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情報モラル指導とは 平成23年度 ICT活用推進委員会 1 情報通信機器の進化に伴う 子どもたちの生活環境の変化 と秋田市の子どもの現状

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1 情報モラル指導とは 平成23年度 ICT活用推進委員会 1 情報通信機器の進化に伴う 子どもたちの生活環境の変化 と秋田市の子どもの現状
1 情報通信機器の進化に伴う    子どもたちの生活環境の変化   と秋田市の子どもの現状 2 取組に当たって これから「情報モラル指導」を進めるに当たって,私たち教員が心がけていきたいこと,また,知っておきたいことなどをお伝えしようと思います。 内容は, 1 情報通信機器の進化に伴う子どもたちの生活環境の変化と秋田市の子どもの現状 2 取組に当たって の2点です。 よろしくお願いします。 ※ 参考資料・サイト紹介

2 1 情報通信機器の進化に伴う 子どもたちの生活環境の変化 と秋田市の子どもの現状
1 情報通信機器の進化に伴う    子どもたちの生活環境の変化   と秋田市の子どもの現状  まず,情報機器の進化に伴う子どもを取り巻く生活環境の変化ついて,ここで整理しておきたいと思います。

3 情報通信機器の進化 PCの小型化・低価格化 固定電話から携帯電話へ 通信インフラの整備 PC・電話が一人一台
近年,技術が飛躍的に進化し,パソコンの小型化,低価格化が進みました。同様に,電話機も固定電話から携帯電話へとシフトしました。 また,全国どこでもインターネットが利用できるようにインフラが整備されたことで,常時,パソコンや携帯電話でインターネットが利用できるようになりました。 さらに,現在では,軽量のノートパソコン(モバイルPCやウルトラブックなど)やタブレット型のパソコン(ipadなど),スマートフォンが普及し始めています。パソコンや電話はもはや「一人一台」の時代となり,家庭や職場だけでなく,外出先でもストレスなく使うことができるようになりました。「いつでもどこでもネットにつながる」社会が実現しつつあります。 PC・電話が一人一台 いつでもどこでもネットにつながる(ユビキタス)社会

4 子どもの生活環境の変化 ・時間,場所を超えたつながり ・情報の発信者 ・可能性の広がり PC・電話が一人一台
いつでもどこでもネットにつながる(ユビキタス)社会  PC・電話が一人一台   生活環境の変化 この「一人一台」「いつでもどこでもネットにつながる」という環境は,子どもたちの「生活環境」を大きく変化させました。 例えば,携帯電話を持つことで,いつでもどこでも,親の目を気にすることなく,友達とコミュニケーションをとることが可能になりました。また,友達だけでなく,ブログやSNSなどを利用し,不特定多数の人とコミュニケーションをとることも可能になりました。時間や場所にとらわれることなく,常に他人とつながることができるようになったということです。 次に,テレビや新聞等のマスコミがほぼ独占していた,情報の発信手段を個人が,子どもが持てるようになりました。ブログやプロフ,ツイッターなどを利用し,情報を発信できるようになりました。 最後に,かつては,大人であったり高価な機材がなければできなかったことが,パソコンや携帯電話,スマートフォンなどがあれば子どもでも,簡単にできるようになりました。例えば,ネットでショッピングをしたり,動画や写真を撮影し編集したりすることが子どもでも容易にできるようになりました。 しかし,このような変化は,よいことばかりではなく,マイナス面もあり,みなさんご存知のとおり,様々なトラブルを引き起こすことになりました。 ・時間,場所を超えたつながり ・情報の発信者 ・可能性の広がり 4

