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物理学Ⅰ - 第 1 回 - 基礎26,27組 担当 藤原英樹 電子科学研究所・准教授 fuji@es.hokudai.ac.jp
物理学Ⅰ - 第 1 回 - 基礎26,27組 担当 藤原英樹 電子科学研究所・准教授
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授業のパワーポイント http://optsys.es.hokudai.ac.jp/fuji/basicphys1.html 研究テーマ
「微小共振器を用いた高効率光反応場の創成」 機能性光デバイスの基礎的・実験的研究 授業との関連: 量子光学(量子化された電磁場の操作) 光科学(微小共振器構造の設計、製作) 非線形光学(レーザー発振等の現象の実験的観測) 授業のパワーポイント
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Research Institute for Electronic Science
電子科学研究所 工学部 光 (Light) : Optics, Photonics 分子(Molecule) : Material Sciences 生体(Organism) : Biology, Bionics Nanoscience Nanotechnology
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光を使って物と光の相互作用を測る、制御する
研究室の研究テーマ Prof. Sasaki 分子や微粒子を 一粒づつを測る 光局在場を直接 観る ユニークな微細構造を測る・光子を制御する プラズモン 数ミクロンの微小な光素子で光子を閉じこめ、制御 光の力で微弱な力を計測する 光を使って物と光の相互作用を測る、制御する
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2年後期 力学、波動 熱・統計力学 電磁気学 量子力学 連続場 光工学 固体物理学 情報理論 電子回路論 半導体工学 量子光学 オートマトン
力学、波動 2年後期 熱・統計力学 電磁気学 量子力学 連続場 光工学 固体物理学 半導体工学 情報理論 電子回路論 量子光学 オートマトン 人工知能 量子通信 携帯電話システム レーザー、光通信
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勉強の仕方 1 予習 - 教科書のBasicの節を読んでおく (出来ればIntermediateも) 疑問に思うことがないかという視点で
1 予習 - 教科書のBasicの節を読んでおく (出来ればIntermediateも) 疑問に思うことがないかという視点で 2 講義を聞く 聞きながらポイントを整理できるとよい 3 復習をする ・教科書・講義資料を見てポイントの確認 ・配布する演習問題を解く
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教科書について B(Basic) 基本概念・基本法則 I(Intermediate) A(Advanced)
レベル別に学べる物理学I 丸善出版 B(Basic) 基本概念・基本法則 予習で読んでおく 講義はパワーポイントで要点を中心に解説 I(Intermediate) 大学物理としての発展的内容を含む A(Advanced) 数学の難易度が上で上級コース向け この講義では(例外を除く)扱わないが 意欲がある人は自習を
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教科書について(続き) 章末の演習問題は発展的内容で、講義内容の 理解を確かめるには不向きなものも多い
→講義で演習問題を配布(一部は教科書の問題を指定)するのでそれを解く
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パワーポイント http://optsys.es.hokudai.ac.jp/fuji/basicphys1.html/
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単位と成績 評価基準は資料参照(出席・レポート・試験) 宿題レポート提出 高校で物理を履修していない人へ レポートと試験で評価を行います
レポートと試験で評価を行います 宿題レポート提出 次回の講義開始前・終了後 高校で物理を履修していない人へ 高校物理の教科書(又は参考書)は準備したほうがよい → 未履修で良い成績を取る場合も結構ある しかし、状況把握についての経験差はハンディ ・・・差を埋める努力は必要
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0章 イントロダクション 物理学とは? 自然界には階層構造 他分野にも物理の視点 「なぜ?」に答える役割 「どのように?」→普遍性
0章 イントロダクション 物理学とは? 基本原理から 自然現象を理解 自然界には階層構造 → いろいろな物理学分野 他分野にも物理の視点 物理化学、生物物理学、地球物理学 「なぜ?」に答える役割 「どのように?」→普遍性
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} 物理学の基礎 古典物理学 力学 電磁気学 熱力学 日常生活とも密接な関係 →物理学Ⅰ、Ⅱで扱う 統計力学 近代物理学 量子力学
力学 電磁気学 熱力学 統計力学 近代物理学 量子力学 相対性理論 } 日常生活とも密接な関係 →物理学Ⅰ、Ⅱで扱う
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物理学Ⅰ 力学分野、波動現象 目標1:いろいろな運動、いろいろな波動現象を 基本法則から理解 目標2:「なぜ?」と考える姿勢を身に着ける
目標1:いろいろな運動、いろいろな波動現象を 基本法則から理解 物理的な考え方はいろいろな場面で役立つ 目標2:「なぜ?」と考える姿勢を身に着ける 知的好奇心は進歩の原動力 論理的思考力がかけている大学生が多い!
