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ETIC.の「目的」は? この法人は、次代を担っていく20代を中心とした若い世代に対して、実社会との接点や機会提供を重視した事業を行うことにより、アントレプレナーシップ(自らの意思と行動で、社会に価値を創造していこうとする精神)溢れる人材を育成、輩出していくことを目的とする。また、この法人自らがイニシアチブを取り、問題意識を共有しうる人および組織と協働することを通して、社会全体の利益の増進に寄与することを目的とする。

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1 ETIC.の「目的」は? この法人は、次代を担っていく20代を中心とした若い世代に対して、実社会との接点や機会提供を重視した事業を行うことにより、アントレプレナーシップ(自らの意思と行動で、社会に価値を創造していこうとする精神)溢れる人材を育成、輩出していくことを目的とする。また、この法人自らがイニシアチブを取り、問題意識を共有しうる人および組織と協働することを通して、社会全体の利益の増進に寄与することを目的とする。 NPOの課題と支援の進化(IIHOE・川北)

2 故・加藤哲夫さん(せんだい・みやぎNPOセンター)が つなプロメンバーに遺した言葉(11年6月25日)
緊急時には傷口に絆創膏を貼るような仕事が必要。その中でつなプロは、一見見えないニーズを発掘し、マイノリティのニーズに応えようと発足し、活動していただいた。 残念ながら今までの市民活動・市民運動は、社会がつくりだした矛盾の後始末だった。しかし我々NPOの本来の役割はしくみをつくり、提案をし、そして、新しい社会構造と参加のしくみを世の中に位置付けていくことだ。 見えるニーズに即応することはわかりやすく、この3か月、人はたくさん動いたと思うが、ここから先は、ニーズが見えない状態に入ってしまう。見えないものを可視化したり、見えないものの中から何が重要かをきちんと取り出して、対策を立てるためにも、できるようになるためにも、つなプロの調査力とそのノウハウを地域に移行していってもらいたい。

3 あなたは 「社会を変えたい」のか、 「社会に良さそうなことを したい」だけなのか?
あなたは 「社会を変えたい」のか、 「社会に良さそうなことを したい」だけなのか?

4 私たちを待つ人は、 どこに、どれだけいるか? その人々にいつ、 どのように届けるか? 私たちはそれを刻んだ上で、 今日の活動を始め、 終えているか?

5 ETIC.は、あなたの事業は、 あなた自身は、誰の代理人か? ETIC.は、あなたの事業は、 あなた自身は、Driveしてるか? ETIC.は、あなたの事業は、 あなた自身は、 合理的・効果的に 社会を変えているか?

6 あなたのポジションは? ゼロに戻って やりなおし! →ニーズ確認から 高← ビジネスモデルの成熟度 →低 ↑ 起業! 時間→
「試行&育成&拡大」 と「検証&発信」を 同時に加速! すぐにでもVBM & 外部連携加速! しらべながら試す! & 過程と成果を 発信し続ける! 足りないのは (純粋に)努力? 顧客&ニーズ確認? 手法の精度? 顧客は誰? 今後のニーズは? 他社は? 手法の精度は? ゼロに戻って やりなおし! →ニーズ確認から ↑ 起業!          時間→

7 ビジネスモデルの成熟度とは? あなたが応えるべき顧客は誰か? (自ら掲げるテーマに基づき)顧客のニーズは?
受益者・利用者:(特性別に)主な5群を挙げると? 支援者・協力者: 同上 (自ら掲げるテーマに基づき)顧客のニーズは? これまでは? ← その原因・背景は? これからは? ← 同上 外部は、これまでどう動いた? 今後どう動く? NPOは? 企業は? 行政は? ソリューションの精度は? 試した? & 試し続けてる? 現場を支える人材は、どう育てる?

8 ビジネスモデルの中心に、 当事者は明確に存在するか?
少なくとも 5パターン 自治会 多様な団体 専門団体 企業 雇用者 兼 供給者 自治体 家族 当事者 少なくとも 5パターン 自治会 多様な団体 専門団体 企業 雇用者 兼 供給者 自治体 家族 誰と誰とのつながりを、どう改善するか?

9 あなたは顧客を本当に知っているか? ・顧客を特性ごとに類型化すると(3~5以上) ? ・特に緊急性の高い顧客は?
・顧客を特性ごとに類型化すると(3~5以上) ?   ・特に緊急性の高い顧客は? ・顧客のこれまでの経過と、今後の見通しは?  ・これまで、どんな状態?  ・このままだと、それぞれどうなっちゃう? ・顧客が抱える課題の原因・背景は?  ・複雑だとしても、要素を分解すると? ・特性ごとの顧客群は、今、何を使っている?  ・行政・企業・他団体による現在の対応は?

