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地域とともに、 施設を生かすプロセス 地域と団体のために 委託や指定管理者制度の意義を再確認する
地域とともに、 施設を生かすプロセス 地域と団体のために 委託や指定管理者制度の意義を再確認する IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表者 川北 秀人
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IIHOEって? 組織目的: 地球上のすべての生命にとって、 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援
(1994年) 調和的で民主的な発展のために 社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援 隔月刊誌「NPOマネジメント」発行 育成・支援のための講座・研修 地域で活動する団体のマネジメント講座(年100件) 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年40県市) 企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決 2020年の地球への行動計画立案 専従3名+客員2名、東京(新川)、約3500万円
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指定管理者制度は、 本来の趣旨どおり導入されているか?
「今般の改正は、多様化する住民ニーズに より効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、経費の節減等を図ることを目的とする」 (総務省自治行政局長通知、03年7月) → 「多様化する住民ニーズ」の検討は? 「より効果的・効率的な対応」の定義は? 「住民サービスの向上」を実現しうる体制とは? → 文化会館の舞台スタッフOB団体への委託? 運営委員会による市民活動センター? 委託期間の途中で予算カット??
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2020年の世界・日本は? 中国のGDPは、日本よりいくら多い? 原油、鉄、レアメタルなどの価格は? 日本の国民一人当たりGDPは何位?
日本の高齢者率は? 国債の残高は? 既存インフラの補修コストは? 橋:15m以上が15万か所!→20年には25%以上が50年経過! 施設:700㎢以上!→市町村管理が半数以上、30年以上が3割! 下水道:陥没は年5000か所以上! 道路、ダム、住宅、上水道、電力、鉄道、・・・ 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える? 消費税は、いくら必要?
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横浜市も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年 2000年 2010年 2020年 2030年 計(千人) 3,320 3,426 3,688 +14% 3,733 3,666 ▲0% 0~14歳 551 474 486 ▲11% 391 336 ▲30% 15~64歳(A) (生産人口) 2,373 2,463 2,440 +2% 2,383 2,274 ▲6% 65歳~(B) 高齢者率 278 8.6% 477 13.9% 736 20.0% +164% 958 25.7% 1,055 28.8% +43% A÷B 8.5人 5.1人 3.3人 2.4人 2.1人 75歳~ 174 325 +86% 504 +55% 627 +24%
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2020年の横浜市は? 高齢者率は?→ 25.7%! 75歳以上は? →95万人(10年比52%増)!
高齢者1人を支える生産人口は、わずか2.4人! 75歳以上は? →95万人(10年比52%増)! ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要? 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える? 健康増進活動の効果の可視化を急ぐ! 生産人口は? → 2%減(00年比3%減) ! 生産人口率:63.9%→1960(S35)年と同じ水準! 個人所得税収は? 既存インフラの補修コストは? 道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・ 債権残高は? 消費税を、どれだけ増やす必要がある?
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横浜市の高齢者・後期高齢者のくらしは? 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 人口(千人) 3426.6 3579.6 3688.7 3723.8 3733.0 高齢者 477.0 609.4 736.2 887.1 958.0 後期高齢者 174.8 5.1% 245.9 6.9% 325.4 8.8% 414.7 11.1% 504.2 13.5% 世帯数 1370.3 1478.1 1583.8 1631.4 1652.2 高齢者単身 73.9 97.6 132.0 167.5 185.5 単身 31.7 47.1 68.6 91.4 113.6 後期単身率 18.1% 19.2% 21.1% 22.1% 22.5% 高齢者夫婦 73.5 98.6 130.2 163.7 180.4 後期 夫婦 14.1 24.2 38.3 52.7 66.5 高齢世帯率 10.8% 13.3% 16.6% 20.3%
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各区別にみると? 2010年に高齢者率が最も高い・低い区は? 今後10年間で、高齢者率の伸びが最も高い区は?
同じく、後期高齢者率の伸びが最も高い区は? 2020年の後期高齢者率の上位3区は?