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前半の講義(質点の運動) 内容の分類 1.準備 - 運動の表し方、単位、数学 2.いろいろな力 - 運動を引き起こす要因
1.準備 - 運動の表し方、単位、数学 2.いろいろな力 - 運動を引き起こす要因 3.基本法則 - 運動の3法則 4.いろいろな運動 5.運動の理解に便利な概念 エネルギー、運動量、角運動量
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後半の講義 力学の続き 6.剛体とその運動 - 大きさがある物体 7.流体 - 液体(、気体) 8.振動 - 普遍的運動 波動の準備
6.剛体とその運動 - 大きさがある物体 7.流体 - 液体(、気体) 8.振動 - 普遍的運動 波動の準備 波動現象 1.波の一般的性質 2.具体的な波 - 弦、音、光など
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第1章 運動の概念と数学 この章のポイント 1.運動の記述 位置、速度、加速度の概念を正しく理解 ベクトル量とスカラー量の区別
第1章 運動の概念と数学 この章のポイント 1.運動の記述 位置、速度、加速度の概念を正しく理解 ベクトル量とスカラー量の区別 グラフによる理解 2.物理量の単位 単位の重要性を理解する 次元解析ができるようになる 例えば、回転運動をどのように記述するか?
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§1 運動の表し方(1-1~1-8) 前半の講義は質点の運動を扱う 質点・・・1.大きさを無視して物体を点として扱う場合
§1 運動の表し方(1-1~1-8) 前半の講義は質点の運動を扱う 質点・・・1.大きさを無視して物体を点として扱う場合 2.物体が自転や変形をしないとき物体を 代表する点(重心)の動きに注目する場合 物体が運動する・・・物体が動いているということ ☆運動を表現するには? 当面は自転などを考えない どこにいるか ・・・ 位置 どれくらい動いているか ・・・ 速度、スピード(速さ)
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☆位置 座標系の導入 札幌駅、北大、自宅・・・場所がはっきりしている 札幌駅の北500m ・・・基準の場所から測れば どこでも表せる
札幌駅の北500m ・・・基準の場所から測れば どこでも表せる 座標系の導入 基準になる位置・・・原点O(札幌駅) 原点からの方位・・・座標軸(北500m) P ⇒ 位置は座標で表される O 北500m、西200m、上空50m などに対応 位置ベクトルと見ることも多い(2章 来週)
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☆スピードと速度 スピード 単位時間(1秒間、1時間・・・)に進む距離 (速さ) 時速60km ・・・ 1時間に60km進む 60 km/h
時速60km ・・・ 1時間に60km進む 60 km/h 1.5時間に90km進めば時速60km
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問1 A地点からアリスが出発すると同時に12km 離れたB地点をボブが出発した。 アリスの時速を4km、ボブの時速を6km とすると二人が出会うのは何時間後か?