10 顧客をひとくくりにしない!→群ごとの最適化を 例:「孤」育て予防のための親子芸術プログラムの場合
優先順位の高い 顧客群(既存/総数) その顧客群の 主な課題 目標と今後の方針 ① 県外出身の有職 シングルマザー (◇十人?/〇千人) ・所得 ・家事 ・子の進路+費用 目標:80% →スキルアップ講座(A会) →託児ボランティア派遣? →進学相談(教委・財団) →お試し体験+継続割引 ② 県外出身の無職 (△十人?/□千人) ・子の進路 ・芸術の効果? 目標:65% →OB・OG懇談会(B会) →説明会(NYC調査)

11 NPO・SEは「1歩先の視野・半歩先のプログラム」 中間支援は「2歩先の視野・1歩先のプログラム」
支援者・協力者 (市民・企業・行政) 「課題解決や理想実現を 支援・協力したい!」という意思と 資源(人材、資金、物資、施設、情報、権限、・・・) 受益者・利用者 (ひと・動植物・自然環境) 現場の過去・現在・未来の ニーズを見据えた、 効果を生む事業と 組織づくりの支援 中間支援機関 受益者・利用者の 過去→現在→近未来の ニーズに、効果を生む 合理的なプログラム   事業系NPO・SE 過去・現在・近未来のニーズ ニーズに効果を生む 合理的なプログラム 効果を生む 事業&組織づくり NPO支援の意義と組み立て(IIHOE・川北)

12 これまで20年と、これから20年は違う! 日本の人口 1990年 2000年 2010年 2020年 2030年 計(万人) 12361 12695 12805 +3% 12408 11661 ▲8% 0~14歳 2248 1847 1680 ▲25% 1456 1203 ▲28% 15~64歳(A) (生産人口) 8590 8621 8103 ▲5% 7340 6772 ▲16% 65歳~(B) 高齢者率 1489 12.0% 2200 17.3% 2924 22.8% +96% 3612 29.1% 3684 31.6% +26% A÷B 5.7人 3.9人 2.7人 2.0人 1.8人 75歳~ 後期高齢者率 597 4.8% 899 7.1% 1407 11.0% +56% 1879 15.1% +33% 2278 19.5% +21%

13 日本の高齢者・後期高齢者のくらしは? 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 人口(千人) 126,925 127,767 128,057 126,597 124,099 高齢者 22,005 25,760 29,245 33,951 36,123 後期高齢者 8,998 7.1% 11,639 9.1% 14,072 11.0% 16,458 13.0% 18,790 15.1% 世帯数 47,062 49,566 51,950 52,903 53,053 高齢者単身 3,032 3,864 4,790 5,795 6,291 単身 1,393 1,966 2,592 3,157 3,676 後期単身率 15.5% 16.9% 18.4% 19.2% 19.6% 高齢者夫婦 2,826 3,583 4,339 5,194 5,610 後期 夫婦 574 1,544 1,358 1,714 2,029 高齢世帯率 12.4% 15.0% 20.8% 22.4%

14 日本の後期高齢者のくらしは? 2000年 2005年 2010年 2015年 2020年 高齢世帯率 12.4% 15.0% 17.6% 20.8% 22.4% 後期高齢者 (人口比) 899.8 (7.1%) 319.4 580.4 1,163.9 (9.1%) 428.9 731.2 1,407.2 (11.0%) 536.2 883.1 1,645.8 (13.0%) 634.9 1,010.8 1,879.0 (15.1%) 735.4 1,143.5 単身世帯 (率) 139.3 (15.5%) 28.4 (8.9%) 110.8 (19.1%) 196.6 (16.9%) 43.5 (10.2%) 153.1 (20.9%) 259.2 (18.4%) 57.3 (10.7%) 201.9 (22.9%) 315.7 (19.2%) 69.7 245.9 (24.3%) 367.6 (19.6%) 81.2 286.4 (25.0%) 後期 夫婦 57.4 94.4 135.8 171.4 202.9 後期世帯率 4.2% 5.9% 7.6% 9.2% 10.8%

15 子どもがいる現役世帯の相対的貧困率 (全世帯所得中央値の50%未満、2000年代半ば)
全体 世帯に大人1人 大人2人以上 日本 12.5% 58.7% 10.5% スウェーデン 3.6% 7.9% 2.8% フランス 6.9% 19.3% 5.8% イギリス 8.9% 23.7% 6.1% 韓国 9.2% 26.7% 8.1% ドイツ 13.2% 41.5% 8.6% イタリア 14.3% 25.6% 14.0% アメリカ 17.6% 47.5% 13.6% OECD平均 10.6% 30.8% 5.4%