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各区別にみると? 2010年に高齢者率が最も高い・低い区は? 高:旭(25.0%)、栄(24.2%)、南(23.9%)
低:都筑(12.8%)、青葉(15.7%)、港北(16.5%) 今後10年間で、高齢者率の伸びが最も高い区は? 港南(+7.4%)、旭・金沢(+7.2%) 同じく、後期高齢者率の伸びが最も高い区は? 栄(+8.2%)、旭(+7.1%)、泉(+7.0%) 2020年の後期高齢者率の上位3区は? 旭(18.4%→5.4人に1人)、栄(17.6%、5.6人)、 瀬谷(16.6%、6.0人)、全市:13.6%、7.3人に1人
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都筑区も、これまで20年と、これから20年は違う
1995年 2000年 2010年 2020年 2030年 計(千人) 116.7 155.0 201.2 +72% 227.2 253.5 +26% 0~14歳 22.9 30.8 36.6 +59% 31.2 31.3 ▲14% 15~64歳(A) (生産人口) 85.9 110.3 134.1 +56% 157.3 166.8 +24% 65歳~(B) 高齢者率 7.9 6.8% 12.5 8.1% 26.7 13.3% +238% 38.7 17.1% 55.3 21.8% +42% A÷B 10.8人 8.8人 5.0人 4.0人 3.0人 75歳~ 4.4 11.5 +162% 19.7 +70% 29.1 +47%
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都筑区の高齢者・後期高齢者のくらしは? 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 人口(千人) 155.0 179.0 201.2 213.8 227.2 高齢者 12.5 18.9 26.7 32.8 38.7 後期高齢者 4.4 2.8% 7.2 4.0% 11.5 5.8% 14.8 7.0% 19.7 8.7% 世帯数 55.2 65.4 74.9 80.4 85.8 高齢者単身 1.6 2.3 3.7 4.8 5.8 単身 0.6 1.1 1.9 2.5 3.3 後期単身率 15.5% 15.8% 16.5% 16.9% 17.1% 高齢者夫婦 1.5 2.7 5.7 6.9 後期 夫婦 0.3 0.5 1.0 2.1 高齢世帯率 7.8% 10.9% 13.1% 14.9%
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港南区も、これまで20年と、これから20年は違う
1990年 2000年 2010年 2020年 2030年 計(千人) 224.0 222.5 220.4 ▲1% 210.7 192.5 ▲12% 0~14歳 41.2 31.2 27.9 ▲32% 21.1 15.6 ▲43% 15~64歳(A) (生産人口) 166.8 160.0 143.2 ▲14% 127.0 111.3 ▲22% 65歳~(B) 高齢者率 15.0 6.7% 30.2 13.6% 49.2 17.7% +228% 62.5 29.7% 65.5 34.0% +33% A÷B 11.1人 5.3人 2.9人 2.0人 1.7人 75歳~ 9.8 20.5 +107% 34.0 +65% 41.3 +21%
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港南区の高齢者・後期高齢者のくらしは? 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 人口(千人) 222.5 221.8 221.4 216.8 210.7 高齢者 30.2 39.9 49.1 58.5 62.5 後期高齢者 9.8 4.4% 14.1 6.4% 20.3 9.2% 27.4 12.6% 34.0 16.2% 世帯数 83.3 85.3 90.1 90.8 89.6 高齢者単身 4.3 5.3 7.9 10.2 11.4 単身 1.6 2.4 4.0 5.8 7.4 後期単身率 17.0% 17.3% 19.9% 21.3% 21.9% 高齢者夫婦 6.8 9.7 12.2 13.4 後期 夫婦 0.7 1.4 2.7 高齢世帯率 10.5% 14.4% 19.7% 24.8% 27.7%
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権利を知らない 制度を知らない 調べられない 形にできない 伝えられない 「NPOが社会を変えられない5つの理由」 情報公開制度と市民の権利
行政の仕組みを知ろう! 調べられない 市民による調査の技術 形にできない 思いを提案にまとめる力 伝えられない 広報と提案戦略
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(民主主義の当事者としての)市民による社会運営
⑥ 社会制度化(民・官ともに担い手) ⑤ 代替案の試行or救済策の実施 (やってみたら、こうなりました) ④ 代替案or救済策の提示 (こうしたらいいんじゃないか?) ③ 原因と背景の把握 (なぜだろう、このままだとどうなるんだろう?) ② 課題の指摘 (「こんなことが起きてますよ!」) ① 課題の発見 (こんなことが起きてる!こんな状態!) → 告発・糾弾 (けしからん!)
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参加・支援から、協働・総働へ 地域における市民と行政との協働の領域
政策立案(policy making) (企画・財政部門が主導) 市民「参加」型の政策立案 市民に「意見」を求める:public involvement 例:委員会、審議会 アンケート調査、関係団体へのヒアリング パブリック・コメント 対話集会(意見交換会)、出前講座 市民「参画」型の政策立案と実現の協働 市民が提言し、実践で協働する :public commitment (collaboration) 例:介護保険事業(NPOがモデルをつくり、行政が制度化) 地域の環境保全事業(立案・調査から実施まで) 多文化共生のための条例づくりと支援事業 ←単発・問題対処的(case based) 「制度化された資金」の分配 市民は単なる利用者:policy consumer 例:緊急雇用対策・ふるさと雇用再生事業 決定済み事業の執行のみ委託 (請負の発注) 地域活動団体への補助、運営資金交付 継続・基盤形成的(infrastructure oriented) → 事業の持続性の向上 市民の「担い手化」を支える:citizenship support 例:不登校児支援団体への補助の制度化 学校ボランティアの役割の拡大 総合学習を支援する団体との授業の開発 独居高齢者を支える活動への支援の制度化 業務執行(operation) (事業・現業部門が担当)
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協働とは? 協働環境とは? 協働(collaboration)とは? 「共通の目標の実現」のために、 「責任と役割を共有・分担」し、
「共通の目標の実現」のために、 「責任と役割を共有・分担」し、 「ともに汗をかき、成果を共有する」こと。 → 「相乗効果」は市民にもたらされるか? 「協働環境」とは? 協働を進めるための基盤、協働のしやすさ 参考:子育て環境、労働環境
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6a.指定管理者制度の 「制度設計と審査」に市民はどれだけ参加し、 経過・結果はどれだけ公開されたか?
