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訓練に関する4つの役割 訓練運営に関して、大枠で4つの役割があります。 ●訓練統括者(訓練統括者補助)
●訓練統括者(訓練統括者補助) 訓練規定に沿った訓練考案(アイデア・構想)等を出す。訓練の総指揮 ●訓練作成コアスタッフ(院内・院外) アクションカード・フォーマット・各種マニュアル作成担当 訓練統括責任者から出た訓練考案を具現化する役目 症例シナリオ作成担当者 ■プレーヤー 各災害医療コーディネーターや、東京都・区市町村の職員・病院等の当日訓練を受ける人 ■コントローラー 運営者の指示により、プレーヤーに対して状況付与・搬送・患者投入等行う(コントローラー統括・症例統括等の運営者含む)。 外部からの協力者が多い。 訓練運営に関して、大枠で4つの役割がありました。 これから説明していく中で、この言葉が多く出てきます。 ●一つ目は訓練統括者。南多摩の場合は南多摩医療圏災害医療コーディネーターの東京医大八王子医療センター新井先生でした。 区南部は区南部災害医療コーディネーターの今日お越しいただいている吉原先生。 区西部は区西部災害医療コーディネーターの太田先生でした。 訓練統括者になられた先生方が、訓練規定をもとに図上訓練を考案し、準備段階から当日まで進行を指揮する立場になります。 平成25年度は、南多摩医療圏の訓練方法を区南部・区西部でも行った形になりますので、今回の3つの訓練に関して訓練考案者は第1回南多摩医療圏図上訓練を作成された新井先生になっています。 区南部・区西部も訓練のベースは同じですが、それぞれ地域に合わせ変更をかけました。 それらの指揮はそれぞれの訓練統括者の先生方がおこなっていました。 ●二つ目は訓練作成コアスタッフです。今日の私の説明では、この部分を中心にお話しをさせていただきます。 訓練作成コアスタッフは訓練統括者が訓練規定に沿った内容の訓練を考案し、「こんな訓練にしたい」という構想を出してくると思います。 訓練作成コアスタッフはそのアイデア・構想を具現化させる重要な役割りです。 具現化させるということは、完成時には訓練内容を1から把握しているということになるので、訓練当日のコントローラー統括・症例統括も合わせて行っていただくようになると思います。 この役目は当日に急に誰かにやってもらうという事が出来ないので、全てを知り尽くした訓練作成コアスタッフが行う必要があります。 訓練を把握されているのは出来れば一人ではなく、数名で知識の共有を行っていただければと思います。 ●3つ目4つ目の四角印のプレーヤーとコントローラーは、訓練当日に訓練を受ける者と、訓練の為の状況付与や搬送等を行う人たちとして役割分担されています。 訓練の準備に関しては3つ目4つ目のプレーヤーとコントローラーを動かすための準備となります。
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図上訓練準備ついて ① 認識の統一・全体像の把握・スケジューリング ② 注意点の確認 ③ 訓練参加者の役割(プレーヤー・コントローラー) ④ 訓練進行内容の把握 ⑤ マニュアル・アクションカードの作成 ⑥ 当日の必要物 ⑦ 訓練当日の準備 ⑧ 訓練日の行動 訓練準備に関しては、スライド上の8個の項目についてお話し致します。 まず ①の「認識の統一・全体像の把握・スケジューリング」 ごくごく基本的なところですが、訓練の内容をみな同じ認識で進めていかなければ、まとまりのない、内容の薄い訓練内容になる危険があります。 どういった目的の訓練なのかも含め、意識共有したうえで進めることが大切です。 また、いつまでに何を行う必要があるのか、スケジュール管理する必要もあります。とても大切な事項です。 ②の「注意点の確認」ですが、 訓練構想を具現化するときの注意点について。ここはよく私が統括者である新井先生や都庁の藤原さんに怒られたこを中心に説明いたします。 ③は訓練参加者の役割としてプレーヤーとコントローラーについてお話し致します。 ④進行内容把握の為に、私自身おこなっていたことや、アドバイスをご案内します。 ⑤はマニュアルの作成とアクションカードについて ⑥からは訓練当日の準備・行動についてお話し致します。 先程の新井先生の内容が少し重複するかもしれませんが、各項目重要なことなのでご了承ください。
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運営者は、まずはスケジューリング(行程表)から作成を
訓練統括者・運営側全員が認識統一が必要 ①東京都・訓練統括者のミーティング (訓練規定の把握) ②訓練作成コアスタッフのミーティング (訓練の方向性確認) 訓練全体像の把握・共有 (訓練上での医療圏全体が動くイメージをつかむ) 医療圏内の区市町村の地域防災計画で傷病者の流れ・ 区市町村災害医療コーディネーターの動きを把握する 訓練構想の具現化 訓練統括者は運営側と認識を統一したうえで、 コアスタッフに作成開始を指示。 運営者は、まずはスケジューリング(行程表)から作成を まず第一に、何と言っても認識の統一が重要だとかんじていました。 始めは東京都と訓練統括責任者・訓練統括者との話合いがもたれるとおもいます。 最初から運営者もこのミーティングに入るかもしれません。 