16 「NPOが社会を変えられない5つの理由」 (せんだい・みやぎNPOセンター)
権利を知らない 情報公開制度と市民の権利 制度を知らない 行政の仕組みを知ろう! 調べられない 市民による調査の技術 形にできない 思いを提案にまとめる力 伝えられない 広報と提案戦略

17 事業も組織も、手段にすぎない! 移動に支援が必要な方たちの生活品質(QOL)の向上 成果(アウトカム) 目標 →特定集落での定住継続率
例:日本財団の福祉車両助成 成果(アウトカム) 目標 = 実現する状況 移動に支援が必要な方たちの生活品質(QOL)の向上 →特定集落での定住継続率 →節減できた負担、生んだ価値 2次的な行為 (アウトプット)目標 = 波及的な効果 利用者:属性、目的、頻度 走行距離 協力者:数(運転、資金など)、  機関数(場所・機能の提供) 1次的な行為 = 初期的な効果 助成(=全国で利用)される 車両の台数

18 (民主主義の当事者としての)市民による社会運営
⑥ 社会制度化(民も官もともに担い手) ⑤ 代替案の試行 or 救済策の実施 (やってみたら、こうなりました) ④ 代替案 or 救済策の提示 (こうしたらいいんじゃないか?) ③ 原因と背景の把握 (なぜだろう、このままだとどうなるんだろう?) ② 課題の指摘 (「こんなことが起きてますよ!」) ① 課題の発見 (こんなことが起きてる!こんな状態!) → 告発・糾弾 (けしからん!)

19 本気で社会を変えるなら、 「社会を変える計画」が必要!
計画の6W3H ニーズの2W1H Why(ニーズと、その原因)、for Whom、How far プロセスの3W1H What & How、When、Where 資源の1W1H Who、How much

20 企業・行政に「影響力のあるプログラム」をつくるには? → 欧米の大きなNPOなら、どうする??
STEP1 自分たちの活動分野の主な課題に対する       企業・行政の取り組みを調査し、比較する。 STEP2 調査結果をマスメディアに報道してもらうとともに、       団体のウェブサイトでも「概要」を開示し、       社会的な関心を高める。 STEP3 調査結果をもとに、企業・行政を対象に、       有償で「報告会」を開催する。 STEP4 「もっと詳しく知りたい」という企業・行政を対象に、       個別に有償で「勉強会」を開催する。 STEP5 「本格的に取り組みたい」という企業・行政に、       対策プロジェクトを実施する。 STEP6 その後も定期的に、調査と事例を発表し、       「次にすべきこと」を具体的に提案し続ける。 詳しくは「NPOマネジメント」第53号参照

21 てこの原理で社会を動かすなら、 「薄書」でいいから、白書を出す!
基本的な構成は、 第1章 状況の概観 第2章 特集 第3章 主な問題点と原因・背景 第4章 取り組みの事例集 第5章 今後の見通しと対策の提案 →詳しくは、ぜひ「NPOマネジメント」第57号 参照

22 始める・動き出すなら まず、ニーズを体感する ニーズの全体像と、解消すべき原因・背景を正確に知る ビジネスモデルの仮説を磨く
深い共感や憤りこそが原動力! ニーズの全体像と、解消すべき原因・背景を正確に知る 対処療法に陥るな! ビジネスモデルの仮説を磨く 思いつき・思い込みにしがみついてもムダ 先輩のチカラを効果的に生かす 軒先を借りる・就業させてもらう手もある

23 事業・業務のニーズを再確認しよう!(11:05まで)
受益者・利用者?  あなたの活動・業務を  必要としている対象は? (少なくとも5パターン以上) あなたの事業に2・3年後に求められる成果・評価は? (何を、どう変えていれば、  どんな価値を生む?) 2-3年後に求められる 成果・評価を生むために 求められる役割・機能は? (誰にどうかかわれば、  成果・価値を生む?) 支援者・協力者?  あなたの事業・業務に  誰をどう巻き込む? 11:35まで、事業ごとに共有を。 →11:35から、各班から「特徴的なポイント」と、  あれば「質問」を、2分程度でご発表ください

24 各事業のご発表から 【管理+横浜】成果?→地域限定すれば「対象への浸透・到達率」も 全体では「(起業家が)社会に与えるインパクト」、GNH 【EIP】受益者明確:大学・省庁 ノウハウ移転←チャレコミとのバランス 「修了後も含む」再定義→社会人も含む→機能拡充必要→Drive 【震災復興】共通認識として総力戦+地域の変化(子どもたちの希望) 新しい希望を生もうとするリーダーの支援 Q:地域のビジョン:どう促す、受け止める、かかわる? 【チャレコミ】潜在的受益者:大学・行政・金融機関・商工団体→Cd増 ねらい・道筋の具体化? 【インキュベーション】対象:多様(起業家も多段階)、 成果:①個人<事業、②日本型モデル提示、③パートナーの姿勢 ④若者への投資価値の明示 【メディア/Drive】志ある求職者×共感型経営者、数%の行動変化 マッチング以外の機能?