5 子どもを取り巻く環境 どの子も 被害者・加害者になる可能性が ・時間,場所を超えたつながり ・情報の発信者 ・可能性の広がり 光 と 影
例えば,いつでもどこでもつながることで,「メールやプロフでの誹謗中傷が24時間続く」「家庭で学習中にメールが来て,集中できない」などのマイナス面も出てきます。 例えば,情報の発信者となることで,安易に自分の考えを発信し,ネット上で非難されることもあります。芸能人のブログが「炎上」したというニュースを耳にしたこともあると思います。また,これも安易に自分の個人情報を出してしまい,個人を特定される場合もあります。SNSにバイト先でいたずらしたことを書き込んで,ネットで個人を特定され,学校を退学することになった例もあります。 例えば,ネットショッピングで気軽に買い物をして,お金を使い過ぎたり,ファイル共有ソフトを使って,著作権侵害などの犯罪行為を行ったりするなどの事例があります。 総じて,大人の目が届かなかったために,もしくは,大人に知識がなかったために,子どもが被害者にも加害者にもなるケースが出てきました。大人が目を光らせることは大切ですが,しかし,24時間監視することは不可能です。ですから,子どもたちに,これから出遭うかもしれない危険をうまく避ける知恵を身に付けさせるとともに,情報社会の特性の理解し,自分自身で的確に判断する力を育てることが求められます。すなわち,「情報モラル教育」が必要ということになります。

6 携帯電話の所持率の推移 図1 以上,一般的なことについてお話ししましたが,秋田市の現状をどうでしょうか? 図1をご覧ください。
こちらは,平成23年度の秋田市内の小中学生の携帯電話の所持率を示したものです。平成22年度に比べ,平成23年度は中学校3年生を除いて,上昇しました。しかも,秋田県の平均所持率と比較すると,かなり高いことがわかります。平成22年度までは,ネットトラブルに関わるマスコミ報道の影響や,保護者と連携した情報モラル指導の成果が表れたのか,低下傾向にありましたので,注意が必要です。

7 フィルタリング利用率 図2 図2は,秋田市内の携帯電話を所持している児童生徒のフィルタリングの利用率を示したものです。
フィルタリングが義務化されたにもかかわらず,ほとんどの学年で利用率が70%に届いていません。秋田市では,平成22年度ほぼ70%の利用率だった中学2年生が,1年後の3年生になると66%台まで下がっています。

8 携帯電話のルールを決めている 図3 図3は,秋田市内の小中学生とその保護者に,携帯電話の利用の仕方について,家庭内でルールを決めているか尋ねたものです。 中学生では,ルールを決めていると答えた子どもの割合が,学年が進むにつれて低下しています。また,子供と保護者間の認識のずれも,小学6年生から中学2年生にかけては,学年が進むにつれて広がっています。保護者のルールを決めていると回答した割合が各学年を通して9割に届いていないことも,課題であると思います。

9 ネットトラブル・被害の発生件数(小) 図4 図4は,秋田市内の小学校における,ネットトラブルの発生件数を示したものです。
メールに関わるトラブルが多いことがわかります。

10 ネットトラブルの発生件数(中) 図5 ネットトラブルの実態についてはこちら
図5は,秋田市内の中学校におけるネットトラブルの発生件数を示したものです。 (※縦軸の発生件数の目盛りが小学生のグラフとは違うことに注意) 小学校と同様にメールに関わるトラブルが多いことがわかります。しかし,その発生件数は小学生に比べ,激増しています。また,掲示板やプロフによる「誹謗中傷」の発生件数も小学校に比べ,増加しています。 ネットトラブルの実態についてはこちら

11 2 取組に当たって さて,それでは,実際に情報モラル指導について取り組むに当たって,どのような点について心がけていったらよいのでしょうか。

12 情報モラル教育とは? 情報モラル:情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度 情報モラル教育の目標
 ☆ 情報手段をいかに上手に賢く使っていくか,その      ための判断力や心構えを身に付ける  ☆ 情報社会の特性の一側面である影の部分を理    解する  まず,「情報モラル」とは何か,について説明します。 情報モラルとは,「情報社会で適正な活動を行うための基になる考えた方と態度」といわれています。 そして,その目標は 「情報社会やネットワークの特性の一側面としての影の部分を理解した上で,よりよいコミュニケーションや人と人との関係作りのために,今後も変化を続けていくであろう情報手段をいかに上手に賢く使っていくか,そのための判断力や心構えを身に付けさせる」ことです。

