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社会工学における戦略的思考 ダブルオークショングループ 森田 平井 五十嵐 加藤 川村 樋口 肥後 船浪 丸山 矢吹 担当教員:秋山英三

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1 社会工学における戦略的思考 ダブルオークショングループ 森田 平井 五十嵐 加藤 川村 樋口 肥後 船浪 丸山 矢吹 担当教員:秋山英三
資産市場における感情の影響 社会工学における戦略的思考 ダブルオークショングループ 森田 平井  五十嵐 加藤 川村 樋口  肥後 船浪 丸山 矢吹 担当教員:秋山英三

2 株価はなぜ変動するのか? どのように決まるのか?
これまでに大きく分けて以下の説が 考えられてきた 株価はファンダメンタルズによって決まる ファンダメンタルズの変動→株価の変動 e.g.)ファンダメンタリスト仮説    人々の心理的なものに影響を受け動く     e.g.)トレンド、投資家心理、感情

3 先行研究 資産市場実験・・・ファンダメンタリスト仮説へのアプローチ 実証研究は困難(ファンダメンタルズわからないため)
Smith, V. et al.の資産市場実験(1988)    ・・・ファンダメンタルズを定義・明示できる ファンダメンタルズを無視したバブルが発生 仮説は棄却 行動ファイナンス(実証研究)・・・感情の影響へのアプローチ 感情は投資に関する意思決定に影響を与える   (Lo, A. et al.2005) 感情が意思決定に影響する例     天気(Hirshleifer, D. and Shumway, T. 2003)

4 資産市場実験と感情の影響 資産市場実験(被験者経済実験)  取引の実験条件を完全にコントロールできるが、 感情の影響については未だ分析されていない 行動ファイナンス(実証研究)  現実の資産市場では感情以外の様々な要因が  絡んでいる    ⇒感情だけの影響を分析するのは困難  

5 研究の目的 資産市場実験によって、投資家の感情が市場へ与える影響を検証すること 仮説
実験に取り入れやすい・コントロールできる    色についての実験 仮説 赤色:気分を高揚させ、生理的な興奮状態を引き起こす  バブルの規模が大きくなる 青色:冷静な判断力を高め、洞察力・観察力を深める  バブルの規模が小さくなる

6 実験方法① 経済実験用プログラムz-Treeによる ネットワークを用いた株取引実験
基本的な手法はSmith,V.の資産市場実験(1988)に従って行った 被験者18人を9人ずつの2つのグループに分ける 被験者は現金と株を保有 現金と株の初期保有状態は  9人を3人ずつ3つのクラスに  分ける(合計価値は同じ) 各実験の上位3名に賞品の  授与 ファンダメンタルズを配当の  期待値の合計として数値化 15期間 取引する株は1種類 第15期終了時点での保有株は  配当後に価格180で買い取る

7 実験方法② 実験1:対照実験 実験2:色彩効果実験
当日の流れ 実験1(20分) 休憩・ゲーム(10) 実験2(20) アンケート・休憩(15) 実験3(20) 休憩・ゲーム結果(15) 実験4(20) アンケート(5) 実験1:対照実験 両方のグループにSmith,V.(1988) と同じ実験を行う 実験2:色彩効果実験 グループ1:キーボード下に赤い画用紙         取引画面に赤色 グループ2:キーボード下に青い画用紙         取引画面に青色 被験者の所属グループは実験1と同じ 実験後にアンケートを実施

8 実験結果①:グループ1(赤) PA=0.44515 PA=0.50296 +0.05781 バブルの規模(PA)はわずかに大きくなった
被験者9人中5人が、実験中に赤色を意識したと回答 *PA:Price Amplitude(バブルの指標;Duffy 2003)

9 実験結果②:グループ2(青) PA=0.53056 PA=0.24762 -0.28294 バブルの規模(PA)は小さくなった
被験者9人全員が、実験中に青色を意識しなかったと回答

10 考察 赤色を見せた被験者グループ ・・・バブルの規模(PA)にほとんど影響なし 青色を見せた被験者グループ ・・・バブルの規模(PA)が縮小
 市場取引価格は、被験者が意識せずに 受けた心理的影響によって動くことがある

11 まとめ ⇒感情の変化を色について検証  市場取引価格は“潜在的な”心理的影響で 動くこともある
株価変動の要因・・・ファンダメンタルズ?人の心理? 先行研究  -資産市場実験・・・感情の影響は未分析  -行動ファイナンス・・・感情だけの影響は実証研究では              検証困難 ⇒感情の変化を色について検証  ―赤:バブルの規模にほとんど影響なし  ―青:バブルの規模が縮小  市場取引価格は“潜在的な”心理的影響で 動くこともある

12 今後の展望 専業投資家を被験者として集める →色の効果をより明確に知ることができる 日本人以外を対象に行う →色の感じ方には国民性が出るため
被験者を多くし、1期間の時間を長くする →1期間での取引量を増やしより正確なデータを得る この実験を受けたことがない人を対象に行う →経験による学習が結果に影響を与えた可能性

13 参考文献 Smith, V.L. et al., 1988, Econometrica 56:1119-1151
Schaie, K.W.& Heiss, R., 1964, Color and Personality 西田虎一, 1981, 色彩心理学 千々岩英彰, 2001, 色彩学概説 Nofsinger, J.R., 2002, The Psychology of Investing, Third Edition Loewenstein, G., 2001, Emotions in Economic Theory and Economic Behavior Lo, A. et al., 2005, American Economic Review 95:

14 実験1(対照実験)の取引画面

15 実験2の様子

16 Price Amplitude(PA)について
(Asset Price Bubbles and Crashes with Near-Zero-Intelligence Traders, Duffy, 2003) Pt:t期の平均取引価格 Dt:t期のファンダメンタルズ

17

18 実験間のゲームについて お絵かきゲーム  お題:ピカチュウ    カービィ        トトロ  実際に描かれた絵の例

19 Price Amplitude(PA)の比較
対照実験 色実験(赤) 音楽実験 (ローテンポ) PA C114 色実験(青) 音楽実験 (アップテンポ)


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