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東アジア文化論(12/18) 『成長するアジアと日本の位置づけ』
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前回の宿題(本日提出) ・ 北京オリンピック、上海万博が終わり、次その後に中国が取り組んでいることについて調べる。
次回の講義終了時に、A4のレポート用紙にて、1次回の講義レポートの次に重ねて提出 注意事項:ホッチキスでとめないこと、折り曲げないこと、すべてのページに記名のこと
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バランス感覚、国際感覚がしっかり確立されたこの世代がこれから10年で 2010年代の中国の消費市場を考える上では、この新中国人の
2.若い世代が中心となる中流層 「新中国人」の影響力 中国の中流層の年齢別所得分布 現在の中国では、 新しい感覚、知識や技術、思想を持った 若い人たちが消費の主役となっている!! 20歳代の人々(本章では新中国人と命名)は、小さい頃から、 教育環境に恵まれ、インターネット等で国際的な情報にも触れ、 外資企業の先端的な製品・サービスにも慣れている バランス感覚、国際感覚がしっかり確立されたこの世代がこれから10年で 社会の中心に躍り出てくることになる! 2010年代の中国の消費市場を考える上では、この新中国人の 価値観に注目する必要がある!!
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「新中国人」の影響力 『新中国人』のペルソナ(人物像) 新中国人の特徴 代表的な行動パターン 悪いところもわかっているつもり。今は
●大学で専攻した分野に関係する仕事を探したい ●自分に合う仕事を見つけるために転職もする その結果、給料は下がってもいい 職業観 お金だけのために 仕事はしない ライフスタイル 大学生活中心だが、 興味の範囲は 広がっている ●勉強が忙しいので週末も寮か大学の図書館で 勉強している ●勉強に疲れたらPCでチャットをして過ごすことが 多い 消費スタイル 自分の個性や 感覚に合うものを 追求する ●環境に優しい生活をしたい ●自分に合う服が欲しいので、仕立て屋で作る ●中国の良いところ、強いところもわかるが、 悪いところもわかっているつもり。今は 自分には力がないけど、悪いところは力 を合わせて直していくべきだ。 考え方 先入観はなく、 客観的にものが 見られる
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新しい世代の彼らが、消費において最も重視するのは「個性」である。 「個性」を訴求しないブランドには関心を示さない。
「差別化されたブランド」を提供できなければ評価をされない。
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各国とも中流層は若い世代 ↓ このような中国の現象は、実は、他のアジアの国々でも共通的に起こっている
インド、タイ、ベトナム国内の大都市にショッピングモールが林立 ↓ そこで買い物を楽しみ、食事をしている買い物客の大半は若い世代 これからのアジアの購買力の主体となる中流層は、 新しい知識、技術、感覚、思想を持った若い世代を中心としており、 アジア市場での事業機会を企業が自らの成長に取り込むためには、 この若い世代の購買行動をしっかりと理解する必要がある!
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3.ブランド神話の限界と新たな戦略 アジアで苦戦する日本ブランド 勃興しつつあるアジアの中間所得層にとって日本製品の
「製品は高品質か」という問いに対する回答(中国人消費者) 全て日系企業!! 勃興しつつあるアジアの中間所得層にとって日本製品の ブランドはどのようにとらえられているのだろうか? 上の表は、中国で活動している大企業30社(日、中、欧米、韓系)について、 「製品が高品質か」という問いに対する中国消費者の回答結果を抜粋したもの
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ノキア、BMW、マイクロソフトなどの欧米系企業、韓国のサムスンが上位に! 中国の消費者はこれらの企業の製品は相対的に高品質であると
思っている反面、下位5社については品質が高いと思っている比率が 相対的に小さい!! (注:品質が悪いと思っているわけではない) ちなみに、対象企業30社のうち日系企業は13社であるが、高品質だと思うという 回答比率が最も高かった日系企業はソニーの第7位であった。
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所得階層別に見た消費者の日系企業「好感度」 所得階層別に見た消費者の中国・韓国系企業「好感度」
アジアで苦戦する日本ブランド 所得階層別に見た消費者の日系企業「好感度」 左の図は同じ30社に関して、回答者の 属性を所得階層別に6段階に分割して、 好感度を質問した結果である 上が日系企業、下が中国・韓国系企業 日系企業 中国・韓国系企業 低所得者層よりも高所得者層がより 好感度を持っている 低所得者層ほど好感度が高い ちなみに、欧米は日系とほぼ同様の傾向 所得階層別に見た消費者の中国・韓国系企業「好感度」
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日系企業製品は高所得者層ほど受け入れられ
中国・韓国系企業製品は低所得者層ほど 受け入れられている! しかし、いくつか注意すべき点がある!!
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アジアで苦戦する日本ブランド 第一に、これらのブランドイメージ調査は 会社の認知度そのものが大きく影響を及ぼす
これには製品認知度が高い企業ほど 好感度も高くなるという「からくり」がある! 携帯電話、PCソフトウェア、自動車など、より消費者の 生活に密着しているメーカーほど製品認知度が高くなる! アジア各国ではまだまだ海外企業製品に対する認知度が低いため 広告宣伝による認知度アップの余地が十分に残されている!
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アジアで苦戦する日本ブランド 第二の注意点は、人々が所得階層を移動したときに 彼らの嗜好はどう変化するかということ
可能性としては大きく3つ! 購買力の高まりを受けて、高性能かつ高価格である日本製品に手が届く 購買力が高まったが、より認知度が高い欧米系企業製品を購入する 所得が高くないときから慣れ親しんできた中国系製品を引き続き購買する 先鋭的なブランドイメージ構築などによって 顧客ロックインが成功しているケース 消費者を相手にする日本企業にとって、アジアビジネスが厳しいと 言われるゆえんは近年、第三のケースが多くなっているからである
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●ベトナムのドイモイ政策についてまとめよ。
今週の宿題(12/18) ●ベトナムのドイモイ政策についてまとめよ。 次回の講義終了時に、A4のレポート用紙にて、次回の講義レポートの次に重ねて提出 注意事項:ホッチキスでとめないこと、折り曲げないこと、すべてのページに記名のこと
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