南多摩・区南部・区西部訓練時においても、訓練統括者と東京都藤原さんとのミーティングは訓練規定の把握から、かなり細かいところまで行ったと聞いています。 その後、訓練統括者から訓練作成コアスタッフへの落とし込みを行い、認識統一の為のミーティングを行っていました。 ※南多摩医療圏の場合は、新井先生と藤原さんが毎日のように連絡を取り合い、その内容を私たちのようなコアスタッフに内容を噛み砕いた上で説明をいただいていました。 作業に関しては 個々の能力を生かして作業を進めることは大切ですが、同じ方向に向かっていない場合、整合性の取れない、何に焦点をあてた訓練なのかわからなくなってしまうおそれもあります。 訓練構想の具現化に向けて、しっかりとした基盤を用意しておく必要があります。 必要なのが、訓練日までのスケジューリングの作成です。ここに関しては実際作成された新井先生や里見さんから説明があるかもしれませんが、いつまでに何をしなければならないのかのスケジュールを立てる必要があります。 南多摩医療圏の時には新井先生から提示されたスケジュールをもとに作業を進めました。 これが無いと、余裕をもって作業出来るのか、寝ずに作業しないと間に合わないのかの判断する基準が難しい状態になります。 私は新井先生から出されたスケジューリングをもとに目安が出来ていたので、作成も計画的にできました。 始めて行うプロジェクトなので、どの程度余裕があるのか、ないのか、スケジューリングがあれば感覚的に把握できます。
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訓練作成時の注意点 訓練作成時の注意点 ※訓練作成・準備に関しては常に訓練考案者である訓練統括者へ 報告・相談を ○訓練の本質からそれないように(訓練内容が薄れないように) ○あまり大規模なものにならない工夫(常に原点に戻り確認を) 多くの事を盛り込み過ぎると制御不能になる危険性あり。 プレーヤーに好条件を与えておいても現場は混乱する。 統括・コアスタッフが各問題に制御できる規模で作成する スケジューリングが終わって、さて実作業に入るわけですが、 訓練を具現化・作成する中で、注意点があります。 私自身、結構思い付きで提案をしてしまい、そのたびに訓練考案者の新井先生や藤原さんから怒られたことです。 訓練作成コアスタッフが陥りやすいことは ●訓練内容を満載にして充実させようとして、いろいろな内容を盛り込もうとする ●いろいろな団体をプレーヤーとして設定し、参加人数が増えすぎ、大規模になりすぎる いろいろなことを計画段階でいっぺんに詰め込み過ぎると、訓練自体の本質や目標が薄れてしまいます。これが一番気を付けなければいけないことだと思います。 認識統一した原点に戻り、何の為の訓練か見直す必要が多々出てきます。 せっかく行政や病院等の多くの人が集まる訓練だから、色々なことを盛り込みたくなるという気持ちもありますが、 内容を盛り込み過ぎると、訓練中の不具合に訓練運営側が対処しきれなくなります。 運営側が対処しきれないということは、不具合が出たまま進行することになり、全体が行き詰って訓練全体が崩壊するのと同じことになる。 新井先生や都庁藤原さんから常々言われていたことは、まずは訓練自体は明確かつシンプルにする必要がある。ということでした。 3医療圏の訓練やリハーサルを重ねるたび、その言葉の意味が分かりました。 実は南多摩医療圏の時に、リハーサルでFAX係のミスがあり、それにより混乱しました。各訓練時に出る諸問題をそのまま放置した場合は、訓練全てを崩壊させる力があります。 人が多いと、勝手なことをやりだす人もいます。そういった想定外のことが、3つだけの医療圏で行ったのですがたくさん発生しました。 それを素早く見極めて、訂正していくのも運営側や、コントローラー統括の役目になります。 あと、3医療圏の訓練を経験してわかったことですが、マニュアルがあって、アクションカードがあって、通信ができて、帳票類がそろっていて、ある程度の人員もいて、 どこからどのような書類が来るかということも分かっていて・・・という、これだけの好条件を準備していても、ほぼ全部の本部系は混乱していました。 混乱の原因は帳票類の書き方とか、FAXの送り先とか、ごく簡単なことも多いので、統括やコアスタッフは、その混乱するであろう理由も予め把握しておく必要があり、訓練を運営するにあたり、プレーヤーやコントローラーへの助言も必要です。 また、非常に大切なことですが、問題への対処は、訓練統括者ではなく、コアスタッフレベルで対応する必要があります。 訓練統括者は、外部から来たお客様への説明、解説、全体の統括があり、小さい問題に対処できる時間はありません。 それだけコアスタッフが守備範囲を広く取っておく必要があります。 まとめとしてはコアスタッフが各問題に制御できる体制を整えておくのと、訓練規定を満たしたうえで、対応できる規模で設定し、準備をしていく必要があります。 そのためにも、訓練統括者と運営側との情報共有や連絡相談は必要になります。
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訓練参加者の役割・行動内容の把握 ●ブースについて 災害拠点病院の病院系がプレーヤーとして訓練に参加する。