13 情報モラル教育の内容(2領域5分野) 情報社会における正しい判断や望ましい態度を育てること ○情報社会の倫理 ○法の理解と遵守
心を磨く領域 ○情報社会の倫理 ○法の理解と遵守 ○公共的なネットワーク社会の構築 知恵を磨く領域 情報社会で安全に生活するための危険回避の方法の理解やセキュリティの知識・技術,健康への意識を育てること もう少し,具体的にお話しします。 情報モラル教育には「2領域5分野」の内容があります。図の点線で囲まれた部分が領域で,○印が分野になります。 まず,「心を磨く領域」ですが,これは,「情報社会における正しい判断や望ましい態度を育てる」領域です。この,「心を磨く領域」は,自分を律し適切に行動できる正しい判断力と,相手を思いやる豊かな心情,さらに積極的にネットワークをよりよくしようとする公共心を育てることなどが求められています。 もう一つは, 「知恵を磨く領域」 で「情報社会で安全に生活するための危機回避の方法の理解やセキュリティの知識・技術,健康への意識を育てる」領域です。情報化が進展し生活が便利になればなるほど,危険に遭遇する機会も増大しますので,情報社会で安全に生活するための知識や態度を学ばせる必要があります。健康への意識は情報モラルというよりは,生活習慣の面が強いですが,ネットワークの使いすぎによる健康被害やネット依存など健全な生活が脅かされることのように,適切な指導が求められます。 そして,「心」も「知恵」も共に意識しながら,日常的に一体的に指導することが求められます。 ○安全への知恵 ○情報セキュリティ

14 モラルカリキュラム 今説明した「2領域5分野」については,文科省が委託して作成した「情報モラル指導実践キックオフガイド」や国立教育政策研究所が 作成した「情報モラル教育実践ガイダンス」に表で示されています。 これは,「情報モラル教育実践ガイダンス」です。「2領域5分野」の内容を小学校1年生から,中学校3年生まで,系統的・体系的に指導できるように一覧表で示しています。

15 取り組むに当たって 学校全体の取り組み 正確な実態把握 新たな変化への対応 系統的・体系的な取り組み
最後に,情報モラル指導に取り組むに当たって大切にしたいことをまとめておきます。 まず,これから指導しようとする子供たちの「実態を正確に把握する」ということです。ネットトラブルなどの問題は多岐にわたりますし,たくさんの事例があります。そこで,各学校,学年,学級の実態に即した指導を行うための正確な実態把握をしましょう。 また,私たち教師自身が日々変化する情報機器やネットサービスについて知ることと,保護者にも知ってもらうために,家庭と連携して情報モラル教育を行うことも必要です。 そして,一回二回だけ,行き当たりばったりの取り組みではなく,しっかりとした指導カリキュラムを作成し,小学校,中学校,高等学校までの見通しをもって体系的に取り組んでいくことが大切です。 したがって,このような取り組みを行っていく場合,一人の教員で行うのは大変です。全校の先生たちで協力しながら,学校全体の取り組みとして進めていくことが大切になります。 学校全体の取り組み

16 参考資料・サイト紹介 情報モラル指導セミナー「5分でわかる情報モラル」 (平成19年度 文部科学省委託事業)
情報モラル指導セミナー「5分でわかる情報モラル」                              (平成19年度 文部科学省委託事業) 「情報モラル」指導実践キックオフガイド            (平成19年 社団法人日本教育工学振興会) 花まるっ教育ネットkna「情報モラル指導情報」(秋田県総合教育センター) 参考資料とサイトを紹介します。 情報モラル指導セミナー「5分でわかる情報モラル」                              (平成19年度 文部科学省委託事業) 「情報モラル」指導実践キックオフガイド            (平成19年 社団法人日本教育工学振興会) 花まるっ教育ネットkna「情報モラル指導情報」(秋田県総合教育センター)のサイトには,情報モラル指導を進めるに当たって参考になる資料やサイト情報がたくさん紹介されています。 「情報モラル教育実践ガイダンス」(平成23年3月 国立教育政策研究所)には,情報モラル指導カリキュラムチェックリストが記載されており, 平成23年の秋田市ICT活用推進委員会では,このチェックリストをもとに,秋田市版の情報モラル教育のチェックリストと年間指導計画を作成して います。ご活用ください。 情報モラル教育実践ガイダンス(国立教育政策研究所) 平成23年 秋田市ICT活用推進委員会活動成果


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