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せまる!食料危機 岡本 健二 前田 優太
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目次 第1章 食料価格の現状 1-1 食料価格の変動 第2章 食料価格の商品別変動 2-1 個別の需要と供給 第3章 食料価格値上がりの原因と影響 3-1 バイオ燃料への転換 3-2 寄生虫の増殖 3-3 飢餓と発展途上国 第4章 今後の対策 第5章 結論
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1996年7月と2004年1月に一時的に価格が上昇して 2006年後半から急激な価格の上昇の時代が到来した。
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世界の小麦の消費と生産量 2002年はアメリカ、カナダ、オーストラリアで同時に不作が生じたこと、2003年はアメリカで高温乾燥が生じたこと、2006年はオーストラリアで大干ばつが発生したことにより、減産している。
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表3 世界の大豆の生産と消費 搾油用需要を中心に消費量が増加すること、アメリカの作付けの減少の影響で、生産量が消費量を下回る傾向。
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まとめ 需要量 消費量 どの商品にも言えることであるが、消費量に対しての生産量が追い付いていない。また、地球環境の変化に伴い生産国の不作の年が重なってしまうなどの不運もあり、価格が上昇してしまった。
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価格が高騰した理由 第3章 食料価格値上がりの原因と影響 ◎ 中国・インドの人口増加による食への需要増加 ◎ 穀物のバイオ燃料への転換
第3章 食料価格値上がりの原因と影響 価格が高騰した理由 ◎ 中国・インドの人口増加による食への需要増加 ◎ 穀物のバイオ燃料への転換 ◎ 地球温暖化や異常気象による収穫量の激減
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バイオ燃料って何 バイオ燃料とは、生物を資源として作られる燃料のことです。 代表的なものは、サトウキビやトウモロコシが知られていますが、廃木材や米(イネ)、小麦、家畜の糞尿などでも作ることができます。これらから取り出された成分を発酵させて作ったものが、燃料となるのです。
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メリット デメリット バイオ燃料 廃材や食用油の廃油の利用によっていくらでも生産することが可能。通常ガソリンよりCO2排出量が70%少ない
さとうきび、トウモロコシなどの大量使用。 先進国や高所得者向けの燃料
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バイオエタノールと食料高騰の関係 ● 中東への原油依存しないためにも、原油の代替エネルギーとして穀物の利用が大きくなり、限りある食料と燃料の確保のしあいが食料高騰につながってしまった。 ● 世界的にバイオエタノールの需要が高 まる中で、バイオエタノールにとうもろこし、さとうきびなどが大量に使用される。
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バイオガソリンの導入スケジュール 日本政府の目標 1.2万 キロリットル 1.6万 約20万 84万
2007年 (試験)販売 2008年 (試験販売拡大) 2009年 (導入拡大) 2010年 (本格導入) 1.2万 キロリットル 1.6万 約20万 84万 日本政府の目標 2010年までに年間約600万リットルをバイオエタノール混合ガソリンに変える意向。
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バイオ燃料まとめ エネルギー市場と燃料市場が相互に連結しており、石油価格の上昇に伴い、エネルギー市場におけるバイオ燃料の需要が高まり、結果として食料需要の増大を引き起こしている。 バイオ燃料は環境に一役かっているが、燃料のもとをつくるために食料用の畑がエネルギー用に使用されてしまうことで食料が圧迫されてしまい、結果として食料不足に結びついてしまうのである。
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現在の世界の飢餓の状況として ・飢えと栄養不足は、世界第1位の死亡原因である。 ・飢えと貧困によって、世界では毎日2万5000人の人々が亡くなっている。 ・貧しい国々における食糧不足の最大の原因は 干ばつです。 3-3 飢餓と発展途上国
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ウォーク・ザ・ワールド 飢餓に苦しむ子供達を一緒になって支援するチャリティ活動のことである。 WFPが開発途上国で実施する「学校給食プログラム」に活用され、貧困が原因で学校へ通うことができない子どもたちに栄養価の高い給食を支給することによって、教育の機会を拡げる。 食料価格の高騰は、子供の学費を支払えなくなることを意味してしまうのだ。
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寄生虫の増殖 根寄性雑草ストライガなどが農作物の 根に寄生して、養分や水分を奪い成長 を妨げている。 被害地域は日本の耕地面積(約500 万ヘクタール)をはるかに超える、推 計2千万~4千万ヘクタールで食料生 産に大きな影響を与えている。
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ストライガとは何か アフリカ・南アジアの熱帯から亜熱帯 の半乾燥地域や痩せた土壌に生息し、 食用作物の生産を阻害する。 その種子は、宿主の根から分泌される 植物を感受して発芽し吸器を形成して 寄生している。
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ストライガの脅威 ストライガは花が終われば1株10万個もの種子を畑にばらまく。種子の直径は0.2ミリほどで細かすぎて、畑に落ちた種子を取り除く事は不可能である。また、人の足や機械についた種子は風に吹き飛ばされることがあり広範囲に被害が拡大する。また、土の中で宿主となる植物の出現を10年以上も待ち続けられる。
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除去法はあるのか!! 有効な対策の一つとしては、寄生されにくい作物に植えかえることであるが、食べ慣れた作物の味が変わってしまうなどなかなか進まないものである。
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結論 今後数年間食料価格は高いままである。 食料価格高騰は途上国をさらに追い込み、被害は拡大し続ける。都市・地方の最も弱い立場にある人々の生計を保護し、地域の生産を活性化させて、それぞれの国の個々のニーズに焦点を当てると共に市場のゆがみを取り除き、生産を促進して、支援環境を整える政策を見直すべきである。
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最後まで聞いていただきありがとうございました
せまる!食料危機 END
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