●プレーヤーについて 主に東京都・医療圏・区市町村の本部系と、 災害拠点病院の病院系がプレーヤーとして訓練に参加する。 患者の搬送手配や情報連絡体制の訓練を行う。 ●ブースについて 下記が平成25年度行ったプレーヤーとしての代表的なブース ○東京都災害対策本部×1 ○医療圏医療対策拠点×1 ○区市町村災害対策本部 ○災害拠点病院・災害拠点連携病院×参加病院 ○コントローラーブース ※各医療圏により参加人数も規模も違う。※訓練統括責任者が決定する 次に 先程新井先生からも先程説明がありましたが、訓練時には多くの人が参加します。 そのなかで、約9割はプレーヤーとして参加となるとおもいます。 プレーヤーは災害医療コーディネーターや東京都職員・区市町村職員・病院医師・病院関係者等で、決められたブースで訓練に参加します。 そのプレーヤーに対して負荷をかけたり、各種問い合わせに対応するのがコントローラーになります。 それぞれの役目で構成されていますが、どのブースで何をやったか簡単に説明させていただきます。 まずはプレーヤーのブースに関してご説明いたします。 先程ビデオにも出てきて、感覚的ににお分かりだと思います。 会議机等のテーブルをまとめて、ホワイトボードで仕切ったブースを用意します。 それぞれのブースが東京都庁・医療圏医療対策拠点・区市町村災害対策本部・病院であったりします。 ホワイトボードで仕切りを付けているので、隣のブースで何をしているかが確認できなくなっています。 各ブースは違う建物を意味しているので、ブース間の会話は、当然直接の会話はできず、PHSを使った電話やFAXを使い通信を行います。 ブース数は会場の規模や区市町村数、参加人数により代わります。南多摩医療圏はプレーヤーとしては6ブースでしたが、区部の訓練は9ブースとなっていて、参加する区市町村や病院数により変化します。 あまりにも多すぎると、統括側が内容的にも人的にも制御できなくなる可能性があるため、ある程度ターゲットを絞って設置する必要があるかもしれません。 この判断は、訓練統括責任者や訓練統括者により、出席機関をご判断いただくことになると思います。
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プレーヤーブースでの行動内容 各ブースでの行動内容の把握がマニュアルを作るカギにもなります 平成25年度の図上訓練では各ブース下記のような行動を設定し、訓練を行いました。 ブース名 各ブースの行動 東京都災害対策本部 (東京都災害医療コーディネーター) 医療対策拠点被災状況報告書集計(医療圏から上がってきた情報の集計) 医療圏傷病者状況報告書(医療圏からの情報収集) 傷病者搬送要請書(医療圏医療対策拠点からの広域搬送依頼対応) 東京都災害医療コーディネーターによる赤タグ患者受入先のコーディネート業務 傷病者を他県の病院へ広域搬送手配 情報収集・配信 医療圏医療対策拠点 (地域災害医療コーディネーター) 医療対策拠点被災状況報告書を東京都へ提出 医療圏傷病者状況報告書を東京都へ提出 傷病者搬送要請書(区市町村で受けれない赤タグ患者の搬送要請対応) 傷病者受入要請(他の医療圏へ搬送できないか調整) 区市町村被災状況報告書を集計(区市町村からの報告書を集計) 区市町村傷病者状況報告書を集計(区市町村からの報告書を集計) 地域災害医療コーディネーターによる赤タグ患者受入先のコーディネート業務 他医療圏への傷病者搬送を手配 区市町村災害対策本部 (区市町村災害医療コーディネーター) 区市町村被災状況報告書を東京都へ提出 区市町村傷病者状況報告書を東京都へ提出 災害拠点(連携)病院・緊急医療救護所状況報告書の集計 区市町村災害医療コーディネーターによる赤タグ患者受入先のコーディネート業務 病院間の搬送車手配 災害拠点病院・ 災害拠点連携病院 災害拠点(連携)病院・緊急医療救護所状況報告書を区市町村へ提出 傷病者搬送要請書を区市町村へ(病院で受けれない赤タグ患者の搬送依頼) 傷病者受入要請書の処理(受入要請の判断) 情報収集 具体的にプレーヤーの行動内容をまとめました。 このスライドが平成25年の図上訓練でプレーヤーが各ブースで行っていた内容です。内容は第1回~3回までは同じ内容で行いました。 これらの内容全て訓練統括責任者が大枠を決定し、会議の上、内容を決め、運営側が指揮のもと具現化させていきました。 いろいろと業務が書かれていますが、単純に言うと、大きく分けて3つの業務です。 ●一つめは、情報連絡を検証するためのルーチンワークです。 この表では患者と接する最前線の病院が情報をあつめ、区市町村に報告し、区市町村は病院の情報をまとめて医療圏に上げるという方法です。東京都は集計した情報をもとに医療圏に対して情報を提供する。これを倍速時計の2時間に1回行うルーチンワークにしていました。 情報連絡がうまくいくかの訓練です。 ●二つめは、集めた情報を配信すること。 ●三つめが災害医療コーディネーターのコーディネート業務です。 コントローラーから病院へ傷病者投入により、その病院で受け入れられなかった赤タグ患者を他の病院へ搬送するためのコーディネート業務を本部系に行ってもらいました。先程のルーチンワークに対して、こちらは突発的に発生する業務です。 ただ、これだけの訓練を短時間で同時に動かすことになるので、運営側の進行管理は重要になりますので、少しでも分かりやすく管理できるように工夫する必要があります。
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コントローラーについて ○ 状況付与・患者投入 ○ 外部団体等の役割 ○ 区市町村内の参加していない機関の役割 等々