1.2時間後 6時間後 出会わない 分からない 7 0 / 300 Answer Now
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↑ スカラー量:物理量の大きさ(向きは関係ない)
問1の答 スピード(速さ): 単位時間(1秒間、1時間・・・)に進む距離 時速60km ・・・ 1時間に60km進む ↑ スカラー量:物理量の大きさ(向きは関係ない) 速度: 動く向きと大きさの情報を含める(ベクトル量) 例 東北東に時速60km
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☆速度 今日は直線運動の場合のみ考える 例 直線上を一定のスピードで動く場合 時間 の間に から まで移動 変位
例 直線上を一定のスピードで動く場合 時間 の間に から まで移動 変位 位置の変化を向きまで含めて表現(ベクトル) 負の場合もある 速度 単位時間当たりの変位 位置の変化率
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例題1-1 50mプールを50sで一往復した。 このときの平均スピードと平均速度は? ☆ベクトル量とスカラー量を区別
例題1-1 50mプールを50sで一往復した。 このときの平均スピードと平均速度は? 平均:一定のスピードと速度としたら 答 50s間の移動距離= m、変位= m 平均スピード= m/ s= m/s 平均速度=0m/50s=0m/s ☆ベクトル量とスカラー量を区別 スカラー量 大きさだけを持つ 例 距離、スピード ベクトル量 大きさと方向を持つ 例 変位、速度 ベクトルで表される量
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☆運動を表すグラフ 速度が一定でないときはグラフで表現すると分かりやすい 時刻 に位置 にいる 比較:等速直線運動(速度が一定)の場合
時刻 に位置 にいる 比較:等速直線運動(速度が一定)の場合 傾きが平均速度 傾きが一定
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§2 運動の変化(1-9~1-12) ☆瞬間の速度 一般的には速度は時間と共に変化する ・・・ここではそれを運動の変化と表現
§2 運動の変化(1-9~1-12) 一般的には速度は時間と共に変化する ・・・ここではそれを運動の変化と表現 ☆瞬間の速度 以後、単に「速度」 時間間隔を短くした極限として定義される
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ある時刻における位置と瞬間の速度=その時刻の運動の状態
瞬間の速度は何を表しているのだろう? スピードメーターの表示 「そのままの運動で」単位時間に起こる変位 「傾き」一定 傾き一定 ⇒ 毎秒の変位は同じ ・・・ 運動の変化なし 瞬間の速度=接線の傾き =導関数 ある時刻における位置と瞬間の速度=その時刻の運動の状態 平均速度
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☆加速度 運動の変化を表す量 加速度 単位時間当たりの速度の変化 速度の変化率 加速度もベクトル ⇒
(⇔ 速度 = 位置の変化率) 加速度もベクトル ⇒ 変位を速度の変化と読み直せば速度の定義と同じ 位置の変化 → 速度の変化 時間-速度グラフでの接線の傾き
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ある時刻における運動の変化率 =その時刻の瞬間の加速度
時間-位置グラフと時間-速度グラフ 速度の変化 平均加速度 <0 接線の傾き=速度 瞬間の加速度 傾き減少 ⇔ 減速 図での接線の傾き ←負の加速度 ある時刻における運動の変化率 =その時刻の瞬間の加速度 以後「加速度」
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問2 次のグラフのうち加速度が常に正なのは?
問2 次のグラフのうち加速度が常に正なのは? 300 1. 2. 3. 10 Answer Now
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今日のまとめ 運動の表し方 運動の変化 位置と速度(瞬間の速度) 位置は座標(位置ベクトル) 速度は位置の変化率
位置と速度(瞬間の速度) 位置は座標(位置ベクトル) 速度は位置の変化率 速度と平均速度、スピードはしっかり区別 運動の変化 加速度 加速度は速度の変化率 速度と加速度はベクトル量 グラフの読み取りが出来るように
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復習内容 第1章 1-1~1-10 が必須の対象範囲 1-11~1-14は来週に繰越になっているが 自習してレポートに含めてもよい
第1章 1-1~1-10 が必須の対象範囲 1-11~1-14は来週に繰越になっているが 自習してレポートに含めてもよい 1-15以降は講義では省略する 自然化学実験のためにも自習しておくとよい
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