25 中期的な戦略の基礎を確認する ①団体の設立理念 X国との相互理解と国際社会の発展・・ ②団体がもたらした、 成果や社会の良い変化
 成果や社会の良い変化 ⑥他団体・企業・行政などの今後の  取り組みの見通しと、協働の可能性 組織名 事業のポイント 協働の可能性  A会  高品質+拡大  人材育成!  B社  X国・Y国展開 現地大学交流 C大学  留学生拡大   留学生交流 ③他団体・企業・行政による ⑦継続すべき事業と、進化・変更・  他との協働のポイント 事業名 進化・変更点 協働のポイント ◇△  終了後フォロー! C大学と! ④団体が挑むべき  新たな・今後の  社会の変化 留学希望者増! ⑤残された社会の課題 出国前の日本語教育不足 ⑧縮小・停止・撤退すべき事業と  その進め方 事業名 いつまで・どの程度 ポイント △□   来年・10回で終了 OB/OG会 ⑨新たに始めるべき事業の、他との  協働のポイントと、求められる専門性 新たな課題  協働のポイント  専門性 留学生の孤立 A会・B社と・・ 語学!

26 中期計画の精度を上げるには? ・そもそも、計画って? → 9つの質問に答えること(6W3H) ・計画は、誰のため、何のために? → 一緒に動く人が、主体的に動くために ・良い計画のポイントは? → 具体的な目標、合理的な手法、現実的な資源 ・中期計画の精度を上げるには? → 精度の高い中期目標から、なすべき業務を逆算 ・目標の精度を上げるには? → 意欲的でありつつ、データ・事実をもとに、 幅のある目標(最低・標準・最高)を

27 「子宮頸がんを考える市民の会」では? ・原因特定→発病前に発見できる数少ないがん → 細胞診とHPV検査の併用で、ほぼ特定可能 ・ところが、受診率低い+併用検査率低い → 17年までに①受診率50%、②(実質)併用率50% → 実現のためには、 ②自治体への併用導入働きかけ! ①25-39歳の女性への受診働きかけ! → そのために必要な業務を5年分整理すると? 大項目 小項目 12 13 14 15 16 17 ②併用 効果データ 議員研修 業界巻き込み ①受診 ポータル開設 著名人巻き込み

28 (1)これまでの経緯:発足時の理念、発足以来の(主な)実績、 昨今の重要な課題(リストのみ) (2)昨今の重要な課題の詳説: 「本当は○○でありたいのに、現実には△△な状況。 その原因・背景には、◇、□、▽が挙げられる」という形で、 課題と原因・背景を。 (3)対策の一覧表:緊急(すぐ実施するもの)+中期的な取り組み (2・3年かけて積み上げ)の一覧表 (4)対策の詳説:緊急→中期的取り組み、の順で。 対策には必ず、①期限付きの目標、②実施する業務内容、 ③責任者、④担当スタッフ、⑤想定される所要時間とコスト、 ⑥スケジュール、⑦期待される成果(目標と同じでOK)を明記 書き方としては、「実施する業務内容」だけを詳述して、 あとはガントチャート(縦軸に項目、横軸に時間)でもOK

29 (5)3~5年間の、既存の通常業務と合わせた業務計画表 いつごろ、どんな業務が発生するのかを一覧で見られるもので 横軸に時間、縦軸に業務を置き、(4)のガントチャートに、 既存の通常業務を重ねあわせるイメージ。 (6)3~5年間の、既存の通常業務と合わせた収支見通し (5)に挙げられた組織のすべての業務について、支出と収入 (最低限・ちょっとがんばれば・上限の3段階で)積算。 (7)3~5年間の、組織図 人名入りのほうがリアリティが高いので、毎年(または 主なシーズンごとに)どんな体制で臨むのかを描く。 (8)(7)の各段階に応じた権能図: 「何を決めるのは誰か?」の一覧表

30 Unique and Astonishing! Buck stops here!
IIHOEの不文律(基本姿勢?) Keep It Simple & Sharp. 目標も組織も簡潔で鋭く Needs Driven! そのテーマ・事業は社会に求められているか? Listen! and Respond. まずしっかり聞く。聞いたら、見捨てない。 Unique and Astonishing! 私たちらしく、成果は世界的にスゴイか? Buck stops here! 引き受けたら、徹底的にやりきる。 どうすればドミノは倒れ続けるか? NPOの課題と支援の進化(IIHOE・川北)


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