○ 状況付与・患者投入 ○ 外部団体等の役割 ○ 区市町村内の参加していない機関の役割 等々 次にコントローラーです。 スライドの写真上で黄色いベストを着た人たちがコントローラーです。 これは南多摩医療圏のコントローラーで、中央のコントローラーブースに集まり、ここから各プレーヤーブース対して負荷をかけたり、情報提供等を行います。 また、各プレーヤーブースにもコントローラーを配置しました。この人たちは後でも説明しますが、FAX機役として常駐してもらっています。 運営側はこういったコントローラーも統括する必要があります。
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コントローラーブースの行動内容 訓練中に各種情報をプレーヤーに流して負荷を与える役割 平成25年度東京都災害医療図上訓練で用意したコントローラー コントローラー名 役割 傷病者投入・状況付与役 (1名) 傷病者カードを時間になったら病院へ持って行く その時間の状況(建物周辺や報道の内容等)を時間で付与する 11の二次医療圏の コーディネーター役 (1名~2名) 今いる医療圏はプレーヤーとして参加しているが、その他の11の医療圏のコーディネーター役を行い、都や医療圏からの問い合わせに対応する 他の災害拠点(連携)病院役 受入要請・搬送要請担当 (2~4名) プレーヤー以外の医療圏内の病院役として、受入要請を区市町村や医療圏に負荷をかけたり、搬送要請に対応する役 プレーヤー以外の地区の 災害対策本部&病院役(1~2名) 区市町村からくる要請に対応する。 区市町村へ患者搬送依頼を出す等負荷を与える 搬送(1~2名) 救急車役として、患者カードの搬送を担当 自衛隊・消防・警察他(1名) 防災機関として、本部系からの質問に応答 FAX送信係(各ブースごと1名) FAX機役として書類の送信を行う コントローラーの個々の役割です。 プレーヤーは訓練を受ける側になりますが、コントローラーは運営側に属して、運営側の指示のもと決められた動きをします。 訓練中に各種情報をプレーヤーに流して負荷を与えたり、患者役を病院へ持って行ったり、患者搬送や、FAX等の情報機器役を行います。 病院役として患者受け入れを断ったり、警察役として道路条項を伝えたりもします。 スライドには25年度行った時のコントローラー名と役割を表示しています。 人数は通信環境にもよりますが、FAX機が無ければ常駐する人が必要になるので、全体で最低15名程必要になります。 25年度は区市町村の職員や病院関係者が多数参加し、訓練運営にも参加してもらっていました。訓練当日だけ参加する人が多いので、 後に説明しますが、こういった人たちへも分かりやすいマニュアルや指示書が必要となります。 訓練時のコントローラーへの落とし込みに関しては、最後にご案内致します。 以上のように、プレーヤーやコントローラーの役割は多く、図上訓練ではそれら全てを統括する必要があります。 ですが、これらの役割をいっぺんに覚えることは最初は難しいと思います。 実際私もいろいろ作っていて混乱することがありました。
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タイムシートの作成 そこで私なりに整理していった結果、各担当のタイムシートを作成しました。 表示したタイムシートは小さく見づらいですが、
プレーヤーブース・コントローラーブースの担当者ごとに全て書き出し、時系列に沿って何時何分に誰が何をするか動きを記入しています。 表示しているのは、訓練の中でも作業量の多いコントローラーブースのものです。 これだけをパッと見ると非常に複雑に見えますが、担当者ごとに見ていくと、簡単なことが書いてあります。 例えば上から二行目のコントローラー患者投入と病院周辺院内状況付与の係をみると、 14時に病院周辺と院内状況付与の書類をプレーヤーの病院へ持って行く。 そこからしばらく空き、 15時10分に1番の患者を投入。投入する場所は実際のカードに記入されていますのでその通りに動けばいいだけになります。 どの行のコントローラーも、同じようなことが書いてあります。 それにより、今、誰が、どのような情報を流すのか、持って行くのか、来るのかが把握出来るようになりました。 慣れるまでは訓練を把握する上で担当者ごとのタイムシートの作成は重要と考えます。 また、各担当者の行動がシンプルに見えるので、調整が楽になります。 それがそのまま訓練当日の作業確認にも使えます。 慣れてしまえばこれが無くても大体は把握できます。 とにかく図上訓練はプレーヤーコントローラー含め非常に多くの人を同時に動かすことになるので、シンプルで分かりやすく管理する工夫が必要です。 私はこのタイムシートを使うことによって一目で分かるようになりました。が、他にもっといいもの、方法があれば生かして工夫していただければと思います。
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マニュアルについて プレーヤー用 ●東京都災害対策本部 ●二次保健医療圏医療対策拠点 ●区市町村災害対策本部 ●災害拠点病院
