死者
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ドライバーの心理 権力をもつことによって、性格が変わる (ジンバード:スタンフォード大学拘置所実験)
カーブを緩やかにすると、自動車はスピードを出す 雪の冬と夏とでは、夏のほうが事故が多い
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リスク・ホメオスタシス説 人間はある一定の量のリスクを受け入れる
そのため、安全な自動車ができると、よりスピードを出したり、ブレーキをかけるのが遅くなる 作り手が、ユーザをコントロールできない
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ジェラルド・ワイルド 個人は様々な活動における“リスクの目標水準”を持っていて、そのリスク水準を達成あるいは維持するように行動を調整する
↓ ↓ リスクの目標値を下げないような安全対策では事故を減らすことができない
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モラルハザード 保険業界の用語 車の損害に全責任を負う場合には、車両保険をかける場合よりもドライブに慎重になる(だから、3万円は免責という条項がついている) 健康保険の医療負担がなければ、通院、処方薬を多く利用する 保険加入の事実が、保険会社の費用負担を増す方向へ行動を変える
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モラルハザード2 事後的な情報格差を機会主義的に利用している 責任ある行動をとっているということを、事後的に識別することが難しい
妊娠した人だけが受け取る保険があれば、その可能性のある人だけが、その保険に入る、それによって、保険が破綻する(逆選択)
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損害賠償 損害は誰かが賠償しなければならない 無過失責任:工場法15条、自動車事故の救済 しかし、お金を持っていないと取れない
保険にしてしまう 責任が曖昧になる
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リスク・コミュニケーション 個人、機関、集団間での情報や意見のやりとりの相互作用的過程
1.リスクの性質についての様々なメッセージ(リスク専門家) 2.リスク・メッセージ、またリスク管理のための法律や制度の整備に対する、関心、意見、反応を表現するメッセージ(一般人)
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禮夫人 中華惣菜のマダムリーは、女社長が味見をして「おいしかった」ので、品質期限切れのものを売っていた
問題発覚日は、デパ地下で張り紙があり、次の日には、別のお店が入っていた 雪印は、チーズを良く知っていたので、品質保持期限を書き直した
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製造物責任法 無過失責任(欠陥があるだけで責任を負う) 製造業者に賠償責任(人工物の安全の責任を社会から委託されている)
エンジニアではない(業者に責任をもたせる)
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