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パパイベント 山男(ヤマオトコ) 養成講座 -山ガールなんかぶっとばせ!-
2011年9月10日 パパイベント 山男(ヤマオトコ) 養成講座 -山ガールなんかぶっとばせ!- きむさる@奈良
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1.自己紹介 小さいときからテントで寝ることに憧れていた 小3のときボーイスカウトに入団、 高3まで野外活動など経験
高3まで野外活動など経験 小4の夏休み、父と富士山に登る
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中3冬の雪山登山で山登りに目覚める 高1の夏休みに北アルプス・白馬岳に登り、大雪渓に感動 社会人になってから冬の北アルプスや クライミングを始める スイス・アルプスでの登山
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愛知県のろう者山岳会に入会 しかし2003年冬、会長がヒマラヤで遭難 翌年、大阪労山の中級登山学校で半年間 学ぶ 現在は家族での登山が中心
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2.ピクニックとハイキングと トレッキングと登山は、どう違う?
その前に、アウトドアとは? →屋外で行うスポーツやレジャーの総称 →野外活動 (野外学習、自然体験活動などの教育目的の意味が強い)
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キャンピング、ハイキング、登山、トレッキング、トレイルラン、カヤッキング、釣り、海水浴、ピクニック、山菜採り
野鳥観察(バードウォッチング)、植物観察などの自然観察 森林浴、天体観望、広くは家庭菜園や農林漁業体験なども
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ピクニック・・・野外で遊びや食事を楽しむこと
ハイキング・・・ピクニックに似ているが、「目的地まで歩く」ことがメイン トレッキング・・・山歩きのこと。 登山・・・登頂をめざす トレッキング・・・山頂にこだわらず、山の中を歩く でも今の日本では、かなり曖昧です
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理由 →日本の山とヨーロッパアルプスの違い 素人でも登れてしまう日本アルプスと、そうではない本場アルプス 夏でも氷河と雪 →それなりの装備と技術が必要
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3.登山のジャンル ○無雪期・・・・・ ハイキング 小屋泊縦走 テント泊縦走/定着 ○積雪期・・・・・ 新雪期(11~12月)
ハイキング 小屋泊縦走 テント泊縦走/定着 ○積雪期・・・・・ 新雪期(11~12月) 厳冬期(年末~2月) 残雪期(3~5月)
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○バリエーション・・・ クライミング・・・ スポーツクライミング アルパインクライミング ミックスクライミング アイスクライミング 沢登り ヤブ山登山 スキー登山 高所登山
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○縦走 ○ピークハント
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4.ビデオ視聴 ①2001年作成 『北アルプスを登る』 ②2002年作成 『冬の山』
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5.登山の装備あれこれ まず必要な道具! ①雨具 ②ザック ③靴 ④ヘッドランプ
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原則・・・軽量化!シンプルに! 初心者ほどザックが重い →あれもこれもと詰め込みがち
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ザックの大きさの目安 7L・・・ランニング用 20L・・・ハイク、日帰りクライミング 30L・・・冬山ハイク・夏山泊・クライミング
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6.歩き方 最初は、ゆっくり歩く 歩幅は小さく → バテにくい あまり長い休憩を取らない(特に寒いとき)
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7.山で泊まる オートキャンプのテントと山用のテント、何が違う? 重量 耐風性 居住性
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寝袋(シュラフ) 最近は驚くほど軽く、コンパクトになった シュラフカバーは便利 マットも大事!