●東京都災害対策本部 ●二次保健医療圏医療対策拠点 ●区市町村災害対策本部 ●災害拠点病院 ●災害拠点連携病院 コントローラー用 ●傷病者投入・状況付与役 ●11二次保健医療圏災害医療コーディネーター役 ●医療圏内区市町村役 ●拠点(連携)病院役(搬送要請) ●拠点(連携)病院役(受入要請) ●FAX送信係 ●搬送要員 ●防災関連機関役 さて、ここから一番作成時間を要するマニュアルについて説明させていただきます。 平成25年度は南多摩医療圏・区南部・区西部と3か所行いました。 使ったマニュアルは、このスライドように、プレーヤー用5種類・コントローラー用8種類です。 合計13種類ですが、共通点も多いマニュアルなので、各医療圏にあったものに編集するだけで済んだというところもあります。 少しずつですが内容をご案内致します。
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マニュアル・アクションカード作成 プレーヤー用マニュアル 構成 ○搬送調整の原則 ○訓練の連絡体制について ○訓練当日の流れ(当日何をやるか) ○アクションカード(具体的な処理方法) ○帳票類の書き方等(記入例等) コントローラー用マニュアル ○訓練当日指示書 ※常に訓練統括者に確認し、意向に沿った作成を 第1回の南多摩医療圏の時に作成したマニュアルで3医療圏ともほぼ同じ構成で作りました。 途中、当日だけ参加される人が多かった為、所々ブラッシュアップさせて、分かりやすく情報の流れ等を作成したり、コントローラー系には指示書を付けたりと変えていきました。 内容は大きく枠で区切るとスライドの6つの項目で成り立っています。 一つ目は搬送調整の原則。これは訓練の連絡体制の原則を書いたものになります。これは第1回目の訓練統括責任者の新井先生にご用意いただきました。 二つ目は連絡体制について。通話やFAX等、他ブースとの連絡方法について方法と注意事項です。 三つ目は当日の流れ。訓練当日のタイムスケジュールとして、訓練当日の全体的な流れを書いています。 四つ目はアクションカード。各担当が何を行うかを細かく書いています。 五つ目は訓練時に使用する帳票類の書き方例とフォーマットを載せています。 六つ目は当日だけ参加することが多いコントローラー向けの指示書を作成しました。 これらすべては訓練統括者の意向にあったものか1項目ごとに方向性の確認をしながら作成していきました。 作成側の大原則としては、分かりやすいものを作ることが一番ですが、訓練開始までにいかに運営者が「楽」できるかということです。マニュアルが無ければ、訓練開始前等のゴタゴタした時間に各ブース説明しに行く必要があります。 その説明する内容を予め図や文章化しておくことによって、説明をする必要が省け、簡単な確認だけで行えるようになります。 次に実際のマニュアルがどんな内容だったか、次のスライドで見てみます。
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マニュアル作成について 傷病者搬送の原則 平成25年度の東京都災害医療図上訓練において、基本を記したもの 訓練統括責任者が作成
訓練内容の要約が書いてあり、シンプルに理解できる仕様 傷病者搬送の原則 平成25年度訓練の者ですが、まず訓練の原則が書いてあります。 災害医療コーディネーターは何をするか、端的に書いてあります。 この文が基本となり、訓練が成り立っています。 今年度の訓練に規定をまだ見ていませんが、医療救護マニュアルがあるようであれば、それをもとに作成している旨書いてあればいいのではないでしょうか。 特にマニュアル作りに規定は無かったので自由だと思います。 まずは訓練統括者にご確認をいただければと思います。
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マニュアル作成について 担当ブースの配置 訓練中の通信手段に関して 各ブースの配置図 平成25年度の訓練中の通信手段はPHSを用意。
FAXをどう行うかを記載。 注意事項を明記 次に訓練中の通信手段について このページは ブースと連絡手段に関して書いてあります。 ブースに関しては、参加機関数や部屋のレイアウトによって変わりますので、イメージとしてとらえてください。 通信手段は、基本的にPHSとFAXが使えるようになっていることが前提でしたので、それをもとに書いています。 PHSは普通に通話できるのですが、 FAXは会場の設備や環境により、使えないところと使えるところが出ます。 使えない場合は、人がFAX機の役となり、コピーをとり疑似的に通信していることとしました。その内容と注意事項を書いてあります。
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マニュアル作成について 訓練当日タイムスケジュール 訓練日全体の流れを記載。 訓練内での業務の流れが時間ごとに記載されている
基本的なところだけ記載 変更に対する編集を楽にする工夫が必要。 訓練当日のタイムスケジュールです。 訓練中自分のブースが何を行うかを記載しています。 ここは比較的シンプルに記載しています。 以前はこのページに何時何分にどこに何を持って行くということを事細かく記載していたのですが、回数を重ねるたびにここに書くよりも、マニュアルの最後のページに訓練当日指示書を付けて記載したほうが、マニュアルの訂正時に楽でした。 基本構成は変わらなかったので、最終ページの変更しやすくしたことにより、マニュアル編集の小回りが効くようにしました。