「参画なし」「パブコメのみ」が県4割・市7割以上! 京都市:半数以上の施設で、公募市民もいる選定委が、選定方法・基準・募集要項の検討と審査。 群馬県:09年度から全選定委に利用者・近隣代表。 山形県・新潟県・鳥取県・広島県・福岡県・沖縄県、福島市・ひたちなか市・宇都宮市・横浜市・長岡市・上越市・金沢市・神戸市・宝塚市・奈良市・鳥取市・ 倉敷市・北九州市・筑後市: 全施設選定に有識者委員。経過も公開。
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6b.指定管理者制度の 「監査・評価機関」はどれだけ設置され、 市民はどれだけ参画できているか?
「機関なし」「市民参加なし」が県7割・市8割! 神奈川県:有識者5名の「モニタリング会議」全施設評価 奈良県:公募2名含む選定委員会がモニタリング 福島市:全施設対象に「モニター制度」で市民公募 金沢市:一部施設に公募2名含む外部委で検証 倉敷市:公募含む行政改革推進委で評価
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「ニーズ把握」も「提案」も 「しくみづくり」も、分野を超えた協働で
ニーズ把握は、「不利用者調査」から! 提案は、(不利用者含む)分野を超えた「多数の市民による協働提案」を! 指定管理者制度の設計にも、評価にも関与する!
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運用面でも、「共有」を大切に! ・ほどがや地区センターのように、 ルールも、予算も、利用団体の会議も! (当事者による話し合い、合意するから納得する、 「参加するから地域・人・団体・課題が見える」) ・踊場地区センターのように、 地域に耳を傾け、他と連携し、強みを生かす! ・東山田中学校コミュニティハウスのように、 空間も、課題ある子も、スタッフの可能性も! (カフェの大机で複数団体が会議、学校内に 大人がいる、業務を限定せず「ハートは常勤」) → 「官営」じゃないからこそ、画一じゃなく唯一に!
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運営者は、 オペレーター(作業員)か、プロデューサーか?
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市 地区センター条例 第1条 地域住民が、自らの生活環境の向上のために自主的に活動し、及びスポーツ、レクリエーション、クラブ活動等を通じて相互の交流を深めることのできる場として、横浜市に地区センターを置く。 市 スポーツ施設条例 第1条 スポーツ、レクリエーション等の振興を図り、市民の心身の健全な発達に寄与するため、横浜市に次のスポーツ施設を設置する。 画一性、定期異動による専門性の低さを補うために指定管理者制度を導入した以上、「多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応」できるよう、 専門性を発揮するのが、指定管理を受けたものの 基本的責務!
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事前課題にご協力ありがとうございました!
1990年代 2000年代 2010年代 2020年代 今後、地域住民が求めること 施設が提供すべき機能 地理的条件・環境面での 魅力・可能性? 施設・備品・人材面での 地理的条件・環境面で 足りないもの? 施設・備品・人材面で 地域はこれまでどう変化・推移し、今後どう変化・推移しそうか? 指定管理期間満了時までに求められる取り組みは? 活かすべき魅力や可能性は? 補うべきことは?
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設置目的と今後のニーズから、機能を見直すと?
施設名 設置目的 ご参加者の おなまえ 指定管理期間中の 主な目標 現在提供 している機能 今後提供 すべき機能 最も重要な対象者層(例:小学生◆万人) 2番目に重要な対象者層(例:退職者◆万人) 3番目に重要な対象者層(例:若い母◆万人) 4番目に重要な対象者層(例:通勤者◆万人)
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班ごとに、互いに見せ合って、 付箋でコメントしてください(~17:00)
■ 相手に貢献する 質問 助言・提案 ×「感想」 ×「一刀両断」 ×「励まし・ねぎらい」
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もらった付箋から「自分たちにとって、 特に重要な質問・助言」を1つ選んで、 班内で共有してください(~17:25)
「こんな質問・助言をもらいました」、 「当施設では、・・・・しています」(質問への回答)、 「助言を生かして、来月(明日!)からこうします!」 を、おひとり2分以内で発表してください。 全員の発表後、太田さん・川北などに質問が あれば、それをまとめてください。 (17:25から質疑応答の時間にします)
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