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首都直下地震では 何が起こるか?.

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1 首都直下地震では 何が起こるか?

2 首都直下地震は阪神・淡路大震災の規模を大きく上回る
30年間発生確率:70% 首都直下地震 新宿 (震度6弱) 震度6 被害地域(震度6以上)が広い範囲に分散 2

3 東京湾北部地震(M7.3)による被害想定 ○全壊家屋10万5千棟、焼失35万棟 →都内の16%の建物がなくなる
東京都(平成18年5月) NHK:首都激震 ○全壊家屋10万5千棟、焼失35万棟 →都内の16%の建物がなくなる ○焼失面積98km2  →江戸川区の2倍、山手線の内側(66km2)の1.5倍 ○建物被害、それに伴う火災、室内の家具転倒、斜面崩壊など  →11000人の死者と約16万人の負傷者、災害医療の限界 ○650万人に及ぶ帰宅困難者(都内:390万人)  →地域の避難所にもあふれかえるかも ○建物・構造物の被害、それに伴う火災、業務への影響 など  →直接被害(復旧費):67兆円、間接被害(業務影響):45兆円  (日本国家予算:約80兆円、阪神・淡路大震災直接被害:約10兆円) 3

4 高層建築では何が起こる? 地表は震度6弱でも、高層階は 震度7に匹敵するぐらいの衝撃的な揺れ 高層階はよく揺れる 震度7
地震応答解析 地表は震度6弱でも、高層階は 震度7に匹敵するぐらいの衝撃的な揺れ 震度7 高層階はよく揺れる 同時多発に被害、怪我人の発生 震度6強 震動実験(本学28階、東京湾北部地震) 震度6弱 日テレ: アースクエイク 長周期地震動による揺れ 高層建築の揺れ(地表震度6弱の場合)

5 駅前滞留者(帰宅困難者・徒歩帰宅外出者)対策
東京湾北部地震(M7.3)による想定  滞留者総数 東京都:1140万人 (全体:1850万人) ●帰宅困難者 (自宅まで20kmを超える人) 東京都:390万人(全体:650万人) ●徒歩帰宅外出者 東京都:750万人 (全体:1200万人) 主要ターミナル駅別集計結果  内閣府:首都直下地震対策(東京湾北部地震)

6 駅前滞留者対策にどう取り組むか? 東京マラソン(2008) 駅前滞留者対策訓練(2008)

7 大規模震災時における医療の課題 大規模震災時には・・・
東京湾北部地震(M7.3)による死者数(内閣府) 発生時刻 死者数 総計 上:建物倒壊 下:家具転倒等 火災 (風速15m) 5時 約5600人 約3600人 約600人 約400人 8時 約5100人 約2800人 12時 約4600人 約2100人 約300人 18時 約11000人 約2700人 約6200人 阪神・淡路大震災時の医療機関の状況 (ビジュアル版幸せ運ぼう) 大規模震災時には・・・ 医療施設・医師・看護師も被災、発災直後から日常で考えられない多数傷病者が医療機関へ押し寄せる、医療資源・医薬品の不足・入手困難  →災害医療の限界、地域で連携し   た災害医療対策が必要 首都直下地震による負傷者想定(東京都:H9)


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