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マニュアル作成について アクションカード 誰が、いつ、何を行うかを記したもの。 業務内容と方法を記載
訓練の為というよりは、実際の災害時の事を想定して作成している。 今後訓練を重ね、専門家によるブラッシュアップが必要 次にアクションカードです。 これも新井先生の指示のものと、作成致しました。 訓練時に何を行うかというよりは、実際の災害時に誰が何を行うというような表記になっています。 災害時、人は集まっても、どんな仕事があるのか、どのように人員配分したら効率よく災害医療に立ち向かえるかを考えながら作成しております。 今後図上訓練を重ね、こういった大元になる行動の指針が見えてくることを期待しています。
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マニュアル作成について 帳票類の書き方等 フォーマットを入れる 具体的に何を書くか、記入例を入れる 帳票類は報告・情報収集で重要なアイテム
分かりやすくする工夫を 帳票類の書き方です。 平成25年度では、具体的な送信例を入れて、イメージを持ってもらうように作りました。 帳票類は病院の状態や、区市町村の被災状況等重要な報告や情報収集に必要なものです。 訓練時にはプレーヤーが帳票類の書き方が分からずに、報告が止まる場合があります。それを防ぐ必要もあります。 平成25年度は結構その場で何を書けばいいのかわからないまま困っていることがありました。 コントローラー統括はそういった人たちのフォローも必要になります。
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マニュアル作成について 図解を入れる 情報の流れや方法を分かりやすくする工夫も必要
文字だけの情報よりも視覚的に見えた方が分かりやすい時がある 先程ポイントには入れておりませんでしたが、所々図解等を混ぜた方が分かりやすいときがあります。 私自身センスがあまりなかったので、見栄えが悪いですが、工夫して作る必要もあります。 なるべくマニュアルで100パーセントご理解いただければいいのですが、まずそれは無理なので、少なくとも、こことここのページを見ればわかるという、ものがあれば良いのかなと感じます。
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マニュアル作成について コントローラー用 コントローラー用も先に述べたところは同じ。 役にあった回答方法まで用意
コントローラーの詳細な動きは最終ページの指示書で マニュアルの編集しやすい工夫が必要 最後にコントローラーのマニュアルの件ですが、平成25年度のマニュアルは基本事項はほぼプレーヤーと同じです。 アクションカードとか独自に作成する必要はありますが、基本的なところだけを記入し、詳細は訓練当日指示書で確認をと記載し、最終ページの指示書を見てもらうように作りました。 最初は事細かくマニュアル本編で記載していたのですが、一度編集が必要になると全体の変更が必要になる場合が多く、編集に苦労しました。 時間の調整や細かな変更がかかる場合には、指示書にて変更が済むようなマニュアル作りだと楽だと思います。 マニュアルの準備に関しては以上です。 次は訓練本番で使用する訓練キットについてご説明致します。
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訓練キットについて(プレーヤー) 東京都災害対策本部へ用意する訓練キット ●東京都災害対策本部設置宣言×1 ●14時作成キット
・東京都災害対策本部被災状況報告書(初期報告)1枚 ・医療圏別傷病者情報報告書×1枚 ・被災地情報報告書×1枚 ●16時作成キット ●18時作成キット ○傷病者受入要請書兼回答書×未記入50枚(A5サイズ) ○FAX送信指示書×4枚 ○連絡票×10枚 次に訓練キットについてお話しいたします。 訓練キットとは、 訓練時に使う、帳票類・状況付与・報告書類です。 スライドは、各ブースに用意する訓練キットの写真です。 一つの訓練で非常に多くの紙の書類があります。 次のスライドからどのブースで何が必要だったかを書きます。 東京都災害対策本部のブースです。 各報告医療圏かが上がってくるので、それを集計し、情報を東京都災害医療コーディネーターに伝えるためのツールがメインです。 14時作成キットとは、14時になったらこの作業をして下さいという意味で付けました。 上記で言うと、 14時以降に医療圏から各報告が上がってくるのでそれを取りまとめて報告書を作成してくださいという意味になっています。
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訓練キットについて(プレーヤー) 医療圏医療対策拠点へ用意する訓練キット ●二次保健医療圏医療対策拠点設置宣言×1 ●14時作成キット
・医療対策拠点 被災状況報告書(初期報告)1枚 ・医療圏傷病者状況報告書×1枚 ●16時作成キット ●18時作成キット ○傷病者受入要請書兼回答書×未記入50枚(A5サイズ) ○FAX送信指示書×4枚 ○連絡票×10枚 医療圏医療対策拠点です。 区市町村からの報告を都へ報告するための書類です また、傷病者搬送の為の依頼もあるので、その要請書があります