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8.山で遭難しないために
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あめ玉7個と水で2週間 30歳生還 埼玉・両神山 8月27日午後3時5分ごろ、埼玉県小鹿野町の両神山(標高1,723m)の沢で、東京都大田区の会社員、Aさん(30)が座り込んでいるのを、捜索していた県警山岳救助隊が発見、同県秩父市の病院に搬送した。Aさんは14日朝「これから登ります」と家族にメールをしたのを最後に連絡がとれず、家族が15日未明に捜索願を出していた。 同救助隊によると、Aさんは左足を骨折しているが、命に別条はない。持っていたあめ玉7個と沢の水を飲んでしのいでいたという。発見時には防寒用に薄手のジャンパーを着ていた。衰弱していたが隊員に「手を握ってほしい」と求め、隊員が応じると涙を流して喜んでいたという。 Aさんは13日夜に家族に「秩父の百名山に登る」と言い残して自宅を出発。1人で入山したらしい。登山の経験は少なかったという。 (2010年8月28日 毎日新聞)
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1.骨折して歩けなかったため、逆に体力が温存された
2.天候に恵まれた(雨の日があれば、どうなっていたか・・・) 3.沢の水を飲める場所だった 4.入山前にメールを送り、結果として捜索の初動体制が早まった
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『沢の水と2日で1個の飴玉』だけで2週間 →貴重なデータ
2~3日ぐらい何も食べなくても、水さえあれば死にはしない。 食料が尽きそうだから悪天の中、無理な下山を敢行し、結果として助からなかった ・・・という事例も多い
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今日中に下山できなかったら・・・ ビバーク(緊急露営)の方法 ①早めにビバークの決断を下す ②安全な場所の選定
(風雨を避けられる・滑落などの危険がない) ③保温の工夫(地面から体温を奪われる) 着られる物は全部着る・ザックを利用・枝葉の活用 ④水・食糧の確保 ⑤あきらめない
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何よりも大事なこと・・・ 家人に行き先を告げる・計画書の提出 (埼玉県警察山岳救助隊の話) 2010年7月、43歳男性Bさん
東京在住で「単独で山に入ったらしいが、帰ってこない」との通報が家族から警察へ。 しかしその情報が「車で出かけた。それほど遠い山ではないと思う」 それだけでは捜索のしようもない。 家族の方に本人が使用していたパソコンの履歴を見てもらい、山の検索をしていないかを確認。 愛読していた山の本を探してもらうことも。この場合は一番手前に置かれている本を開いてもらうと、その時に登ろうとしていた山のページが開かれる場合があります。
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またこの人は埼玉・秩父の山域の2万5千図を全部持っていたのですが一枚だけ、「御岳」が抜けていました。それで山域が特定できました。また車が止められる登山口をすべて捜索、3日後に白谷沢登山口で発見、その一帯の捜索が開始されました。9月になって岩尾根から滑落したと思われるBさんの遺体が発見されました。 ほかにも実際にあったケースですが、行方不明の登山者が入山前にネットカフェで前泊したことがわかり、そこのパソコンで両神山という山を検索していたことから、その山域を捜索、無事発見されたということもありました。 入山前に、どこの山のどのコースを行くのかを、ちゃんと届けておくべきです。
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9.きむさるの山での失敗・ アクシデント ベスト10
9.きむさるの山での失敗・ アクシデント ベスト10 ⑩高3の春休み 寝袋を間違え寒くて寝られず ⑨高1の2月、山頂で雪合戦に夢中、 下山遅れ最終バス逃す ⑧大学のとき、メンバー1人が遅く下山 大幅に遅れ、真っ暗闇を駅まで歩く
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⑦高3の北アルプス・穂高 メンバーが疲労で倒れる ⑥高1の年末 テント設営中にメンバーがナイフで 左手負傷、翌朝下山、病院へ ⑤7月立山、暴風雨でテントが水没 ④年末の北アルプス・大天井岳 2人のメンバーが風邪、凍傷。 山頂手前で吹雪につかまりビバーク
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③3月の白馬岳 時間切れで退却中、吹雪につかまり ビバーク ②7月北アルプス・劔岳 岩を登攀後にメンバーが落石と一緒に 谷へ落ち負傷・ヘリ搬送 ①8月槍ヶ岳 登攀中に落石受け左手指粉砕、 割り箸で応急処置し下山
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おまけ ①滋賀・比良山を縦走中、JRの企画登山に鉢合わせ、大幅にタイムロス。途中で下山 ②8月奈良・薊岳でテント泊。 下山後、警察の聴取受ける・・・ ③8月の北アルプス・燕岳の山小屋、未明に地震、槍ヶ岳へのルート消失、迂回 ④9月の奈良・大峰山脈を縦走中、テントでコオロギの大群
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10.子どもと一緒に山へ 子ども向けの山の条件 ①全行程で1~3時間以内 ②親が行ったことのあるコースがベスト ③道の段差がある程度少ない
④エスケープルートがある (ロープウェイやケーブルがある、車道が近いなど。 ただし最終時刻や運休状況など下調べを)
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④幼児は背負子を使えば、行動範囲が広がる
①天気のよいときに (雨なら中止、または雨具を着て水たまり遊びなど) ②ムリヤリ歩かせない ③ゲーム感覚で。ポイントでごほうび! ④幼児は背負子を使えば、行動範囲が広がる
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注意点 ①子どもは、いきなりバテる ②雨具はしっかりしたものを ③直射日光がすぐ影響するので、帽子・日焼け止め・冷たい飲み物を多めに用意 ④着替えと防寒具もしっかり準備 ⑤休憩をこまめに取る(少しずつ補食・給水。がぶがぶ与えない)
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この秋、家族で歩いてみたい近畿の山 若草山 生駒山 曽爾高原 大和葛城山 金剛山 蓬莱山(びわ湖バレイ) 六甲山(摩耶山) 御在所岳 深山(るり渓高原) 妙見山 大台ヶ原 比叡山 武田尾トンネル廃線跡
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