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訓練キットについて(プレーヤー) 区市町村災害対策本部へ用意する訓練キット ●区市町村災害対策本部設置宣言×1 ●14時作成キット
・区市町村 被災状況報告書(初期報告)1枚 ・区市町村 傷病者状況報告書×1枚 ●16時作成キット ●18時作成キット ○傷病者受入要請書兼回答書×未記入50枚(A5サイズ) ○訓練用搬送指示書×未記入20枚 ○FAX送信指示書×4枚 ○連絡票×10枚 区市町村災害対策本部です。 病院からの報告を医療圏へ報告するための書類です。 区市町村は搬送先が決まった場合、車両手配まで必要になりますので、搬送指示書もこのブースだけ必要です。
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訓練キットについて(プレーヤー) 災害拠点病院へ用意する訓練キット ●医療機関状況報告書(様式16)×1 ●14時作成キット
・医療機関状況報告書(様式16)×1 ・災害拠点(連携)病院・緊急医療救護所 状況報告書1枚 ●16時作成キット ●18時作成キット ○(訓練)傷病者搬送要請書(受入要請・回答書)×未記入20枚 ○傷病者受入要請書兼回答書×未記入50枚(A5サイズ) ○FAX送信指示書×4枚 ○連絡票×10枚 災害拠点病院です。 次に出てくる災害拠点連携病院とほぼ同じですが、医療機関状況報告という災害拠点病院特有の書類があるので都へ提出します。 搬送要請等の書類も出てきます。
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訓練キットについて(プレーヤー) 災害拠点連携病院へ用意する訓練キット ●14時作成キット ・医療機関状況報告書(様式16)×1
・医療機関状況報告書(様式16)×1 ・災害拠点(連携)病院・緊急医療救護所 状況報告書1枚 ●16時作成キット ●18時作成キット ○(訓練)傷病者搬送要請書(受入要請・回答書)×未記入20枚 ○傷病者受入要請書兼回答書×未記入50枚(A5サイズ) ○FAX送信指示書×4枚 ○連絡票×10枚 災害拠点病院とほぼ同じです。 状況付与があったら内容をまとめて、区市町村へ報告する書類がメインです。 あとは搬送要請書にて赤タグ患者の搬送先を決めてもらう書類です。
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訓練キットについて(コントローラー) 患者投入・状況付与役へ用意する訓練キット ●14時キット ●16時キット ●18時キット
東京都災害対策本部の状況(周辺の情報) ×1 二次保健医療圏医療対策拠点の状況(周辺の情報)×1 区市町村災害対策本部周辺の状況(周辺の情報)×参加区市町村分 病院周辺と院内の状況×参加病院分 ●16時キット ●18時キット ●傷病者カード(投入する傷病者数分) ここからコントローラーのキットです。 コントローラーは書類が多く、印刷忘れが有りがちなので注意が必要です。 まずは患者投入・状況付与ですが、14時16時キットのように、定時で持って行くものと、傷病者投入で指定された時間になったら持って行くものの2種類があります。 他のコントローラーと違い、手元に残る書類はありません。 誰でもできる簡単な役です。
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訓練キットについて(コントローラー) 11医療圏コーディネーター役へ用意する訓練キット ●14時キット ●16時キット ●18時キット
医療対策拠点 被災状況報告書(初期報告)×11医療圏分 医療圏傷病者状況報告書×11医療圏分 ●16時キット ●18時キット ※各書類は被害想定をもとに計算し、作成 訓練を行っているところとは別の医療圏コーディネーター役です。 東京都に報告書を提出するキットになります。2時間おきに提出します。
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訓練キットについて(コントローラー) 病院 搬送要請担当へ用意する訓練キット 病院 受入要請担当へ用意する訓練キット
病院 搬送要請担当へ用意する訓練キット ●(訓練)傷病者搬送要請書×搬送要請予定数分 ●傷病者カード(搬送要請予定数分) ●医療機関状況報告(様式16) ×約70枚 ※都内災害拠点病院系の報告 病院 受入要請担当へ用意する訓練キット ●14時キット 災害拠点(連携)病院・緊急医療救護所 状況報告書×参加していない病院分 ●16時キット ●18時キット 病院の搬送要請・受入要請のキットです。 搬送要請は区市町村へ出し、回答をもらい、傷病者送りだしまで行います。 受入要請担当は、報告書を区市町村へ運ぶ仕事が一点と、受入要請があったら回答するところまで行います。
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訓練キットについて(コントローラー) EMIS配布担当へ用意する訓練キット ●EMIS
広域災害救急医療情報システム(EMIS) 14:00×ブース数分 広域災害救急医療情報システム(EMIS) 14:30×ブース数分 広域災害救急医療情報システム(EMIS) 15:00×ブース数分 広域災害救急医療情報システム(EMIS) 15:30×ブース数分 広域災害救急医療情報システム(EMIS) 16:00×ブース数分 広域災害救急医療情報システム(EMIS) 16:30×ブース数分 広域災害救急医療情報システム(EMIS) 17:30×ブース数分 広域災害救急医療情報システム(EMIS) 18:00×ブース数分 広域災害救急医療情報システム(EMIS) 18:30×ブース数分 広域災害救急医療情報システム(EMIS) 19:00×ブース数分 広域災害救急医療情報システム(EMIS) 19:30×ブース数分 広域災害救急医療情報システム(EMIS) 20:00×ブース数分 ※被害想定に基づき作成。時間での被害想定割り出しは参考文献等が無いため、訓練統括者へ相談を ※区南部ではPCを使い、Googleスプレッドシートを利用して表示していた。 広域災害救急医療情報システムの情報を各ブースに持って行く係なので、時間で全ブースに配布します。これも非常に簡単な役です。 しかし、各区市町村からの傷病者数の報告や、仮想EMISでつかう数字は、少しでもリアリティを出すために、独自に算出した仮想のデータが入っています。 訓練の被害想定(東京都被害想定) 南多摩:多摩直下型地震 冬12時 風速4m/h 区南部:東京湾北部地震 冬12時 風速4m/h 区西部:東京湾北部地震 冬12時 風速4m/h 患者来院数(仮想EMISと各種報告書のデータ) 時間ごとの被害想定は出ていないので、全て訓練用の数字であり仮定です。 8時間以内に重症患者のうち赤タグの1/4来院するとして仮定 来院時間は全て訓練上報告書を作成させる意味での仮定の数字である。 12~14時 10% 14時~16時 15% 16時~18時 40% 18時~20時 35%として計算 EMIS作成の上で使う場合は、そのデータをさらに細かく30分おきに作成。 病医院向けの数字も上記データを近づけた形で利用しました。
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訓練当日の行動(コントローラー統括) コントローラーの役割分担の確認 訓練内容説明 指示内容落とし込み 注意事項説明 訓練中の問題解消
分担表による人のアサイン 当日人が足りているかの確認(当日欠席も多い) 訓練内容説明 図上訓練の大枠説明(簡単に) 指示内容落とし込み 10分程使い、コントローラー全員にマニュアルの「訓練当日指示書」を使い行動を指示 注意事項説明 分からないことや、何かあったら事故解決せず、必ず報告してもらう(勝手な行動・判断を制御) 訓練中の問題解消 常時見回り、各コントローラー、各ブースの問題点を探る。 各ブースでの帳票類の書き方等も指導する 問題発生を未然に防ぐ努力を さて、当日の行動です。 運営者は一人ひとりが訓練を知り尽くしているプロとなります。 特に統括する立場の人は、説明も行う必要がありますが、問題を未然に防ぐ必要もあるので、常時見回り、問題点を見つけてください。 各ブースの問題点を放置すると、訓練そのものが崩壊します。 訓練上のデシジョンは訓練者が行うことになりますが、 訓練システムに関しては運営者が責任をもってケアする必要があります。 コントローラーが問題で訓練運営が出来なかったという事が無いように注意が必要です。 また、訓練統括を一人にまかせっきりになるのも、その人がパンクしますので、できれば2~3名が同じレベルで行えると余裕が持てます。 駆け足でしたが、以上が運営側の訓練作成担当が行ってきたことになります。 この訓練は、東京都の依頼により、訓練規定をもとに訓練統括者が作成するものになります。 私も新井先生の指示のもと、多くの協力者と共に作成をしていくことができました。 でも、先生一人で作り上げることは本当に時間も労力も必要となりまるので、是非サポートをお願いします。 そのうえで、皆で認識意識を共有して作り上げていくことが大切だと思います。 説明は以上です。 ご静聴ありがとうございました。
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必要物です。ホワイトボード・筆記用具等,通信機器,ビブス等認識物等、多くの備品が必要になります。
第1回~3回に関してはノルメカエイシアさんが備品関係を揃えていただきました。ここあたりは私たちよりもご存じかもしれませんが、目安としてリストアップしました。 まず、ビブスですが、各ブース色分けしました。 この訓練は参加者だけなく、見学者も非常に多く、誰がプレーヤーでコントローラーなのか分からなくなります。 指示等出す場合にも色での認識は必要になります。 ただし、区市町村や東京都がユニフォーム等ですぐに認識できるようであれば全てに必要が無い場合があります。 ホワイトボードは間仕切りの役目も果たしますので、裏面等を有効活用すれば二つのブースで裏表使えます。 壁も有効活用させるため、ライティングシートを用意したほうがい良いと思います。 いろいろと小物等も多く必要ですが、 最後のPHSは平成25年度の訓練上とても大切なものでした。 しかし、地下等で電波が入らない場合、代替措置が必要になる場合もあるかもしれません。 FAXは、人をFAX係として使う場合必要ありませんが、その代わりコピー機が3~4台必要になりました。
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